『フィナンシェ』

01 3月
2011年3月1日

19世紀に発明された焼き菓子が、パリでリバイバル!?

 きつね色に焼き上げた小さな長方形の焼き菓子をフィナンシェと呼びます。 まわりはさくっと、中はしっとり、口の中で焦がしバターがふんわりと広がります。

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フィナンシェは19世紀にパリの証券取引所近くののブーランジェリーが発明したお菓子で、金融家がスーツを汚さずに食べることができるように小さく焼いたのだとか。

金融家にちなんで金の延べ棒の形に焼き上げて、パリで人気のお菓子になりました。

お菓子にフィナンシェ(金融資本家)と名付けるところ、フランス人の発想の豊かさを感じます。

100年以上も前に発明されたフィナンシェが今年パリで流行しています。

卵、砂糖、アーモンド、バターといったシンプルなレシピのフィナンシェは、パティシェのちょっとしたさじ加減で全く味の違うものに変わります。

フィガロ誌でも取り上げられ、フレッシュさ、外観、味、値段を吟味してパリの優れたフィナンシェのランキングを発表しました。

1位は、7区のラスパイユ通り、2010年にオープンしたばかりの

ユゴー・ヴィクトール Hugo & Victor

40, BD Raspail

まん中がほっこり割れておいしそう!

オーナーはギー・サヴォワのシェフを務めた腕前。

2位 ムーラン・ド・ラ・ヴィエルジュ Le Moulin de la Vierge

3位  ル・ブレ・シュクレ Le Blé sucré

3位 ジェラール・ミュロ Gérard Mulot

(フィガロ 2011年1月24日より)

タイユヴァンやトゥール・ダルジャン、シャンゼリゼ界隈の高級ホテル『プラザ・アテネ

』でもコーヒーといただくことができます。

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ホテルプラザ・アテネでは宿泊客以外でもフィナンシェを楽しむことができます。

フランス人はお腹がすいた時、パティスリーでお菓子を買います。フィナンシェもそんな気取らないお菓子のひとつ。他にもこんなお菓子をつまむ姿が見られます。例えば‥

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小さなタルトレット。さくらんぼやりんご、洋梨など季節のフルーツが乗っています。パティスリーで買うとお菓子を紙に包んでくれます。

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日本ではあまり馴染みのない『フラン』ですが、パティスリーに必ずある定番菓子がこちら。何も入っていないナチュラル、プルーン入りなどがあります。おなかにしっかりたまります。

フランス人は食後にデザートを食べる習慣があり、お腹がすいた時にはプチパンやタルトをいただきます。

みなさんもパリ散策でお腹がすいたら、焼きたてのフィナンシェやプチ・スイーツを試してみて下さいね。

フランス人は結婚しない?

20 2月
2011年2月20日

バレンタインも近いので、結婚の話題を。
以前もお話したように、フランスではバレンタインはあまり宗教的な意味を持つイベントではなく、恋人やカップル同士の男性が女性にプレゼントや花を贈ったり、レストランで食事をするイベントです。
ただ、バレンタインに結婚のプロポーズをするというフランス人も少なくはありません。

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ショコラティエには不思議(?)「日本風バレンタイン」と書かれたウィンドー

結婚といえば、最近の日本のウェディングスタイルは多様化していますが、特別な宗教スタイルを除き、フランスのウェディングスタイルはだいたい決まっています。まず、誰もが居住地の市町村の庁舎で市町村長による婚姻の儀式を行います。そして、どちらかがカトリック教徒であればその後はたいてい教会での挙式になります。どちらもカトリック教徒でない場合は教会では式を挙げることはできないので、お城や別荘の庭で式を挙げたりします。フランス人の結婚式は長く、たいてい昼頃から始まり、一晩中翌日の朝まで飲めや踊れやのお祭り騒ぎです。

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ただ一方、実はフランスは婚外子が多い国としても有名で、今やパリにいたっては、2人に1人が婚外子といわれています。つまり、フランス人は結婚をしたがらない国民ということになりますね。1000人に対する婚姻率は、日本が5.7%に対してフランスは4.7%だそうです。フランス人は、なぜ結婚をしたがらないのでしょうか?

