月別アーカイブ: 8月, 2010

夏祭りシーズン真っ盛り

21 8月
2010年8月21日

日本の夏といえば、夏祭りが思い浮かびますね。
年がら年中どこかしらでお祭りをしているスペインでも、夏は一番のお祭りのシーズンです。

有名どころでいえば、7月上旬に開催されるパンプローナのサン・フェルミン祭。
ヘミングウェイの名作「日はまた昇る」で世界中に知られた牛追いで有名ですね。
牛を闘牛場まで追って走る牛追いは、サン・フェルミン祭だけで行われるものではありません。
もともと闘牛の前に広く行われており、なんと私の義母も若かりし頃は牛と走っていたそうです。
私はアビラ県アレバロの夏祭りの時に、ゴールの闘牛場で見たことがありますが、
どの町にも命知らずの若者たちが大勢いるものだと驚きました。

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8月の半ばには、これまた有名なマラガのお祭り(フェリア・デ・マラガ)が開催されます。
昼間は町の中心で、夜は町外れに設置された会場で、昼夜問わず“飲めや歌えや踊れや”の毎日。アンダルシアらしい、明るく陽気なお祭りでした。
私もまだまだ明るい夕方5時から12時間続けて、飲んで騒いで楽しんだ思い出があります。
このお祭りではカルトハルという甘いワインを飲む習慣があるのですが、
カルトハル用に首から小さなグラスをぶら下げた人がたくさんいたことが印象に残っています。

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これはカルトハルで酔っ払って、マラガ市内の噴水で水浴びをする女の子達。

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マラガ郊外の白い町、アンテケラの夏祭りでも、
やはり昼間は町中で、夜はお祭り会場で盛り上がっていました。

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またスペインでは、お祭りと言えば闘牛。町のお祭りに合わせて闘牛が開催されます。
どうやらお祭りの時は、闘牛前にその町の“祭りの女王”達が場内に姿を現すのがお約束のようです。

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(※バルセロナのあるカタルーニャ州では、2012年から闘牛が禁止されることが最近決まりました)

私が住むバレンシア郊外の城下町ハティバでも、8月半ばにお祭りが開催されます。
メインストリートは露店と移動遊園地で埋め尽くされ、期間中は闘牛や民族舞踊ショー、
花火やパエージャ大会のほか、真夜中の野外ディスコ、馬の力を競うコンテストや
ファルトン(バレンシア地方の細長く柔らかな甘いパン)の大食いコンテストなど、
さまざまなイベントが目白押しです。
<ファルトン大食いコンテスト>

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同じくバレンシア郊外の町ブニョルでは、
毎年8月の最終水曜日にトマティーナ(トマト投げ祭り)があります。
最近は日本でも知られるようになり、日本人も大勢参加しているそうですね。

夏にスペインを旅する時は、どこかの町で夏祭り見物をしてみるのはいかがでしょう。
旅のいい思い出になること間違いなし!

絞りたてのオレンジジュース

19 8月
2010年8月19日

日本で働いていた頃、スペインから出張に来ていた取引先の人とお茶を飲む時に、
「ナチュラルなオレンジジュースが飲みたい」と言われました。
お店の人に聞くと「これですよね?」と果汁100%のオレンジジュースのボトルを
見せてくれたのですが、その彼は「違う。それじゃナチュラルじゃない」と。
彼が飲みたかったのは、絞りたてのオレンジジュースだったのです。
日本では専門店にでも行かない限り、なかなかありませんよね。

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スペインに住むようになってから、彼の気持ちがわかるようになりました。
いくら果汁100%とはいえ、容器に詰められて売っているオレンジジュースと
その場で絞ったオレンジジュースはまったく別物。
それに、スペインではカフェやバルなど、いたるところで絞りたての
オレンジジュースを飲むことができるんですよね。
オレンジを丸ごと放りこむだけでジュースができる機械もよく見かけます。

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スペインらしいと思うのは、
絞りたてのオレンジジュースに砂糖が添えられて出てくること。
どうやら自然の甘味だけでは満足できない人が多いようです(苦笑)

また、ほとんどの家庭にもオレンジジュースを飲むためのジューサーや
絞り器があると言っても過言ではないでしょう。
市場やスーパー、八百屋さんにはジュース用のオレンジが売られています。

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スペインに旅行に来たことがある方からは、
「絞りたてのオレンジジュースがおいしかった」という声をよく聞きます。
旅行中のビタミン補給と便秘予防にもオススメです。

ちなみに、ここバレンシアには“アグア・デ・バレンシア”
(直訳するとバレンシアの水)と呼ばれるおいしいカクテルがあります。
これは、絞りたてのオレンジジュースをカバ(スペイン産スパークリングワイン)で割り、
お好みでジンやウォッカなどのホワイトリキュールを入れた飲み物で、
たいていは氷の入ったピッチャーに入ってサーブされます。
夏の夕暮れや夜にもってこいのカクテルで、私は夜風を感じながらテラス席で頂くのが好きです。

