夏を告げる、ヒスパニックフェスティバル

09 12月
2010年12月9日

メルボルンはオーストラリアの中でも、非常に国際色豊かな街です。 一つの街でこれだけ色々な文化を体験できる街は、 世界でもあまり多くはないと思います。

中でも、メルボルン市内近郊から、トラムで約15分程度の所にあるフィッツロイ(Fitzroy)という地区は、 ヒスパニック系の飲食店やバーが多く、 街の雰囲気もどこかラテンの空気が漂う街です。

そんなフィッツロイで毎年11月中旬に開催される、 Johnston Street Fiesta(ジョンストン・ストリートフィエスタ)は、 今年で32年目を迎える、メルボルンでも有名なお祭りの一つ。

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二日間にわたってのこのお祭りは、 スペイン語が誕生してから1000年が経った事をお祝いして、 1978年に始めたのがきっかけだそうですが、 それ以来、メルボルンでは毎年恒例のイベントとなっています。

Nicholson通りとBrunswick通りを挟んだJohnston通りの会場では、 道の両脇に民芸品から料理まで色々な出店が並びますが、 一番のお目当てはやはりヒスパニック系の料理。 スペイン料理からチリ料理まで、各国の料理の出店がずらーっと並び、 スパイシーな香りが漂っていました。 お出かけの際は、お腹を空かせて行きましょう。

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今回私が食べた、おススメの一品は、パエリヤ。 巨大なパエリヤ鍋で作られたシーフードたっぷりの一品は、本場の味!

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ラテンの音楽をバックグラウンドミュージックに、サングリアで喉を潤す。 メルボルンにいながら、気分はすっかりラテンです。 デザートには、揚げたてのチュロスが最高でした。 さて、お腹が膨れたら、いざダンス会場へ!

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会場の一角は、ステージが設けられていて、 ラテンミュージックの演奏からサルサのダンスレッスンまで、 色々と楽しむ事ができます。

ステージ前の空間では、お祭り好きなラテン系オージー達から子供まで、 陽気な音楽に合わせて踊っているので、 彼らの踊りを観て楽しむのも良し、一緒に参加して踊るも良し! ただ、会場はとても混雑していて、 スリなども出没しているかもしれませんので、持ち物にはご注意を。

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お祭りは、お昼頃から始まりますが、 この時期のメルボルンは日照時間が長いので、 少し気温が下がった夕方5時頃から夜にかけて出かけるのもおススメです。

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また、この地区はラテン系のバーやクラブもたくさんあるので、 フェスティバルに行ったついでに、 サルサクラブなどでラテンな夜を楽しむのはいかが?

【Johnston Streetまでの行き方】 メルボルン市内からトラム112(West Preston行き)に乗り、停留所16番で下車。 あるいは、トラム86番(Bundoora RMIT行き)に乗り、停留所19番で下車。

ユダヤ人の住む街、バラクラバ

21 11月
2010年11月21日

11月に入り、メルボルンはすっかり初夏の陽気になりました。 オーストラリアと言うと、緑豊かな大地を想像する方が多いかと思いますが、 実はここビクトリア州では、昨年まで干ばつが続いて、水不足のために厳しい節水制限があったほど。

昨年の夏季のダム貯水量は、20%を切る最悪の状態でしたが、 今年は、嘘のように雨の日が続き、10月には貯水量が約50%まで上昇しました。 おかげで、今年の夏は青々とした緑が街中で見られるようになったので、 広い公園を散歩するだけでも森林浴を楽しめます。 天気の良い日には、公園で寝そべるカップルや、読書をしている人などを 多く見かけるようになります。

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さて、今回はユダヤ人が多く住む街、Balaclava(バラクラバ)をご紹介します。 移民が集まって作られたこの国では、街を歩いていても非常に国際色豊かです。 オーストラリアの移民は、同じ国籍の人達が同じ地域に集まって住む傾向がありますが、 特にユダヤ人は宗教上、シナゴーグ(ユダヤ教会)に近い場所に住むために、 同地区に住んでいるようです(教会に行く日は、車を利用する事が禁止されているため)。 現在約12万人のユダヤ人がメルボルンに在住すると言われていますが、 その多くの人達は、第二次世界大戦中の亡命難民か、 大戦後のナチスによるユダヤ人大虐殺の生存者なんだそう。

