ヤギを食す

ヤギって知っていますよね?
羊やラムと違って、小ぶりでチョットずる賢い顔して
縦に黒目が入って怖そうに睨む、紙食べてめえめえ鳴くやつ。

あれって乳を搾ったり食用にする為に飼ってるんですよ・・・・バリでは。

夕方たまたまクロボカンに居て、腹減ったなあと思っていたところに、うまそうな匂いがするではありませんか。
パタパタと団扇で扇ぎ、もくもくと煙を上げてサテーを焼いています。
SATE KAMBING(サテカンビン)
そう、ヤギのサテ―屋さんです。
看板にはMUSLIM(イスラム教)の文字。
豚はだめでもヤギは戒律でもOK。

インドネシア人はよくカンビンを食します。
サテーの他にいろんな形で料理されています。
考えているより匂いはきつくありません。
内蔵系を シチュ―のように煮たものは結構はまりますよ。

椅子に座るとお姉ちゃんが「ミノム?」と聞いてきます。
これは「何飲みますか?」の意味。
「エステー」とボク。
サテー屋でエステを受けるわけじゃありません。
インドネシアでは【アイスティー】をこう呼びます。

「サテ、サトゥ。ソプ、サトゥ。ナシ、サトゥ。」
これで今夜の晩飯、サテカンビン1人前とカンビンのスープ1人前、白いご飯のオーダーです。

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ご主人が焼き始めました。
炭はココナツ炭です。
結構火力が強くサテー屋では殆んどがこれを使って居ます。
ピーナツソースで絡めて完成です。
サテーは10本。
スープは内蔵が入って辛口。結構いけます。
バリに行ったらぜひ食べてみてくださいね。
いたるところにサテー屋さんはあります。

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竹の村ボナで

ギャニアールの近くに竹細工で有名なボナという村がある。 日本に入ってきている竹の家具はここで作られていることが多い。 しかし最近ではジャワ島で作っているという話もある。 なぜならバリではもう材料が手に入らなくて、竹もチーク材も ジャワ島から運んでくるからである。 家具などはジャワで骨格を製作し、ボナで竹の部分だけを埋め込む、 そんな作業をしている。

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竹製品を勉強しにボナに行った時のこと、ボクが乗っている車が、 ウパチャラ用のお供えを頭に載せて運んでいる女性を追い抜いた。 うあーすごいな、なんて言いつつも目的地はもっと先なので そのまま通り過ぎた。

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1キロ程先のショップでバンブーファーニチャーを写真に収め外に出ると、 さっきの女性が遠くから歩いてくるのが見えた。

背丈と同じぐらいのお供えを頭に載せて、真夏の昼下がりを、無言で、 そして一定のリズムで歩いてくる。 そういえばこの先にお寺があったっけ。そこに持っていくんだ。

彼女はどんどん近づいてくる。長い距離をこの格好で歩いてきて、 さぞ重いんだろうな。 顔が心なしかとても辛そうに見える。 これがバリの習慣なんだから手伝うわけにはいかない。 外国人がカメラを向けたら、彼女は不愉快に感じるのかな。 そっとしておいてあげたい気持ちと、 日本の人にバリの伝統を伝えたい気持ちが葛藤する。 バリに観光で訪れ、運がいいとこんな光景に出っくわす。 普段は絵画を観ているような、イリュージョンな世界に見えるのだけれど、 今回は、なぜか現実に戻された様な生活感がある。

ボクは罪悪感を感じながら、無心にシャッターをきった。

クルプック

ナシゴレンをオーダーすると上に揚げ煎が乗ってきますよね。
ふわふわで大きくて、軽いおせんべいのような、あれです。
これをこちらではクルプックと言います。
最後のクは気持ちだけで発音するので、クルップと聞こえる事もあります。

魚や海老、果物などの材料をミンチにして小麦粉などとよく練りこみ、
薄くスライスして天日で乾燥させると出来上がり。
それを油で揚げるとアラ不思議
、直径5センチ位だったのが手のひらサイズに変身です。
揚げるのが面倒な人のために、出来上がってるのも売っています。

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サヌールの近くにバイパス沿いに、マクロという会員制の大きなスーパーがあるんだけど、
そこで売ってるマクロオリジナルの魚で出来たクルプックが出来上がったのでは一番おいしいかな。
うどんをかき揚状に固めたようなカッコをしているんだけど味は最高、
値段も安く、枕ぐらいの袋に一杯詰まって100円ぐらい。
ビールのおつまみには最高ですよ。

ワルンにもクルプックが置いてあって、勝手に食べたあとに店の人に
自己申告するようになっています。
脂っこい料理の後に食べると、
口直しに使える優れものです。

あくまでも脇役の存在、クルプックなんですが、
主役にしてもおかしくないほどの風格を持ち合わせています。

ソトアヤム

ソトアヤムってご存知ですか。
いわば具沢山のチキンスープのことです。
鶏を丸ごとじっくり煮てスープを取って野菜を加えると、
濃厚なチキンスープになります。
このソトアヤムにご飯を頼むと簡単なアッサリ系のお昼になります。

スープはお店によっては薄いカレー味だったりします。
バリはインド系の香辛料を良く使います。
パサールではうずたかく積み上げられたインド系香辛料が簡単に手に入ります。
だからカレー系の料理が多いのも頷けます。

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ソトアヤムにご飯を入れておじやの様にして食べるのも、またおつなものです。
サンバルを好きなだけ入れて、自分の味を作るのも楽しいですね。

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インドネシア料理というと、コテコテ濃厚、しっかりした味付けという印象があります。
毎日インドネシア料理を食べ続けると、
アッサリ好みの農耕民族である日本人の胃袋に負担が掛かりすぎることがあります。

そんなときにはスープ系のインドネシア料理がほっと一息つけます。
それも鶏だしがおなかに優しいですね。
とても軽いので、お昼でなくても3時のおやつでも最高です。
ソト=スープ、アヤム=鶏
インドネシア風チキンスープをお試しあれ。

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