「海に一番近いレストランin サルヴァドール」

02 12月
2010年12月2日

12月になると、真夏と言う表現がぴったりくるサルヴァドール。一番寒い7月でも最低気温が20度を下回る日の少ない常夏のこの街ですが、やはり、夏は夏!観光のハイシーズンも12月~3月の真夏に設定されていて、この間、ホテル代は閑散期の数割増しになったりするのですが、それを考慮しても、夏のサルヴァドールはオススメです。

この時期、何と言っても、海の色がとても美しくなります。気温が低い時期は、同時に雨期でもあるので、雨水のせいで海の色が暗く濁ってしまうんです。もっとも、一時期しか滞在しない旅行者の方にしてみれば、その頃の海も「あぁ、素敵ねぇ」と思えるのかもしれませんが…1年中定点観測している立場から言わせていただきますと、真夏の海と雨期の海ではもう、全然ブルーのキレイさが違います!

そんな真夏のランチのおすすめは、サルヴァドール市内でたぶん一番海に近いレストラン「Mahi-Mahi(マヒマヒ)」。なんだかアジアンチックなネーミングですが、一応、少しばかりタイ料理のテイストも意識しているようで、メニューには「サテ(焼き鳥)」なども登場します。そしてここでいただくムケッカ(この地域の郷土料理)もなかなかレベルが高いのですが…

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料理はさておき、レストランのロケーションにまず驚いて下さい。昔からの高級住宅街であるVitoria(ヴィトリア)という地域に建つビル群の中の一つに「Sol Victoria Marina(ソウ・ヴィキトリア・マリーナ)」というホテルがあるのですが、レストランは、ホテルに付属する私設ケーブルカーに乗って海辺の桟橋まで下りたところにあるのです。

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サルヴァドールが誇る美景の一つ、Todos os Santos(トードス・オス・サントス)湾に浮かぶような形でレストランがあり、飛び込み台や滑り台(かなり高い位置にあるので大人向けですが)などのアトラクションまで併設されているあたりは、もう、飲食を楽しむと言うより、海をまるごと楽しもう!と言うにふさわしい施設です。

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海は砂浜ではなく岩場で深さもあるので、泳げない人や浮き輪を持たない人には向かないのですが、ちゃんとプール(子ども用の浅いものと、それなりに深いものの2つ)もありますので、暑い日には海を眺めながらプールにつかるのもいいですよね。

こちらは夕陽が非常に美しいスポットでもあるので、私のおすすめは、遅めのランチからそのまま夕暮れまでのんびりする過ごし方。食事を済ませた後に、冷たいビールとおつまみ(isca de peixe、イスカ・ジ・ペイシ…小魚のフリット)でまったり2次会なんていうのはいかがでしょう?夏は夕方になってもまだ気温がかなり高いので、海遊びも十分楽しめますよ。 BR2010_1201_0104

ホテル宿泊者以外のビジターは、ケーブルカー料金として一人約1300~1750円(曜日による)を支払いますが、同額の飲食チケットをもらえますのでだいたい元は取れます(笑)。 砂浜のビーチもいいですが、プライベートな空間でのんびりする時間はまた格別ですよ。詳しくはホテルのサイトでご確認ください。(英語あり) http://www.solexpress.com.br/SolVictoriaMarinaGastronomia.aspx

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「真夏のクリスマスは音と光の一大スペクタクルで!」

23 11月
2010年11月23日

南半球に位置するブラジルで迎えるクリスマスは、雪の降る中ロマンチックに白いイブ…というのがありえない、夏真っ盛りのクリスマスです。だからと言って、盛り上がりに欠けるわけではありませんよ!南部のリオ・グランジ・ド・スル州Gramado(グラマード)市では、おそらく世界中見渡しても他に例がないと思われる盛大なクリスマス・イベント「Natal Luz(ナタウ・ルース)が2ヶ月半に渡って開催され、国内外から多くの観光客が訪れます。

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ナタウはポルトガル語でクリスマス、ルースは光を意味し、さしずめ「クリスマス・イルミネーション」と言ったところ。しかし、単に町じゅうをイルミネーションで彩るとか、巨大なツリーが置かれるとか、クリスマス市が立つ…というのではありません。まさに「クリスマス」をネタにした様々なアトラクションが展開されるんですよ。

