カテゴリー: レジャー

アテネの新しいショッピングモール Athens Metro Mall

07 2月
2011年2月7日

アテネ周辺には幾つかのショッピングモールがありま
すが、大規模なものとしては、04年アテネ五輪スタジ
アム近くにあるザ・モール(最寄駅は、イサプ=メト
ロ路線図で緑のラインの「ネラズィオティサ」)やザ・
モールから送迎バスが出ているゴールデン・ホールで、
2つともアテネの都心から見ると、北側にあります。 続きを読む →

パトモス島とトルコのクサダシ

18 10月
2009年10月18日

クルーズ船の寄港地について書いてきましたが、今回で最終回です。もう、クルーズの季節もそろそろ終わりですね。3泊4日のクルーズのうち、パトモス島は早朝の到着で停泊時間も短いため、寝過ごして見逃す人も多いかも知れませんが、せっかくの機会を逃さずにしっかり見ておきたい島です。

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ドデカニサ諸島の中で最も北にあるパトモス島は、聖書の「ヨハネの黙示録」が書かれた場所として有名です。今でもキリスト教の巡礼者が絶えない島ですが、あまり栄えているとはいえない感じの静かな島です。一番の見所は、使徒ヨハネが神の啓示を受けたとされる洞窟。ヨハネは、現在のトルコのエフェソス地方でキリスト教を広めたという理由でローマ皇帝から追放され、95年にパトモス島に住み着きました。ヨハネが当時住んでいたという隠れ家の洞窟は、狭くて天井も低く暗い印象です。ヨハネが寝起きし、執筆をしたという場所が残っていて、今では毎日のように中でミサが行われています。神の啓示を受けたという場所の岩の天井には、その衝撃のために3つに裂けた、三位一体を象徴する3本の割れ目が残っています。ユネスコの世界遺産にも登録されていて興味深い場所ですが、中の撮影は禁止されています。(下の写真は、洞窟の入り口)

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そして、その洞窟よりも上方、丘を登りきったところに、城塞のような堅牢な造りの聖ヨハネ修道院があります。この修道院は、1088年にヨハネを記念して建てられた修道院で、堅固な見かけとは違い、一歩中に入れば花の咲き乱れる中庭があり、美しく魅力のある場所となっています。ビザンティン時代の壁画やイコンが残り、資料館には、宝石、エル・グレコのオリジナル絵画、古文書、聖書原本の一部のページなど、貴重な資料が残されています。

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この修道院に登ると、パトモスの首都・ホーラと呼ばれる市街、小さな島々が浮かぶエーゲ海、複雑な入り江が見渡せ、静謐で神聖、清々しい気分になる独特の雰囲気を持っており、さすがキリスト教の聖地と言われるところだなと実感します。

パトモス島は雨が少ないため、冬場の降雨を屋根の上で集め、地下に貯蔵する仕組みの建築様式が特徴的で、シンプルな四角いマッチ箱のような家並が調和を見せています。キリスト教の聖地であることから、男性のみの神学校も設立されています。

クルーズ船最後の寄港地、トルコのクサダシは、クルーズ船の着く港の周りに繁華街があり、トルコの名産である繊細で魅惑的な手織りの絨毯、革製品、貴金属の店がそこかしこに見られ、目を奪われます。

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でも、一番の見所は、オプションツアーで別料金になりますが、バスで1時間弱のエフェソスの遺跡。そこには、女神アルテミスの神殿と共に発展した古代都市の遺跡が壮大な規模で残っており、当時の街の繁栄の様子が手に取るように分かります。中でも壮麗な図書館の建物は圧巻。

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他にも「聖母マリアの家」などの見所があります。トルコの観光地なので詳しくは書きませんが、クルーズ船に乗ったら、是非、行く価値のあるところです。

中世の街並とヨハネ騎士団の島、ロドス島

15 10月
2009年10月15日

引き続き、クルーズで行った島のご紹介をしています。
3泊4日のクルーズ船の寄港地で、一番長く滞在できるのは、ロドス島です。早朝から夕刻まで、ほぼ丸1日あるのですが、遺跡、博物館、旧市街と新市街、ビーチなど、見所が多いので、どれを優先するか迷うところです。ロドス島は、東エーゲ海に浮かぶドデカニサ諸島最大の島で、ミコノス島やサントリーニ島と並び、年間80万人以上の観光客が押し寄せる人気のリゾート地です。トルコや小アジアに近いという地理的条件があったため、古代から侵入者が入り乱れる波乱万丈の歴史を繰り返してきました。そのために、歴史的に重要かつ興味深い建築物も多く、ユネスコの世界遺産にも指定されています。美しいビーチはもちろん、歴史と自然とを、両方を満喫できる貴重な場所となっています。