その原因の一つとしてはまず、フランスでの結婚・離婚の手続きの難しさではないでしょうか。日本であれば、結婚も離婚も二人の署名がある紙切れ一枚ですみます。
フランスは、結婚する場合にはまずどちらかが一ヶ月以上居住している市町村の庁舎に、医師による健康診断書を提出し、この二人が結婚しますという「婚姻予告」というものを10日間掲示します。二人の結婚に反対する者がいなければ(たいていはいませんが(笑))、そこでやっと婚姻することが認められるのです。
その後、その庁舎にて2人から4人の証人(テモワン)を立てて、市町村長によって挙式が行われます。離婚の手続きともなれば、必ず裁判をする必要があるのでもっと複雑です。
もう一つの原因としては、フランスには結婚という形にとらわれず一生事実婚(ユニオン・リーブル)を続けるカップルや、結婚している場合と同様の社会保障を与えるPACS(パックス)法を結ぶカップルなど、日本とは違って結婚以外にもカップルとしての選択肢が多いことが挙げられます。
そのようなことから、フランス人男性は日本人男性と比べると「結婚」というものを少し重いものとして考えている傾向にあるのかもしれません。
ただ、逆に考えればフランスで結婚にいたったカップルはよく考慮した結果であるといえるので、結束が強いカップルといえるかもしれません。

一年間こちらのブログを担当させて頂きましたが、今回で私の担当ブログはおしまいです。
これまで読んでくださった皆さん、ありがとうございました。

カフェのテラス席で…

12 2月
2011年2月12日

おしゃべり好きなフランス人が一日の多くの時間を過ごす場所、それがカフェです。最近では、日本にもおしゃれなカフェはたくさんありますが、フランスのカフェが日本のカフェと決定的に違うところは、ほとんどのカフェにテラス席がるところではないでしょうか。夏の暑い日や天気のいい日はいいですが、なぜフランス人はそんな寒い思いをしてまでも、真冬の空の下でも歩道にまでせり出したテラス席に座りたがるのだろうと、最初はかなり疑問に思っていたものです。今やそんな私も逆に店内のテーブル席に座ることのほうが珍しくなりました。
フランスのカフェでは、基本的にテラス席の上にヒーターがあったり、下のようなカフェ用のヒーターが置いてあったりするので、冬空の下でテラス席にいても寒くないようになっています。

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最近カフェの室内で喫煙することができなくなったというのも、テラス席に座る人が増えた理由でしょう。
また、日本から来た友人に言われて改めて見て気づいたのですが、そのテラス席に座っている人がみんな歩道を歩く通行人のほうを向いてイスが並べられていることも、そういえば日本ではありえない光景なんですよね。
カフェやショコラ・ショー(ココア)を飲みながら、街を歩く人の人間観察ができるというわけです。
ちなみに、フランス語のカフェ=コーヒーと訳されますが、厳密に言えば日本人が飲んでいるコーヒーのことではありません。そのため、観光エリアのうちの近所では、カフェを頼んだのに小さいカップのエスプレッソが出てきて、「あれっ?」という顔をしている日本人の方をよく見かけます。フランスでは、カフェ=エスプレッソのことなので、日本の普通のコーヒーを注文する場合は、「カフェ・アロンジェ(薄めたコーヒー)」を注文しましょう。
また、夜寝る前でカフェインは避けたいという人には「カフェ・デカフィネ(カフェイン抜きコーヒー)」というものもあります。

