カテゴリー: 文化

ビーチワ―スで古き良き時代のオーストラリアを体験

09 5月
2011年5月9日

メルボルンから車で約3時間所にある町、 ビーチワ―ス(Beechworth)は、19世紀半ばにゴールドラッシュで栄えた街です。 また、オーストラリアでは知る人ぞ知る、 アンチヒーローのネッド・ケリーがメルボルン監獄で絞首刑になった話は有名ですが、 ビーチワ―スには彼が警察を殺害したという容疑で、 3年間入所していた元刑務所がある事でも有名な町です。

現在は人口3,200人(2006年現在)足らずの小さな田舎町になってしまいましたが、かつては金鉱の噂を聞きつけた人達が国内外から集まり、 人口が3万人もいたのだとか。 街の中心地は30分程度で見て回れる程度の本当に小さな町ですが、 当時の面影が町のあちらこちらで見られます。

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町の中心から徒歩5分の所にあるSambell湖から出発し、 Spring Creekに沿って歩くこと10分、 地面の至る所にボコボコとかなり深い穴が空いている場所があります。 何と昔の金鉱の採掘場所だった所なんだそう。 ここでもゴールドラッシュ時の歴史を垣間見られます。 2年間で10万オンスの金(約28トン)が採掘されたってすごいですよね!

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アンティークな建物を眺めながら、中心地でウィンドウショッピングをするのも楽しいですが、 車の数が少ない田舎町だからこそ、レンタルサイクリングもおススメです! レンタルサイクリングの店では、 サイクリング用の「Ride Guide」という地図を含め、 マウンテンバイク、ヘルメットなど一式を貸し出しています。 息を飲むような数々の美しい景色に出会える事間違いなし! カメラはお忘れなく。

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ビーチワ―スは地産の宝庫でもあります。 地元の食材を利用したジャムや蜂蜜の専門店、 そして昔ながらの手作りのキャンディーが所狭しと並んだ The Beechworth Sweet Coなど、お土産にぜひ!

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美しい自然と古き良きオーストラリアが残されたこの町は、 田舎ならではの人の温かさにも触れられる、どこかほっとする場所です。

毎年季節ごとにミュージックフェスティバルや 収穫祭などのイベントが開催されているようですが、 個人的には初秋の紅葉の季節(5~6月頃)が特におススメです。

都会の喧騒から離れコテージタイプの宿で、 夜は地元産のワインを飲みながら、 ゆらめく暖炉の火を眺めて過ごすひととき・・・・。 そんな贅沢な時間をビーチワ―スで過ごしてみませんか?

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Beechworth Visitor Information Centre website www.beechworthonline.com.au

 

 

地獄の1,000ステップス

29 3月
2011年3月29日

メルボルンはオーストラリア国内でもシドニーに続き、 大都市ですが、中心地から1時間程度の所で 大自然を体験できるというのが、メルボルンの魅力の一つだと思います。

今日ご紹介するのは、地元メルボニアンに人気のスポット、 「1,000ステップス(1,000 Steps)」です。 1,000ステップスは、メルボルン市内から車で約1時間の所にあります。 Dandenong Range National Park(ダンデノン地区国立公園)内にあるこのスポット。 名前からも想像がつくかと思いますが、 ここは山の中に1,000段近い階段があり、 頂上に向かって昇る、ハードなトレッキングコースです。

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通称は、「1,000ステップス」で知られていますが、 “Kokoda Track Memorial Walk(ココダトラック・メモリアルウォーク)” という名前も付いています。 第二次世界大戦中にパパニューギニアのココダトレイルで 当時の豪兵士達が苦しい思いをして歩いた山道を、 疑似体験できる場所でもあるんですね。

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週末になると、午前中からトレーニングに来るスポーツ選手や、 家族連れでとても賑わいます。 先日私が出向いた時にも、午後3時近かったにも拘らず、 多くの人達が、1,000ステップで汗を流していました。

それにしても、階段の第一歩に行くまでにも、 急斜面の坂を登っていくので、 それだけでもかなり体力消耗。 日頃の運動不足がたたって、既に息切れ状態・・・。 情けないったらありゃしない(苦笑)

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狭い階段を上っていると、 頂上から階段を駆け下りて来る人達と行き交いますが、 通常の道幅の広いトレッキングコースとは違い、 お互いに挨拶を交わす余裕もないです。 行けども行けども急な階段が目の前に続き、 10分も経たないうちに、息が苦しくなってきました。

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それでも、この地区が”Fern Tree Gully”という地名なだけあり、 木生シダがうっそうと茂る景色は、圧巻。 上に上っていくに従い、空気も徐々に冷たくなってくるのが 感じられ、それが心地良かったりします。 また、緑の木々からのオーガニックな香りが、 日頃の体に溜まったストレスや疲れを清浄してくれるようで、 一歩一歩昇りながらも、満足感を味わう事が出来ます。

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あと100段ほどで階段が終わるゴールに近づくと、 傾斜はさらにきつくなり、疲れはピークに。 ゴール地点は広場になっているだけで、 素晴らしい景色を楽しむ事は出来ませんが、 それでも、「1,000ステップスを昇りつめた」という達成感を味わう事ができます。

