カテゴリー: 生活

蚤の市で掘り出し物を探そう

12 4月
2011年4月12日

週末になるとスペインのあちこちで蚤の市が開かれます。

一番有名なのは、毎週日曜日と祝祭日の午前中に開かれるマドリー(マドリッド)の
ラストロでしょう。公式サイトもあります。 http://www.elrastro.org/
スペイン最大の蚤の市で1000軒近い出店があり、ヨーロッパでも有数の規模だそうです。
場所はマドリー南部の古い地域で、最寄り駅は地下鉄5号線のラ・ラティーナ駅。
なんでも15世紀頃にここで開かれていた肉市場が時の流れとともに蚤の市に変わったとか。
商店が閉まってしまう日曜祝日に買い物ができるのは嬉しいですね。
ただ、スリが多いことで有名なのでご注意を。

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マドリーのラストロにはまだ行ったことがない私ですが、先日初めてバレンシアの蚤の市に
足を運んでみました。毎週日曜日の午前中に、サッカーのバレンシアC.F.のホームスタジアムである
メスタージャ横で開催されます。規模は小さいですが、いやー、面白いです。
だって、誰が買うの?というような品物ばかりなんです。見て下さい、このズタズタに破れた絵。

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通路にまで投げ出された古本。売る気あるんでしょうか?

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この瓶の価値はいかに???

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別名泥棒市と言われるのも納得。
路上に止めておいた自転車から車輪だけ盗まれることは日常茶飯事ですからね。

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古い人形をよく目にしました。このお人形は日本でも見たことがあるような・・・

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こんなお人形なら買う人がいるのも納得。お上品なアンティークちゃん達。

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でも、この子たちは無事里親が見つかるのだろうか・・・なんて心配になったり^^;
まあ、もっと哀れな子たちもいましたが。

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私の目にとまったのはアンティークのアクセサリー。ペンダントヘッドやブローチです。
まったく知らない故人の古い写真が加工されたものは少々気味が悪くて食指が動きませんが、
カメオや花模様がついた陶器のものはなかなか味があり素敵です。が、息子と一緒に行ったのもので
じっくり掘り出し物を見つけることができませんでした。唯一買ったのは(買わされたのは^^;)
ポケモンシール3シート、1ユーロなり・・・。近々リベンジに行きます!

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なお、バルセロナの蚤の市は週に4日間、月・水・金・土に開かれます。最寄駅は1号線の
グロリエス駅。マドリーのラストロ同様歴史ある市で、起源は14世紀にまで遡るとか。
夕方5時頃まで開いている所もあるものの、午前中で閉める所も多いので、行くなら午前中がオススメ。
一番出店数が多いのは土曜日だそうです。

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掘り出し物が見つかれば、旅のいい思い出になりますね。

禁煙大国になったスペイン

23 2月
2011年2月23日

私が初めてスペインを訪れたのは今から15年前のこと。多くのカルチャーショックを受けましたが、
その中でもハッキリ覚えているシーンがあります。それは、タバコの煙でうっすら曇ったバルの中、
ワインを飲む母親の傍らに置かれたベビーカーですやすや眠る赤ちゃんの姿。
日本だったらありえない!と驚いたものです。

話は少しそれますが、道端で知らない人に「タバコ持ってる?」と1本ねだる人がいることにも
驚きました。「火ある?」ならわかりますけどね。

<エスタンコと呼ばれるタバコ屋>
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とにかく、スペインはほんの数年前まで喫煙大国でした。レストランやバルはもちろん、バスや列車、
駅、職場、禁煙マークのあるところでももくもくと煙があがっていたものです。空港の荷物受け取り
ゾーンでは、禁煙マークがあちこちに貼られているにも関わらず、機内で我慢をしていた喫煙者達が
一斉にタバコに火をつけるシーンが印象的でした。

そんな禁煙事情が変わったのが、2006年1月に施行された禁煙法。飲食店、公共施設、駅、空港、
職場(禁煙室の設置も不可)での喫煙が禁止されるようになったのです。面積が100m2以下の
飲食店では喫煙か禁煙を選ぶことができ、100m2以上のところでは禁煙席と喫煙席を分けることが
義務付けられたものの、前者は客足が減ることを懸念し、禁煙としないケースがほとんどだったようです。

そして今年からさらに厳しくなりました!! 数年前の煙もくもく大国から一気に禁煙大国への
転身です。スペインに旅行に来る方はご注意くださいね。飲食店は全面禁煙になり、あらゆる屋内
公共施設での喫煙も禁止となりました。クラブやディスコでもです。

<ショッピングセンターのテラスにあった灰皿兼ゴミ箱。屋内公共施設内一切禁煙>
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また、子供が通う学校や子供用遊具のある公園内でも一切吸ってはいけないばかりか、半径200m
以内での禁煙を謳っています。子供をお迎えに来た親が門の前で煙をくゆらせることも、公園で
子供を遊ばせながら一服することもできません。嫌煙者の私ですら喫煙者が気の毒になるような
徹底ぶりです。