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ジビエ

10 2月
2011年2月10日

これだけグローバル化が進んだとはいっても、やはり日本からフランスという土地も気候も全く違うところに移り住んで、最初に困ったのは食料品。日本では簡単に手に入るものが、こちらでは手に入らない。ただ、逆に日本では全く食べる機会のないものを食べることができるのです。その一つが、ジビエ。
ジビエとは、食材として捕獲された野生の鳥獣類の総称で、本来狩猟民族であるフランス人ならではの食材です。
残念ながら、ジビエの旬である秋をだいぶ過ぎてしまったのですが、もちろんまだこの時期でも街のお肉屋さんでジビエを手に入れることができます。
フランスの代表的なジビエは、アヒル、カモ、ウズラ、鳩、野ウサギ、シカ、イノシシなどです。秋には、お肉屋さんにズラリと並ぶジビエたちの姿といったら、少しかわいそうなぐらいです。

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これがかわいそうな姿…

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フランスのお肉屋さんの前に必ず置いてある、クルクル回る肉の丸焼き機。これにつられて、みんなお肉屋さんに立ち止まる気がします。

フランスに来てとにかく最初に困ったことは、新しい食材を見て、買いたいと思っても、なかなか買えないこと。鳩やウサギなど、珍しいので食べてはみたいと何度も思ったのですが、自分も食べたこともないものを一体どうやって料理をしていいものやら….
残念ながら、私の周りにはキャリアウーマンママばかりであったため、オーブンを使って本格的にフランスの家庭料理をするお手本がいなかったのです。結局、料理本やテレビ番組に頼る結果になりました。昨年のクリスマスイブには、ちょうどテレビの料理番組で「簡単なクリスマスディナー」と称したものを取り上げていて、それが「ウズラのオーブン焼き」でした。見ていると、ただの「チキンのオーブン焼き」をウズラに置き換えただけの簡単なものでしたし、何しろその料理のウリは、チキンであれば大きなチキンを焼いてみんなに取り分けなければいけないけれど、ウズラは小さいので一人一匹。それにそのほうが見た目がかわいらしいと。
その時、初めてウズラを買ってきて料理したのですが、大変なのは料理をした私よりも、内臓を取ってキレイにしなければいけないお肉屋さんのほう、というぐらい簡単でした。お肉屋さんでは、ウズラもやっぱり毛がないだけの丸裸のそのままで売られていたのでした。皆さんも、是非一度お試し下さい。

ベビーブーム

03 2月
2011年2月3日

少子化問題に悩む日本とはうって変わって、フランスは今、ベビーブーム。
パリの街を歩いてると、あちこちで頻繁にベビーカーを押すお母さんの姿を見かけます。
フランスは、じつはEUのなかでもトップクラスの出生率を誇る国なのです。
ただ、かつてはフランスでも日本のように出生率が低下し、1994年には一人の女性が生涯に産む子供の平均数は1.65人にまで低下したそうです。
ただ、その時期に出産手当や女性への休暇制度など、出産や育児に関するあらゆる手当を改善し、かつての一人の女性の出産率1.65人から2009年には2.0人を超えたのだとか。
その手当というのは、まず妊娠した場合には7ヶ月目に出産一時金として約11万円の支給があります。そのうえ、フランスでは妊娠、出産にかかわる診察、検査は全て国の医療保険で100%カバーされます。私立のクリニックなどを除き、医療保険の基本料金しか請求しない病院で診察を受けるならばまったく費用がかからないのです。
さらに、出産する母親や父親への出産・育児休暇、その子供への幼児養育手当や、2人以上の子供を持つ家庭への手当、子供を持つ家庭への引越手当や住宅手当、子供を持つ低収入家庭への手当など、とにかくたくさんの種類の手当があります。
そんな国の対策の結果、今パリには保育所や幼稚園の数が足りないくらい子供が溢れています。街でも、子供服やおもちゃのお店をよく見かけます。

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子供服の専門店の数は、日本より確実に多いような気がします。

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子供用のパーティーのお菓子オードブル。

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こちらは、スーパーでよく見かけるミルク・ベビーフードの棚。

