カテゴリー: 生活

自然に触れるミュンヘンの旅

06 6月
2011年6月6日

ヨーロッパで観光するといえば教会、古城、博物館巡りにショッピング。
それが大抵の目的だと思います。
ところがミュンヘンではピクニックや川遊びも楽しめます。
この町の最大の魅力は歴史的な観光名所と並んで都内に存在する自然環境です。

今回は夏を味わえるピクニックと水浴びスポットを紹介いたします。
観光や買い物に疲れた時、なんとなくイライラしている時に一息つける場所。
ドイツの夏は30度を超えることはほとんどなく、湿気も日本に比べたら
ないに等しいので外にいても気持ちがとても良いです♪
(ドイツ人が「今日はジメジメしているね。」と言うと「この程度で不満があるなら
この人は日本に来たらどうなるのだろう。」と苦笑してしまうことが度々あります。笑)

まずご紹介するのはミュンヘンで最も有名な中世の美術館アルテ・ピナコテーク
(Alte Pinakothek)の前後に広がる野原。週末には読書をしている若者やボール蹴りを
する親子を見かけます。

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美術館の壁に寄りかかりおしゃべりをしたり、お昼寝をする人達もいます。
日差しが当たって気持ち良さそうです。

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ミュンヘンに自然が多いのは町の真ん中を流れるイーザル川(Isar)のおかげでも
あります。川沿いで寝たり、水着姿になって遊ぶことができるのでわざわざプールに行く必要がありません。イーザル川の水も大雨の後でない限りは透き通っていて綺麗です。
ただしひやっと冷たい!!

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石で作ったアート作品を発見。橋を渡る際に見かけてつい笑顔になりました。

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暖かくなるとドイツ人は電車よりも自転車を使うことが多くなります。
ミュンヘンの歩道では自転車道を設けているところが多く、自動車に
ぶつかる心配がないように工夫されています。

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自転車を持っていない人のことを思って、レンタルサービスをしているお店も
あります。一つ紹介しますと中央駅のすぐそばにあるRadius Tours&Bike Rental
というお店では1日17ユーロ(約2000円)から借りることができます。
ちなみにミュンヘンは自転車利用者にとても優しく駐留はどこでも無料です。
道端に置いて鍵さえしっかりかけておけば安心。

自転車に乗って美術館で芸術観賞。野原で一休みした後は川遊び。
こんな健康的な遊び方はミュンヘンならでは経験できることです!
私も来週末はまたピクニックに行ってきます♪

Radius Tours & Bike Rental
Arnulfstraße 3
80335 München(ミュンヘン)
tel (089) 54 34 87 77 30

http://www.radiusmunich.com

開店時間:月~金曜日9:00~18:00
土日祝日9:00~20:00
(ただし10月16日~3月31日間の開店時間は不定期です。)

ドイツの反原子力運動

20 5月
2011年5月20日

3月11日に東日本大震災が起きて以来、ドイツではいろんな団体、企業が
日本のための募金活動を始め、誰もが原子力に抵抗するようになりました。
2か月経った今では多少ほとぼりは冷めましたが、当時は
友人から電話にメール、上司や同僚には毎日のように家族の安否と
放射能の影響を聞かれ、心配してくれる周りの人の優しさに感動したものです。
(出張中の社長はわざわざ電話をくれて「家族と話したい時は
いつでも会社の電話で日本にかけていいからね!」とまで言って
くださいました・・・泣)

原子力発電所はドイツにも複数あり、中には古くて安全性が保障できない
発電所は日本の地震後すぐに運転停止になりました。
3月26日には早速ベルリン、ハンブルグ、ケルンとミュンヘンで
大規模な反原子力デモを実行。地震が起きてまだ間もないのに即座に
エネルギー政策に取り組むドイツ人の行動力に感心しました。
4大都市で集まった参加者は約210万人。反原子力デモは過去にもありましたが、
これだけの人数が集まったのは初めてだそうです。
(若者の参加が特に目立ちました。)

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(前回の記事でも紹介した反原子力運動のお日様マークです。)

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(手持ちの旗には「運転停止!すぐに&世界中で!」と書かれています。)

一般人を除いて参加したのは反原子力団体や自然保護団体の他に
自然エネルギーを推進するSPD党(=ドイツ社会民主党)や緑の党員達です。
逆に反原子力運動の「敵」とされたのはメルケル首相を含むCDU党
(=キリスト教民主同盟)やFDP党(=自由民主党)です。

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(メルケル首相などを皮肉に描いた看板。原発内の炉心溶融に掛けて
「脳内溶融は止められるのか?」と書かれています。)

