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寒い夜には…

20 12月
2010年12月20日

今年は寒波の影響で、パリは猛吹雪の日が続いています。
そんな寒い冬は、日本だったら鍋ですが、フランスではチーズフォンデュ(fondue au fromage)がおいしい季節です。もちろんフォンデュセットが自宅にあれば、自宅でみんなでコクロン(フォンデュ鍋)を囲んで食べたり、本場のフォンデュは、パリでもスイスのサヴォワ地方料理のレストランへ行くと食べることができます。

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実は、チーズフォンデュといってもその地方によってチーズの種類や分量も違います。
一番一般的なものは、フォンデュ・ヌシャテロワーズというものでスイスのヌーシャテル地方のものです。今日は、ちょっとその作り方をご紹介します。

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左上から時計回りに、コンテ、グリュイエル、エメンタル。ちなみに、コンテだけを使うと、ジュラ風(フランス・ジュラ地方)のフォンデュになります。

作り方はとっても簡単です。
用意するチーズは、エメンタルチーズとグリュイエルチーズ。この2種類のチーズを1:1の割合で混ぜ合わせ溶かします。白ワインを加えればできあがり。最後にレモン果汁を少々とナツメグを加えても美味しいです。

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ちなみに、日本ではバゲットをはじめ、じゃがいも、ウィンナーやブロッコリーなどとにかくいろんなものをつけますが、フランスではバゲットをつけて食べるだけで、特に野菜をつけて食べたりすることはありません。
ただ、チーズを溶かしたコクロンのなかに、すでにキノコが入っていたり、トマトが入っているものもあります。
ちなみに、我が家ではたくさん色んな野菜が食べられるので日本風チーズフォンデュにしています。

また、フォンデュとならんでフランスで人気の冬の食べ物にラクレットがあります。
こちらは、チーズを野菜やハムなどにかけるもので、こちらも家庭でできる写真のようなラクレットセットが出回っています。

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どちらもちょっとカロリーは高めですが、暖まること間違いなしですね。

極寒のイルミネーション

12 12月
2010年12月12日

パリで有名なイルミネーションといえば、シャンゼリゼ大通りのイルミネーション。
数年前から、シャンゼリゼの並木道をはじめ、あらゆるところに同じ白いライトを使ったイルミネーションが見られるようになりました。
それは、白い雪が上から下に降っているように見えるイルミネーションなのですが…

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わかりますでしょうか?手前のカフェの屋根の端に光るものがそうです。

この素晴らしさを伝えたいのですが、どうしても写真ではお伝えできないのが非常に残念です。実際に来てご覧になって下さいとしか言えません…
ところで、この雪のイルミネーションに使われている白い電球は環境に優しい節電タイプの電球なんだとか。
東京の表参道でもこの電球が使われているのでしょうか?
夜が長い冬のパリでは、今の時期はほとんど一日中イルミネーションが光っています。
電気代もバカにならないでしょうし、環境に優しいのなら一石二鳥ですね。
ただ、今年はかなり寒さの厳しい冬でかなりの頻度で雪が降っているため、雪のイルミネーションがなくてもホワイトクリスマスが過ごせそうですが(笑)

パリの有名デパート、プランタンやギャラリーラファイエットの豪華なイルミネーションも必見です。毎年それぞれテーマがあって、創意工夫、才能を駆使してかなり凝ったデコレーションを披露します。そんなクリスマス色溢れる毎年恒例のショーウィンドーに大人から子供まで誰もが魅了されています。

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子供たちも夢中のショーウィンドーの人形劇。雪が降る寒いなかでも、かじりつくように見ています。

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もともとはプランタンの提唱ではじめられた このクリスマスのショーウィンドーデコレーション、もともとはプランタンが最初に始めたもので、いまやギャラリーラファイエットやボンマルシェでも同様に見られます。

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プランタンのなかのクリスマスツリーはこんなかんじです。

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ボジョレ・ヌーヴォ

06 12月
2010年12月6日

ああ、今日はボジョレ・ヌーヴォ(Beaujolais Nouveau)の解禁日なんだな、と知るのはいつもネット上の日本のニュースなんです。
解禁日はいつも11月の第3木曜と決まっているそうなので、日本は時差の関係でフランスよりも早く解禁になるからなんですね。
今年も日本人の老若男女が、幸せそうにボジョレ・ヌーヴォの温泉(?)に入っている写真でした。
日本人は本当にそれほどボジョレが好きなのだな、とわかる象徴的な写真ですね。
日本人のワイン好きは今に始まったことではなく、80年代のバブル期などには、店頭に並ぶのも待てなくてわざわざ成田空港まで飲みに来る人もいたのだとか。