島の中心部はロドス・タウンと呼ばれますが、中世の街並をそのまま残した城壁に囲まれた旧市街と、近代的なホテルや瀟洒なカジノが並び、ビーチリゾートの雰囲気を満喫できる新市街とに分かれています。新市街の港に立つ鹿の像は、ロドス島のシンボルともなっています。

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港からすぐの旧市街は、まず、その城壁の重々しさに圧倒されます。というのも、ロドス島は、昔ヨハネ騎士団の軍事拠点だったからです。ヨハネ騎士団とは、中世の時代に、聖地エルサレムへの参拝者を保護するために作られた宗教的・軍事的な団体です。騎士団が13世紀にトルコ軍により聖地から追われた後、移り住み、軍事拠点として選んだ土地がこのロドス島です。要するに、対トルコの軍事基地だったわけですから、その堅牢な要塞の雰囲気がそこかしこに残っているわけです。それにしても、城壁の窓から見える海は、一幅の絵ですね。

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歴史的な見所は、やはり城壁に囲まれた旧市街。旧市街に入るには、重厚な門がいくつもあります。
旧市街の見所はたくさんありますが、まず見逃せないのが騎士団長(グランドマスター)の宮殿です。
当時、聖ヨハネ騎士団の歴代団長が居住していた宮殿ですが、要塞としても使用されたため、外壁には銃を撃つ小窓が作られています。

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1856年の火薬倉庫爆発によって崩壊したものの、ムッソリーニなどの夏季別荘としてイタリア人によって再建されたものが現在にまで残っています。外観は、オリジナルにできるだけ忠実に再現され、中庭を囲む四角い要塞のような形。内装は、再建当時の贅を尽くしたものになっており、海外の宮殿から集められた家具や調度品、ヘレニズム期、ローマ時代のモザイクの床(ライオン狩りの場面が有名)など、どれも見応えがあります。

この宮殿の隣の通りが、中世にタイムトリップしたような気にさせる、ちょっと暗くて圧迫感のある騎士団(イポトン)通りです。

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当時のヨハネ騎士団は、出身地によって7つのグループに分けられており、それぞれの語族(プロヴァンス語族、スペイン語族、フランス語族、イタリア語族等)がこの通り沿いにそれぞれの「館」を所有していました。この「館」は15―6世紀のゴシック様式の建築で、石畳の道を歩いていくと、中世の騎士の姿が飛び出してきそう気になります。

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そして、この通りの最後が、当時は騎士団の病院だった建物。現在は島からの出土品を集めた考古学博物館となっていて、先史時代やミケーネ時代の土器、アルカイック期やヘレニズム・ローマ時代の彫刻など、優れた芸術品を鑑賞することができます。髪を持ち上げた姿の優美な「ロドス島のアフロディーテ」像は必見です。

時間があれば、古代都市の一つであるリンドス観光もお勧めです。ロドス・タウンから南に50キロほど離れた場所、車輌進入禁止になっているこの小高い丘の上に、リンドスのアクロポリスの遺跡があります。夏場に徒歩で上るにはちょっときついですが、ロバのタクシーも良い思い出になりますし、頂上からの眺めは最高!エメラルドグリーンの海の色は、息をのむほどに美しいです。このアクロポリスには、当時アテナ女神に捧げられた神殿があり、ドーリス式の円柱や台座がその名残として残っています。現在ある神殿は紀元前4世紀のもので、当時、中には金と象牙で作られたアテナ像が祀られていたそうです。

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ロドス島も、クルーズで1日立ち寄るだけでなく、是非、時間をかけてまた訪れたい場所です。

エーゲ海の真珠、ミコノス島

05 10月
2009年10月5日

今日は前回記事にしたクルーズ船の停泊地、ミコノス島の紹介です。クルーズだと、夕方から夜のほんの数時間の滞在なのですが、正にギリシャの島のイメージそのもの!とも言えるこの島は、できれば、夏なら2-3泊はしたいところ。

