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芸術の都

28 4月
2010年4月28日

パリの街は、歩いているだけで本当にたくさんの芸術に出会うことができる、まさに「芸術の都」です。

地下鉄(メトロ)に乗れば、パントマイムや人形劇、アコーディオンやバイオリン弾きが目の前で演奏していたり、メトロを待つプラットフォームの大きな広告もアートそのものだと思います。

毎日生活をしているともちろん嫌なこともたくさんあるパリですが、観光に来た友人に「パリの街全体がディズニーランドみたいだね。」と言われたときは、少し嬉しくなりました。

 

この日は晴れたり曇ったりのはっきりしない天気でしたが、もうすぐパック(復活祭)のバカンスだということもあり、パリジャンたちがみんなウキウキした気持ちを抑えきれないそんな春の一日、ルクサンブール公園をぶらぶらと歩いてきました。

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公園内には一年中ロバがいて、いつも子供たちを乗せて歩いています。

 

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公園を囲む鉄柵をたくさんの素敵な写真が覆っていました。どうやら無料のexposition(展覧会)のようです。

 

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‘Esprit Nomad(遊牧民の精神)’というexpositionで、アフリカや中国、シベリアなどのNomad(遊牧民)をテーマにしたもの写真展でした。Nomadの生活の厳しさや大自然の雄大さが伝わってくるダイナミックな写真ばかりで、平日の昼間にもかかわらずたくさんの人が足を止めて見入っていました。

パリの街なかでは、こういう無料のexpositionがよくあったり、またあの有名なルーブル美術館も夜にオープンする日があったり、また毎月第一日曜日には無料で開放したりしています。

 

ルクサンブール公園やパンテオン、大学などの学校がたくさん集まるこの地区カルティエ・ラタンには、たくさんのレストランも多く、歩いているだけで楽しいエリアです。

観光客も賑わうムフタール通りを歩けば、新鮮な野菜やチーズ、魚、パン、ケーキ、フランスの食の全てが一堂に会しているといっても過言ではありません。

たくさんのお店が連なるムフタール通りをずっと歩いていると、どこからか賑やかな管楽器の演奏が聞こえてきました。

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近くの大学の学生でしょうか?素晴らしい演奏に誰もが足を止めて拍手を送っていました。

歩いてパリの芸術を堪能した一日でした。

キリストが蘇る日

04 4月
2010年4月4日

ここ一週間で、急にコートもいらないくらい暖かくなり始めたパリです。

こないだやっとバカンスが終わったと思ったら、あと二週間ほどでまた「パック」のバカンスに入ります。フランス人はバカンスが大好きですね。

「パック」とは英語圏では「イースター」、日本では「復活祭」と訳されています。

この日は、十字架にかけられて亡くなったイエス・キリストが三日目に蘇ったことを記念する日なのです。

ただ、毎年このパックの日が変わるので、一体キリストがいつ復活したのかは謎ですが…(すみません、カトリックではないのでそのあたりはよくわかりません。)

ちなみに今年のパックは4月4日なのですが、だいたい3月に入った頃からフランス各地のスーパーやショコラティエには、卵やウサギ、ニワトリ、教会の鐘などの形をしたチョコレートがズラリとならび始めます。

この時期にショコラティエのショーウィンドーを見ていると、バラエティ豊かなパックのチョコレートが目を楽しませてくれます。

このチョコレートですが、私が以前にNZやUKに住んでいた頃は、イースターのチョコレートといえば主に卵形のチョコレートが出回っていたのですが、フランスはそのイースターのチョコレートの種類がとても豊富なのです。

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こちらはおなじみの大きな卵のチョコレートですね。

 

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こちらはニワトリ。

 

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こちらもよくある魚。

 

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こちらは珍しい、ゾウのチョコレートです。

 

そしてその「パック」にはフランス人は一体何をするのかというと、家庭では両親が卵の形をしたたくさんのチョコレートを庭に隠し、「さあ、探しておいで。」と言うと子供たちは一斉にその卵のチョコレートを見つけに走るというのがメインイベント(?)

その後はみんなでお祝いの食事をし、そのお楽しみのチョコレートを食べるのです。

 

「復活祭」は、日本ではあまり馴染みのないイベントですが、日本の製菓メーカー各社がバレンタインの次に狙うべきイベントは、絶対にこの「復活祭」だと思います。(笑)

日本だったら、とても面白いチョコレートがたくさん出てきそうな気がしませんか。

映画が生まれた国で…

03 4月
2010年4月3日

実は、「映画」というものを発明したのはフランス人だということを最近まで知りませんでした。たしかにこの国では、カンヌ映画祭をはじめとして、とにかく毎年映画祭が各地でたくさん開催されています。

 

そんな映画の国フランスで、先日日本人の北野武監督が芸術文化勲章コマンドゥールを授与したことはとても名誉なことだと思います。以前から、日本好きなフランス人ならば誰もが知っている映画監督ではあったものの、今回の受章でフランスではさらに彼に注目が集まっているようです。

先日もこちらのある映画誌に大きな顔のアップ写真で表紙を飾っていたり、また今はちょうど北野監督の展覧会が開催されていますし、マレ地区のポンピドゥーセンターでも彼の出演作品や監督作品が上映されています。

ちょうどフランス人の主人にも北野作品を見せるいい機会だと、ポンピドゥーセンターに足を運んだものの、どうやら毎日上映しているわけではないようで、この日はあいにく北野作品は観ることができませんでした。

ただ、ポンピドゥーセンターでは「パリドキュメンタリー映画祭」も開催中で、この日はその出品作品を観ることにしました。

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こちらがマレ地区にあるポンピドゥーセンターです。

 

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ここでチケットを買います。たくさんの作品があるので迷います。

 

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センターの横の映画館でも、出品作品が上映されていました。

 

私たちの観た作品は、ジャン=ミシェル・アルベローラ監督の「Koyamaru, l’Hiver et le Printemps(小屋丸 冬と春)」という作品で、フランス人の監督が日本の豪雪地帯の十日町市の山奥にある「小屋丸」という集落を舞台にその日常が描かれたものです。

日本の田舎の美しい自然と住民の暮らしが、フランス人の視点から捉えられていてとてもおもしろい映画でした。

他にも日本を題材にした「Je suis Japonais」その名も「私は日本人」という作品もあって、フランス人の日本への関心の深さがうかがえます。

 

第32回パリドキュメンタリー映画祭

3月18日~3月30日

ポンピドゥーセンター、他

http://www.cinemadureel.org/

 

Takeshi Kitano, l’iconoclaste

監督作品、出演作品などを上映

6月26日まで

ポンピドゥーセンター

 

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