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そんな彼らの多くが住むBalaclavaは、メルボルン市内から電車で15分程度の所にある街です。 Balaclavaの駅を降りると、古い街並みの中を黒装束のユダヤ人達が歩いている姿をよく目にします。 夏場でも、男性は黒いジャケットに黒いパンツ姿…暑くないのかなぁ、 とちょっと心配になったりします。

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ユダヤ人の人達は、Kosherという宗教上の食事規定があり、 この街にはKosher食品だけを扱った食材店や、肉屋などがあります。 一体何が違うんだろう、と思われるかもしれませんが、 例えば「肉は血抜きをしたものでなくてはならない。肉と乳製品を一緒に食べてはいけない」など、 私たちの生活では考えられないような細かな規定があるそうです。 Kosher専門の食材店に行くと、一見どこのスーパーにも販売されている商品も、 全てKosherマークが商品に表示されています。 彼らにとってみれば、当たり前のライフスタイルかもしれませんが、 私にはちょっと窮屈に思えます。 逆に信仰を貫いた生活を送る彼らにとって、 自由で何の束縛のないオーストラリアの文化の中で生活していく事は、 生きにくいのかもしれませんね。

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私達に身近な存在のベーグル。 実はKosherって知ってました? 駅前の商店の並ぶCarlisle通り(カーロゥと発音します)には、 美味しいベーグル屋さんが幾つかありますが、中でもGlicksがおススメです。 また、Balaclavaは美味しいカフェがたくさんある事でもよく知られていて、 週末の朝は、朝食を食べに来る人達でどのカフェも賑わいます。 週末この街に行かれる際は、早めに出かけて朝食を楽しむのも良いでしょう。

また、ユダヤ人が宗教上使うグラスやキャンドルホルダーなどから、 美しい民芸品などを販売するギフトショップもあり、 オーストラリアにいながら異国文化を体験できますよ。 ちなみにユダヤ人は、異性との接触はしないので(家族と妻以外)、 握手は避けましょう。

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Balaclavaへの行き方 フリンダース駅からSandringham線のSandringham行きに乗り、 5つ目の駅Balaclava駅で下車。

ユダヤ文化に興味のある方は、近くの博物館へどうぞ。

Jewish Museum of Australia 住所:26 Alma Road, St.Kilda ウェブサイト:<li><ahref=http://www.jewishmuseum.com.au/>http://www.jewishmuseum.com.au/</a></li>

甘~い香りに包まれて、イチゴ狩り

16 11月
2010年11月16日

これから日一日と夏に向かうオーストラリア。 さまざまな旬のフルーツを楽しめるのが、 オーストラリアの夏季の楽しみの一つでもあります。 これからチェリー、ブルーベリー、グレープ、ネクタリン、メロン・・・と 新鮮な地産のフルーツが手頃な価格で手に入るようになるので、 ぜひ試食する事をおススメします。 こちらではほとんどのフルーツを計り売りしているので、 色々な種類を買うのに、少量で買いやすいですよ。 ただし、残念ながら日本には持ちかえる事が出来ないので、 滞在中に満喫して下さい。

さて、ビクトリア州では、11月からストロベリーが旬に入るという事で、 今回はイチゴ狩りができるイチゴ農園をご紹介します。

ビクトリア州の東部に位置するモーニントン半島(Mornington Peninshula)は、 メルボルン市内から車で約1時間程度の所にあります。 半島の中央にあるサニーリッジ・ストロベリーファーム(Sunny Ridge Strawberry Farm)は、 国内でも最大のイチゴの生産業者としても知られています。 イタリア系のGallace一家がこのイチゴ農園を初めてから約半世紀、 現在は3代目の子孫が受け継いでいるのだそう。

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農園に到着すると、甘~い香りが一帯に漂っていて幸せな気分になります。 イチゴ狩りは、入口で大人8ドル子供4ドルを支払い、 自由にイチゴを摘む事ができます。 真っ青な青空の下、約120エーカーの広大に広がる農園で、 たわわに実った真っ赤なイチゴを摘む。 これだけで心身ともにヒーリングになります。 自然の力ってすごいですね。

イチゴを摘んでいる時は、基本的に食べるのは禁止されているようですが、 周りを見たら、皆普通に食べていました(笑)。 小心者の私は、食べる事ができませんでしたが…。

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この農園では、3種類のイチゴが栽培されているようですが、 中でもカルフォルニアが原産の”The Cal Giant”という種類のイチゴは、 とっても大きく、甘みも強いのが特徴だそう。 本当に半端なく大きいので、大味なのかな~と思っていたけれど、 非常にジューシーで、ほっぺたが落ちそうなくらい美味しかったです。

イチゴ狩りの入場料は500グラム(子供は250グラム)のイチゴの値段です。 それ以上多く摘むと、1キロごとに12ドルかかるので、摘み過ぎにご用心!