帰りは、同じ階段を下る事も出来ますが、 坂道を下っていく事もできます。 いづれにしても、「行きはよいよい、帰りは怖い・・・」ではなく、 「行きは大変、帰りもキツイ・・・」のこの1,000ステップ。 かなりハードな運動ですが、なぜか「また来たい」と思ってしまう場所です。 ちなみに、翌日は筋肉痛を覚悟して行きましょう。

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1,000ステップスのふもとには、BBQやピクニックが出来る施設も 整っているので、気持ち良い汗を流した後に、 ピクニックを楽しむのも良いかもしれませんね。 但し、ここでは環境保護の為、ゴミはすべて持ち帰るようになっています。 持って来たゴミは、自分で持ち帰りましょう。

Kokoda Track Memorial Walk (1,000 steps) Burwood Highway and Mt Dandenong Trourist Road Upper Ferntree Gully 3156 入場料:無料

オージースタイルのクリスマスの過ごし方

16 12月
2010年12月16日

今年もいよいよ残りわずかとなりました。 クリスマスまでカウントダウンですね。 ご存じの通り、オーストラリアは今夏。 クリスマスと言えば、真っ白な雪が降るホワイトクリスマスを イメージする方が多いかと思いますが、 夏のクリスマスもそれはそれで楽しいものです。

今回はそんなオーストラリアの夏のクリスマスの楽しみ方をご紹介します。

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人種のるつぼであるここオーストラリアでは、 色々な宗教を持つ人達が住んでいますが、 クリスマスを祝う事は、この国の習慣となっていて、 クリスマスの25日、ボクシングデーと呼ばれる26日は祭日になっています。

ちょうど日本が年末からお正月にかけて、 三が日までがお休みになるように、 こちらでは25日から年末にかけて、お休みにする企業も多いようです。 つまり、日本のお正月がこちらのクリスマスと考えても良いでしょう。

日本のお正月がそうであるように、 クリスマスには、家族と過ごす人がほとんどです。

クリスマスを祝う料理は、 ヨーロッパ式に七面鳥の丸焼きを用意する家庭から、 オージースタイルでバーベキュー(オーストラリアでは“バービー”と言います) をする家庭など、祝い方は様々。 とにかく一日食べて、飲んで過ごすのが一般的です。

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さて、クリスマスと言えば、プレゼント。 クリスマス商戦は、日本以上です。 デパートや小売店でのクリスマス商品の陳列は、年々早まっていて、 今年は、10月中旬頃にはすでにクリスマスツリーやプレゼントの販売が始まっていました。

日本の場合、クリスマスプレゼントは、子供達へのものが多いですが、 こちらでは日本のお歳暮のように、 親類にお菓子の詰め合わせを送ったり、 家族間でのプレゼント交換などをしたりします。 親戚の多い家族に嫁いだ私は、 年々増える子供の数に、この時期はお財布が泣いています(苦笑)。

又、職場では「Chris Cringle」と言って、 社員の名前が書かれたくじを引き合って、プレゼントを贈り合う、 ただし受け取った人は、送り主が誰だか分からない、 というゲーム感覚のプレゼント交換をしたりします。 何事も楽しんでしまうのが、オージースタイルですね。

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さて、12月中にオーストラリアに遊びに来る方に吉報!

この時期は、セール天国のオーストラリア。 クリスマスが近づくにつれ割引率は高くなり、 更に、ボクシングデーの26日は、大型ショッピングモールが、24時間営業、 半額以上割引のセールが開催されるので、 買い物好きの方には非常に嬉しい日です。 ただし、当日は非常に混み合うので、スリにはくれぐれもご注意を。

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ちなみに25日はほとんどのお店が閉店になるので、 公園を散策したり、ビーチで海水浴を楽しんだりするのは如何でしょうか? 日本では味わえない、夏のクリスマスならではの過ごし方をするのも、 旅の思い出になりますね。

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夏を告げる、ヒスパニックフェスティバル

09 12月
2010年12月9日

メルボルンはオーストラリアの中でも、非常に国際色豊かな街です。 一つの街でこれだけ色々な文化を体験できる街は、 世界でもあまり多くはないと思います。

中でも、メルボルン市内近郊から、トラムで約15分程度の所にあるフィッツロイ(Fitzroy)という地区は、 ヒスパニック系の飲食店やバーが多く、 街の雰囲気もどこかラテンの空気が漂う街です。

そんなフィッツロイで毎年11月中旬に開催される、 Johnston Street Fiesta(ジョンストン・ストリートフィエスタ)は、 今年で32年目を迎える、メルボルンでも有名なお祭りの一つ。

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二日間にわたってのこのお祭りは、 スペイン語が誕生してから1000年が経った事をお祝いして、 1978年に始めたのがきっかけだそうですが、 それ以来、メルボルンでは毎年恒例のイベントとなっています。

Nicholson通りとBrunswick通りを挟んだJohnston通りの会場では、 道の両脇に民芸品から料理まで色々な出店が並びますが、 一番のお目当てはやはりヒスパニック系の料理。 スペイン料理からチリ料理まで、各国の料理の出店がずらーっと並び、 スパイシーな香りが漂っていました。 お出かけの際は、お腹を空かせて行きましょう。

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今回私が食べた、おススメの一品は、パエリヤ。 巨大なパエリヤ鍋で作られたシーフードたっぷりの一品は、本場の味!

