月別アーカイブ: 9月, 2010

インド人街

28 9月
2010年9月28日

パリは、皆さんがイメージされているよりもたくさんの移民が住んでいる多国籍都市です。
アフリカ系、ユダヤ系、カンボジア系、ベトナム系、インド系…その移民の歴史を紐解くと、なるほどだからこの国の移民が多いのかと納得できておもしろいものです。
以前、パリにあるユダヤ人街についてお話しましたが、今日はインド人街。
パリでおいしいカレーが食べたいと思ったら、北駅にも近いサンドニ地区にあるインド人街に行けば確実です。
一口にインド人と行っても、主にこのインド人街を形成するインド人はインド南部の旧フランス領ポンディシェリからの移民なのだそうです。
インドといえば、旧イギリス領というイメージが強いですが、17世紀から18世紀にかけてこのポンディシェリだけはフランス領として存続していた地域なのだそうです。

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凱旋門…に見えますが、これはサンドニ門。実は、パリには5つ凱旋門があります。

メトロのストラスブール・サンドニ(Strasbourg St-Denis)駅を出て、サンドニ門の立つフォーブル・サンドニ(Faubourg St-Denis)通りを歩くと、すでにインド商店やインド料理のレストランがちらほら。
そのうちに、パッサージュ・ブラディ(Passage Brady)というアーケードが見えてきます。
パッサージュに入ると、もうインドの香辛料の香りがしてきてきます。

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ここはインド?インド料理のレストランや商店だらけのパッサージュ・ブラディ。

パリでインドのカレーを食べると、フランス人好みの辛さにしてあるのか、たいてい日本人が期待するほど辛いカレーは出てこないという印象があります。
ただ、フォーブル・サンドニ(Faubourg St-Denis)通り側からパッサージュ・ブラディ(Passage Brady)に入る、一番手前の右のレストラン「POOJA」というお店には本物の激辛インドカレーがおいてあります。

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こちらが、激辛の羊肉とジャガイモのカレー「Gosht Vindaloo」

メニューでは、ご親切にカレーの名前の横に唐辛子の数で辛さを示してくれています。
もちろんこの「Gosht Vindaloo」の辛さは最高の唐辛子3つ。
注文すると、「本当に辛いけど、大丈夫ですか?」と念のため聞き直してくるほどです。
とにかく涙がでるほど辛いので、インド料理ではおなじみのヨーグルトドリンク、ラッシーも一緒に注文されることをオススメします。
フランス料理の味に飽きたら、是非どうぞ。

キオスク

15 9月
2010年9月15日

フランス中の街のあちこちで見かけるこのおしゃれな屋根つきの小さなお家。

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これが実はキオスク(KIOSQUE)なんです。
そうなんです、私もフランスに来てまず最初にそう思いました。
キオスクは、フランス語でもKIOSQUEなんですよね。
本来、「キオスク」というのはペルシャ語が語源だそうで、元々は宮殿や邸宅などの庭にある“離れ”という意味なのだそうです。
現代においては、日本でもヨーロッパでも新聞や雑誌などが買えるお店のことですよね。
パリのキオスクでは、新聞や雑誌はもちろん、地図や絵はがき、ちょっとしたパリのお土産なんかも売っていて、小さなマグネットを買っている観光客の方もよく見かけます。
フランスでは、障害者やお年寄りを除いて、新聞を毎朝家に配達してもらうことはありません。だから、通勤途中に新聞を毎朝買いに寄るキオスクは日本よりも身近な存在なんですね。

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ちなみに、フランスのキオスクで新聞を売っているのは、おばさんではなくたいていおじさんです。日本はキオスクにいるのはたいてい女性の方が多いですよね。

フランスの有名紙といえば、ル・モンド(中道左派)、フィガロ(中道右派)、リベラシオン(中道左派)などですが、最近ではそんな有名紙でも最近増加しているメトロの入口などに置いてある無料紙の影響で、売り上げ部数が少なくなってきて赤字状態になっているのだそうです。
たしかに、メトロの無料紙には最近の話題から役立つレストラン情報、星占い、人気のSUDOKUやワードパズルまでも網羅されているし、メトロのホームや入り口のすぐ手に取れるところに置いてあります。ちなみに、ル・モンドなんかだと一部1.4ユーロしますから、特に一般的に財布の紐が硬いといわれるフランス人であれば、多少情報量が少なくても無料紙を選んでしまうかもしれません。
昨年、そんな赤字の新聞社を救うべくサルコジ大統領が考えた対策が「18歳に1年間無料で新聞を配布」するキャンペーン。
フランスで成人とみなされる18歳になった誕生日から、好きな新聞を1年間無料で購読でき、さらに自宅まで配達してくれるというものなんです。
果たしてこの若者の新聞離れと新聞社の救済をかねた画期的な対策は、甲と出るのでしょうか?

