月別アーカイブ: 12月, 2010

カルガリーの人気クリスマスパーティースポットは学校内?

20 12月
2010年12月20日

日本では忘年会シーズンの12月。カナダでも11月末から12月末にかけては会社や友人間の「クリスマスパーティー」で忙しい。カナダで何件か違う会社に勤めたが、こちらの忘年会は「十社十色」だ。レイクルイーズの高級ホテルに泊まりがけで盛大なダンスパーティーを開く会社。部署の仲間だけでクリスマスランチに出かける会社。市内のレストラン貸し切りでクリスマスディナーをする会社。社員の家でホームパーティを開く会社。社風や景気がクリスマスパーティーから垣間みられて、なかなか面白い。

 

さて、この時期ランチやディナーパーティーで常に混み合い、予約を取るのがほぼ不可能なレストランがカルガリーに何件かある。その中でも最も人気が高いのがHighwoodだ。

 

CAN_1202_0101

レストランの入り口

 

Highwoodのロケーションはレストランの多いダウンタウンや17アベニューではなく、なんと SAITという公立専門カレッジの中だ。 SAITはビジネスやコンピューター、エンジニア関連のプログラムなどを幅広く提供している学校で、 Highwood はこの学校の旅行、ホテル関係の学部に運営される。レストランは生徒達の実習の場なのだ。

 

シェフ志望の学生が料理を作り、飲み物はバーテンダー志望の学生担当。注文や案内をしてくれるのは、旅行関係のマネージメントを学んでいる学生達。初々しい学生が一生懸命注文を取ったり、先生に直されながら飲み物を作ったりしている様子が見られて、なんだか可愛らしい。

 

さて、学生の学び舎であるこのレストランがなぜこんなに人気が高いのか。

 

まずは値段の安さ。5コースのディナーが44ドル(約4000円)とかなりリーズナブル。コースはパンで始まり、スープ、サラダ、前菜、主菜は数種類の中から選び、デザートは食べ放題のビュッフェ。カルガリーで4000円で5コースお腹いっぱい食べられるレストランは他にないだろう。

 

CAN_1202_0102

前菜の海老のココナッツ仕立て

 

CAN_1202_0103

トマトとモッツアレラチーズのサラダ

そして、人気の一番の理由はなんといってもおいしさ。儲けではなくて学生育成が目的のため、使っている素材の品質がまず高い!調理も先生の厳しい指導のもと行われるためか、お肉の焼き加減やソースの味などもすばらしい。パンもデザートもすべて学生達がその日に作った新鮮なもの。メニューは創作的なものも多く、盛りつけも凝っていて、さすが料理学校。メニューは一年に一度変わるので、毎年足を運ぶのが楽しみだ。

 

CAN_1202_0104

主菜のラム

 

CAN_1202_0105

主菜のサーモン

 

さて、クリスマスシーズンが終われば予約が取りやすくなるこのレストラン。カルガリーにお出での際はぜひぜひお試しあれ! 学校が開いている間のみの営業のため、週末や夏休み(6月中旬から9月初旬まで)はお休みなのでご注意を。

 

CAN_1202_0106

デザートビュッフェ。今回はタルトが中心。

 

ウェブサイトはこちら(英語):

http://sait.ca/pages/about/organization/departmentlistings/hosptour/highwood/

 

カルガリーの冬

16 12月
2010年12月16日

カルガリーにいよいよ本格的な冬がやってきた。

 

カルガリーの本格的な冬って?

 

まず、最高気温が0度以下。先週から今日にかけては最高気温が零下10度を越える日はなく、今朝はなんと零下30度!そんな日でも、学校閉鎖になることもなく、カルガリアンは元気に通学、出勤。家や学校など建物の中はセントラルヒーティングなので常に暖かく、長袖シャツ一枚でも大丈夫なくらい。外と中の気温差に体もビックリ。

 

CAN_1201_0101

市内の川も凍って上を歩けるほどカチカチに

 

もちろん降雪も。日本の東北のように二階にまで積もるような積雪はないといっても、降った雪が溶けない。その上を毎日車が通って雪を押しつぶすため、道路がツルツルに。雪が降る度に除雪車や塩や砂利を撒く車が来るけれど、それでも間に合わない状態で、運転するのが怖い…。

 

CAN_1201_0102

滑りやすくなっている市内の主要道路

 

そして、さらに日照時間が短い!12月1日の日の出は8時18分、日の入りは4時33分。明るくなる前に通勤して、暗くなってから帰宅することになるため、太陽を見られる時間が短すぎる!とはいっても、バンクーバーの曇り空続きの冬と違って、日中は太陽が燦々と照っている日が多いのがカルガリアンの自慢らしい。気温はバンクーバーの方が東京と同じくらいで、ずっと過ごしやすいのに(笑)!

 

そんな厳しい冬にカルガリアンが楽しみにしているものが2つある。

 

一つ目はもちろんスキー。カルガリー近辺にはナキスカ、レイクルイーズ、サンシャインなど世界に誇るアルペンスキー場がたくさん。そして、ロッキー山脈内にはクロスカントリーが無料で楽しめるトレイルがいくつもある。私の周りにはアウトドアスポーツがあまりできない秋や春よりも、スキーの楽しめる冬の方が断然好き!と言う人が何人もいるくらいだ。

 

CAN_1201_0103

カナナスキスカントリー内の、クロスカントリートレイル

 

さて、冬の間カルガリアンが一番待ち遠しくしているのはなんと言っても「シヌーク」(Chinook)だろう。シヌークは乾燥した暖かい風がロッキー山脈の東側に吹き込む現象のことで、アルバータ州の南部やモンタナ州で冬の間に起こる。世界でもめずらしい現象だ。原住民の言葉で「雪食い」を意味するシヌーク、この風が吹くと気温が一気に上昇し、文字どおり雪が食われるようにどんどん溶ける。前日零下30度だったのが、シヌークの吹いた日には一気に気温が10度まで上がったりすることもあるので驚きだ。同じアルバータ州でも州都のエドモントンではシヌークは吹かないため、雪は春まで溶けない。まるで砂漠の中のオアシスのように、カルガリーと周辺都市につかの間の「春」を運んでくれるのがシヌークなのだ。

 

マイナス30度の中遅れた電車を待ちながら、「今年も早くシヌーク吹かないかなあ!」と心待ちにしている私であった。

 

CAN_1201_0104

通勤の道の木にフワっと降り積もった雪

 

Copyright© 2017 カナダ情報 All Rights Reserved.