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メトロに乗って

22 11月
2010年11月22日

4連休のある今週は、残念ながらずっと雨。
パリの11月は、気温もぐっと下がり天気もどんよりです。
コートを着て帽子を被って、だるまのようにぐるぐるマフラーを巻いて万全な格好で出かければ歩けなくもないですが、春が来るまでしばらくの間はもぐらのようにメトロで移動するしかありませんね。
1900年のパリ万博のときから、もう110年も動き続けるメトロは、全部で14路線。
動き続けるとはいっても、フランスではおなじみのストの時期には止まってしまうのですが…それはさておき(笑)メトロの路線名は、全て番号で1番線から14番線まで。
一番最初にできたのは1番線で、パリの中心を西から東に横断する路線。
パリを訪れる観光客が一番集中するのもこの路線で、残念ながらスリも多いちょっと危険な路線ですので、ご注意を。
また、メトロのだいたいのホームや車体は、日本の地下鉄ほど清潔とはいえません。
ただ、いい意味でも悪い意味でも本当のパリジャンたちと触れ合うことができるパリらしい空間です。

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まずは、ここでチケ(切符)を買いましょう。
小銭かカードでしか買えない販売機もあるので、お札の場合は駅員さんのいる窓口で。

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チケ(切符)を買ったら、いよいよ改札口へ。
ときどき、チケ(切符)を買いたくない若者が一緒に通してと寄ってくることも。

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メトロがホームに到着したら、だいたいの路線はドアを自分で開けないと自動で開いてくれません。ボタンを押すか、もしくはノブを回して開けます。

メトロ(地下鉄)なのに、線路が途中で地上に出る路線が6番線です。6番線は、全線路の約半分が高架線になっていて、特にBir-Hakeimの駅付近ではセーヌ川を渡り、エッフェル塔もきれいに見えるので、ときどきこの路線に乗ると一瞬自分はパリにいるのだと気づかされます。

一日中メトロで移動していると、きっと一度はメトロの中や駅の乗り換え口で何かしらのアーティストに出会うことがあるでしょう。
人形劇をする人や、バイオリン、アコーディオン、トランペットを弾く人など。
一通りの演奏を終えたら、小銭を求められますが、気に入らなければあげる必要はありません。ときに、素晴らしい演奏をする人もいますので、私もそのときだけは小銭を入れるようにしています。

フランスの野菜

14 11月
2010年11月14日

海外でスーパーに行くと、見たことのない珍しい野菜や果物、お菓子、日常雑貨まで、とにかくその国の日常がわかって、おもしろいものです。
海外生活が長くなると、逆に出来合いのコロッケやお弁当などが並ぶ日本のスーパーが懐かしいですが、やはり野菜の種類の豊富さなどはフランスのスーパーにはかなわないでしょう。なんてったって農業大国のフランスの食料自給率は、111%。
フランス国内で必要以上の食料がまかなえてしまえているんですね。
11月に入り気温もぐんと下がってくると、秋の野菜たちが続々と登場します。
朝市の新鮮な野菜をお届けしようと思いましたが、あまりにも寒いので、近所のスーパーの野菜でご勘弁下さい(笑)

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いえ、ただ近所のスーパーといっても、馬鹿にはできません。
日本と同じ野菜があっても大きさや形が違っていたり、フランスにしかない珍しい野菜もたくさん並んでいます。

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例えば、こちらは何でしょう。ネギです。
日本のネギと比べて、太さは2倍くらいありますね。
味はほとんど変わらないですが、やはり日本のネギのほうが細いので柔らかいかんじがします。

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右は正真正銘日本の果物、柿です。(イスラエル産ですが)
こちらでもスーパーでよく見かけますが、あまり買っているフランス人を見たことがありません。私もこの季節になると買ってみるのですが、おいしさはやっぱり日本の柿にはかないませんね。

ところで、柿の左にある紫色のものは果物ではなく、Chou-rave(シュウラブ)という野菜です。日本名ではコールラビといいます。キャベツの一種らしいのですが、味や食感ブロッコリーのようなかんじです。私は実際にこれを使って料理をしたことはないのですが、一般的には茹でたり、生のまま細切りでサラダにしたりして食べるようです。

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見た目はあまり美味しそうではない、こちらはRadis-noir(ラディ・ノアール)、黒大根です。外は真っ黒ですが、切ってみると中は普通の大根のように真っ白です。
こちらもサラダにして食べますが、なんでもビタミンが豊富でダイエットに最適な食材だとか….

