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チョコレート博物館

25 5月
2010年5月25日

フランスに来る直前、ちょうど日本で苦いカカオ分の高いチョコレートを食前に食べるという「チョコレートダイエット」というものがあり、フランスのカカオ分の高いチョコレートが日本で飛ぶように売れていると耳にしたことがありました。
その効果のほどはともかくとして、その当時は「フランス人女性は、カカオ分99%なんてチョコレートを食べてダイエットをしているのか。」と思ったものです。
たしかにカカオ分の高いチョコレートは存在しますが、こちらでは実際あまり人気はないように思います。こちらのスーパーには、あまりにもたくさんのブランドの様々な種類のチョコレートがあり、そのほとんどはこれでもかというほどアーモンドやフルーツが入ったものや、ビスケット入り、ティラミス味、とにかく甘くて高カロリーなものばかりです。チョコレートが大好きなフランス人女性は、体型を気にしながらも時に自分へのご褒美として買っているのでしょう。

ある日曜のブランチの帰り道、チョコレート博物館「Choco-Story」に行ってきました。
人類に身近なお菓子チョコレートの4000年の歴史が、子供にも外国人にもわかりやすいパネルや映像などで丁寧に説明されていました。

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このカカオの実のなかに入っている小さな豆がチョコレートになります。

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こちらがカカオの木。こんなふうに実がなっているんですね。

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こちらはちょっとリアルでコワイですが、カカオ豆がかつて貴重品で、ウサギ一羽はカカオ豆10粒分に換えることができたということなのだそうです。

ちなみに、カカオはかつてマヤやアステカにおいてスパイスやとうもろこしの粉を混ぜて辛い飲み物として食していたもの。そのカカオを最初にヨーロッパに持ち込んで砂糖を入れたのは、スペイン人なのだそうです。私たちの知っているチョコレートは、スペインが発祥の地だったんですね。

最後に地下に行くと、ショコラティエの方がプラリネの作り方を目の前でデモンストレーションしてくれて、さらに味見までさせてくれます。外国人観光客の方には、一生懸命暗記した英語で説明しているそうです。

Choco-Story Le muse gourmand du Chocolat
28, Bd Bonne Nouvelle 75010
01.42.29.68.60
10-18h(年中無休)

‘ニセ’と’本物’

15 5月
2010年5月15日

フランスに一躍日本食ブームが起きたのは、もう10年ほど前だそうです。
それまでフランスでアジア料理の代表格だった中華レストランも、かなりその影響を受け、たくさんの中華レストランが少し高級な日本食レストランに瞬く間に変わっていったそうです。こうして中国人や韓国人経営の’ニセ’日本食レストランがたくさん出没するようになったのです。
いわゆる’本物’はパリを除く地方都市においてはむしろ稀で、地方都市にある日本食レストランはほとんど’ニセ’であるといってもいいでしょう。
もちろんその‘ニセ’と’本物’の違いは、私たち日本人から見れば外装を見ただけで一目瞭然なのですが、フランス人や他の外国人にはとてもわかりづらいようなのです。
そんな人たちに、私はいつもその’ニセ’と’本物’の違いを力説してきました。
まずは外装です。これはあくまでも私論なのですが、’ニセ’にはなぜか必ず店先に日本の赤い提灯が二つ掲げてあることが多いのです。
それからお店に入る前にメニューを見てみると、たいていヤキトリやテンプラ、スシぐらいしかありません。しかも、お値段はかなりお手頃。
フランス人のイメージする日本食はたいていこの3つですし、値段も手頃ですから、まあ日本食初心者にはちょうどいいのかもしれませんね。

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こちらは、そんな’ニセ’日本食レストランの一つ。日本人街のあるオペラ地区にあるため、ちょっと紛らわしいですね。(笑)

そんな‘ニセ’が作ってしまった’ニセ’の日本文化があります。
それがフランス人も大好きな「甘い醤油」です。
誰が始めたのかは定かではありませんが、’ニセ’日本食レストランのテーブルの上には「塩味の醤油(本物の醤油)」と「甘い醤油」という選択肢があります。
私はこの「甘い醤油」でしかサシミは食べない、というフランス人もたくさんいますので、’本物’でこの「甘い醤油」を頼まれ頭を抱える料理人の方も多いのではないでしょうか。
この「甘い醤油」、どうやら日本の「照り焼きのたれ」に相当するものらしいです。
サシミをこの「甘い醤油」で食し、極めつけはそれを白いご飯にかけて食べるのが、フランス流日本食の食べ方。
日本人にとっては邪道な食べ方ですが、味のない白いご飯をそのまま食べることができないフランス人たちの強い味方なのです。

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‘日本通’が通うのは、こちらオペラのサンタンヌ通り。ここにくれば間違いなし(?)

