ブラジルで迎えるクリスマス

15 12月
2010年12月15日

クリスマスまであと10日となりましたね。カトリック教徒が多いここブラジルでは、ナタウ(クリスマスを意味するポルトガル語)はとても大切な日とされています。日本ではどちらかというと、クリスマスイブは恋人同士で過ごすロマンティックな夜…というイメージですが、ブラジルでは全く違い、家族みんなで教会に行き、家で賑やかにご馳走を食べてお祝いするという、完全なファミリーイベントとなっています。(年末年始を実家で家族とともに過ごすケースが多い日本ですが、ブラジルでは逆に年越しは友達や恋人と過ごすようです。こんなところも正反対とは、おもしろいですよね、地球の裏側の文化って!)

ナタウはもともと宗教的なお祝いですが、いわゆる「クリスマス商戦」として、各ショッピングモールでは熱心なプロモーションが展開されます。モール内に設置される巨大なクリスマスツリーも客引きの目玉となる重要なポイント。毎年趣向を凝らした見事なツリーと装飾が、買い物客を楽しませてくれます。

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どのモールにも必ず「真っ赤なマント・白いおひげのパパイノエル(サンタさん)」がいて、子どもたちと一緒に記念撮影をしてくれます。休日ともなれば、順番待ちの長い列が出来るほどの人気!写真を見ておわかりの通り、暑い南半球のサンタさんだからと言って、半袖半ズボンの薄着にはなりません。子どもはノースリーブなのに、サンタさんは伝統的なラップランドスタイルって、絵的にはなんだかミスマッチですよね。サンタさん、暑くて大変そう…という心配は御無用。モール内はとてもよく冷房が効いているので、マントでも蒸れてしまうことはありません。

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さて日本でのクリスマスディナーは骨付きチキンや七面鳥に、可愛い装飾がたくさん乗っかったケーキというのが定番ですが、さてブラジルはと言いますと… この時期だけスーパーに登場するのがこちら!

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レイタォンと呼ばれる「小ブタ」です。これを屋外のロースターで丸焼きにして家族みんなで囲むのが、こちらのクリスマスのご馳走のようです。ロースターなんて各家庭にあるの?とお思いでしょうが、さすがにマンション住まいでは無理です(笑) 多くのブラジル人家族は、クリスマス休暇を郊外の別荘や実家で過ごすわけですが、そこでは丸焼き可能なことが多いようですよ。

そして日本のようなクリームたっぷりのクリスマスケーキというのは、ブラジルには存在しません。クリスマスのお菓子として最もポピュラーなのが、イタリア由来の「パネトーネ」と呼ばれる焼き菓子です。お菓子と言うかパンと言うか…独特の酵母を使って焼かれたパネトーネの食感は、モチモチ、しっとりとした甘さが特徴。中にチョコチップやドライフルーツを入れ、バリエーションを広げています。私はこの時期、パネトーネとコーヒーを朝食代わりにいただくのが恒例となっています。

また、ホスカと言う、リング型のパンもクリスマス時期ならではの食べ物です。シュガーペーストで白くコーティングし、上にはカラフルなドライフルーツを飾って…テーブルに一つあるととても華やかですよね。

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ちなみにブラジルでは12月25日は国民の祝日となっています。この日から元旦まで連続休暇となる企業も多く、もちろん学校もお休みとなります。お正月3が日という概念がないので、企業によっては1月2日から仕事始めというところもありますから、年末の最終週でゆっくり骨休めをするということのようです。海沿いのリゾートホテルなどでのんびりするブラジル人家族も多いですから、この時期、宿が取りにくくなりますのでご注意下さい。

日本の皆さんも素敵なクリスマス&新年をお迎え下さい。ブラジルからのコラムを愛読下さり、ありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願い致します。

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