ルーベン(Leuven)

04 2月
2011年2月4日

ベルギーと言えば、ブリュッセル、アントワープ、ブリュージュと、必ず観光に訪れたい街があります。でも少しマイナーな町の方が、ベルギーという国を味わうことが出来る気がします。この小さい国でも、それぞれの町が違う雰囲気を持っています。

例えばルーベン(Leuven)、ガイドブックを見ても載っていないか、1ページだけの載っていたりとか。フラマン語圏の古い町で、ルーベンカトリック大学(ベルギーで最も古い大学)があり、学生が多くアカデミックで賑いのある町です。今では世界一のビールの会社(ABInBev)の元々の本拠地でもあり、ステラ・アルトワの工場もあります。

ルーベンの町は環状線で囲まれており、町の中心には教会と市庁舎があります。これはベルギーでは一般的な町の造りです。その中心から「ブリュッセルへの道」「ナミュールへの道」等と名付けられた道が外へと伸びています。

BK_0201_0101

この市庁舎の建物は1469年に完成し、その後第一次と第二次世界大戦でダメージを受けましたが、原形を留めたまま修復されました。この建物は世界遺産に登録されており、236人分の彫刻が施されています。

BK_0201_0102

その市庁舎の前には教会があり、時刻を告げる鐘が鳴るのですが、この金色の銅像は動いて鐘を鳴らしている様にみえます。(でも直接は鐘を叩いていませんが。)

市庁舎のあるマルクト広場は行きかう人で賑わっています。ここから駅までがショッピングの通り、市庁舎の裏はレストランの通りと、コンパクトにまとまっていて、歩いて回るのに便利です。そして歩く道は昔ながらの石畳。よく靴のヒールが挟まります(笑)。

BK_0201_0103

すぐそばのオーデマルクト広場はカフェやレストランで囲まれていて、夏はテーブルがずらりと並び、夕方や週末はすごい人の数で夜も賑わいます。ベルギーの「カフェ」は「お茶する場」でもありますが、「お酒を飲む場」でもあります。昼間からベルギービールを飲む人がたくさんいるのは・・・とても普通です(笑)。平日のビジネスランチもビールやワインを飲むのも一般的なので、初めて見る人は「昼間から飲んでる!」と驚かれるかも。

BK_0201_0104

そしてFonske。市庁舎の近くにあるこの銅像。ルーベンの学生を象徴するかの様。
ルーベン大学はヨーロッパでも有名な大学ですが、生徒はよくビールを飲みます。外国からの生徒たちは、それに驚きます。私の勝手な解釈では・・・「Fonskeは本を読みながら頭からビールを飲んでいる」、つまり「よく飲みよく学べ」って事?(笑)

ベルギーに訪れる際は、ぜひルーベンにも1日立ち寄ってみてください。
そして誰にでも英語が通じるので便利です。

 

ガレット・デ・ロワを食べる日

12 1月
2011年1月12日

ガレット・デ・ロワというお菓子をご存知ですか?
パイ生地の中にフランジパーヌ(カスタードクリームにアーモンドクリームが加えてあるもの)を包み焼いたパイ菓子です。とっても美味しいのです!普段でも食べたいくらいですが、1月中しかお店には並びません。

BK_0102_0101

このお菓子は1月6日に食べるもので、この日はカトリック教では公現祭(エピファニー)の日です。公現祭は聖書によると、イエスの誕生を祝うために東方三博士がお祝いのギフトをもって訪れた日とされています。宗教画ではこの3人が赤ちゃんのイエスにプレゼントを渡している様子がよく描かれているので、見た事がある方もいるかと思います。

ガレット・デ・ロワは「王様のお菓子」と言う意味で、元来フランスから伝わった習慣です。ベルギーでは6日だけでなく、その後も1月下旬まで食べる事もあり、その期間中はお店で売られています。

BK_0102_0102

ガレット・デ・ロワにはフェーブ(フランス語で「ソラマメ」という意味)という陶器の人形かキャラクターが入っています。このガレットは大きいので家族で切り分けて食べますが、その時に中にフェーブを見つけた人は、1年間幸せが続くと言われています。そしてガレットと一緒に付いてくる紙の王冠をかぶります。家庭では子供を喜ばせる為に、一番小さな子供から選ぶそうです。