そのボジョレとは、ブルゴーニュ地方にあるワインの産地の名前です。
そこで今年採れたばかりの、というよりもボジョレ・ヌーヴォだけは特別に試飲酒なので、通常のワインのブドウの収穫期よりも早めに収穫したブドウをワインにしたものをボジョレ・ヌーヴォ(新しいという意味)とするのですが、もちろんフランスでは全く人気のあるワインではありません。
解禁日以降は、一応スーパーに大量に並べてあったり、カフェにも「ボジョレ・ヌーヴォあります。」と、まさに日本の夏の冷やし中華(?)と同じような扱いで少し貼り紙がしてある程度です。

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わかるでしょうか?ガラスに貼ってある小さい貼り紙です。

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スーパーにも置いてあります。このスーパーでは、安いものは1本500円くらい。

そのため、私も今回たくさんボジョレの写真を撮りたいと思っていたのですが、いざとなるとやっぱりなかなか見つからず、ワインの大型スーパー「LAVINIA」なんかだと、なおさらボジョレ・ヌーヴォの大量のボトルなんかは置いてないんですね。

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こちらは、一本13万円!

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1Fには、グラスで試飲ができるコーナーがあります。

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ありました、ありました。たしかに新酒の試飲をするためのワインなので、ここにあって正解かもしれませんね。

そういうわけで、フランス人はよく「日本人はなんだってあんなに酸っぱい新しいワインを大量に買うのか。」とバカにしますが、ワインの好みは人それぞれですし、新しいフルーティーなワインが好きな人もいるのですから、私はそれはそれでいいと思います。
私も、いまだに古い高級なワインを飲まされても、全く美味しいと思いませんから。
何よりこの日本人のボジョレ・ヌーヴォ好きの傾向は、ボジョレ地方のフランス人にとったら大歓迎ですよね。

広告は芸術だ!

02 12月
2010年12月2日

パリのいいところは、わざわざお金を払って美術館に行かなくても、街を歩いているだけで芸術鑑賞ができるということ。
メトロの駅で、デパートのショーウィンドーで、もしくは飛行機を降りて一歩空港に足を踏み入れれば、すでにそこでたくさんのユニークなフランスの広告が迎えてくれます。
長年フランスにお住まいの主婦の皆さんはもうすでにおわかりでしょうが、フランスの掃除機や洗濯機の機能性は、日本のものと比べたらはるかに劣ります。彼らがどんなにバカンスを返上して頭をひねっても、日本人の作るような便利な電化製品は作れるわけがないと私は思います。しかし、それと同じようにフランス人の考える広告やショーウィンドーには、やはり私たち日本人の頭ではとても思いつかないような突拍子もないアイデアや創造性が溢れています。
例えば、東京の地下鉄の車内を埋めるように敷き詰められた週刊誌や商品の広告は、ときどき里帰りしたときに見ると圧倒させられます。しかし、パリの地下鉄の車内はそれと比べると全くガランとしたもので、一車両に英会話学校や国際電話の広告が2、3枚ある程度です。そのかわりに、メトロの駅のホームや乗換え通路には広告があちこちに貼られています。

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広告をすごい手さばきで替えるこのおじさんは、コラー・ド・アフイッシュ(日本語では広告張り替え人?)という人で、ときどき子供たちの羨望の的になっています。
こういう大きな広告は、一枚の大きな広告ではなく、実は最初は6分割ぐらいになっていて、きれいに全てに糊をつけて一枚ずつ貼っていって最後にきれいな大きな広告になっているんですね。

また、フランスの特徴的な広告の一つがカフェなどに無料で置いてあるたくさんのポストカード。たくさんのユニークなポストカードが置いてあるので、私もカフェに行くたびについついカバンの中に入れてしまい、おかげでたくさんのポストカードのコレクションができてしまいました。その一部がこちらです。

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こちらは、あるキャンディー屋さんの店頭。見事なデコレーションです。

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クリスマスも近いデパートのショーウィンドー。

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