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エーゲ海に浮かぶミコノス島は、この数十年の間に、世界中から観光客が押し寄せる超人気の島となりました。約40程の島からなるキクラデス諸島の中の一つで、ファッショナブルな人達やゲイが集まるところとしても有名です。キクラデスという名前は、聖なる島・デロス島というミコノス島近隣の小島を中心に、島々がキクロス(円)を描いて散らばっていることに由来しています。

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照りつける太陽と透き通る紺碧の海、個性豊かな数多くの美しいビーチ、海と空に映える白い家並み、ランドマークともいえるカト・ミリの風車、センスの良いおしゃれなブティック、おいしいシーフードレストラン、若者に人気のナイトライフ・・・夏のミコノスは、昼も夜もホットな島です。
港の前に広がるミコノス・タウンは、ワクワクが一杯詰まった場所です。鮮やかなピンクのブーゲンビリアに彩られた迷路のような細道は、車は通れず、迷子になりながらブラブラ散策するのも楽しみ。おみやげ物屋さんを冷やかしたり、リゾートにぴったりな服やアクセサリーを探したり、青や赤の屋根が可愛らしい教会をのぞいたり、路上の猫と戯れたり、海辺のカフェで夕日が落ちるのを見つめたり・・・日頃の疲れがとれて、体も心もリラックスしていくのが分かるでしょう。ちなみに、夕日の名所は、リトルベニス。イタリアのベニスに似てる??ことから名付けられたのでしょうが、その真偽はさておき、ここからの夕日は最高!左側には名物の風車も見え、海辺のカフェやタベルナに座り、のんびりと暮れなずむミコノスの夕景を堪能するのも旅の醍醐味です。

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昼間は、ビーチホッピングも楽しみ。バスやボートを駆使して、アギオス・ヤニス、オルノス、プラティス・ヤロス、プサル、パラダイス、スーパーパラダイス・・・などのビーチを巡って、お気に入りのビーチを見つけるのも良いですね。ビーチによってかなり雰囲気が違い、水はあくまでも澄んで美しく、真夏でも冷たく、魚が泳ぐ姿も見られます。

夏のミコノスは、夜になると、また活気づいて、別の顔を見せます。深夜まで営業する店も多く、バーやクラブからは、若者向けの騒々しい音楽が流れ、日焼けしたおしゃれな人たちが闊歩する白い石畳の迷路は、独特のヨーロッパリゾートの雰囲気を持っています。

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また、時間があるならば、ボートに乗って小一時間で行ける、お隣の遺跡の宝庫、デロス島もお勧め。小さな無人島ですが、太陽神アポロンと月の女神アルテミス(双子)の誕生した場所とされ、古代、エーゲ海の中心地として繁栄していたので、デロスのシンボルであるライオン像を始め、島全体が遺跡とも言える、大変貴重な島です。ユネスコの世界遺産にも指定されています。

ちなみに、私がミコノを初めて訪れたのは12月の冬真っ盛り。大雨、強風で、歩くのもままならない天気で大ショック!冬場は天気も悪いことが多く、おまけに店もホテルもたいてい閉まっているので閑散としてもの寂しく・・・ですから、冬場は避けた方が良いかも知れません。また、ミコノスの象徴ともいえる白い町並みも、夏のシーズン前に毎年塗り替えられるため、シーズンオフの冬場はくすんで見えるのです。でも、この冬があるからこそ、街が息を吹き返す夏の光と賑わいが、愛おしいものに思えます。
ギリシャに滞在していた作家の村上春樹が書いた「遠い太鼓」「スプートニクの恋人」などを読むと、ギリシャの島のイメージが浮かびますので、旅の気分を盛り上げるのにお勧めです。

憧れのエーゲ海クルーズ(その2)

21 9月
2009年9月21日

前回からの続きです。
3)言葉の問題は?
言語は、私が行った時は日本人スタッフが乗船していましたし、日本語のアナウンスもありました。船内ニュースも日本語版があるので安心です。レストランなどでは、簡単な英語ができれば大丈夫。夜のフルコースの食事の時メニューを選んだり、飲み物を注文する時は、英語は必要です。
寄港地でのオプションは、日本語ツアーはありませんでしたが、英語・フランス語・スペイン語・ギリシャ語、などがありました。