例えば、「Fantastica Fábrica de Natal(クリスマスの夢の工場)」と題されたミュージカルショウ。歌あり、踊りあり、サーカスありの実に見事なエンタテイメントです。小さな男の子がサンタクロースに手紙を書くシーンから始まり、おもちゃの兵隊が出て来たり、クルミ割り人形を彷彿とさせるシーンが出て来たり…。家族みんなで楽しめるストーリーです。

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クリスマスデコレーションで美しく飾られた街を、サンタや天使が賑やかに練り歩く「Grande Disfile do Natal(クリスマス大行進)」も人気のアトラクションの一つ。キャストたちは、この街の住民の大半を占めるヨーロッパ移民の子孫(ドイツ系、イタリア系)が中心。金髪に青い目は、およそブラジル人のイメージとは程遠いかと思いますが、ブラジルの奥深さを実感できるパレードであります。

そして私の一押しが、「Nativitaten(ナチビターテン)」と呼ばれる一大スペクタクル・ショウ。湖のほとりに設けられた見物席から、湖上に浮かぶステージを眺めると言う、その状況からして珍しいのですが(イメージとしては、東京ディズニーシーの水上ショウ)、内容がまた素晴らしいのです。オペラ歌手のような歌い手が何人も登場し、イルミネーションに輝く噴水、そして夜空に放たれる花火に合わせ、クリスマスソングを歌い上げるのです。

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これも一応ストーリー展開があり、大地の誕生、人類の誕生、そして救世主キリストの生誕…と、なかなかに壮大なのですが、そのようなことはあまり考えず(笑)、とにかく目の前に次々に繰り出されるド派手な、しかし聖なるシーンの数々を堪能しましょう。神聖なはずのクリスマスが、ブラジルの手にかかるとこうなるのね…と圧倒されること間違いなしです。   以上の3大アトラクションは、それぞれ入場料が必要(約2000円~)ですが、他にも 子ども向けのマリオネット・ショウやクリスマス・グッズを売るマーケット、コーラス隊や器楽隊の演奏など、無料イベントも豊富です。ヨーロッパ風の街をぶらぶら歩きつつ、ふらっと人の輪をのぞいてみたりするだけでも楽しめますよ!

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こんなブラジルもあるんだ…と、感動すること請け合いです。かなり穴場的スポットと言えますが、陽気で楽しい夏のクリスマスは、忘れがたい思い出になることでしょう。11月4日~来年1月16日まで開催しています。ショウの日程などは公式サイトhttp://www.natalluzdegramado.com.br/でご確認ください(英語あり)。

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ペロウリーニョで極上ステイ

05 11月
2010年11月5日

前回、サルヴァドールで1泊するなら、私なら迷わず世界遺産地区であるペロウリーニョに宿を取りたいですね…と書きましたが、さて、そのココロは?

やはり、ペロウリーニョは「夜」が楽しいからです。特に、11月からカルナヴァルが終わって数週間(3月頃)までのハイシーズンには、毎晩のように広場で音楽ライブが繰り広げられ、それはそれはサルヴァドールらしいエンタテイメントが楽しめるのです。

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宿がペロウリーニョにあれば、飲んで踊って疲れてもすぐに部屋に帰って眠れます。ここ以外の地区にもし宿を取ったとしたら、夜ですと治安の面からも必ずタクシーを使わなければならず、ちょっと面倒ですよね。

そしてペロウリーニョの表情は、朝・昼・夕方そして夜…と、それぞれに違って見え、どれも素敵です。その地区にベースがあれば、違った時間に何度も通りを歩くことになりますから、時間ごとに違った発見があっておもしろいかも知れませんよ。

今回ぜひご紹介したいのが、この地区にある高級ホテルたち。かつては、どちらかと言うとバックパッカー向けのシンプルな安宿が多いイメージがありましたが、ここ数年、旅慣れた大人も満足できる、クオリティの高い高級宿がいくつも登場しました。