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イチゴ狩りの後に、ぜひおススメしたいのが、 隣接のカフェで食べられるストロベリーのデザート各種。 特に、ここで採れたイチゴを使った手作りアイスクリームやシャーベットは、絶品です。 ”Strawberry Temptation”というたっぷりのイチゴとアイスクリームのデザートは ボリュームたっぷりなので、二人で食べてちょうど良いくらい。 隣で同じものを食べていたオージーのご老人カップルは、 一人1個ずつペロッと間食していましたが…。 しかも10分以内に間食していたのには、さすがにびっくり!

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イチゴはやはり日本へ持ち帰りできませんが、 手作りのジャムやソース、フルーツワインなどもカフェで購入できるので、 (ワインはテイスティングコーナーがあります)お土産にも良いですね。

Sunny Ridge Strawberry Farmはツアーでも行く事が出来ますが、 農園周辺には、美術館やワイナリーなど、見どころがたくさんあるので、 レンタカーを借りて、ドライブを楽しむのも良いかもしれません。

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Sunny Ridge Strawberry Farm

住所:244 Shands Road, Main Ridge Victoria 3928

営業時間:9:00am- 5:00pm(11月~4月)

11:00am- 4:00pm(5月~10月は土日のみ営業)

ウェブサイト:www.sunnyridge.com.au/

昔の自分に出会える場所、アンティークショップ

02 10月
2010年10月2日

メルボルンは今月3日からデイライト・セービング(Daylight Saving)が始まり、時計の針を1時間進めました。(ノーザンテリトリー、クィーンズランド州、西オーストラリアでは実施していない)春から夏にかけて、デイライト・セービングにより一日の日照時間が長くなるので、アウトドア好きなオージーには、この期間は嬉しい季節です。

また、これからの季節は軽装で出かけられるので、観光には最適なシーズンですね。 とはいえ、「1日に四季がある」と言われているメルボルン。 春夏期でも薄手の羽織物と折りたたみ傘は忘れずに!

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さて、今回は、アンティークのコレクターには耳寄りの情報をご紹介します。

1770年にスコットランド人のジェームス・クックがオーストラリアの領有を宣言し、ヨーロッパ人の入植が始まってから240年と、 オーストラリアの開拓時代からの歴史は浅いものの、 ヨーロッパや世界中のアンティーク商品が、 ここオーストラリアにはたくさん存在します。 またアンティークのコレクターは国内でも数多くいることもあり、 アンティークショップはメルボルンの至る所で見かける事ができます。

先進国ならではの消費文化になりつつある現在も、 物があまりなかった時代の名残りか、 コレクターとしてアンティーク商品を買い求める人だけでなく、 古い家具などをリサイクルして大切に使い続ける人達も オーストラリアにはたくさんいます。 私も見習わなければなぁと思う事がしばしばです。

シティから電車で約10分程度の所にあるショッピング街、Chapel通りにある、「Chapel Street Bazaar」は、国内でも大規模なアンティークショップ。 まるで宝箱をひっくり返したようなお店です。

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広い店内には、アンティークのぬいぐるみ、カメラ、宝石、インテリア、洋服、おもちゃ、昔の古いポスターなどなど、あらゆるアンティーク商品が所狭しと置かれています。

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メルボルンの中でも最も古いアンティークショップと言われるこの店は、 1988年にオープンして以来、国内だけでなく世界中からたくさんのアンティーク収集家が足を運んで来るのだそう。 また時代ごとにアンティーク商品の流行があるようですが、 今は60~70年代の商品が人気があり、 また10代の若者達は80年代のファッションを求めて来るそうです。 とにかく、おもちゃから陶器までありとあらゆるアンティーク商品があるので、 大人から子供まで楽しめる、テーマパークのような場所でもあります。 店内の商品を全て見て周ったら、優に2時間はかかるでしょう。

