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大連でいま「あのレストラン」が評判なワケ

31 10月
2010年10月31日

大連の中心部、友好広場に面して建つ瀟洒な建物。街のランドマークとしても有名な「インターコンチネンタル大連」です。

 

 

ホテルは今年でオープン2年目、まさに波に乗り始めたところでしょうが、殊に最近このホテルの人気が急上昇しているとの噂を聞きます。

なにやら海外から腕利きのシェフを呼び寄せたとか。

そこで、お料理の味見を兼ねて、ホテルの見学に行ってまいりました。

 

 

ホテルはロビーから客室に至るまでロココ調と中華風の豪華なコラボレーション。センスの良い家具や、スペースをたっぷり取った配置が落ち着いた雰囲気を醸し出し、まさに「大人のためのホテル」と言った感じです。

 

そして「噂」の的(まと)であるレストランについては、ホテルの“エグゼクティブ・シェフ”ショルトマイヤー氏に直接お話を伺うことが出来ました。

 

 

ホテル内のレストランは「イタリアン」「中華」「ビュッフェ」の3つ。

中でもイタリアンレストランの「Piccolo(ピッコロ)」は、トラディッショナルなイタリアンにフレンチや和食など、インターナショナルな手法を調和させ、創作性に豊んだ味を楽しんでもらえるレストランに仕上げた、とのこと。

 

 

同氏の手による料理は、まず見た目の美しさに魅せられます。

シンプルでバランスが良くて、いかにも美味しそう!やっぱり見た目って大切ですね。

そしてお味の方は…、斬新なアイデアなのに、どこか「ホッ」とするお味に驚かされます。

品があって整った味、と言いましょうか。食べることにこんなに夢中になったのは久しぶりです。

 

 

ショルトマイヤー氏はオーストラリア生まれ。今年の5月より同ホテルのエグゼクティブ・シェフに就任しました。

これまでに、アジア、アメリカ、ヨーロッパなど世界8カ国で活躍、長くリッツカールトンホテルでエグゼクティブ・シェフとして務めた後、中国にやってきました。

 

「同ホテルでは、これまでの経験と知識の集大成として、レストラン全体の改革に力を注いできました。まだ道半ばではあるものの、日々の変化は確かに感じることができます。そのことはゲストとの会話の中でも確信を得ています」さらに、「ゲストの視点に立ち、“何が求められているか”を読み取ることが大切。そのためにゲストとのコミュニケーションは大切にしています」

 

 

また、ビュッフェレストランの「Café(カフェ)6」も、大きく変化したレストランの一つです。

特に人気が高いのが、金曜と土曜限定の「シーフードビュッフェ」。

ウニやロブスターを始めとしたシーフードが食べ放題の上、なんと、ワインやビールも飲み放題というから驚きです。

また、先日のハロウィンの夜には「ハロウィン特製料理」を用意し、店内を隈なくハロウィンムードに彩ったところ、子供たちを始め、ゲストは皆大喜びだったそうです。

 

「“変化”を感じてもらうためには、“インパクト”が大切。他のレストランに行く必要が無い、と思ってもらえるような味とサービス、そしてアイデアを提供したい」と同氏。

人気が急上昇する理由も大いに納得です。

 

 

現在、大連市の年間外国人観光客は95万人に達します。

外国人駐在員の数も増え、市の国際化が進む中、外国人の舌に合わせた「料理」は必要不可欠です。

そんな中ショルトマイヤー氏は頼もしいリーダー的存在と言えるでしょう。大連で「国際的レベルの味」が楽しめるなんてスゴイことです。

大連に訪れるビジネスマンたちも、楽しみがひとつ増えたのではないでしょうか。

「旧大和ホテル」が刻む100年の歴史

23 10月
2010年10月23日

大連の中心部「中山広場」の正面に、堂々たる構えの歴史的建造物があります。「大連賓館」の看板を掲げたその建物こそ、今から100年前に南満州鉄道によって運営された「旧大和ホテル」です。

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満州時代の建造物が立ち並ぶこの界隈でも、際立った風格を見せる「旧大和ホテル」。その建物に目立った損傷はなく、100年も前に建てられたとは思えないほど、綺麗な状態で保たれています。正面から見ると「花崗岩のイオニア式ジャイアント・オーダーが8本並ぶルネッサンス様式(大連賓館ホームページ参照)」が威風を放ち、建物に近づいて見ると、手の込んだ美しい飾りがあちらこちらに施されているのがわかります。

また、正面玄関に続く唐草模様のキャノピーも当時のままで、年月を感じさせない建築技術の高さには驚かされます。

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「大和ホテル」時代に「大広間」として使用されていた部屋を見せてもらいました。現在は会議室として使われているそうですが、優雅な造りの室内はやはり「大広間」として使うにふさわしい印象です。神殿のような円柱を施したこの部屋で、その昔、華やかな「晩餐会」が開かれたのでしょうか。100年前の光景に、ふとタイムスリップできるのも、大和ホテルとしての歴史あってのものでしょう。