代表格はやはり、「Pestana Convento do Carmo(ペスターナ・コンヴェント・ド・カルモ)」。元修道院が改築され、5つ星ホテルへと生まれ変わりました。広々とした中庭、落ち着いたプール、スタッフの対応も洗練されていて…。どれもサルヴァドールには珍しいものばかり。私はランチ時にレストランしか利用したことがありませんが、とにかく静かで居心地がよく、すぐそばにペロウリーニョの雑踏が広がっていることを忘れさせられました。無料ライブなどが行われるエリアから少し坂を上って歩きます。宿泊料金は1泊1室ツイン25000円から。

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この地区に来たら必見の「黄金の教会」、Igreja Sao Franciscoの目の前にあるのが、オープンしてまだ数年の「Villa Bahia(ヴィラ・バイーア)」。入り口は一見普通の歴史建造物にしか見えませんが、1階には素敵なレストランがあり、意外にも奥行きがある建物です。部屋も明るく清潔感があり、値段に見合ったサービスが受けられると好評のようです。こちらもランチ時のレストラン利用のみですが、なにしろメインの広場に面しているので、のんびりとマンウォッチングをするだけでも楽しめました。1泊1室ツイン18000円から。

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最後にもう一軒。旧市街散策ルートのまさに真上にあり、とにかくロケーションがいい「Casa do Amarelindo(カーザ・ド・アマレリンド)」。ここも、知らないと通り過ぎてしまいそうな入口です。お土産屋さんが建ち並ぶ小路にさりげなく佇んでいるのです。しかしいったん中に入ると、別世界が広がっています。なんと海を見渡せるプールもあるんですって!残念ながらここは入り口とパンフレットのみでしか知らないのですが、世界中を旅した友人がこの宿を絶賛していました。オーナーは英語もOKの知的な方でしたよ。旅行クチコミサイトの「tripadvisor」で、市内ナンバーワンに輝くのもうなずける宿ですね。1泊1室ツイン13000円から。

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市内在住ですと、なかなか泊まる機会のないホテルですが、この三軒にはいつか必ず…と思っています。きっとサルヴァドールの思い出が2倍も3倍も素敵なものになるに違いありませんから。

「サルヴァドールのホテル、どこにしよう?」

15 10月
2010年10月15日

サルヴァドールは、旧市街が1985年にユネスコの世界遺産に登録され、観光都市として特にアメリカやヨーロッパ、それに南米の近隣諸国(アルゼンチン、チリなど)からの旅行者に非常に人気があります。そのため、市内の宿泊施設も豊富で、よほどのことがないかぎり、市内中のホテルが満室ということは起こりません。(さすがに、街最大のイベント・カルナヴァル期間中は満室に近くなりますが)

選択肢が多い分、では一体どこに宿を取ろう…と悩んでしまう方も多くいらっしゃいます。ブログを通じてよくお問い合わせメールをいただくのですが、多くはホテル選びに関するものです。

まずホテル選びの前に、地区選びをする必要があります。旧市街散策をメインにし、夜の路上ライブなどを楽しみたいなら、旧市街(ペロウリーニョ)地区。もしくは少し範囲を広げてカンポ・グランジ地区もいいでしょう。安宿から超高級ホテルまで、グレードの幅が広いのも魅力です。外観も可愛いユースホステルのLaranjeirasは、大部屋の他、二人部屋の個室などもあり意外と使えます。

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外国人ツーリストが多く、灯台やビーチなどの観光スポットにも近くて便利なのがBarra(バッハ)地区。こちらも、安宿から三つ星までバリエーションも豊かでお勧めです。日本人がよく利用するのはMarazulホテル。フロントの対応も親切で、部屋や朝食もなかなかとの評判です。個人的にお勧めなのは、ヨーロッパ人オーナーのプチホテル、Noa-Noa。アットホームで、英語が通じます。旅行代理店も併設しているので、ブラジル国内線の手配などもお願いできるのが心強いですね。

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海沿いに建ち、太平洋を望むオーシャンビューが魅力なのが、Ondina(オンジーナ)地区とRio Vermelho(ヒオ・ベルメーリョ)地区。後者は、夜も賑わうバーやレストランも多く、賑やかに過ごしたい人にも向いています。サルヴァドールで一番有名なアカラジェの屋台、Dinhaの店も近いです。ここでのお勧めは、全室オーシャンビューが売りのPestanaや、ロケーションの割に手頃な価格が嬉しいIbis、Mercureの両チェーンホテルです。