フェーブはこの様にフランジパーヌの中に入れてあります。

BK_0102_0103

そして上からまたパイ生地をかぶせ、卵液を塗って焼くと出来上がりです。

BK_0102_0104

ではなぜ6日以降も1月中はこのガレットが売られているか?
ベルギーでは日曜日に家族が集まる習慣がある家庭もあります。おじいちゃん、おばあちゃんの家に大勢で集まることもあり、その時にこのガレットをデザートとして食べて、フェーブが当たった人が次の日曜日にまたガレットを持っていく習慣がある家庭もあるからだそうです。

家庭だけではなく会社でも社員の間でランチ時間に切り分けて食べ、フェーブが当たった社員はその日の午後は王冠をかぶって過ごしている人もいました。私も当たったことがありますが、さすがにずっとかぶる事はできず、仕事に戻る時には外しました(笑)。

日本でも売っているお店があるので、是非機会があれば食べてみてくださいね。
でもフェーブをのみ込まない様に気を付けて。

 

クリスマスマーケット

05 1月
2011年1月5日

12月はサンニコラが終わるとクリスマスの準備です。12月のイベントといえばクリスマスマーケット!各地で開催されます。ドイツの方が大規模で有名ですが、ベルギーでもブリュセルのグランプラスでは、マーケット以外にもイルミネーションのショーが行われます。

BK_0101_0101

クリスマスマーケットではクリスマス用品(オーナメント等)やクリスマスギフト用の商品、そしてチーズやスイーツなどを売っています。そして楽しみなのはグリューワイン(ホットワイン)やホットチョコレート、ソーセージやワッフルなど、その場で食べたり飲んだりして体も温めお腹も満足。

BK_0101_0102

今年の冬は雪が多くマーケットでもクリスマスムード満点です。(寒くて滑りますが・・・)もみの木が並べてあり、その前を歩くと良い香りがしていました。クリスマスツリー用に売り物もあるので、子供達に選ばせて買っていく家族の姿もありました。

BK_0101_0103

ブリュッセルやアントワープの大きめのマーケットではスケートリンクやメリーゴーランドが設置してあり、ショッピングだけでなく大人も子供も楽しめます。

BK_0101_0104

ルーベンのクリスマスマーケットではサンタクロースの家があり、寝室や書斎(子供達にカードを書く机もセッティングしてある)などもあってかなり、子供達は大はしゃぎしていました。ステージでクリスマスソングを演奏しているので、音楽を耳にすると更にクリスマス気分で盛り上がります。

BK_0101_0105

ベルギーではクリスマスは家族で集い、ディナーを楽しみます。牡蠣やフォアグラなどの前菜から始まり、様々な豪華料理とワインやシャンパンもテーブルに並びます。日本の様に恋人たちがロマンチックに・・・というのはあまりありません。お正月もクリスマス同様で家族が集います。子供達はお年玉をもらったりする事も。これは日本と同じですね。

12月31日(ニューイヤーズイブ)は各地で花火が上がり、年明け直前にはカウントダウンがはじまります。中心広場に集まり、若者たちのパーティータイムです。バーやクラブでは様々なカウントダウン・パーティーが企画されています。お正月の家族の集いには、二日酔いのまま参加する若者たちもいるとか。12月中旬以降はベルギーではとって楽しい時期です。

 

サッカー川島選手(リールセ)の試合観戦

20 12月
2010年12月20日

今年ベルギーのリールセへと移籍したゴールキーパーの川島選手。
寒いベルギーですが、地元のファンに愛されながら頑張っています。
ベルギー在住の日本人のファンも、毎回応援に駆けつけています!
私も便乗して試合観戦に行ってきました。
リールはアントワープの南東にある小さな町で、そこをホームとするチームがリールセです。ベルギーでもサッカーファンは多く、カフェのテレビで試合を観戦している人たちの姿もよく見かけます。プロリーグはジュピラー・カップという名前で、夏から冬が終わる頃まで続きます。冬の間の試合観戦はとっても寒いので、防寒対策が必要です!
BK_1202_0101

まずはチアガールたちの応援。ダルマの様に着込んでいた私は思わず「寒そう!」と震えてしまいましたが、やっぱり試合前のこの場面から気分も盛り上がってきます。そして選手入場があり、試合開始です!やっぱりホームグランドでの観戦は、ファンが盛り上がるので良いですね。