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ラテンの音楽をバックグラウンドミュージックに、サングリアで喉を潤す。 メルボルンにいながら、気分はすっかりラテンです。 デザートには、揚げたてのチュロスが最高でした。 さて、お腹が膨れたら、いざダンス会場へ!

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会場の一角は、ステージが設けられていて、 ラテンミュージックの演奏からサルサのダンスレッスンまで、 色々と楽しむ事ができます。

ステージ前の空間では、お祭り好きなラテン系オージー達から子供まで、 陽気な音楽に合わせて踊っているので、 彼らの踊りを観て楽しむのも良し、一緒に参加して踊るも良し! ただ、会場はとても混雑していて、 スリなども出没しているかもしれませんので、持ち物にはご注意を。

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お祭りは、お昼頃から始まりますが、 この時期のメルボルンは日照時間が長いので、 少し気温が下がった夕方5時頃から夜にかけて出かけるのもおススメです。

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また、この地区はラテン系のバーやクラブもたくさんあるので、 フェスティバルに行ったついでに、 サルサクラブなどでラテンな夜を楽しむのはいかが?

【Johnston Streetまでの行き方】 メルボルン市内からトラム112(West Preston行き)に乗り、停留所16番で下車。 あるいは、トラム86番(Bundoora RMIT行き)に乗り、停留所19番で下車。

昔の自分に出会える場所、アンティークショップ

02 10月
2010年10月2日

メルボルンは今月3日からデイライト・セービング(Daylight Saving)が始まり、時計の針を1時間進めました。(ノーザンテリトリー、クィーンズランド州、西オーストラリアでは実施していない)春から夏にかけて、デイライト・セービングにより一日の日照時間が長くなるので、アウトドア好きなオージーには、この期間は嬉しい季節です。

また、これからの季節は軽装で出かけられるので、観光には最適なシーズンですね。 とはいえ、「1日に四季がある」と言われているメルボルン。 春夏期でも薄手の羽織物と折りたたみ傘は忘れずに!

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さて、今回は、アンティークのコレクターには耳寄りの情報をご紹介します。

1770年にスコットランド人のジェームス・クックがオーストラリアの領有を宣言し、ヨーロッパ人の入植が始まってから240年と、 オーストラリアの開拓時代からの歴史は浅いものの、 ヨーロッパや世界中のアンティーク商品が、 ここオーストラリアにはたくさん存在します。 またアンティークのコレクターは国内でも数多くいることもあり、 アンティークショップはメルボルンの至る所で見かける事ができます。

先進国ならではの消費文化になりつつある現在も、 物があまりなかった時代の名残りか、 コレクターとしてアンティーク商品を買い求める人だけでなく、 古い家具などをリサイクルして大切に使い続ける人達も オーストラリアにはたくさんいます。 私も見習わなければなぁと思う事がしばしばです。

シティから電車で約10分程度の所にあるショッピング街、Chapel通りにある、「Chapel Street Bazaar」は、国内でも大規模なアンティークショップ。 まるで宝箱をひっくり返したようなお店です。

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広い店内には、アンティークのぬいぐるみ、カメラ、宝石、インテリア、洋服、おもちゃ、昔の古いポスターなどなど、あらゆるアンティーク商品が所狭しと置かれています。

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メルボルンの中でも最も古いアンティークショップと言われるこの店は、 1988年にオープンして以来、国内だけでなく世界中からたくさんのアンティーク収集家が足を運んで来るのだそう。 また時代ごとにアンティーク商品の流行があるようですが、 今は60~70年代の商品が人気があり、 また10代の若者達は80年代のファッションを求めて来るそうです。 とにかく、おもちゃから陶器までありとあらゆるアンティーク商品があるので、 大人から子供まで楽しめる、テーマパークのような場所でもあります。 店内の商品を全て見て周ったら、優に2時間はかかるでしょう。

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思い出のぎっしりと詰まったアンティークの品々を眺めているだけで、 どこかノスタルジックな気持ちになります。 誰かに求められて、またいつの日か息を吹き返す日を待ち続ける商品達・・・。 この店で、ずっと忘れていた遠い昔の思い出達に出会えるかもしれません。

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Chapel Street Bazaar 217 Chapel Street, Prahran Victoria 営業時間:毎日営業 10am-6pm

その他のおススメアンティークショップ Tyabb Packing House Antiques http://www.tyabbpackinghouseantiques.com.au/ 営業日:木~日と祭日の10am-5pm ※広い店内は家具からおもちゃまで何でもそろう。 場所がメルボルン郊外にあるので、早めに出かける事をおススメします。

Antique Toy World http://www.antiquetoyworld.com.au/ 営業日:火~金 10am-5pm  土&日10am-4pm ※1900年代のアンティークなおもちゃが店内にぎっしり! おもちゃコレクターにはたまらない店

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