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市内中心部からは離れますが、やはり灯台とビーチが人気のItapoã(イタポアン)地区にもリーズナブルなポウザーダ(民宿、プチホテルの意味)が集まっています。夕日が美しいことでも有名な地区です。

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さらに海を間近に感じ、静かで落ち着いた雰囲気を感じたいなら、Stella Mares(ステラ・マーリス)地区。大型の高級リゾートホテルも多く、ちょっとリッチな休日を満喫できますよ。

どんな過ごし方がお好きかによって、宿選びの観点もずいぶん違ってきますよね。悩ましいところですが…もし私がこの街に1泊しかしないなら、迷わずペロウリーニョに宿を取ります!とだけは言っておきましょう。

バイーア州サルヴァドール

11 10月
2010年10月11日

ブラジル北東部(ノルデスチ)観光のハイライトとも言えるのが、私が住む街、バイーア州サルヴァドール。ブラジル最初の首都として栄え、当時はアフリカから数多くの奴隷が到着する港でもありました。今でもアフリカにルーツを持つ褐色の肌のブラジル人が住民の大多数を占め、他の地域とは一味もふた味も違う雰囲気を醸し出しています。(サンパウロやリオに住むブラジル人に言わせれば、「バイーアは外国だ」とのこと…)

さてそんな独特のキャラクターを持つサルヴァドールには見どころがたくさんありますが、もしあなたが現地ガイドを依頼せず、団体ツアーにも入らず、全くの個人旅行で訪れるとしたら、まずは迷わずSalvador Bus(サルヴァドール・バス)に乗りましょう!

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これはいわゆる「2階建て定期観光バス」で、一度乗車すると、市内の必見ポイントを一通り巡ることが出来ると言うもの。料金は一人30レアル(約1500円)で、日・祝を除く毎日運行されています。ガイドが一人乗車し、各スポットでは、ポルトガル語、英語、スペイン語の音声ガイドが流れます。

バスはまず、大型ショッピングモールのShopping Iguatemiからスタート。途中、いくつかの大型ホテルでお客さんを広い、Farol Da Barra、Praça Municipal、Mercado Modelo、Igreja do Bonfim、Ribeiraを回ります。どれもガイドブックには必ず載っている観光スポットですが、たとえば一番遠いRibeiraなどは、Iguatemiからタクシーで移動すると、片道40レアル(約2000円)程度かかります。結構、サルヴァドールは広い街なんですよね。ですから、このバスは、交通費の面だけ見てもお得!

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これだけのスポットを巡り、約5時間でスタート地点に戻るので、各地の停車時間が短くなるのは仕方がないですかね。Farol Da Barra、Igreja do Bonfim、Ribeiraでは各10分間のみの滞在です。街一番の見どころである旧市街(Praça Municipal、Mercado Modelo)での滞在は1時間半と割合たっぷりと取られているのですが、教会をじっくり見たり、お土産選びをしていると、ついランチの時間が足りなくなってしまったり…

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ただ、夏のハイシーズン(12月~3月)になると、バスの本数が1日2本から5本に増えます。5本とも同じルートをそれぞれ1時間ずらして巡りますから、例えば第一バスで最初のスポットに到着し、10分後に同じバスに乗らず、1時間後にやって来る第二バスに乗ってもOKというわけです。

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ところで私がこのバスをお勧めしたい理由…それは、バス自体が絶好の写真撮影場所になるということ!視点が高く、窓のないオープンタイプ(天井にテントが張られ、直射日光や雨は避けられます)。と言うことは、何にも遮られることなく、安全な場所から街の様子を思う存分撮影できるんですね。観光地ではない普通の庶民が利用する市場や通りなどは、治安の面からなかなか気軽にカメラを向けることは出来ません。が、このバスからは撮り放題!おかげで、今まで上手く撮影できなかったサンジョアキン市場(激安の庶民派市場)もこんな風に撮れましたよ。

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詳しい時刻などについては、空港やホテルでお問い合わせ下さい。よほどの混雑期でない限り、予約なしでも乗れます。ホテルからの乗車を希望する場合は、ホテル経由で前日までに予約するといいでしょう。

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