国が違えば、離乳食も違いますね。フランスの赤ちゃんのベビーフードは、もちろん日本のようなおかゆではなく、フルーツのコンポート。日本では、フルーツはアレルギーなどを考えて、火を通してからあげるそうですね。

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ありとあらゆる種類のフルーツのコンポートがあります。

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左は、野菜とチキンとご飯のセット。右はご飯の代わりに麦が入っていますね。

あと、日本ではあまり見かけたことはありませんが、こちらには赤ちゃん用のevianも売っています。フランスでは水道水にもミネラルウォーターにもかなりの量のミネラルが入っていますが、それが赤ちゃんにはよくないのだそうです。
あと、フランスでは赤ちゃんが生まれたら必ずフッ素を飲ませるといいます。これから一生毎日食べ続ける、バゲットを食べる歯を養成するにはいいのでしょうね(笑)
そのせいなのかはわかりませんが、そういえばフランス人は歯がキレイな人が多い気がします。

脂肪肝を食べるフランス人

26 1月
2011年1月26日

日本人にとって、フランス料理といえば高級なフォアグラのソテーなどが思い浮かびますよね。フォアグラは、やはりフランスでも高級な食材ではあるのですが、スーパーでも一年中気軽に購入できる食材で、ノエル(クリスマス)や大晦日など、特別な日にはフランス人は必ず食べるほど身近な食材です。
ちなみにフォアグラのソテーは、主にレストランで食べる調理方法で、ノエルなどにはたいていそのままパンと一緒に食します。

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このように、イチジクの実の入ったパンと食べるととても相性がいいようです。

個人的には、まさに油の塊を食べているようで好きではないのですが、フォアグラ好きはフランス人である証拠、といってもいいほど、フォアグラはフランス人が大好きな、そして特別な食べ物です。
フォアグラとは、まさに「脂肪の多い肝臓」という意味です。フランスに来たばかりの頃は、特にあまり考えずに食していたのですが、後ほど街なかでフォアグラやガチョウの写真を掲げた動物保護団体を見て、実はこのフォアグラとはガチョウに強制的に餌を与えて肝臓を肥大化させた食材で、この強制的に餌を与えるというガヴァージュというフォアグラの生産方法が動物虐待にあたると世界中で物議を醸しだしていること、そして、フランス以外のたくさんの欧米諸国では生産は禁止されているものであることが後でわかりました。どうやら、フランスはフォアグラのことに関しては、世界中から批判を受けているようです。それに対してフランス政府は、「フォアグラはフランスの伝統的な食材でフランスの文化の一つである。」とフォアグラの生産を中止する意向は全くなさそうです。

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フォアグラの専門店もあります。

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フォアグラにピッタリのワインも一緒に売っています。

フォアグラを世界で一番生産しているのも、消費しているのもフランスである。だからフォアグラはこれからもフランスの食材であって、誰もそれに対して批判はできない…ということですね。しかし、フォアグラのことを考えていて、一つ思い出したのですが、日本の捕鯨問題のこと。フランス人の義父に言われたことを思い出しました。
「日本の文化は大好きだ。でも一つ嫌なことは、鯨を殺すことだ。」
フランス人…ちょっと勝手ではないでしょうか?(笑)

エピファニー

18 1月
2011年1月18日

ノエル(クリスマス)が終わって年が明けると、1月6日には子供だちが大好きなガレット・デ・ロワでおなじみのエピファニー(日本語で公現祭)が待っています。日本ではちょうど七草粥の頃ですよね。
エピファニーとは、キリストが東方の3人の王様(東方の三博士)によって神の子だと認められた日を祝う日で、本来は1月6日なのですがフランスでは祝日ではないため、その前後の日曜日に祝うことが多いようです。祝うとはいっても、エピファニーはフランスでは特に宗教的なイベントをやることは少なく、またノエルのように大きなイベントではないのですが、ただほとんどのフランス人がこの時期には家族や友達で集まると必ずガレット・デ・ロワを食べます。

