素晴らしい彫刻技術にため息!!

04 6月
2011年6月4日

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中国で大きなホテルや会社のロビーに入ると、大抵どこでも見かけるのが「彫刻」です。
木や石を素材とした彫刻は小ぶりなものから人の背丈ほどもある大きなものまで様々。
顔を近づけて良く見ると、細部にわたるまで実に細やかな手作業が施されていることに
驚かされます。
“富の象徴”とも言える中国の彫刻、その作品をご紹介します。

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中国の彫刻の歴史はとても古く、その作風は同じく彫刻が盛んだったヨーロッパの
ものとは違い、中国独自のものだと言われています。
モチーフに用いられるのは人、動物、植物や風景など様々。
下の写真のように七福神の中の「布袋和尚」と思われる神様や竜宮城のようなお城、
また野菜の「白菜」など、縁起の良いモチーフも人気があります。

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「翡翠(ひすい)」は石の中でも特に美しいことから『玉』と表現され、3000年以上の
長きにわたり、彫刻の素材として用いられてきたそうです。
もとより中国人は「翡翠」を好み、アクセサリーやラッキーチャームとして、今でも
よく使われています。
しかし、小さなアクセサリーならまだしも、大きなサイズのものは彫るのも大変ですし、
お値段も半端な額ではありません。
だからこそ翡翠の彫刻がひとつドーンと置いてあるだけで、その場所がいかにゴージャス
且つリッチで有るか、一目瞭然で思い知らされるというわけです。

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ところでひと口に「彫刻」と言ってもその手法は「彫刻」と「彫塑」に分かれ、前者が
素材を彫ることによって形を造るのに対し、後者は材料を加えて盛り付ける方法の事を言います。
さて写真の作品がそのどちらなのか素人の私にはわかりませんが、いずれ劣らぬ高度な
技術が必要なことだけはわかります。
もうひとつ、先に出てきた「白菜」について。
下の画像のように彫刻のモチーフとして良く登場する野菜ですが、なぜ「白菜」は
“縁起が良い”とされているのでしょう。(右側が白菜)

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それは「白菜」の発音が、「発財」や「百財」など多くの財を生むという意味合いの単語と
似ているからです。
なので、中国人のお宅に白菜の彫刻が鎮座ましましているのを見ても、決して笑っては
いけません。
皆さん大真面目です。見慣れないとチョット滑稽ではありますが。

大きな彫刻作品を上から下まで見ていくと、そこかしこに現れる人や動物、建物と自然の
繋がりがひとつのストーリーを編み出しているように思えます。

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豊かな表情や動きの表現はとても緻密で、いつまで観ていても観終わった気がしません。
「たかが置物」と通り過ぎることなくじっくり眺めてみてください。
どことなく“愛らしさ”が滲み出る作品は、まさに中国独特の作風に思われます。
お値段がもっと安ければひとつくらい我が家にも欲しいところですが、なんとも残念です。

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