4)船は揺れる?船酔いが心配。
これは、本当に天気次第です。いくら大型船で揺れは少ないと言っても、海が荒れればかなり揺れるそうです。天候が悪いと、予定が遅れたり、危険だという理由で寄港地に上陸できない場合もあるそうです。幸い、私が行った時は、船が動いているのか止まっているのかも、風景を見なければ分からないほど安定していましたが、天候が悪い時に乗った人は、ひどい揺れに耐えられず、最初の寄港地のミコノス(写真下)でクルーズを放棄し、自費でアテネにとんぼ帰りしたそうです。旅にリスクはつきもの・・とはいっても、それは残念ですね。

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5)食事は?
世界各国からの観光客が集まるため、基本的に食事は無国籍。といっても、やはりギリシャらしいものも含まれています。朝と昼はビュッフェ。食べる場所も、2カ所のレストランとプールサイドがあり、なかなか充実しています。

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昼は、プールサイドでハンバーガーやホットドッグ、ピザ、タコス、パスタなど、軽食を楽しめます。昼食が終わったと思ったら、消化もしないうちに(!?)ティータイム。コーヒーやお茶とともに、ケーキやサンドイッチのビュッフェがあるので、ご飯代わりにもなります。
2日目、3日目の夕食はフルコース。前菜、スープ、サラダ、メイン、デザートまで、それぞれ好きなものを選んで注文するコース。ベジタリアンメニューもあります。下の写真は、フルコースを頂くメインレストランです。

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全般的なお味の方は・・・私と旦那だけの意見では、中の上??個人的にちょっと残念だったのは・・・中国人スタッフがたくさん乗務していたのに、中華料理は無し。ビュッフェに1―2品位、中華を入れても良いのになあと思いました。
ちなみに、船内にはアルコールの持ち込みは禁止で、ミネラルウォーターや別オーダーの飲み物代は別料金になります。

6)服装は?ドレスコード(服装の規則)はある?
とてもカジュアルなクルーズなので、ほとんど服装は普段通りでOK。でも、夕食時は、男性は半ズボン不可、レストランは水着禁止、程度の規則はあります。夕食時は、ドレスアップしても浮かないし、かといって、普通の格好でも気後れしない感じ。どちらでも良い雰囲気なので、気が楽でした。下の写真は、ナイトショーの歌に合わせて踊る人たちですが、カジュアルですよね?でも、これは、船によって違うと思うので、ちょっとした正装も1着は持参しておいた方が良いかも知れません。

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7)支払いやチップは?
船内ではお金を持ち歩かないで済むように、最初に船上口座を開きます。実際には、クレジットカードの登録か、現金のディポジット(預け入れ金)を行います。その後は、ルームナンバーだけで船内の会計はすみ、クルーズ最後に部屋に請求書が届きます。これは、このクルーズ会社だけのシステムなのか、他社もそうなのか、分かりませんが・・・ちょっと注意が必要です。請求書に、チップの代金(大人一人当たり、1日8ユーロ)が、あらかじめ含まれているのです。ということは、良くチェックしなければ、自動的に、うちは大人2人の3日間で、48ユーロもチップを払うことになってしまいます。チップというのは、相手から要求される物でもないし、額を指定されるのも変なので、請求書にあらかじめ入っているというシステムに疑問を感じますが、会社側も、チップの額は変更自由、ということは言っています。ということで、チップの額を変更したい人、または、個人的に払いたい人は、このチップ額の変更願(チップ額を0にすることも可能)を書いて提出しないといけないのです。恥ずかしがる必要はありません。ちなみに、うちは、請求書のチップ額を0にし、掃除をしてくれたメイドさんが良い人だったので、その人に個人的に渡しました。このシステムは、個人旅行の人だけのものかもしれません。グループツアーの方は、また、別の規程があるかもしれませんので、そちらに従って下さい。

8)寄港地の様子は?
ミコノス島、ロドス島、パトモス島、トルコのクシャダシについては、また、次回以降の記事にアップします。

今回ご紹介したルイス・クルーズ社の他にも、リーズナブルな価格設定のイージー・クルーズ、エーゲ海専門のゴールデン・スター・クルーズなど、別のクルーズ会社もありますので、ギリシャの思い出に、エーゲ海クルーズをご検討されてはいかがでしょうか。

憧れのエーゲ海クルーズ(その1) 

