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名物「ムケッカ」を食べよう

30 1月
2011年1月30日

ブラジル北東部、特に私が住むサルヴァドールの名物料理の1つがMoqueca(ムケッカ)。ブラジル料理店はもとより、カジュアルなバール(おつまみとお酒を楽しむ店)や、時にはフレンチやイタリアン系のお店まで…実に数多くのレストランに、このメニューが存在します。ぽってりとした土鍋の中にはぐつぐつ煮え立つ黄色いスープ、具には魚介類がたっぷり入り、トマトやピーマンがカラフルに彩りを添え…見た目にも華やかで、気持ちが明るくなるような、とてもバイーアらしい一品です。

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私自身、ブラジルに来るまで見たことも聞いたこともなかったこの料理。なんでも、「デンデヤシというヤシの木から取れるデンデ油」と、「ココナッツミルク」を使うことが特徴だということですが…まず、デンデ油というのが想像しにくいですよね?

でも、サルヴァドールに引っ越してきて、近所のスーパーで普通に売られている「デンデ油」を見て、なるほどこれは独特だな…と一目でわかりました。まず、色が濃いんです。例えるならコーヒーのような茶褐色。これが食用油?と一瞬、ぎょっとするのですが、ここバイーア地方では、ムケッカのみならず、ほとんどの料理にこの油が使われています。

世界の郷土料理の中には、「地元では愛されているかも知れないけど、旅行者の口にはちょっと…」という一品もありますよね?しかし、幸いにして、ムケッカは、口にしたほとんどの方々から「これは旨い!」との評価を頂いているのです。魚介のスープ煮をご飯にかけていただくスタイルは、どこかカレーライスにも似て…日本人には特に受け入れやすい料理と言えるかも知れません。(ただし、デンデ油が強すぎてお腹を壊す方がまれにいますのでご注意下さい。)

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もちろん私も大好きなので、ずいぶん食べ歩きました。今回はその中から、私のお勧めで、かつ、地元ガイドブック(Guia Quatro Rodas BRASIL2011)誌においても高評価を得たお店を紹介します。

海沿いのメインストリートに面したアクセスの良さ、バイーア観光局のお墨付きを得ているという信頼感からも人気が高いのがYemanjá(イエマンジャー)http://www.restauranteyemanja.com.br/。ムケッカの具は、魚、エビ、泥ガニ、タコなどから選択できます。週末は混み合うので、静かに食事を楽しみたい方には不向きかも。

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バイーア料理レストランのランキング1位に選ばれることも多い人気店Paraíso Tropical(パライゾ・トロピカウ)http://www.restauranteparaisotropical.com.br/は、自家製農園に囲まれた自然いっぱいの環境が魅力。ムケッカの種類も豊富で、食材の多くを自家栽培している点がポイントです。花をあしらった盛り付けも華やかで、誰もがその姿に感激するはず。場所が不便なところにあるのが惜しいところ。

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ベロオリゾンチやレシフェにも支店を持つBargaço(バルガッソ)http://www.restaurantebargaco.com.br/も、安定した美味しさを誇る老舗です。スタンダードなムケッカを味わえます。ここは広い庭に面したセミ・オープンのテーブルが心地よく、子ども向けの遊具もあり、家族連れに最適です。   旧市街・ペロウリーニョでムケッカなら、Sorriso da Dadá(ソヒーゾ・ダ・ダダ)がお勧。場所柄、外国人観光客も多いためか、デンデ油を控えめに、マイルドに仕上げているようで、とても食べやすい味です。

どのお店でも、ムケッカを一品頼むと、必ずご飯とファロッファ(マンジョッカ芋の粉)、ピラォン(魚介のエキスたっぷりの、とろみの強いスープ)、それにピメンタ(自家製の辛味ソース)がセットで付いて来ます。そのボリュームたるや、1人前を二人で食べても多すぎるほど!他の料理も試したいなら、4人以上が理想ですね。

