「temakiがサルバドールの郷土食になった?」

10 4月
2011年4月10日

コミーダ・ジャポネーザ(Comida Japonesa)、つまり「日本食」は、とにかくブラジルで大人気。日系人が多く住むサンパウロやパラナのみならず、今やブラジル全土のどこに行っても必ず1軒は日本食レストランを見つけることができるほどです。

ヘルシーなイメージからか、日本食人気はブラジルのみならず全世界に広がっているとも言えますが、おそらく世界のどこを探しても、これだけ一つの料理に対して熱烈な思いを持っているところはサルヴァドールのほかにないだろう…と思います。

その「一つの料理」とは、手巻き寿司。 その名も、Temaki(テマーキ)。そのまんまですが、ポルトガル語では、後ろから二つ目の母音を強く発音することから、テマキではなくテマーキとなります。

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ブームに火がついたのはかれこれ3年ほど前のこと。あれよあれよという間に手巻き寿司専門店であるTemakeria(テマケリーア)が何店も誕生し、しかも、いずれも閉店に追い込まれることなく、3年たった今も元気に営業を続けているのです。

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むしろ、支店を出すテマケリーアは少なくなく、新規出店も続いていますから、その店舗数は増える一方です。

人気の秘訣は、やはり、日本食であることのヘルシーさと、アイスクリームコーンに似た、あのカジュアルな形!実際に、日本の喫茶店などでたまに見かける、アイスのコーンを立てるための専用スタンドのようなものに、手巻き寿司を立てて提供されることがあります。日本ではありえないスタイルですよね。

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具で一番人気があるのは何と言ってもサーモン。大きめの角切りサーモンをクリームチーズで和えたものも人気があります。さらには、そこにマンゴーやキウイなどのトロピカルフルーツを加えるあたり、非常にクリエイティブでブラジルらしい手巻きですよね。私はクリームチーズ入りもフルーツ入りも、断じて食べませんが(苦笑)。

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海苔ではなく、軽くグリルしたサーモン薄切りでご飯と具を巻いたり、春巻きの皮のようなパリパリの皮で巻いたり… 日本人にはとうていイメージできないような「変わり手巻き」のバリエーションもものすごいです。

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そういえば3月の初旬にはカーニバルが開催されましたが、そこでも人気を博したのがtemakiでした。カーニバル見物のための有料観覧席(カマロッチと言います)には、飲食エリアが必ず設けられますが、どのカマロッチにも必ずテマキを出す屋台がありました。カーニバル直前の新聞には、テマキのススメ的な記事が掲載され、「低カロリーで栄養価が高く、軽く食べられて消化もいいから、カーニバルで騒ぐための栄養補給にピッタリ!」とのコメントが、栄養士から出さるほどでした。

かつてはカーニバルの食べ物といえば、油で揚げた郷土料理のアカラジェや、豆の煮込みといった「重い」料理が主流だったそうです。今はすっかりテマキがその座を奪いましたね。

カーニバルの群衆の中にいる日本人の数は少ないけれど、食の面では日本が優位だなんて、なんだかおもしろい現象です。こんなにも愛されるテマキが地球の反対側に存在することを、ぜひぜひ、お見知りおきくださいませ。

(テマケリーア情報につきましては、ご宿泊のホテルなどにお尋ねください。簡単にわかります。なにせ、数が多いですから!)

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