19 9月
2009年9月19日

「エーゲ海」・・・その言葉の放つ魅惑的な響きとイメージは、人を夢と空想の世界へいざないます。紺碧のエーゲ海に浮かぶ島々を回りながら過ごす優雅なクルーズと言えば、一生に一度は経験したいと思う方も多いのではないでしょうか?でも、「値段が高い?船酔いは?食事は?言葉は?ドレスコード(服装)は?」など、色々な疑問や不安もありますよね。

実は、私もギリシャに長く住んでいるのに、なんとなくクルーズというと高すぎて手の届かないイメージがあって敬遠していたのですが、この夏、初めて3泊4日のお手軽クルーズをしてきましたので、皆さんがお持ちではないかと思う疑問について、体験談をご紹介します。私の経験による独断ですが、ご参考になればと思います。

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1)値段は高い?
今回のクルーズは、キプロスのルイス・クルーズ社が運航するもの。ルイス社は、ギリシャのピレウスやイタリアのジェノバなど4港を拠点に、エーゲ海・地中海クルーズを運航し、短期から長期クルーズまで、多彩な日程とコースがあります。私が乗ったクルーズは、ミコノス島、ロドス島、パトモス島、トルコのクシャダシを巡るショートクルーズ。ルイス社保有の客船11隻のうち、今回の船はアクアマリン。フィンランド製23トンの中古船で、最大乗客数は1200名ほど。内装は、華美な豪華客船というイメージはあまりなく、気軽に利用できます。値段は、時期、キャビン(部屋)の広さや場所、種類によってかなり幅があるようですが、我が家は「1家4人が一部屋に眠れれば良い」ということで、窓なし、シャワーとトイレ、二段ベッドとダブルベッド付きの質素なキャビン。床のフリースペースは一畳ほどしかないので、かなりきつい印象ですが、引き出しやクローゼットが充実しているので、スーツケースから物を出して整理整頓すれば大丈夫。この安いキャビン(部屋)なら、クルーズ料金にホテル代、全食事代、交通費、船内アクティビティー代が含まれていると思えば、普通に旅行するのと変わりないような値段です。下の写真は、窓付きツインのキャビンです。

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はじめは基本料金の安さに逆にびっくりした位なのですが、それほど人生は甘くありません。高いのは寄港地のオプショナルツアー。限られた時間で効率良く回るために、かなり高い料金設定で、このオプションのツアーだけで、家族4名で400ユーロ近くかかりました(涙)。これでも、全部のオプションを申し込んだわけではなく、フルで申し込めば、倍くらいかかります。でも、船に乗り遅れる心配はないし、タクシーの値段交渉をしたり、観光名所を探し回ったり迷ったり・・・という時間と労力を考えれば、ガイドの説明もついているし、仕方ないですね。

総合的に見れば、クルーズ会社・旅行時期・オプショナルツアーの選択・キャビンのレベルにもよりますが、3泊で4カ所も行ける効率の良さ、全食事付き、宿泊費、交通費、娯楽費込みと考えれば、値段は、決して高くはないと思います。

2)スケジュールは?退屈?それとも慌ただしい?
金曜日の午前11時に、アテネ市内から30分ほど離れたピレウス港出航で、翌月曜日の早朝に帰還する、下記のような3泊4日の日程。
金曜日 11:00 ピレウス港出航 18:00~22:00 ミコノス島
土曜日 9:30~19:30 ロドス島
日曜日 6:30~10:00 パトモス島   14:00~18:00 トルコ クシャダシ
月曜日 7:00 ピレウス港到着

3日間で4カ所も寄港するので、はっきり言うとかなり慌ただしく、優雅にゆっくりしている暇はありません(笑)。というか、数ある選択をあれもこれも・・とこなそうとすると、大変です。何かを諦める気があれば、もちろんゆっくりできますが・・・3度の食事の他に、ティータイム、様々な船内イベント(ギリシャ語講座、ギリシャダンス体験(下の写真)、ゲーム、料理実演、ナイトショーなど)、夜のスナックタイムまであるのです。