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こちらは、フヌイユといいます。セリの一種で、煮込みなどにしても美味しいです。

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最後に、秋らしい写真を一枚。フランスの数あるキノコを堪能できる季節です。

蚤の市

09 11月
2010年11月9日

街自体がアンティークともいえるパリの街。そんなパリには、3つほどの大きな蚤の市の他にも、一年中あちこちで蚤の市が開かれています。
パリの蚤の市といえば、一番有名なのはClignancourt(クリニャンクール)。メトロの駅Porte de Clignancourt(ポルト・ド・クリニャンクール)から歩いてすぐです。
ここは、蚤の市といっても馬鹿にできないほどの高級アンティーク家具、アジア家具、食器、ランプなどから小さな小物までとにかく何でも揃っていて、種類別に区画で分かれています。室内の常設店もたくさんあるので、雨が降っても楽しむことができます。
ただ、ここは場所としてはあまり治安のいいところではないので、スリなどにはご注意。
今日は、Vanves(ヴァンヴ)の蚤の市に来てみました。

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Porte de Vanves(ヴァンヴ)の駅から少し歩くと、Avenue Marc Sangnier(マルク・サンニエ通り)が見えてきます。並木道に沿ってある蚤の市です。

ここには、古いポスターや骨董品、ジュエリーなど小物がたくさん売っています。

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江戸時代のものでしょうか。日本の絵もありました。

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なんだか呪われそうな古い人形から….

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まるで美術館からきたような値の張りそうな絵画….

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どこから集めてきたんでしょう…山になったアンティークキーホルダーまで。

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これはかなり年代モノの工具たち。まだ現役で使えます。
どんなに小さなものでも、我が家の家宝と曾おじいちゃん、曾々おじいちゃんの時代から捨てずに大切にとっておくフランス人だからこそ、味があってかつ価値のあるアンティークが揃う蚤の市ができるんでしょう。

Vanves(ヴァンヴ)蚤の市
土・日 7:00~19:30(冬季は日没まで)
Porte de Vanves(ポルト・ド・ヴァンヴ)

ロダン美術館

03 11月
2010年11月3日

もう20年以上前の「カミーユ・クローデル」という映画を偶然テレビで観たのは、私がまだフランスに住み始めて間もない頃でした。当時はフランス語がほとんど理解できなかったため、とにかく一つ一つの場面に登場する、ロダンとカミーユの彫刻作品がとにかく印象に残っていました。
ロダンとは、あの「近代彫刻の父」オーギュスト・ロダンです。日本では「考える人」で有名ですね。カミーユ・クローデルは、そんなロダンと長い不倫関係の末に捨てられてしまうロダンの愛人。カミーユもやはり才能がある彫刻家でしたが、悲しいかなその名は彼女の作品によってではなく愛人のロダンのおかげで人々に知られていました。
映画「カミーユ・クローデル」のなかにも登場する二人の作品は、今はアンヴァリッドの近くにあるロダン美術館で見ることができます。ここは、ロダンの晩年のアトリエです。

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中庭では、さっそく「考える人」が出迎えてくれます。近くで見ると腕も太く、筋肉隆々なんですね。

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男性は男性らしく、女性は女性らしい体です。後ろから見ると体の線が違います。

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ロダンから見たカミーユの肖像です。どれも悲しそうな顔です。

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一方、こちらはカミーユから見たロダンです。この他にもカミーユの作品がいくつか展示されています。

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ロダンの作品のうち60点もの作品のモデルになったのが、このハナコ(太田ヒサ)という日本人の舞台女優です。

このハナコ(太田ヒサ)という人は、身長138cmというかなり小柄な人で、ロダンからは「プチット・ハナコ(小さなハナコ)」と呼ばれ、一時期は一緒に住むほど家族ぐるみの親しい仲だったそうです。

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こんなところにゴッホの「タンギー爺さん」が。ロダンのコレクションの一つだそうです。
日本好きの一面がうかがえます。

中庭にもあるたくさんのロダンの作品を観るには、晴れた日に訪れるのがオススメです。

ロダン美術館
77, rue de Varenne
メトロ:Varennne(バレンヌ)

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