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中国でもっと気軽に「オーダーメイド」

15 3月
2011年3月15日

中国に遊びに来たらぜひ試してほしいものがあります。
それは「オーダーメイド」。
世界にたった一つ、「自分だけのもの」を作る楽しみは格別です。
今回は中国で試せる「超お手頃な値段のオーダーメイド」についてご紹介します。

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「オーダーメイド」とひと口に言ってもその種類は様々です。
洋服からバッグに靴、家具からペットそっくりの縫いぐるみまで何でもありますね。
でも問題はその金額の高さ。
一点もののハンドメイドともなればどうしても値段は高く付きがちですが、中国ではそんなことはありません。
例えば私が「オーダーメイド」で作ったこちらのジャケット2点。
一枚(薄緑色)は中華風に“くるみボタン”をつけ裏地も同系色、もう一枚(黒)は雑誌から気に入ったものを選び、それと全く同じ形に作ってもらいました。

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お値段は薄緑色の方が45元、黒い方は150元(どちらも生地は別料金)、日本円に計算すると585円と1950円ですから(1元=約13円)、こんな安い買い物はありません。
デザインには細かい指示を出せるし、生地は色も材質も好きなものを選べます。
生地はモノによって値段が違いますが、これも決して高いわけじゃありません。
シワになりにくいものを選び、充分な寸法を切ってもらい、それでもこのジャケット一着分が3~40元で済みました。

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私が作ったのは深セン市の羅湖地区にある有名なショッピングセンター「商業城(上の写真)」の中、「布市場」のあるフロアです。
ここには布屋もテーラーもそれぞれ数十店舗ずつはあるでしょう。
まさにフロアいっぱいにひしめき合うと言った感じです。
これだけ多いと店選びも大変ですが、テーラーはどこの店でも必ず「出来上がり品」を展示していますから、それを良くチェックするのがポイントです。
私もそんな風にして初めての店を選びましたが、キレイな出来上がりに大満足です。
日数は通常なら1週間はかかるのですが、旅行で来ていることを言って急いで貰うよう交渉するとよいでしょう。
よほど予約がいっぱいじゃない限り請け負ってくれることと思います。
幾らかチップを置いていくと、より丁寧な仕上がりになるかも(?)知れませんね。

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こちらは「ミニチュアそっくり人形」です。
数枚の写真を元に見た目から服装、小物に至るまで本物そっくりの人形を作ってくれます。
作風はお店によって様々で、うんとマンガっぽいものも有れば、逆にかなりリアルな顔つきのものもあります。
こちらも店頭にサンプルが並んでいるので、好みの作風の店を選べばよいでしょう。
私の場合、リアル過ぎずマンガっぽくなく、更に表情が生き生きしているかどうかが店選びのポイントでした。
ズバリ「ここだ!」と思った店に飛び込み、出来上がった作品がコレです。
お値段は本体のみで230元ほど。
台やケースをつけて合計260元ほどだったと思います。
ウエディングなど定番のボディはひな形が置いてあるので、それを選べば(顔だけの制作で)お値段はずっとお安いようです。

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このそっくり人形は、全工程にかかる日数が通常で約2週間。
旅行者の場合はあらかじめ写真を送っておくか、あるいは出来上がった作品を日本まで送ってもらう手続きをする必要があります。

この頃はすっかり「中国の食べ物は貰っても困るわぁ」と言う風潮ですが、こういうギフトなら喜んでもらえそうです。
クオリティーの高い作品を売る店があちこちにあり、だからこそお値段は“よりお手頃”になるのですからお客にとっては嬉しい限り。
やっぱり中国は「手作りの国」です。

「上野」「小樽」そして「大連」へと続くもの

06 3月
2011年3月6日

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大連がその昔「日本の街」であったことはご存知のことと思います。
その当時に造られた建築物は今なお大連の歴史を語る上での重要な存在として残され、また活用され続けています。

ところでそうした建築物の中に、ひとつ面白いものがあります。
それは日本と大連をいまだに繋ぎ止めているパイプ役と言っても良いでしょう。
今では「よく知らない街」となってしまったここ大連が、かつては「日本の街」であったことを、現代の私たちに教えてくれる存在です。

「上野」「小樽」「大連」を結ぶキーワード。
何か思い浮かぶものはありますか?
答えは「駅」です。

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上野、小樽、大連の「駅舎」は、デザインがとてもよく似ています。
よく「大連駅は上野駅を模して造られた」と言われますが、写真で見ても確かにソックリです。
両翼を広げたような形、縦長の窓、そして人の流れをスムーズにするために工夫を凝らした構造までもが似せて造られているのです。
また上野駅が造られたのは1932年、小樽駅は2年後の1934年、そして大連駅は更にその3年後の1937年といずれも近い時期に建築されています。

そこまで似ているのなら設計者も同じなのではないか、と思うところですが、上野と小樽の駅舎は同じ酒見佐市氏の設計であるものの、大連は当時の南満州鉄道の太田宗太郎氏によるもので、別人の設計と言うことになっています。
この二人の設計者の間にどのような繋がりがあるのか、また南満州鉄道の太田氏が実際に大連駅の設計を手掛けたのかどうか興味を惹かれるところですが、残念ながらハッキリとしたことはわかりません。
ちょっと不思議な話です。

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大連駅は1937年に新駅舎が誕生するまではロシアが建てた駅舎を使っていました。
それは支線のみの小さな駅だったと言うことです。
その後ロシアから租借権を譲り受けた日本が、大連駅を満州の中でも重要な駅のひとつとして位置づけ、鉄道を中心とした「日本の街づくり」を始めます。
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2003年の大連駅開設100年記念に合わせた改築の際には、従来の駅舎を取り壊す案も出されたそうです。
しかし結局は増改築にとどまりました。
こうしていまだに「上野駅に模して造られた」大連駅は、この街の「顔」として生き続けているのです。

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70数年前、この場所に現れた斬新な駅舎の姿を、当時の在住日本人たちはどんな思いで見上げたことでしょう。
私たちの中から歴史の記憶が薄れても、上野、小樽、大連は目に見えない線路で繋がっています。
冬の間観光客も少なくひっそりとしていた大連の街は、これから暖かな春を迎え、また賑やかな街に戻ります。
大連駅の周辺が早朝からカオスと化すのももうじきです。

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