BK_1202_0102

リールセのユニフォームは黄色と黒色がドレードカラーです。
遠くて写真がボケていますが、真ん中のピンクのユニフォームが川島選手。
やはり嬉しい事にゴールキーパーは目立ちますね。

BK_1202_0103

そしてやはりドキドキするのはコーナーキックの場面です。
川島選手のファン達はここで手に汗を握ります。

地元ファンのベルギー人からも「カワシマー」と声援が飛びます。
「お!負けていられない!」と私たちも「カワシマー!頑張れ~~~!」と大声援!
この日は日本人学校の生徒たちが招かれていた様で、可愛い声援も聞こえました。

この日は残念ながら相手チームが後半で2ゴールをきめリールセは負けてしまいました。
でもまだリーグは続きます!
BK_1202_0104

ショップではたくさんグッズも売っています。
これは友達が購入したマフラー。ユニフォームも売っています。
私は試合前ギリギリで到着した為、応援グッズが入手できず残念!
次回は早めに行ってゲットしようと思います。

日本からも川島選手の応援に駆け付けているファンもいるとか。
これからもベルギーで頑張ってほしいですね。

リールセの公式サイト(日本語)
http://www.lierse.com/ja

 

シンタクラースがやって来る!

11 12月
2010年12月11日

12月6日はベルギーでは子供達が楽しみにしている特別な日です。良い子にしているとシンタクラースがプレゼントを持って家に訪れてくれます!

シンタクラースはオランダ語、そしてフランス語では「サン・ニコラ」と呼ばれ、300年頃に実在していた聖ニコラがモデルになっています。聖ニコラは現在のトルコにあたる場所の出身で、実際に貧しい子供達に食べ物を与える活動をしていたそうです。ベルギーやオランダでは、聖ニコラの日は子供達がお菓子やプレゼントをもらう日となりました。
BK_1201_0101

お話の中ではシンタクラースはみかんを船に積んでスペインからやってきます。お供に「黒いピート」とロバを連れています。子供たちが良い子にしていればお菓子が貰え、悪い子にしているとピートに連れ去られるそうです。(実際には連れて行かれる事はありませんが、子供にはそう言い聞かせるそうです。笑)

BK_1201_0102

なぜスペインから船で司教の服装のシンタクラースがみかん(マンダリン)を積んで?と疑問に思いますが、昔はスペインからの貿易船はオランダへの輸出用のみかんを輸送していたそうです。

みかんやピートは別として、「赤い服のおじさんが子供達にプレゼントを持って」・・・どこかで聞いた事のあるお話ですよね。そうです、サンタクロースのお話です。実はシンタクラースはサンタクロースの原形と言われています。サンタクロースの話はアメリカへ移民したオランダ人がシンタクラースのイベントを行っていた事から出来あがったそうです。最終的なサンタクロースの容姿はコカコーラ社が作り、その後全世界に広まったとか。赤い服に白い髭はまさにシンタクラースとそっくりです。

BK_1201_0103

聖ニコラの日は12月ですが、実際にシンタクラースは11月中旬に船でベルギーやオランダに上陸します。そのイベントが各地で行われ、パレードがあったりお菓子を配ったり。子供達は目を輝かせてシンタクラースを迎えます。そしてその後の12月5日の夜中にシンタクラースは子供達がいる家に煙突からはいりプレゼントを置いていきます(もちろん実際には親御さん達が準備していますが)。子供達はシンタクラースのロバの餌のニンジンを準備し、プレゼントを入れて貰う靴や靴下もそばに置いてから、眠りにつきます。次の朝起きるとプレゼントが待っています!
BK_1201_0104

この時期にはシンタクラースを象ったクッキー(スペキュロース)やチョコレートがスーパーに並びます。11月初めにその光景を見かけると、「ああ、シンタクラースの時期だな~」と冬の訪れを感じます。聖ニコラの日は子供達にとってはクリスマスよりも重要ですが、クリスマスにもプレゼントがもらえます!嬉しそうな子供達の顔が目に浮かびますね。

 

Copyright© 2017 ベルギー情報 All Rights Reserved.