B&Bのススメ(タスマニア編)

16 3月
2011年3月16日

オーストラリアも3月に入り、夏もそろそろ終盤にさしかかってきました。
相変わらず雨の多いメルボルンですが、
それでも青空の広がる夏日は、
近所を歩いているだけでも、バービー(BBQ)の美味しそうな香りが
各家から流れてきます。

さて、「B&B(ビーアンドビー)」という言葉は聞いた事がありますか?
B&Bは、Bed & Breakfast(ベッド&ブレクファスト)の略名ですが、
つまり、お部屋と朝食を提供する宿の事です。
日本で近い存在では、ペンションや旅館かもしれません。
英国圏の国では、一般的なもののようです。

B&Bの多くは、都市部よりも郊外に多くあるので、
日本から短期間でオーストラリアの主要都市だけを観光する場合は、
なかなか体験する機会が少ないと思います。

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B&Bのほとんどは家族経営で、比較的小規模。
ホテルや旅館がそうであるように、B&Bもやはりピンキリで、
例えばオーナーが元シェフで、朝食が高級レストラン並みの
豪華な朝食を用意してくれる所から、
パン、コーヒー、ビスケット、シリアルと
ごく簡単なものを用意している所まで、色々あります。

では、どうやってそれを見分けるのかというと、
オーストラリアでは、AAA Tourismという機関が、
各ホテルの格付けをしているので、
私の経験上、AAAで平均的に4ツ星以上の所は、
朝食も期待できると思います。

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今回ご紹介する四つ星のB&Bは、タスマニアの郊外にある、
Cambridge House(ケンブリッジハウス)。
ここは、前者のグルメな朝食が楽しめる宿です。
タスマニアのホバートから1時間程度の所にある
Geevestonという小さな町(村に近い?!)にあります。

この日は、宿の予約を取っていなかったので、
直接Cambridge Houseのオーナーと会い、
空室状況などを確認。
「客室が見たい」とお願いすると、
快く各部屋を案内してくれました。
全5部屋で13人しか泊まれない宿でしたが、
ローシーズンだったのもあり、
その日のゲストは私達だけでした。

それぞれの部屋はインテリアや雰囲気が違い、
オーナーから、「好きな部屋を選んでいいよ」と言われ、
どの部屋も可愛く、しばらく悩んでしまったほど。

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基本的には事前にインターネットや電話で、
予約をしておく事をお勧めしますが、
今回の私達のように、直接交渉するのも
旅の楽しさの一つかもしれませんね。

ちなみに、この建物は1870年に建設されたもので、
昔からの英国調の建物の味わいをそのまま生かした、
素敵な宿でした。
オーナ夫婦のカレンさんとグレンさんは、
もともとはブリスベン出身だそうですが、
タスマニア郊外の美しさに魅せられて、
この地でB&Bの経営を始める事にしたのだそう。
二日間この町で過ごして、
その気持ちが少し理解できました。

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ここで用意された朝食の食材は、
ほとんど地元で採れたものばかり。
地鶏卵から、宿の庭で採れた、ルバーブのジャムまで、
心のこもった手厚い料理に、
気持ちの良い朝のスタートでした。

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地元の人とのふれあいや、温かいホスピタリティー等、
シティホテルでは味わえない経験ができ、
しかも値段も手頃なB&B。
旅慣れた方には、ぜひオススメです。

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Cambridge House www.cambridgehouse.com.au
AAA Tourism www.aaatourism.com.au

死ぬまでに一度は訪れたい、ワイングラス湾

19 2月
2011年2月19日

年明け早々、オーストラリアの各地で、大雨による洪水被害が起きました。
被害が一番大きかったのは、ブリスベンや郊外地域のクィーンズランド州、
そして、ビクトリア州でも、観光スポットで有名なグレートオーシャンロードの一部が、
一時期は土砂崩れなどにより、通行止めになりました。
現在は、各地で洪水被害地区の復興作業が行われており、
一日も早く住民が通常の生活に戻れるよう、
市民ボランティアや政府による支援活動が続いています。

幸いにも、私の住む街は、今回の災害とは縁の無い所でしたが、
オーストラリアに住む人間の一人として、この場を借りてお願いがあります。
経済専門家によれば、今回の被害総額は300億ドル(約2億5,000万円)
と言われています。
一人でも多くの方々がオーストラリアに観光で足を運んでいただく事が、
被災地の復興支援につながります。
ぜひとも、皆さまのお越しをお待ちしています。