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店頭に並べられたガレット・デ・ロワ

ガレット・デ・ロワとはアーモンドクリームの入ったパイのことです。
このガレット・デ・ロワは、たいてい大きな4人分から8人分ぐらいの大きさで売られています。一人分の小さなものもありますが、一人で買って食べると実はあまり意味がないのです。ガレット・デ・ロワは、その「王様のガレット」という名のとおり、ちょっとした王様ゲームをするものなのです。
まず、ガレットを買うとたいてい金色の紙でできた王冠がついてきます。
この王冠をかぶることができるのは、このガレットの中に入ったフェーヴ(かつてはそら豆、今は小さな陶器の人形)を当てた人だけ。
そこにいる人のなかで一番年の若い人が、切り分けたガレットを誰に分けるかを決めます。
食べたガレットの中に小さな陶器の人形が入っていたら、その男性は王様に、女性なら王妃様になります。さらにその王様、もしくは王妃様は、そのなかで自分の好きな人(異性)を王様、もしくは王妃様を選ぶのです。ちょっとロマンチックですよね。
とにかく、王様になるとその一年は素晴らしい一年になるそうです。

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こんな四角いガレット・デ・ロワも。

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なんと、最近では日本でもこの時期にガレット・デ・ロワが売られているところがあると聞きました。皆さんも、王様になって素敵な一年を。

フランスの駄菓子

08 1月
2011年1月8日

フランス人はとにかく甘いものが大好き。イギリス人も甘いものは好きですが、フランスではとにかくいたるところで甘いものが売っています。最初にパリに来たときは、とにかくそのパティスリ(ケーキ屋さん)やショコラティリ(チョコレート屋さん)の数に驚きました。それはロンドンとは比べものにならない数だと思います。そういう意味ではパリに暮らすことは幸せなことですが、太りやすい国であるのも確かです。
ただ、フランスの子供たちが学校帰りに食べるおやつは、チョコレートやケーキ、パンオショコラだけとは限りません。それは、日本の子供たちがいつもまんじゅうやようかんを食べているのではないのと同じことです。フランスにも子供の頃はみんな食べたなと懐かしむ駄菓子というものがあるのです。

最近ではめっきり見かけなくなったようですが、今でもボンボヌリ(駄菓子屋さん)はときどき街で見かけます。
チョコレートやマロングラッセ、砂糖でコーティングされたフルーツのコンフィ、グミ、グルグル巻いた棒キャンディーや、マシュマロなどがだいたい量り売りで売られています。
好きなものを好きなだけとって、最後にレジで量って会計をします。

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フランスの駄菓子の特徴は、とにかく健康に悪そうなほど(笑)色が鮮やか。日本のものに比べて着色料や顔料の基準が低いのでしょうか?味のほうもとにかく甘いだけ。日本の子供はグルメなのか(?)駄菓子といっても、甘いものだけではなく塩味や酸っぱいものなどとにかく味にもバラエティがありますが、フランスのものは全て甘いものです。

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フランスに来て、一番見て衝撃を受けた駄菓子はこれ。真っ黒なレグリース(甘草)のグミです。お隣のドイツやイギリスにもあります。

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有名なビストロ「Chez Paul」のすぐお隣にある同じ系列のエピスリーです。懐かしい雰囲気の駄菓子屋さんです。

Maison Karrenbauer(メゾン・カレンボォエー)13,rue de Charonne75011 ParisTel:01.48.05.83.76
メトロ:Ledru-Rollin

フランスのノエル、日本のクリスマス

03 1月
2011年1月3日

フランスのノエル(クリスマス)が日本のクリスマスと決定的に違うところは、まず誰と過ごすかということです。
日本では、クリスマスは恋人と過ごしますよね。
子供のときはもちろん家族で過ごしますが、子供も成長して恋人ができたりすると悲しいかな家族でクリスマスを過ごすことはほとんどなくなります。
日本はもともとキリスト教の国ではないですから、戦後に日本に輸入(?)されてきたクリスマスなんていうものは、恋人たちのロマンチックなイベントの一つでしかないのです。