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船内にはプールやカジノ、サウナやマッサージ(別料金)、エステ(別料金)、ショップ、インターネットコーナー(別料金)、子供のプレイルームもありますし、ミコノス島やパトモス島には、ボートに乗り換えてのピストン輸送とういうこともあり、順番待ちの時間もかかります。毎日配られる船内ニュースで、スケジュールや注意事項を確認しておくのは必須。避難訓練、重要事項の説明会があったり、下船手順やイベント情報、寄港地のガイド的説明や地図・・・など、ちゃんと目を通しておかないと、痛い目に遭います。ちなみに、オプションを申し込まなかった我が家の旦那と子供は、早朝寄港地パトモス島へのボートの最終乗船時間を確認しなかったために、島に上陸できませんでした・・・・
私はといえば、夜まで体力が続かず疲れ果て、見たかったナイトショーを見逃しました(涙)。そして、プールサイドで優雅に読書でもしようと持って行った本など、一文字も読みませんでした(笑)。

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(次回に続く)

海水浴はギリシャの健康法

11 9月
2009年9月11日

ギリシャの夏は、まだまだ続きます。学校の新学期が9月中旬ということもあって、夏休みモードも長いです。
3ヶ月もある夏休み。でも、日中は公園など暑すぎて行けないし、家にこもりきりでも息が詰まるし・・・アテネ市内に住んでいると、子供を遊ばせるには海に行くしかない感じです。
でも、我が家は車がないので、子供2人を連れて海水浴に行くのはかなり大変。そんな我が家の救世主は・・・・地元の旅行会社が夏限定で運行させる、海水浴用のビーチ直行バス。毎日運行、朝便と夕方便がある日もあり、往復6ユーロで、片道1時間程度のアテネ近郊ビーチに連れて行ってくれ、3時間のフリータイムの後、また同じバスで帰還。電話一本の予約で家の近くで拾ってくれるし、席取りの心配もなく、時間の遅れもなく、快適楽々。海風に吹かれて、昼から飲んでも大丈夫ですしね(笑)。

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でも、このバスを利用し始めてちょっと不思議に思ったのは・・・なぜか、利用者は高齢者ばかり・・・それも、お婆さんが多い・・・日本では、海水浴というと若者(&青春!)という華やいだイメージがあった私には意外でした。子供連れの外国人の私は、完全に浮いた存在です。なぜ??と思って聞いてみたら、ギリシャでは、海水浴は「様々な病気の治療法、健康法、長寿法」だからと聞いて、納得!!そういえば義父母も、足腰が痛いといって医者に行くと、「一夏40回、海に行くこと!」と言われたそうで、義母などは、海が好きでもないのに、「義務」としてイヤイヤ行っていたのを思い出しました(苦笑)。子供も、夏、海水浴をたくさんさせると、その冬は風邪を引かないと言われます。これは、きれいな海に囲まれたギリシャならではのセラピーですよね。汚染された海に囲まれた日本ではあり得ない・・・

そういうわけで、ギリシャのビーチには、よぼよぼのお爺さんとかお婆さんも良く見かけます。そして、波にプカプカ浮いているのです。皆さん、健康のために来ていたんですね・・・ギリシャにとって、海は本当に大切な、かけがえのない宝です。紺碧の海に惹かれて観光客が集まり、経済を助け、国民の病まで治してくれるとは、なんと偉大な母なる海でしょう!

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余談ですが、良く行くビーチの周りには、産地直送の八百屋さんがトラックで来ており、この時期の我が家の楽しみは、産直のイチジクを買って帰ること。イチジクは8月限定の果物で、本当においしくて栄養があるのでお勧めです。なんと、このイチジクの初物が出た時、まだ値段は高かったのですが、喜びいさんで買ってビーチの椅子においておいたら・・・なんと・・・盗まれました(涙)。ショック!!他に、お財布などもあったのに、なぜかイチジクだけが盗まれ、初物イチジクの貴重さを思い知らされました。(海水浴の帰りだと、もう売り切れていることが多いので、先に買っておいたのでした。)
そのイチジクの季節も、もうすぐ終わり。でも、生でなくても、乾燥イチジクも滋味あふれておいしく、ギリシャ土産としてもお勧めです!