さて、今回ご紹介したいのが、オーストラリアでは日本から最も遠い、タスマニアです。
地図でオーストラリアの本土と比べると、とても小さく見えるタスマニア州。
実は想像以上に広かったです。
1週間もあれば、ぐるっと島を周遊できるかと思っていたら大間違い!
自分の無知な距離感の為に、非常に駆け足の旅となってしまいました。

大自然を体感してなんぼのタスマニアですが、
その中でも、この時期にオススメしたいのが、
フレイシネ国立公園(Freycinet National Park)です。

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タスマニアには、幾つもの国立公園がありますが、
フレイシネ国立公園は、東海岸に位置し、
フレイシネ半島全てが国立公園になっています。
公園と言っても、オーストラリアの公園は規模が違いますよね。
ホバートやロンセストンからは、車で約2時間半~3時間で行けます。
主要都市からのツアーも出ていると思うので、
レンタカーを利用しない人は、それらを利用するのも良いかもしれませんが、
せっかくなら、フレイシネで何泊か滞在される事をオススメします。

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また、忘れてはいけないのは、
タスマニア州内の国立公園のほとんどで、入場料がかかるという事。
1日券というものありますが、国立公園の何ヶ所かを周る場合は、
1週間パスがあるので、こちらを購入した方が断然お得です。
入場券は、国立公園内にあるビジターセンターか、
或いは観光インフォメーションで購入できますし、
事前にオンラインでも購入できます。

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公園内には、幾つかのトレッキングコースがあって、
20分程度のコースから、3時間~5時間コースもあります。
ビジターセンターで、その日の体調やお天気に併せて、
オススメのコースを教えてくれますので、大いに活用しましょう。

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今回私が挑戦したトレッキングは、20分程度のコース。
本当は、一番の目的だった、ワイングラス湾(Wine Glass Bay)まで
歩きたかったのですが、残念ながら時間がなく、
遠方からワイングラス湾を眺める事ができるコースにしました。
それなりに急な山道を、歩く事20分。
多少息切れしてきた頃に、突然広がるワイングラス湾の絶景!
この感動を写真で表現しきれないのが、とても残念です。

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海からの澄み切った空気を、胸一杯に吸い込みながら望む、
美しい海岸線は、心から「生きてて良かった」と感じさせてくれる場所です。
次回行く時には、必ず海岸まで足を運びたいと思っています。

ここでワイングラス湾の名前の由来を少し。
地元の人の話によると、実は由来は二つあるのだとか。
一つは、湾の形がワイングラスのように見える事からという説。
もう一つは、1800年代前半に、この周辺で捕鯨が行われていた時期があり、
今のワイングラス湾一帯が、捕えられた鯨から流れ出た血で
真っ赤に染まっていた時があり、それがまるいで赤ワインのように見えた事から、
という説があるそうです。
現在のアンチ捕鯨国、オーストラリアからは想像の出来ない話ですね。

フレイシネは、オイスターや魚介類の生産でも有名な土地でもあります。
トレッキングでお腹がすいたら、
ぜひ、Freycinet Marine Farmで採れたての新鮮なオイスターをどうぞ。

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フレイシネ国立公園の情報:www.parks.tas.gov.au/?base=3363
Freycinet Marine Farm: www.freycinetmarinefarm.com

Mareebaでコーヒー三昧

08 2月
2011年2月8日

2月に入り、史上最大と言われるサイクロンが、 北クィーンズランド州の各地を襲いました。 年々世界中で天災の規模が大きくなってきていると 感じているのは、私だけではないと思います。

このサイクロンが上陸する数日前まで、 実はケアンズに旅行で滞在していました。

1週間の旅行で体験した、大自然と、 強く心に焼き付いた、グレートバリアリーフの 美しい珊瑚礁と熱帯魚たち。 これらの自然を守っていくのは、 私達人間の責任だと、痛感した旅でもありました。

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さて、今回は、旅行中に出会った、 The Coffee Worksというコーヒーの専門店を紹介します。。

ケアンズから車で約1時間の所にあるこの店、 マリーバ(Mareeba)という小さな町の一角にありました。 観光地としては、正直地味な町ですが、 アボカド、マンゴー、サトウキビ、マカデミアナッツ、 パイナップルなどの生産で知られている所です。

そして、実は国内のアラビカコーヒー豆の約8割が ここマリーバで生産されているのだとか。 オーストラリアでコーヒー豆を生産しているなんて、 ここに来るまでは知りませんでした!