パリでバカンス

09 9月
2010年9月9日

夏が近づくと、フランスではみんな会うたびに「バカンスはどこに行くの?」と恒例の挨拶が始まります。そして、7月になるとパリの道路は次第にガラガラになっていきます。フランス人はこの時期にだいたい2~3週間の休みをとりますが、レストランなどは1ヶ月くらい休業しているところもザラです。
ただ、いなくなったパリジャンたちのかわりに外国人観光客がたくさん訪れるので、全体の人の数としては実は変わらないのかもしれません。この時期にパリの街を歩くと、聞こえてくる言葉はフランス語以外の外国語ばかりでとてもおもしろいです。私の住む地域は特に観光地なので、この時期はスーパーでレジに並んだりすると前にいる人は外国人ということがよくあります。
パリで勉学に励んでいる学生さんやお仕事に忙しいという方は、そんなバカンスに行く人を横目に見ながら寂しくパリで過ごすことになります。
もちろんパリに海はありませんので、バカンス気分にも浸ることはできません…そんな人のためにできたのが(?)2002年に始まった「パリプラージュ」です。
海こそないものの、パリにはセーヌ川があります。
そのセーヌ川沿いの右岸に約2kmに渡って、砂浜を敷き詰めたり、デッキを置いたり、はたまたヤシの木まで植えて、パリでバカンスを味わってしまおうというものです。

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ちょうどこのバカンスで道路はガラガラなので、歩行者天国にしてしまっても大丈夫。

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ビーチチェアでパリの夏を楽しむ。いくら夏の雰囲気でも、この天気では…?

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パリプラージュでは、スポーツやダンス、コンサートなども開催されています。
また、カフェやレストラン、アイスクリーム屋もあったりして、ちょっと夏祭り気分が味わえます。

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日本でいうと海の家ですね。

他にも、図書館やハンモック、ロッククライミングなどもあるとか。
これで、セーヌ川で泳げれば完璧ですね。
7月には毎年セーヌ川での水泳大会が行われているらしいのですが、私は残念ながら見たことはありません。ただ、きっと見るとかわいそうな気持ちになってしまうような気がします。セーヌ川の水はそれほど汚いですから。個人的には絶対に遠慮しておきたいです。エコ運動がもう少し盛んになって、セーヌ川が江戸川くらいの透明度になれば考えなくはないのですが…セーヌ川で泳ぐ「パリプラージュ」は、もう少し先の話になりそうです。

フランス人とタバコ

03 9月
2010年9月3日

パリに来た当初、街を歩いていてよく目についたのが、タバコを吸うパリジェンヌたち。
なるほど、ここは男女平等の国。女性も男性並みに働いて、男性並みにタバコを吸うのです。ちなみに、日本の女性喫煙率は13%に対して、フランスの女性の喫煙率は30%だそうです。
とにかくパリでは、道を歩いておしゃべりしながら、もちろんカフェのテラスでも、オフィスの前で休憩に、とにかく片手にいつもタバコというパリジェンヌをよく見かけます。
パリに来て一番驚いたことは、ある日9~10歳くらいの男の子が道でタバコを吸っていたこと。フランスでは、タバコもお酒も法律上は16歳ということになっています。
16歳ということは、もちろんフランスの高校生たちは休み時間になると一斉に校舎から出てきて通りでタバコを吸い始めます。初めて見た時は少し驚きましたが。
間違いなく健康には悪いですが、パリはタバコが欠かせなくなるくらいストレスの溜まる街なのでしょうか…

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タバコを売っているところは、このマークが目印。「TABAC(タバ)」には、タバコや葉巻きの他に、ロトも売っています。

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ちなみにマルボロライトは、5.6ユーロ。日本では、320円だそうですね。
高いのに、皆さんよく買っていきます。

パリのTABACでは、パイプもよく見かけます。
パイプにも色んな形のものがあるんですね。
ちなみに義父はパイプを吸っていますが、一般的にはあまり吸っている人は見かけません。

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日本では、路上で歩きタバコを禁止する地域が増えてきて、喫煙スペースができているようですが、フランスはその逆。
現在、フランスのカフェやレストラン、オフィスやホテルなどの公共の場では室内全面喫煙です。
そのため、オフィス街でも入り口でタバコを吸うビジネスマンたち集っています。
ただ、フランスにはテラス席のあるレストランやカフェが多いので、喫煙者は必然的にタバコの吸えるテラス席を選んでいます。
ただ、おじさんたちの集うような小さなカフェには、テラス席なんていうものはありません。朝からカフェでエスプレッソを一杯飲みながらプカプカタバコを吸うおじさんたちの姿も消え、みんなカフェの入り口の前に出てタバコを吸っています。ある日、カフェの前でタバコを吸っていたあるおじさんがこう言いました。
「タバコがカフェの中で吸えなくなってから、知らない人と喋る機会が増えたよ。寒い冬なんかに、カフェの外に出ると必ずそこには同じように凍えながらタバコを吸っている仲間がいて、喋らずにはいられないからね。」
なんてポジティブなんでしょう。

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