どうしてここまで厳しくなったのか? その理由のひとつに挙げられるのが、タバコが原因で
命を落とす人の数が年間5万人を下らないという現状。スペインでは公的医療は一切無料なので、
医療費の軽減も狙っているわけです。

さて、2011年1月からは飲食店やクラブ内で一切タバコが吸えないため、喫煙者はいったん
外に出て一服するようになり、それに伴う騒音が問題になっています。夜中に通りでタバコを
吸いながら大声で話す声や音がうるさく、近所の人の睡眠妨害になるのです。

一方、ホテル飲食店業界は新しい禁煙法で客足が遠のいたことに打撃を受けており、各地でデモが
行われています。飲食店でも屋外のテラス席では喫煙が可能なので、この寒い季節にもテラスに座る
人の姿が目立つようになりました。客足確保のためテラス用ストーブを設置する店が相次いでいるとか。

<バレンシアで行われたデモを報じる新聞記事>
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<テラス用のストーブのお陰で、冬でもテラスでお茶&喫煙可能>
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今回は観光や食べ物の話ではなく、ちょっと硬い現代社会事情をテーマにしてみました。
喫煙者の皆さま、屋外ではたいてい吸えますし、ホテルの客室は私的空間とみなされて
喫煙ルームを置くことが許されていますので、あまり心配されずにスペインにいらして下さいね。

ところで、タバコはスペイン語、ポルトガル語でもtabaco。
戦国時代にイベリア半島から日本に入ってきた言葉だとご存知でしたか^^?

サンルーカル・デ・バラメダ、のススメ

28 11月
2010年11月28日

あまり観光化されていなくて、のんびり過ごすのにオススメの町はありますか?

と、聞かれた時に挙げる町のひとつがサンルーカル・デ・バラメダです。
私の老後の移住先候補でもあります(^^)

アンダルシアのカディス県にある町で、人口は約6万人。
コルドバやセビージャを流れるグアダルキビール川が大西洋に注ぐ河口に位置します。
コロンブスは3回目の航海の際に、ここサンルーカルから新大陸へ出港したそうです。
川の向こうは世界遺産のドニャーナ国立公園。
そして、辛口タイプのシェリー酒、マンサニージャの産地として有名です。

15世紀に建てられたサンティアゴ城跡の向かいのある、
シェリー酒で有名なバルバディージャ社。白い壁がアンダルシアらしいですね。

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町角で見かけたマンサニージャ、“ラ・ゴヤ”のボトルを描いたタイル。
この“ラ・ゴヤ”はスペイン皇太子の結婚披露宴で使われたそうです。

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町で見かけたシェリー酒ショップ。

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この町の何が好きか?

まずはゆったり流れる時間でしょうか。
特に観光する場所があるわけでもないので、ここでは本当にのんびりと過ごすことができます。

それから、夕日がきれいなこと。
私の住むバレンシアでは太陽は海から昇るものですが、ここでは海に沈みます。
運がいいのか、行くたびに美しい夕日に感動をもらっています。

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そして、海の幸が美味しく、夫と私がスペインで一番好きなバルがあるんです!
町の中心カビルド広場にあるバルビノ。いつも大勢の人で賑わっています。
テラス席はありますが、店内は立ち食いONLY。
何を食べたらいいか迷うほど、メニューが豊富なんですよ。
まずは地元のマンサニージャと塩ゆでしたエビでスタートするのが私流。
桜エビの入ったスペインかき揚げもぜひ食べていただきたい一品です。

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川沿いのバホ・デ・ギアには、おいしいシーフードを食べさせるレストランも
並んでいるのですが、サンルーカルに行くと昼も夜もこのバルに通っています。

川に背を向けて高台に行くと、眺めの良いメディナ=シドニア公の旧邸宅があります。
ここでは併設されたカフェでのんびりくつろぐことをオススメ。
最近は一部を宿泊施設として利用しているそうで、次回は泊まってみたいと思っています。
http://www.fcmedinasidonia.com/hospederia.html

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その隣にある教会が開いていたら、ぜひ中に入ってみてください。
古くきらびやかな宗教世界を感じることができます。

すぐ近くには、現在市庁舎として使われている19世紀に建てられた
オルレアンス・ボルボン宮殿があります。

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そして、そのお向かいは私の定宿。  http://www.posadadepalacio.com/
ああ、内緒にしておきたかったけれど、書いてしまった・・・(^^)

バルバディージャ社やラ・ヒターナ社のシェリー酒蔵の見学ツアーや、
船で川を渡ってドニャーナ国立公園に行くツアーもあるので、
シェリー好きな方や世界遺産ハンターにはぜひともオススメの町です。

