凧のシーズン

雨期が明けて涼しい風が入ってくるようになると、
大人も子供もワクワクする、凧のシーズンがやってくる。

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晴れ渡った青空の彼方へ、自作の凧が南からの風をはらんで、
紺碧の空に染み付いたように一点の跡を残す。
自分の分身である凧が、
天高く、地上界を見下ろす存在となって、
まるで世界を制するかのような爽快感に没頭する。
地方では子供の遊びとして、凧揚げが人気だ。
喧嘩凧。
空中で凧同士を戦わせて、墜落したら負け。
凧は敵に没収される。

堕ちて来た凧を目指して子供が走る。
凧しか見ていない子供に、自動車が容赦なく襲い掛かる。
電線に引っかかった凧を取ろうと竹竿でひっかきまわす。
運悪く高圧電線に触れると、感電死が待っている。

危険極まりない凧揚げ遊び。
それでもとても人気がある。
子供だけでなく、大人の男衆にとっても、
凧、命、という凧キチガイは結構多い。

それはきっと、
限られた範囲の社会でしか生きてゆけないストレスの発散場所として、
あるいは、
何かは分からない大きな夢を凧に託して、
より高く、人生を大空に浮かべているのかもしれない。

この時期のバリ島。
空を見上げれば、どこかで必ず凧が浮かんでいます。

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