ギリシャ 滞在型のバカンス

04 9月
2009年9月4日

夏休み、日本人の方の休暇は、せいぜい10日位でしょうか。2週間もとると、周囲の目も気になるかもしれませんね。

ギリシャでは、大人の夏休みは、だいたい2週間から1ヶ月位。学校は、なんと宿題もなしで3ヶ月もお休みなので、子供はのびのびです。自営業、自由業の人など、8月一杯は休業のことも多く、別荘(かなりの人が別荘を持っています!)に行ったり、田舎に帰ったり、島に長期旅行に行ったり、近場でちょこちょこ海に行ったり・・とそれぞれの過ごし方で、夏を楽しみます。

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我が家の場合は、小さい子供連れなので、一カ所で長期滞在。ギリシャでは、ファミリー向けの大型ホテルが充実しています。クレタ島にあるカリメーラ・クリティ ホテルは、クレタ島北東部のSissiという場所にあります。日本人はほとんど見かけず、イギリス、ドイツ、北欧などのヨーロッパ諸国から家族連れがたくさん訪れ、リピーターも多いです。

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コテージのような建物が点在するビレッジになっており、プライベートビーチ、いくつもの屋外プール、室内プール、子供用プールと保育施設、自転車の貸し出し、サッカー場、テニスコート、パターゴルフ、卓球場、ビリヤード場、野外映画館、ジャズやクラシックのミニコンサートやイベント、ディスコ、ギリシャダンスの夕べ、レストラン・バー、洞窟カフェなど、ホテルの敷地内で、家族全員が安心して楽しめるようになっています。

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朝も夜も充実のビュッフェで、夜はビュッフェの他に日替わりのメイン料理が選べます。ハイビスカスや南国の花が咲き乱れ、手入れの行き届いた庭がとても居心地の良い空間を作っています。

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特に、子供用のプールと施設が充実しているのがファミリーにはありがたいところ。子供の面倒を見てくれるスタッフが常駐していて、プールだけでなく、隣の公園で遊んだり、三輪車に乗ったり、ゲームをしたり、子供用ビデオを見たり、お絵かきをしたり、ポップコーンや綿飴をもらって頬張ったり、ボディーペインティングをしてもらったり、子供同士が友達になったり・・・と、飽きることがありません。

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「Kalimera Kriti Hotel and Village Resort」
72400 Sissi – Lassithi – Crete Greece
Tel: +30 28410 69000
HP: http://www.kalimerakriti.gr

ペロポネソス半島にあるオリンピアンビレッジホテルも、かなり広大な敷地を持った、似たようなファミリー向けホテル施設です。こちらは、自分のコテージの真ん前にプライベートプールがあるような部屋も多く、スパやエステのメニューも充実しています。小さいですが、ウォータースライダーのような施設もあり、子供も大喜び。近くにある、オリンピアの遺跡も見所です。

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「Aldemar Olympian Village」
Skafidia 271 00, Ilia, Greece
Tel.: +30 26210 82 000 & 54 640 Fax: +30 26210 54 647
HP:http://www.aldemarhotels.com/EN_West-Peloponnese-Olympian-Village_Welcome.html

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バカンスとは、フランス語で「空白」という意味もあるらしいですが、このようなホテルでの長期滞在は、まさに心を空っぽにできる貴重な時間です。寝坊して、ゆっくり朝食をとって、海やプールでプカプカ浮いて、プールサイドでいつも読めない本を読んで、昼寝をして、子供と戯れて、夕暮れの海辺を散歩して、おいしい食事とワインを楽しんで、デザートもたっぷり食べて・・・日頃のストレスを洗い流す良い機会です。

エギナ島 日帰りの旅

22 8月
2009年8月22日

ギリシャには、数え切れないほどの島がありますが、アテネから日帰りで行くとしたら、サロニコス諸島の一つ、エギナ島がお勧め。風光明媚でビーチや遺跡もあり、船の便数が多くて便利。何より、高速船でピレウス港から40分という近さで、ギリシャの島の雰囲気を満喫できるのが魅力です。エギナは、古代、貨幣を早くから鋳造して繁栄を極め、本土のポリス・アテナイにとって宿敵とも言うべき力を持っていました。また、この島は近代ギリシャ独立の際、最初に首都が置かれたところでもあります。

アテネ中心地からLine1の電車に30分ほど乗って、終点のピレウス駅で下車。降りたところから斜め左側にエギナ島行きの乗船ゲートがあります。夏場の金・土・日曜日は混むので、チケットは事前に買っておいたが無難ですが、平日なら、港に着いてからの購入で大丈夫。チケット売り場がたくさん並んでいるので、そこで一番早い船のチケットを購入すればOK。フライングドルフィンという高速船なら40分、大型船なら1時間半ほどで到着です。

