「天津街」で食い倒れ、大連の味覚はここにあり

21 10月
2010年10月21日

大連の中心部、中山広場からほど近い「天津街」は、市内で最も賑やかな通りとして知られています。屋台や海鮮料理のレストラン、みやげ物屋に古物商、果ては日用雑貨に至るまで実に様々な店が並び、まるでお祭りのような雰囲気を醸し出しています。

天津街は大連駅から歩いて5分ほどの距離。列車を降りた観光客は、まずここに立ち寄ります。彼らのお目当ては種類豊富な屋台の食事、それから貝細工や乾物類を売るみやげ物屋です。

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中でも人気なのが、厚手のクレープ生地に肉や野菜をはさんで食べる「灌餅(グヮンビン)」や、豆腐を発酵液に浸して作る「臭豆腐」など。他にも肉や魚介の串焼き、たこ焼き、焼き栗、旬のフルーツにスイーツなど盛りだくさん。運が良ければ(悪ければ?)ムカデやクモなど驚きの食材が並ぶ店まで登場します。

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そして夕飯時に混み合うのが海鮮料理のレストラン。「大連と言えば海の幸」と言われるだけに、これを楽しみにやってくる観光客も少なくありません。各店の外には“生け簀”があり、客が好きな魚を選べるようになっています。カニやロブスター、ウニやイカに貝類など、大連の魚介類は豊富で味が良いと評判です。

料理の仕方を注文したら、あとは出来上がりを待つばかり。しかし、その前に忘れてはならないのが値段の確認です。食べ終わってからお勘定を見てビックリ仰天!なんてことになったら大変。

高いと思えば値段交渉もできるのが天津街の醍醐味、交渉に成功したら美味しさも倍増です。

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食べ物の店だけではありません。日用雑貨屋の出す屋台には、老眼鏡から海水パンツ、鼻毛切りにマトリョーショカ等など、雑多な品物がズラリ。まるで「何でも屋」のようですが、意外にもお客は引きも切らずやってきて、売れ行きは決して悪くありません。

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そして更に進むと今度は古物商の屋台通りです。こちらは天然石や瀬戸物、コインなど、古めかしい品々を並べては、静かにお客を待っています。品物の価値の程はわかりませんが、ブラブラと冷やかしで見て歩くにはもってこいです。この界隈は長い天津街の通りの中でも一番静かでホッと落ち着ける場所、老人たちの憩いの場にもなっています。

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戦前には「浪速街」と呼ばれ、やはり大層な賑わいだったというこの通り。今ではすっかり様変わりしたものの、賑やかさはそのまま受け継いでいます。ひしめく店を覗きながら、旬の味覚に舌鼓を打つのが天津街の楽しみ方。これからの季節は海鮮料理屋の店先が気になります。大連の秋は、どこよりも早くここ天津街に訪れるのです。

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