一方、大半がカトリック教徒であるフランス人にとってノエルは一年のうちで新年よりも大事なイベントです。
ノエルが近づくと、家にはツリーを飾ります。もちろんプラスチックのニセモノなんかではなく、本物の大きなモミの木を買ってきて飾るのです。
子供たちは、サントン人形というイエスの生誕を再現した小さな人形を飾ったりします。

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サントン人形

大都会パリで働く若者たちも、ノエルのバカンスに入ると、みんな自分の両親の住む実家に帰ります。実家のお母さんは、ノエルのこの時期にだけ出るマルシェに行ってツリーの飾りやリースを買ったり、たくさんの甘いものやノエル用のチーズなどをたくさん買って、子供たちの帰りを待っています。

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シャンゼリゼ大通りのノエルのマルシェ

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つまり、たとえ恋人同士でもお互いそれぞれの実家でノエルを過ごすので、日本のように恋人同士が一緒にノエルを過ごすことはないのです。
例えば、私の知っている日本人女性が最近フランス人男性と交際を始めました。
共通の友人のフランス人は言います。彼女が彼の実家に一緒に帰ってノエルを過ごすことはないだろうと。日本人にとっては少し残酷に聞こえますが、フランス人にとってノエルはそれほど大事なものであって、一年にたった一度家族や親戚が一同に会するものなのです。ただ、逆にその彼女がいつか彼の家族とノエルを過ごすときは、彼が家族に将来この彼女と結婚するのだと紹介しているのと同じことを意味するのだそうです。
フランス人にとって、ノエルはそれほど大事なものなんですね。

皆様も素敵なクリスマスを!

寒い夜には…

20 12月
2010年12月20日

今年は寒波の影響で、パリは猛吹雪の日が続いています。
そんな寒い冬は、日本だったら鍋ですが、フランスではチーズフォンデュ(fondue au fromage)がおいしい季節です。もちろんフォンデュセットが自宅にあれば、自宅でみんなでコクロン(フォンデュ鍋)を囲んで食べたり、本場のフォンデュは、パリでもスイスのサヴォワ地方料理のレストランへ行くと食べることができます。

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実は、チーズフォンデュといってもその地方によってチーズの種類や分量も違います。
一番一般的なものは、フォンデュ・ヌシャテロワーズというものでスイスのヌーシャテル地方のものです。今日は、ちょっとその作り方をご紹介します。

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左上から時計回りに、コンテ、グリュイエル、エメンタル。ちなみに、コンテだけを使うと、ジュラ風(フランス・ジュラ地方)のフォンデュになります。

作り方はとっても簡単です。
用意するチーズは、エメンタルチーズとグリュイエルチーズ。この2種類のチーズを1:1の割合で混ぜ合わせ溶かします。白ワインを加えればできあがり。最後にレモン果汁を少々とナツメグを加えても美味しいです。

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ちなみに、日本ではバゲットをはじめ、じゃがいも、ウィンナーやブロッコリーなどとにかくいろんなものをつけますが、フランスではバゲットをつけて食べるだけで、特に野菜をつけて食べたりすることはありません。
ただ、チーズを溶かしたコクロンのなかに、すでにキノコが入っていたり、トマトが入っているものもあります。
ちなみに、我が家ではたくさん色んな野菜が食べられるので日本風チーズフォンデュにしています。

また、フォンデュとならんでフランスで人気の冬の食べ物にラクレットがあります。
こちらは、チーズを野菜やハムなどにかけるもので、こちらも家庭でできる写真のようなラクレットセットが出回っています。

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どちらもちょっとカロリーは高めですが、暖まること間違いなしですね。

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