とにもかくにも、サルバドールに来たら、いえ、ブラジルに来たら一度は味わっていただきたいムケッカ。病みつきになること、必至です。

「オールインクルーシブのリゾートで過ごす休暇」

02 1月
2011年1月2日

日本の皆さま、新年明けましておめでとうございます。 …と言っても、実はこれを書いている今日は12月22日なんですが、年の瀬の気配というものをほとんど感じないブラジル・サルバドールです。年賀状の習慣はもちろんなく、初詣や新年会といったイベントもありません。その代わり、ナタウ(クリスマス)はお世話になった人や遠くの友人・親戚にカードを贈り、友だち同士が集って「Amigo Secret(アミーゴ・セクレット)」と言う「誰が誰に贈るかお楽しみ!プレゼント交換会」を盛大に行うなど、年に一度の重要な日となっています。

さてこの時期は多くのブラジル人が休みをとって家族と過ごします。その際、私が住むノルデスチ(北東部)沿岸の大型リゾートホテルに宿を取る人も多く、特に最近では「オール・インクルーシブ」と呼ばれる飲食費すべて込み込みのスタイルが人気です。私も、いくつか利用したことがありますので、少しご紹介しましょう。

まずは日本にもある、フランス資本のClub Med。クラブメッドではなく、クルービ・メッジと発音します。サルバドールから船で渡るイタパリカ島にあるClub Med Itaparicaには、近隣諸国(アルゼンチンやチリなど)やヨーロッパからの利用客も大変多いです。こちらの特徴はアクティビティが充実していること。テニス、ダンス、サーフィン、サーカスなどのスポーツ系から、料理やシルクペインティングといった趣味の教室まで、どれもホテル代に含まれていて、参加し放題!(一部、材料費が有料の場合もあります。)

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さらに、夜のショウも大変グレードが高く、身振りを基本とするコメディショウやディスコナイトなど、言葉がわからなくても満足できる内容ばかりなのは、やはり幅広い言語の顧客を意識してのことでしょう。

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サルバドール市内から車で約1時間半~2時間の場所にあるリゾートホテル群も素敵です。スペイン系列のIberostar(イベロスター)は、ホテル棟を2つ持ち、18ホールのゴルフ場まで有する広大な敷地が魅力。また、食べ放題飲み放題の食事と言えば大きなビュッフェレストランが定番ですが、ここではステーキハウス、日本のホテルの鉄板焼きレストラン(シェフが目の前でパフォーマンスをするタイプ)などもあり、食いしん坊にはたまりません。

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コストパフォーマンスが良いなぁと思うのは、ポルトガル系列のVila Gare Mares(ヴィラ・ガレ・マーリス)。ビュッフェのお料理も日替わりでとても美味しいし、プールも巨大で清潔です。もちろんアクティビティや夜のショウもあり、「敷地内でのんびり過ごす」というリゾートホテルの楽しみ方は十分実現できます。

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ところで、私たち日本人の旅行スタイルとは、「短期間で効率よく回り、ひとつでも多くのところを見たい!」という、やや慌ただしいものが多いかと思われます。ひとえに、休暇期間が短いゆえの行動なのですが…。そういったタイプがお好みのお客様には、リゾートホテルは退屈では?と思われるかも知れませんね。

でも、いずれのホテルにも、必ず地元の旅行会社のカウンターがあり、サルバドール一日市内観光などのツアーを扱っています。こちらは有料になりますが、滞在中数回はこういったものを利用し、残りはブラジル人や外国人ツーリストと一緒にわいわいと水中エアロビなどを体験する…という過ごし方も、なかなかオツではないでしょうか。

そして、ぼーっとプールサイドにねそべり、トロピカルカクテルなんぞを飲みながら、日常のすべてを忘れてリラックスする…。そんなブラジル人ビジネスマンたちの姿を見ていると、ああ、これこそがまさに「休暇」だなぁと、せかせか型日本人の私は妙に納得させられるのです。

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ちなみに、いずれのリゾートホテルも、クリスマスや年末年始、カーニバルシーズンなどは、5泊6日、6泊7日などの特別宿泊パッケージとしてしか予約を受け付けてくれなくなります。そして値段が跳ね上がります。ですので、これらの時期を若干ずらして予約するのが賢い選択と言えましょう。特に4月~10月のローシーズン(7月の夏休み除く)には、ずいぶんお得な値段で泊まれることがありますから、狙い目ですよ。

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