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The Coffee Worksでは、 カフェでマリーバ産のコーヒーを楽しむ事ができたり、 ギフトショップでそれらのコーヒー豆を購入する事ができますが、 折角ここまで来たのなら、ぜひオススメしたいのが、コーヒー博物館。

有料(19ドル)ですが、コーヒー博物館の見学の他に、 マリーバ産のコーヒーや、 世界の有名なコーヒーを試飲出来ます。 又、お店で手作りのチョコレート(18種類ほど)を好きなだけ試食できます。 コーヒーと相性の良いチョコレートに、 ついつい食べ過ぎちゃいました。

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コーヒー博物館には、世界中から集められた、 コーヒーやお茶に関する、ありとあらゆる情報や歴史、 発明当時からの、古~いコーヒーメーカーなどの 商品が紹介されています。

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英語のみの解説になってしまいますが、 携帯のガイダンスを利用しながら、 展示品の説明を聞く事もできます。

1674年のイギリスで、一時女性達が、 コーヒーの飲み過ぎが、夫達の性欲を弱める事を理由に、 カフェの閉鎖を訴える運動を起こした、 なんていう珍話も紹介されていたのが面白かったです。

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じっくり見て、読んで楽しむには、半日かかるかもしれません。 ケアンズ産のコーヒーを味わいながら、 世界中のコーヒーの旅を体感できますよ。

ここで少しオーストラリア産コーヒー豆の豆知識。

コーヒー豆の生産は、 実は1832年にブリスベンでスタートしたそうです。 その生産地は、1880年代には、ニューサウスウェールズ州北部から、 クィーンズランド州の海岸線に広がり、 1900年までには、ケアンズ地区で50~60ものコーヒー生産農家が あったそうです。 その後財政難などから、多くの農家が倒産していった時期も あったようですが、現在マリーバは、国内最大の生産地として、 上質のコーヒー豆を生産し続けています。

マリーバ産のコーヒーは、まろやかで香ばしく、 まるで、ケアンズの大自然と太陽を思わせる味でした。

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The Coffee Works 136 Mason Street, Mareeba, QLD 営業時間:9am-4pm Website: www.coffeeworks.com.au

 

夏の風物詩、全豪オープンテニス

19 1月
2011年1月19日

南半球から、明けましておめでとうございます!
新年も、オーストラリアの楽しい情報をお届けしたいと思いますので、
どうぞよろしくお付き合い下さい。

年末年始は、如何お過ごしでしたか?

オーストラリアの大晦日は、毎年各地で花火大会が開かれ、
新年を迎える深夜0時を境に、街の中心地で花火が上がります。
ここメルボルンでも、毎年大晦日の夜は、この花火を鑑賞しようと、
市内を流れるヤラ川沿いに、たくさんの人達が集まります。
どこからともなく、新年を迎えるカウントダウンを始める声が広がり、
家族や友人同士が抱擁をし合って、新年を喜びあう風景は、
とても微笑ましいものです。

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さて、今回は、今やすっかり夏の風物詩となっている、
全豪オープンテニスを紹介します。

毎年1月中旬から約半月の間開催される、全豪オープン。
今年は、1月17日から31日まで開催が予定されています。

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大会開催中は、Rod Laver ArenaとHisense Arenaがセンターコートとなり、
シングルランキングの1位のラファエル・ナダール選手や、
2位のロジャー・フェデラ選手など、
トップクラスの選手達の熱い戦いが繰り広げられますが、
その他にも、屋外テニスコートでは、
世界各国からの選手達の試合を観戦できます。

センターコートのチケットは、1試合ごとの値段で、A$64ドル(約5,300円)から、
決勝戦はA$339ドル90セント(約2万8300円)と高めですが、
屋外コートのみで、1日複数の試合が観戦出来るグラウンドパス(Ground Pass)は、
A$19ドル(約1,600円)からA$29ドル(約2,400円)と手頃。
テニス観戦ビギナーに、お勧めのチケットです。

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会場内では、テニスだけでなく、
オーストラリアのワインを楽しめるバーが併設されていたり、
又、仮設の大型スクリーンでは、
センターコートの試合を放映しているので、
夕方から夕涼みに試合観戦をしに来る人達も多いようです。