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お土産にオススメ、オトナのチョコレート

11 8月
2010年8月11日

スペイン王室御用達の高級チョコレートショップ『カカオ・サンパカ』が、
昨年東京・丸の内にもオープンしたそうですね。

この店は、世界一予約の取りにくいレストランとして有名な
エル・ブジのオーナーシェフ、フェラン・アドリアの弟で
同店パティシエのアルベルトがプロデュースに関わったことでも知られています。
今から約10年前にバルセロナに1号店を出した後、マドリー、バレンシア、マラガ、
ビルバオのほか、海外ではリスボン、ドバイ、サウジアラビア、ベルリン、
そして東京と店舗数を増やしています。

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ここでトリビアをひとつ。新大陸から持ち帰ったカカオを使い、
チョコレーをヨーロッパに普及させたのはスペインだとご存知でしたか?
スペイン王室で飲まれていたチョコレートが王室間の婚姻によりフランスに伝えられ、
徐々にヨーロッパ中に広まったそうです。

さて、『カカオ・サンパカ』こだわりの高級チョコレートは、カカオ豆の選別から
輸入をも自社で行い、人工保存料は一切使用しないというポリシーのもと製造されています。
中米で絶滅危惧種だったカカオ豆を再生し、2500もの農家を救ったという功績もあるとか。

スペインに来た友人やお客様に「どんなお土産がオススメ?」と聞かれた時には、
たいていここのチョコレートショップの名前も挙げています。
大人の高級チョコとして面白いと思うのは、8種類あるボンボン(ひとくちチョコ)シリーズ。
http://www.cacaosampaka.jp/item/itembom.html
中でもオリジナリティあふれる“スパイス”と“新たな挑戦”のシリーズでしょうか。
前者にはカレーや生姜、後者にはアンチョビや黒オリーブ、
パルメザンチーズなどの変わったフレーバーのチョコレートが入っているのです。
女性用のお土産には、バラやラベンダー、タイム、ローズマリーのフレーバーがある
“花とハーブ”シリーズなんていかがでしょう?
私は試したことがないのですが、トマト風味のチョコレートクリームもおいしいと評判です。

シックでゆったりとした店内では、ほかにもチョコレートに合うアルコール類や、
チョコレートに関する本、調理器具も取り扱っています。

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スペインのショップにはカジュアルなカフェが併設されていて、
そこでも各種チョコレートを楽しむことができます。

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私が好きなのは、小さなグラスに注がれたビター、ジャスミンティー、
パッションフルーツの3フレーバーのアイスチョコレートを味わえるセット。

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息子はここのホワイトチョコレートのアイスクリームが好きです。
スペイン土産を探しにショップに行った際には、ぜひカフェで一息ついてみて下さいね。

欧州最大の水族館オセアノグラフィコ

02 8月
2010年8月2日

バレンシア市内にある全長15kmに及ぶ旧河川敷公園の一番海よりに、
Ciudad de las Artes y las Ciencias(芸術科学都市)と呼ばれる一角があります。
有名な建築家が手掛けた斬新で白く輝く建物群は、オペラハウスや科学博物館、
IMAXシアター、水族館など。バレンシアが力を入れる新しい観光名所となっています。

2002年12月に開館した水族館『オセアノグラフィコ』は、総面積が11万平方メートル。
およそ45,000種もの海の生き物がいるヨーロッパ最大の水族館だそうです。

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北極、南極、地中海、大洋、熱帯、紅海の各ゾーンに分かれた数々の水槽があり、
中には日本近海の魚が泳ぐ水槽も。サメが頭上を泳ぐトンネル水槽は特に子供に大人気。
屋外には、微笑みを浮かべ時間を忘れて見入ってしまうかわいいアザラシのいるプールや
ペンギン、フラミンゴなどのコーナーがあり、またイルカショーを楽しむこともできます。

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また、オススメしたいのが館内にあるレストランSubmarino。
円形をしたレストランの壁、360度すべてが水槽になっているのです。

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ぜひ水槽脇の席を予約したいですね。

少々お値段は張るものの、ここでは最近はやりの創作系の料理を食べることができます。
ランチタイムにはお米料理もあり、バレンシア風パエージャは大満足の味でした。
スペイン王室の人も来たことがあるそうですよ。
ちなみに、レストランに行くには水族館内に入らないといけませんが、
予約をしている旨を入場口で告げれば、チケット無しで通してもらえます。

個人的な感想ですが、水族館では動物園以上の癒しパワーを感じます。
母なる海のなせるわざなのでしょうか?
ここはヨーロッパ一を謳うだけあり、大人でも十分に楽しめる水族館。
バレンシアに来たらぜひ訪れたいスポットです。

http://www.cac.es/oceanografic/ (スペイン語、バレンシア語、英語)

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