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当時のまま保存されている客室に、ラストエンペラーの溥儀(ふぎ)が宿泊していたとされる部屋があります。ふた部屋続きのスイートルームのようですが、部屋はとても狭くこぢんまりとしていて、溥儀が使用していたとされるベッドも、当時の人向けらしくとても小さなものでした。壁に飾られたモノクロの肖像写真を見ていると、まるで歴史の中に足を踏み入れたような錯覚さえ覚えます。

大連賓館の中にはこのように、展示用に保存されている部屋がいくつかあります。写真撮影は禁止ですが、博物館としての意味合いも兼ねているため、宿泊客以外にもそういった部屋を案内してくれます。

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一般の客室に続く廊下や階段はいかにも古めかしく、その上照明も暗いため、夜遅い時間に一人で歩くのはチョット怖そうです。それを「クラシック」という言葉で表現すれば良いのでしょうが、それにしてもこれ以上の「クラシック」はありません。隅から隅までしっかりと“100年分の歴史”が染み込んでいます。普通のホテルではなかなか味わえない醍醐味です。

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大連で最も古いホテルとしても知られる大連賓館ですが、ここを訪れる日本人にとってはやはり「旧大和ホテル」としての意味が大きいようです。100年前の日本が国外の地に、これほど立派で瀟洒なホテルを造ったという驚きもさることながら、当時の「満鉄」の繁栄ぶりを改めて目の当たりにするのです。近年では日本の政府要人もここを利用するなど、「歴史の象徴」としての位置は不動です。

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歴史の波に晒されながらも、脈々と生き続ける「旧大和ホテル」。その建物から感じられる生命力の源は、今なおホテルとして使用されているからと言っても過言ではありません。これから先もずっとこの場所で、新たな歴史の流れを見守り続けてほしいものです。

「天津街」で食い倒れ、大連の味覚はここにあり

21 10月
2010年10月21日

大連の中心部、中山広場からほど近い「天津街」は、市内で最も賑やかな通りとして知られています。屋台や海鮮料理のレストラン、みやげ物屋に古物商、果ては日用雑貨に至るまで実に様々な店が並び、まるでお祭りのような雰囲気を醸し出しています。

天津街は大連駅から歩いて5分ほどの距離。列車を降りた観光客は、まずここに立ち寄ります。彼らのお目当ては種類豊富な屋台の食事、それから貝細工や乾物類を売るみやげ物屋です。

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中でも人気なのが、厚手のクレープ生地に肉や野菜をはさんで食べる「灌餅(グヮンビン)」や、豆腐を発酵液に浸して作る「臭豆腐」など。他にも肉や魚介の串焼き、たこ焼き、焼き栗、旬のフルーツにスイーツなど盛りだくさん。運が良ければ(悪ければ?)ムカデやクモなど驚きの食材が並ぶ店まで登場します。

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そして夕飯時に混み合うのが海鮮料理のレストラン。「大連と言えば海の幸」と言われるだけに、これを楽しみにやってくる観光客も少なくありません。各店の外には“生け簀”があり、客が好きな魚を選べるようになっています。カニやロブスター、ウニやイカに貝類など、大連の魚介類は豊富で味が良いと評判です。

料理の仕方を注文したら、あとは出来上がりを待つばかり。しかし、その前に忘れてはならないのが値段の確認です。食べ終わってからお勘定を見てビックリ仰天!なんてことになったら大変。

高いと思えば値段交渉もできるのが天津街の醍醐味、交渉に成功したら美味しさも倍増です。

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食べ物の店だけではありません。日用雑貨屋の出す屋台には、老眼鏡から海水パンツ、鼻毛切りにマトリョーショカ等など、雑多な品物がズラリ。まるで「何でも屋」のようですが、意外にもお客は引きも切らずやってきて、売れ行きは決して悪くありません。

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そして更に進むと今度は古物商の屋台通りです。こちらは天然石や瀬戸物、コインなど、古めかしい品々を並べては、静かにお客を待っています。品物の価値の程はわかりませんが、ブラブラと冷やかしで見て歩くにはもってこいです。この界隈は長い天津街の通りの中でも一番静かでホッと落ち着ける場所、老人たちの憩いの場にもなっています。

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戦前には「浪速街」と呼ばれ、やはり大層な賑わいだったというこの通り。今ではすっかり様変わりしたものの、賑やかさはそのまま受け継いでいます。ひしめく店を覗きながら、旬の味覚に舌鼓を打つのが天津街の楽しみ方。これからの季節は海鮮料理屋の店先が気になります。大連の秋は、どこよりも早くここ天津街に訪れるのです。

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