これは列車に乗ってドイツの田舎を見てみると気が付くことなのですが、
光電装置が付けられている屋根をよく見かけます。ドイツが日本よりも
積極的にエネルギー政策に取り組んでいるのは確かなのですが、
福島の事件があってからその傾向が更に強まったといえるでしょう。

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その結果、今月の初めには北ドイツのバルト海岸付近にウィンドファームが
設立されました。「Baltic 1」と呼ばれるこのウィンドファームは21台の
風力発電機から成っていて、5万世帯に電気を供給できるといわれています。
2年後には新たなウィンドファーム「Baltic 2」が完成する予定です。

自然エネルギー政策は順調に進んでいるように思われますが、懸念もあります。
まず早まった反原子力運動は国内の電気代を高めてしまう可能性があります。
新たな自然エネルギー発電所の設立、古い原発の解体などは数十億ユーロ
かかると予想されています。

そして果たして自然エネルギーは人々の生活に足りるのか。
例えば屋根などに設置されている光電装置は日が照っている時にしか
働かないため、夜や曇りの日のために十分なエネルギーを蓄えられるかが
問題です。
その心配がいらない天然ガス発電所や石炭発電所の設立も考案されましたが、
これらの発電所は二酸化炭素を発生し、温暖化を急速化されることに
なってしまうという欠点があります。

ドイツでは少しずつ変化が起きていますが、これからのエネルギー政策の
方針は半年以内に固められるそうです。今後どうなるか楽しみですね。

余談:ドイツメディアの報道に興味がある方に英語の参考記事のリンクを
載せます。Spiegelオンラインは英語の記事も公表するのでおすすめです。

http://www.spiegel.de/international/germany/0,1518,751295,00.html

http://www.spiegel.de/international/germany/0,1518,759228,00.html

好き勝手な四月

07 4月
2011年4月7日

春分の日も過ぎ、桜が咲く頃の日本の四月といえばもうあたりが
春らしく変わっていますね。日本に住んでいた時の私は「春眠、暁を覚えず」
にちなみよく昼寝をしていました(笑)
だけどこの気持ち良い習慣も住んでいる国が変われば実行するのが
難しくなっていきます。なんとドイツの四月といえば晴れ続きではなく、
雨、あられ、雪まで降ってもおかしくないくらい狂っているのです!

ドイツ語でAprilwetter(直訳「四月の天気」)といえば変わりやすい天候を
意味します。そして天気の変動が激しい時期は四月にあたります。
それにまつわる格言があるくらいですからね!
April, April, der macht was er will!
(直訳「四月、四月、四月は好き勝手なことをする!」)
この格言は昔、天候に左右され農作に困った農民たちが考えたものと言われています。

今のドイツでももちろん気温は上がってきていますが、四月に雪が降るケースも
あるので油断はできません。衣替えがきちんとできない時期なのです。
私の好きな春眠も五月まで待たないとできそうにないですね(笑)

そんなドイツ国内の天気予報を見ると西側のケルン、デゥッセルドルフ、
フランクフルトがある地域が他よりも気温が2、3度高いことがよくあります。
山々しい南ドイツより標高が低く、海に近い北ドイツのように風が強くないことが
関係しているのでしょう。
例えば南ドイツのバイエルン州ではミュンヘンを少し南下しただけで街では
見られなかった大量の雪に遭遇することがあります。(オーストリアとの国境沿いに
住んでいる友達と電話していて向こうの悪天候に驚かされたことが幾度かあります。)
そのため、南ドイツにはスキー場もたくさんあり先月はスキー世界選手権が
ガルミッシュパーテンキルヘンという町で開催されたばかりです。

そんな寒い冬とおさらばできそうな暖かい日が来るとドイツ人は真っ先に外出します。
まだ肌寒くてもオープンエア・カフェはかかせない社交の場。
オープンエア・カフェは数えきれないほどあるのですが、ここでは私が
学生時代を過ごしたアウグスブルグのカフェを紹介します。
ロマンチック街道の最終点であり、フッガー家が栄えたことで有名なアウグスブルグ。
中心街にある市役所広場(Rathausplatz)にあるHenry’s Coffeeでは室内でも外でも
ゆっくりお茶ができます。種類が豊富なドリンクの他にケーキや
サンドイッチも用意されています。外ではちゃんとパラソルがテーブルに
ついているので日光が眩しすぎる心配もありません。市役所を眺めながら
一息がつける賑やかな場所です。

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(アウグスブルグの市役所広場)

春のドイツを訪れる場合は、太陽が照っている日を大いに楽しんでください。
そして念のために毎日天気予報のチェックをすることをおすすめします。

Henry’s Coffee
Philippine-Welser-Straße 4
86150 Augsburg(アウグスブルグ)
Tel:0821 3198828-0

http://www.henrys-coffee.de

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