ちなみに、夕方5時以降のグラウンドパスは、A$20ドル(約1,700円)。
日が落ちて、少し涼しくなってから、観戦するのもお勧めです。
もちろん、日中に観戦をする方は、日焼け対策をお忘れなく!
この時期のメルボルンの紫外線は、非常に強くなっていますので、
帽子や日焼け止めクリーム、又水分補給の飲料水は必需品です。

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テニスファンの方の方はもちろん、
普段はあまり興味がないという方でも、
この時期にメルボルンに観光に来られる方は、
ぜひ、プロ選手達の試合をライブで観戦してみませんか?

チケットは、当日会場で購入できますが、
決勝戦や有名選手の出場する試合の観戦をしたい方は、
売り切れになる場合がありますので、
早めにインターネットでチケットを予約しましょう。

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全豪オープン公式サイト  www.australianopen.com

チケット購入方法:市内のTicketek City Box Office(225 Exhibition Street)にて購入、或いは、インターネットで予約出来ます。http://premier.ticketek.com.au

会場へのアクセス:市内からトラム70番に乗車し、7Bか7Cで下車。電車では、Flinders駅から乗車、Richmond駅で下車。いづれも、市内から10分程度。

※換算レートは、1豪ドル=83円で計算されています。

オージースタイルのクリスマスの過ごし方

16 12月
2010年12月16日

今年もいよいよ残りわずかとなりました。 クリスマスまでカウントダウンですね。 ご存じの通り、オーストラリアは今夏。 クリスマスと言えば、真っ白な雪が降るホワイトクリスマスを イメージする方が多いかと思いますが、 夏のクリスマスもそれはそれで楽しいものです。

今回はそんなオーストラリアの夏のクリスマスの楽しみ方をご紹介します。

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人種のるつぼであるここオーストラリアでは、 色々な宗教を持つ人達が住んでいますが、 クリスマスを祝う事は、この国の習慣となっていて、 クリスマスの25日、ボクシングデーと呼ばれる26日は祭日になっています。

ちょうど日本が年末からお正月にかけて、 三が日までがお休みになるように、 こちらでは25日から年末にかけて、お休みにする企業も多いようです。 つまり、日本のお正月がこちらのクリスマスと考えても良いでしょう。

日本のお正月がそうであるように、 クリスマスには、家族と過ごす人がほとんどです。

クリスマスを祝う料理は、 ヨーロッパ式に七面鳥の丸焼きを用意する家庭から、 オージースタイルでバーベキュー(オーストラリアでは“バービー”と言います) をする家庭など、祝い方は様々。 とにかく一日食べて、飲んで過ごすのが一般的です。

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さて、クリスマスと言えば、プレゼント。 クリスマス商戦は、日本以上です。 デパートや小売店でのクリスマス商品の陳列は、年々早まっていて、 今年は、10月中旬頃にはすでにクリスマスツリーやプレゼントの販売が始まっていました。

日本の場合、クリスマスプレゼントは、子供達へのものが多いですが、 こちらでは日本のお歳暮のように、 親類にお菓子の詰め合わせを送ったり、 家族間でのプレゼント交換などをしたりします。 親戚の多い家族に嫁いだ私は、 年々増える子供の数に、この時期はお財布が泣いています(苦笑)。

又、職場では「Chris Cringle」と言って、 社員の名前が書かれたくじを引き合って、プレゼントを贈り合う、 ただし受け取った人は、送り主が誰だか分からない、 というゲーム感覚のプレゼント交換をしたりします。 何事も楽しんでしまうのが、オージースタイルですね。

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さて、12月中にオーストラリアに遊びに来る方に吉報!

この時期は、セール天国のオーストラリア。 クリスマスが近づくにつれ割引率は高くなり、 更に、ボクシングデーの26日は、大型ショッピングモールが、24時間営業、 半額以上割引のセールが開催されるので、 買い物好きの方には非常に嬉しい日です。 ただし、当日は非常に混み合うので、スリにはくれぐれもご注意を。

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ちなみに25日はほとんどのお店が閉店になるので、 公園を散策したり、ビーチで海水浴を楽しんだりするのは如何でしょうか? 日本では味わえない、夏のクリスマスならではの過ごし方をするのも、 旅の思い出になりますね。

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