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「労働公園」で見たり食べたり遊んだり

19 4月
2011年4月19日

大連の中心部に位置する「労働公園」は、市内で最も大きな公園です。
広さは約102万㎡、広々とした公園内には自然溢れる風景と広場や遊園地が共存し、歩くたびに違った表情を楽しめるのが特徴です。

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入口を入ると広々とした空間が行く手いっぱいに広がっています。
そのすぐ左手には日光東照宮にも似たカラフルな門が目を引き、そこをくぐると屋根つきの休憩所から大連の街が眺められるようになっています。
この公園はどこもかしこもゆったりとしたスペースで造り上げられているのです。

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もともとはロシアがこの地を租借していた時代に造られた公園でした。
その後1905年に租借権は日本に委譲され、この公園も日本人の手によって、多彩な遊び場として造り上げられていきます。
「中央公園」と呼ばれた公園の中にはテニスコート、野球場、乗馬場にスケート場まであり、当時としては贅沢とも言えるほどの充実ぶりだったようです。
そして、租借権を中国に返上した後、「中央公園」は「労働公園」と名を変え、今のように大連の“街のシンボル”として、人々に親しまれるようになったのです。

公園の中ほどに進むと一転「遊園地」の登場です。
ジェットコースターや観覧車、他にも様々な遊具があり、小さな子供が危険なく遊べるように用意されたカートは子供たちに(それとも親に?)大人気のようでした。

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人だかりがあるので何かと思って近づいてみると…どうやら輪投げでウサギを取るゲームのようです。
他にも玉入れゲームや空気トランポリンなど、半日では遊びきれない程の遊具があり、家族連れが多い理由も頷けます。

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子供たちの歓声を抜け更に奥に進むと、そこには知る人ぞ知る「EURO BAKE(ユーロベイク)」があります。
ここは欧米人たちの御用達、ピザやパン、スイーツ類が美味しいことで有名です。
店舗は見た目が地味で見つけにくいかもしれませんが、途中に看板が出ています。
見つけたらぜひ立ち寄ってみてください。

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そしてサッカーチームが強いことで有名なこの街らしい、サッカーボールのモニュメント。
大連の街のどこからでも眺めることができますが、実物はこの労働公園内にあります。

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広い公園内を歩いていると、「やっぱり中国は大きいなぁ」と実感します。
そしてその中には、人々が求める「憩いと楽しみ」がすべて詰め込まれていると言っても良いでしょう。
中国らしさ、そして大連の街ならではの風景を「労働公園」で味わってください。
もしかしたら100年もの昔、この公園で遊んでいた日本人の姿を想像することができるかもしれません。
「労働公園」はそんな歴史を持った場所でもあるのです。

北京ダックは“広東風”がウマい!

05 4月
2011年4月5日

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「食は広州にあり」と言うくらい、「広東料理」は多くの人たちに愛されています。
中でも飲茶が有名で、昼時にはどこの店でもたいてい飲茶用のメニューが出され、餃子や海老シュウマイ、小龍包(ショウロンポウ)など、美味しそうな料理がズラリと並びます。
他の地方の有名料理を「広東風」にお色直しすることも珍しくなく、そんな料理のひとつに“北京ダック”があります。

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北京ダックには「本場北京の北京ダック」と「広東風北京ダック」の2種類あります。
本場の北京ダックは皮と肉を一緒に切りますが、広東風は皮のみを削ぎ切りにし、まるまる残った肉は別の料理として出されます。
私たちが一般的に「北京ダック」と呼ぶのは、実は「広東風」のことだったのです。

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北京ダックを食べたい時はあらかじめ店に予約をしておく必要があります。
たいていの場合、一羽丸ごとと半身のどちらかを選べるようになっているので、少人数でもオーダーすることができます。
また中華料理店には個室がある店が多く、最低設定金額を消費する前提で少人数でも個室を使えます。
最低設定金額は店によって異なりますが、よほど高級店に行かない限り高い設定はされていません。
3,4人揃ったら個室を予約するとよいでしょう。

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北京ダックは客の目の前で切り分けられます。
まずは調理済みのダックを客にお披露目し、すぐにスタッフが慣れた手つきで皮を削ぎ落し皿に並べて行きます。
上の写真はその時の様子です。

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香ばしい香りを漂わせ、北京ダックの出来上がり。
この皮を白長ネギや細切りキュウリと共にクレープ状の皮で巻き、専用の甘辛いソースをつけて食べます。
「本場の北京ダック」とのいちばん大きな違いは、皮と肉の間にあるダック特有の分厚い脂肪が全くついていないこと。
あっさりと食べられるので、他の料理を頼んでも3~4人で半身程度は軽く食べられる量だと思います。

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残った肉はこの写真のようにピーナツと和えるなど、別の一品料理として運ばれてきます。
頼めば具の無い蒸しまんじゅうを持ってきてくれるので、中に詰めて食べても美味です。

「本場の北京ダック」と「広東風北京ダック」どちらも甲乙つけがたい美味しさです。
でも広東地方に来たなら是非とも「広東風北京ダック」を試してみてください。
なぜこの味が世界に広まったのかを納得することでしょう。

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