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ドイツ人の「ペット文化」

19 3月
2011年3月19日

ドイツ人の特徴といえば真面目、きれい好きなどいくつかありますが、
動物好きも一つの特徴として挙げられると思います。
その証拠にペットを飼っている人が多い!
ペット連合会IVH(Industrieverband Heimtiere)の2009年の調査によると
ドイツでは半分の世帯がペットを飼っています。
人気動物ランキングは1位が猫(約17%)、2位が犬(約13%)、
次にハムスターなどの小動物が続きます。
比べてインターワイヤード株式会社が運営するネットリサーチのDIMSDRIVEに
よると同年の日本人のペット保有率は35%。ドイツ人よりも15%少ない結果です。
ちなみに日本人に最も飼われているのは犬です(46%)。

ペットの所持率が高いことからドイツではいろんな場所で動物に遭遇します。
なんと大学の講義にペットを連れてくることが可能!
カフェや電車にペットを連れて入ることも可能!
街で犬が引き綱なしに飼い主と散歩していることもあり!
動物が人と同じ場所にいても平気なのがドイツです。
それが許されない場所といえばスーパーや映画館、一部のレストランくらいでしょうか。

もちろん私もドイツにいてたまに困ったこともありました。
大学のゼミ室に同級生がものすごい体臭の犬を連れてきて、悪臭の中で授業を
受けたこと。(幸い夏で窓を開けられたので助かりました。笑)
2階下に住んでいる人が留守の時に犬が吠えだし、4時間も犬の吠え声、唸り声に
悩まされたこと。(仕舞いには苦情の手紙を書いて隣人のドアに貼りました。
それ以来犬の吠え声は聞いたことがありません!)

ペットは時には問題を起こしますが、ドイツ人にとって家族のような存在ともいえます。
現に私の知り合いは少し郊外に住んでいてなんと夫婦で犬、猫、モルモットと
うさぎを飼っていた経験があります。

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お庭が大きいとペットにとっても居心地が良いですよね。うさぎとモルモットはつい
最近亡くなってしまいましたが、生前は二匹ともお庭で野放し状態にして
飼っていたようです。まるで野生の動物みたい!

次は犬限定の話になりますが、ドイツでは公園に行くと大抵フン処理用の袋や
フン用のごみ箱が設置されています。

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(らくがきされているフン用のゴミ箱。)

そして犬の飼い主にとって少し痛いのはドッグ・タックス、いわゆる犬に
かかる税金を納めないといけないことです。税金を回収するのは地方自治体なので
地方によって税金額は異なります。盲導犬など、飼い主の生活補助役として
飼っている犬は税金が免除もしくは減額されます。
代わって増税が求められるのは「猛犬」とされている犬種を飼っている場合です。
どの種が猛犬なのかはまた州によって規定が違います。
例えばアメリカン・ピット・ブル・テリアはドイツのほぼ全ての州の「猛犬リスト」に
載っていて、輸入が禁止されています。「猛犬」の決め方は犬の遺伝的な性質や
過去に人間に噛みついた事件などを参考に決められます。

動物を飼うとお金はかかりますが、ドイツ人はそれでも惜しまずペットと仲良く
共存しています。自由に動ける動物を見ると人に人権があるように、ペットにも
「ペット権」があるように感じますね。

居心地が良いお城

05 3月
2011年3月5日

先日、天気がよかったのでミュンヘン市内にあるニンフェンブルグ城
(Schloss Nymphenburg)に行ってきました。このお城の設計は1664年に
バイエルン選帝侯フェルディナント・マリアの希望により始まりました。
今では横に長く伸びている建物ですが、それは年月を重ねて徐々に付け加えたようです。
最初に建てた中央の建物は1675年に完成したといわれています。

森のようなお庭があることから地元の人の間では安らぎの場所として人気があります。
「今日は晴れているから散歩しようか。」という話題があがると
「じゃあ、ニンフェンブルグ城に行こう!」と気軽に出入りできる公園のような
遊び場なのがこのお城の特徴です。

まずはお城の外観を紹介しましょう。手前にある大きな池には白鳥や鴨がたくさんいます。

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お城のお庭には無料で入れます。そこではジョギングや散歩をしている人が
ぽつぽつ。木に寄りかかり読書をしているおじいさんも発見。
とてものどかな光景です。

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お庭には運河が流れています。川沿いを歩いているとあっという間に
お城から遠ざかってしまいました。深緑の中では珍しい小鳥にも出会えます。

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お散歩後に小腹がすいたらお庭にあるカフェに行くことをおすすめします。
大きくて種類が豊富なケーキがたくさん!
天気次第では外でも食べることも可能です。
夏に行った時は結婚式が行われていました。ニンフェンブルグ城のお庭で
式を挙げるなんて素敵です。

城内の見学は有料(大人6ユーロ)になります。開放されているお部屋は少ないので
30分で見回れます。室内は金箔をふんだんに使った派手だけど、上品な
ロココ建築様式でまとめられています。

M?chen, Deutschland, Schloss Nymphenburg

他におすすめなのは昔の馬車やそりが展示されている「馬車博物館」
(Marstallmuseum)。お城の左側にあります。そこには豪華な金の馬車やそりが
飾られています。メルヘンチックな仕上がりでとても現実で使用したとは
考えられないものばかりです。昔では今でいうポルシェなどの高級車と
同等な乗り物だったのでしょうね(笑)

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ニンフェンブルグ城が誇るものといえば城内にある陶磁器の工場です。
1747年からPorzellan Manufaktur Nymphenburgというブランド兼工場名で
いろんな陶磁器が作られています。コレクションをまとめた博物館も
ニンフェンブルグ城にあります。陶磁器はミュンヘン中心部にある
Bayerischer Hofホテル内などで販売されています。動植物、人間像などの置物や
食器を創造するPorzellan Manufaktur Nymphenburgに興味がある方はホームページを
ご覧ください。http://www.nymphenburg.com/us/nymphenburg

歴史あるニンフェンブルグ城は散歩やジョギング、ピクニック、城内もしくは
博物館見学などの多目的で遊びに行けます。
都会の中にあるのに時間がゆっくりと流れ、心が癒される空間です。

Schloss Nymphenburg
80638 München
最寄駅:トラム12もしくは17番線 ”Schloss Nymphenburg” 駅
開館時間:4月1日~10月15日 9:00-18:00
10月16日~3月31日 10:00-16:00
休館日:元旦、12月24、12月25日、大晦日、ファッシングの火曜日
(今年は3月8日)

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