しかし、こんな’ニセ’日本食に’本物’も手を焼いているようで、最近は’本物’のほうには本物認定のステッカーが貼られるようになりました。これでフランス人も迷うことはないですね。

素敵なパリジェンヌ

13 5月
2010年5月13日

きっと女性誌やTVなどの影響なのでしょうが、日本ではパリジェンヌ=オシャレであるかのようなイメージを持たれているように思います。
私もかつて日本に住んでいた時や、他の国に住んでいた時は、パリにはオシャレさんばかりがいるのだと思っていました。ところがパリに実際住んでみると、どうやら日本の雑誌などに載っているオシャレなパリジェンヌたちは本当にごく一部の人たちなのだなと気づきました。
東京に住んでいた私から見れば、東京の女性のほうがパリジェンヌよりもずっと服装に気を使っているように見えますし、服やアクセサリーのバラエティもフランスよりも日本のほうがずっと豊富だと思います。

フランスに来てまず一番衝撃的だったことは、ヒゲが生えているフランス人女性でした。
ヒゲだけではなく、腕も足も手入れを全くしないという女性をたくさん見かけます。
たしかにフランス人は日本人に比べてずっと毛深いので、手入れをしていたらキリがないのかもしれません。また、その体毛も日本人に比べれば色が薄いので、一見わからないのですが、顔をよく見ると女性なのにヒゲがビッシリ生えているということがよくあります。

ところが一方で、パリの街中を歩いているとそういう女性のボディケアをするビューティーサロンが日本の美容室並みにあちこちにあるのです。ちなみに、私の自宅の前の通りには3店舗もあります。たくさんあるということは、きっと需要も高いということでしょう。あくまでも私の推測ですが、フランス人女性は日本人女性に比べると美容ケアにお金を費やし始める年齢が遅いのかもしれません。
なぜなら、ヒゲが生えていたり、髪の毛がボザボザだったり、伝線したストッキングを平気で履いているのは、必ず若い20代前半くらいまでの女の子だからです。
そんな若いフランス人女性はやがて働き始め、日本人女性とは違い結婚しても仕事を続けるフランス人女性は、その後仕事をしながら稼いだお金で、まだまだ女性として生きていくために自分を磨いているのでしょうか。

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近所のビューティーサロンです。日本よりも気軽に入りやすいかんじはしますね。

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リポマッサージもやってくれるんですね。

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こちらはエピラシオン(脱毛)のお値段表です。

この値段表によれば、このお店ではヒゲ(唇の周りとあります)は通常脱毛が€9(約1,100円)、永久脱毛は€105(約13,000円)だそうです。
日本と比べるといかがでしょうか…?

パリの春の過ごし方

11 5月
2010年5月11日

春は花粉症の季節。フランスでもそれは同じです。
ただその花粉の種類が違うようで、日本では必ずこの季節になると花粉で苦しんでいた人が、フランスに住み始めてから全くなくなったという話もよく聞きます。
私の場合は運悪く、日本ではスギ、フランスではマロニエと、どちらの花粉にも悩まされています。
さらにツラいのは、フランスでは花粉症になってもマスクがつけられないこと。
つけてもいいのでしょうが、こちらでは日本とは違いカゼでも花粉症でもマスクをつける習慣がないため、ちょっとジロジロ見られてしまうかもしれません。

そんな花粉症に悩まされていても、やっぱり気持ちいい春の陽気が続くと外を散歩したくなるものです。パリの冬はとにかく長い。せっかくその長い長い冬がやっと終わったのだから、楽しまなきゃ損ですよね。

パリの春は、とにかくピクニックとカフェのテラス。
フランス人は天気のいい日のテラスで、昼間からひたすらワインを飲みながらおしゃべりするのが大好きなのです。
私たちも土曜日に近所の公園に行くと、やっぱりどこのテラスも人でいっぱい。

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ちなみにこの公園は、パレ・ロワイヤルの中庭です。
このパレ・ロワイヤルは、かつて幼いルイ14世が住んでいた王宮です。
小さなルイ14世は、かつてこの中庭の噴水に落ちて溺れかけたことがあるとか。
今はそんなかつての王宮の建物には文化省が入っていて、1階にはたくさんのブティックやカフェ、画廊、骨董品店などがあってショッピングも楽しめます。

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木がキレイに四角く手入れされています。

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同じ中庭ですが、こちら側にはこんなストライプの円柱がたくさんあります。

天気のいい休日に行くとやっぱり人がいっぱいですが、平日はパリのど真ん中とは思えないほど静かでのどかな公園です。

Jardin du Palais Royal
パレ・ロワイヤル・ミュゼ・ドゥ・ルーブル駅から徒歩すぐ

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