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思い出のぎっしりと詰まったアンティークの品々を眺めているだけで、 どこかノスタルジックな気持ちになります。 誰かに求められて、またいつの日か息を吹き返す日を待ち続ける商品達・・・。 この店で、ずっと忘れていた遠い昔の思い出達に出会えるかもしれません。

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Chapel Street Bazaar 217 Chapel Street, Prahran Victoria 営業時間:毎日営業 10am-6pm

その他のおススメアンティークショップ Tyabb Packing House Antiques http://www.tyabbpackinghouseantiques.com.au/ 営業日:木~日と祭日の10am-5pm ※広い店内は家具からおもちゃまで何でもそろう。 場所がメルボルン郊外にあるので、早めに出かける事をおススメします。

Antique Toy World http://www.antiquetoyworld.com.au/ 営業日:火~金 10am-5pm  土&日10am-4pm ※1900年代のアンティークなおもちゃが店内にぎっしり! おもちゃコレクターにはたまらない店

春の訪れ、メルボルンカップカーニバル

17 1月
2010年1月17日

皆さん初めまして! 今回から本ブログにて、オーストラリアの現地情報の担当をさせていただく事になりました、クセノス裕美です。 メルボルンを発信地として、オーストラリアの旬の情報を皆さんにお届けしていきたいと思っていますので、末長くよろしくお願いします。

さて、メルボルンはこれから初春の気持ちの良い季節に入ります。 街のあちこちにカラフルな花々が咲きだし、私達の目を楽しませてくれます。 そんな春の訪れと共に、毎年ここメルボルンで開催されているのが、国内最大の競馬レース、メルボルンカップカーニバルです。

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競馬と言うと、ギャンブルのイメージが強いですが、メルボルンカップカーニバルは、大人も子供も楽しめる、言って見れば春を楽しむお祭りのようなイベントです。10月から11月上旬にかけて、メルボルンの街中がメルボルンカップ一色になり、市内のあちこちで関連イベントやファッションショウが開かれています。 今年は150周年を迎え、更に街中が盛り上がりを見せています。

そして、今年は4年振りに日本から長距離のスペシャリスト、トウカイトリック号が参戦する予定だそうです。 ちなみに、メルボルンカップ史上で、過去オセアニアで調教された馬以外で優勝した馬は、たったの3頭だけなんだそうですが、その内の1頭はなんと4年前に優勝した日本のデルタブルースという馬!今年もトウカイトリック号の優勝、大いに期待が出来そうですね!

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会場となるFlemington競馬場は、メルボルン市内から電車やトラムなどの公共交通機関を利用して、約15分ほどの所にあります。 今年は10月30日から11月6日の間に、4日間レースが開催されますが、中でも11月2日のEmirates Melbourne Cup Dayは、ビクトリア州が祝日になるほどの大きなレースです。ちなみに競馬で祝日になるのは、世界でもメルボルンだけなんだとか。お祭り騒ぎが好きなオージーらしい祝日ですよね。 また、11月6日のEmirates Stake Dayは、クラフトゾーンがあったり、近くで動物が見れたり、子供が楽しめるイベントが会場内にて開催されているので、家族連れにおススメです。

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また当日は、皆ドレスアップをして観戦するのが伝統になっているので、お出かけの際は、セミフォーマルな服装をおススメします。 この時期は、デパートや洋服店では、色とりどりのドレスや美しい帽子、コサージュなどがたくさん店頭に並びます。競馬にあまり興味がない人でも、広々とした競馬場で、華やかに着飾った人達に交じり、その雰囲気を味わうだけでも、十分に楽しめますよ。

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当日券はないので、インターネットか市内にあるTicketmasterというチケット販売窓口で事前に購入して出かけましょう。 また、座席のあるチケットと、入場券のみの立ち見のチケットがあり、それぞれ値段が違います。お値段は少し高めですが、高台の席からゆっくりとサラブレッド達の美しく走る姿を観戦したい方は、座席を予約する事をおススメします。

初春のメルボルンで、メルボルンの伝統行事を体験してみませんか? 旅先で、一攫千金を狙えるかも?!

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メルボルンカップカーニバル公式サイト www.melbournecup.com Ticketmasterウェブサイト www.ticketmaster.com.au

写真協力:Sam D’Agastino Photography

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