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サンルーカル・デ・バラメダ市役所観光サイト(スペイン語ONLY) www.turismosanlucar.com

絞りたてのオレンジジュース

19 8月
2010年8月19日

日本で働いていた頃、スペインから出張に来ていた取引先の人とお茶を飲む時に、
「ナチュラルなオレンジジュースが飲みたい」と言われました。
お店の人に聞くと「これですよね?」と果汁100%のオレンジジュースのボトルを
見せてくれたのですが、その彼は「違う。それじゃナチュラルじゃない」と。
彼が飲みたかったのは、絞りたてのオレンジジュースだったのです。
日本では専門店にでも行かない限り、なかなかありませんよね。

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スペインに住むようになってから、彼の気持ちがわかるようになりました。
いくら果汁100%とはいえ、容器に詰められて売っているオレンジジュースと
その場で絞ったオレンジジュースはまったく別物。
それに、スペインではカフェやバルなど、いたるところで絞りたての
オレンジジュースを飲むことができるんですよね。
オレンジを丸ごと放りこむだけでジュースができる機械もよく見かけます。

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スペインらしいと思うのは、
絞りたてのオレンジジュースに砂糖が添えられて出てくること。
どうやら自然の甘味だけでは満足できない人が多いようです(苦笑)

また、ほとんどの家庭にもオレンジジュースを飲むためのジューサーや
絞り器があると言っても過言ではないでしょう。
市場やスーパー、八百屋さんにはジュース用のオレンジが売られています。

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スペインに旅行に来たことがある方からは、
「絞りたてのオレンジジュースがおいしかった」という声をよく聞きます。
旅行中のビタミン補給と便秘予防にもオススメです。

ちなみに、ここバレンシアには“アグア・デ・バレンシア”
(直訳するとバレンシアの水)と呼ばれるおいしいカクテルがあります。
これは、絞りたてのオレンジジュースをカバ(スペイン産スパークリングワイン)で割り、
お好みでジンやウォッカなどのホワイトリキュールを入れた飲み物で、
たいていは氷の入ったピッチャーに入ってサーブされます。
夏の夕暮れや夜にもってこいのカクテルで、私は夜風を感じながらテラス席で頂くのが好きです。

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市場へ行こう!

16 7月
2010年7月16日

海外の旅先でスーパーマーケットをのぞくのが好きだという話をよく耳にします。
その国の人がどんなものを食べているのか。興味がありますよね。

スペインに来たら、ぜひオススメしたいのが市場です。
大きな都市や町にはたいてい市場があり、新鮮な食品を求める人で賑わっています。
市場に行くと、その国の、その地域の食生活を垣間見ることができます。

バレンシア市の中心には、20世紀の初めに建てられた
モダニズム様式の建物を使った中央市場があります。
その広さは8100平方メートルあまりで、毎日5万の人が訪れるとか。
観光モニュメントが集まる旧市街に位置するので、ぜひ訪れたいポイントです。

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建物の外で大小さまざまなパエージャ鍋が売られているのは、バレンシアならでは。

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海の幸に恵まれ、米や野菜、果物の産地でもあるバレンシア。
建物の中には果物、野菜、肉類、魚介類、カタツムリ、パン、スパイス、卵、チーズ、
ドライフルーツ、保存食等々、約300もの店が並んでいます。

魚介類の種類が豊富なことはとくに有名で、まぐろのトロやうなぎ、
日本でも珍しい“亀の手”、加工食品ではカラスミも売っています。

アリ・ペブレというウナギとじゃがいもの煮込みは、バレンシアの郷土料理。
(私はぶつ切りウナギの生臭さと皮や骨の食感が気になって苦手です・・・)

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各種エビが揃うエビ屋さん。

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この日マグロのトロは1キロ48ユーロ(約5300円)なり。
在住の日本人には、この市場で新鮮なまぐろを買ってまぐろ丼を楽しむ人もいます。

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カタツムリはパエージャに入れたり、煮込み料理にしたり。

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ブタは血に至るまで残さず利用します。食いしん坊の私が唯一試せないでいる
スペイン料理が凝固させたブタの血を使ったサングレ・フリタです。

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ウサギが顔つきで売られているのは、
昔ウサギの肉だと偽って猫の肉が売られることがあったからだとか。

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スペインならではの生ハム屋。その場で少し切ってもらい、
パン屋さんで買ったバゲットにはさめば、生ハムボカディージョの出来上がり。

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卵屋さんもあります。

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珍しい果物を見つけたら、1つでも売ってくれ、その場で食べられるのも市場のいいところ。
ただいまの旬は、さくらんぼに小さな洋ナシ、桃。スイカやメロンもおいしい季節です。

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市場はたいていどこでもお昼ご飯前で営業終了。
1時頃に行くと店じまいをしているところもあるので、早めに行くことをオススメします。

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