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多くのクルーザーが停泊している港と可愛らしい街並が船から見えてくると、心もウキウキ。着いてすぐのエギナタウンには、港に沿って、カフェやお土産物屋さんが軒を連ねています。この島は、ピスタチオナッツが名産で屋台でも売っています。値段は高いのですが、他のと食べて比べてみると、エギナ島産ピスタチオのおいしさを実感します。うちの子供達も、「全然違うねー!」と言って、病みつきです(笑)。色々店はあるのですが、粗悪品もあるので要注意。ナッツの横ではなく、頭の方がぱっくりと大きく開いているのを選んで買って下さいね。このピスタチオを使った薄緑色のアイスクリームも、なかなかおいしいです。

エギナタウンを右側の方に歩いていくと、小さな魚市場があり、そこには朝捕れた新鮮な魚が並び、まわりには、シーフードのレストランが並んでいます。エギナ島に来たら、必ず食べて欲しいのがタコ。シンプルな炭火焼き、ゆでてビネガーとオレガノ、オリーブオイルで食べるのも、本当においしいです。お酒は、ギリシャの蒸留酒「ウゾ」がとっても良く合いますが、かなり強いので、後で泳ぐ時や、日中は避けた方が良いかも知れません。
港から一本内側に入った通りにも、かわいらしい店やレストランが並び、散策も楽しいです。

港を降りて左側に行くと、コロナビーチという小さなビーチがあるので、時間がない時に、ちょっとだけ海水浴を楽しみたい人にお勧め。観光用の馬車も、子供は喜ぶかも知れませんね。コロナビーチの手前にあるバス停から、エギナ島の見所、「聖ネクタリオス修道院」「アフェア神殿」「アギア・マリーナビーチ」へのバスが出ます。このバスは、かなり老朽化しており乗り心地も良くありませんが・・・15分ほどで聖ネクタリオス修道院、30分ほどでアフェア神殿、40分ほどで終点のアギア・マリーナビーチに着きます。

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聖ネクタリオス修道院は、寄付だけで建てられた立派な教会で、アギオス(聖)・ネクタリオスを祀っています。彼は、20世紀初頭に亡くなったばかりの最近の人で、死後、遺骸がいつまでも腐敗しないで残っていたそうで、後にギリシャ正教会によって聖人と認められました。中には、彼の遺骸の一部が安置されていて参拝者が後をたちませんが、観光地ではないので静粛に・・・ちなみに、エギナ島の特産・ピスタチオナッツは、外国生活も長かったこの聖人が国外より持ち帰り、エギナ島に根付かせたと言われています。

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アフェア女神を祀るアフェア神殿は、紀元前5世紀頃に建てられた、保存状態の良いドーリス式の神殿。アギア・マリーナビーチからピレウス港まで見渡せる、眺めの良い小高い丘に建っているので、気持ちが良いです。大理石ではなくエギナ島産の石灰岩でできており、現在でも、24本の柱が残っています。この神殿と、アテネのパルテノン神殿、スニオン岬のポセイドン神殿は“holy triangle(聖なる正三角形)”を構成しており、この場所に建てられたのは偶然ではないと考えられています。ここからの重要な発掘物・彫刻は、ドイツ(ミュンヘン)の彫刻館と、エギナ島内の博物館に納められています。

この丘の急斜面を下ったあたりに、エギナ島では一番有名なビーチ、アギア・マリーナがあります。遠浅の砂浜に沿って、カフェやレストラン建ち並び、リゾート地の雰囲気です。カフェに席をとって、海に行ったり来たりできるのが便利です。ただし、あまりビジター用の設備は整っていません。
ビーチだけが目的なら、ピレウス港から、アギア・マリーナビーチ直行の船も出ています。

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バスで移動する場合は、帰りの時間、乗り場を必ず確認して下さい。アギア・マリーナは、時刻表どころか、バス停の表示さえないので・・・また、席取りのために、早めに並んだ方が良いでしょう。炎天下、冷房もない古いバスで悪路を行くので、立っているとかなり疲れますが、バスの車窓からは、ピスタチオ、オリーブの木が豊かな田園風景が広がり、のどかなギリシャの田舎の風景が楽しめます。

アテネの喧噪とは全くかけ離れた、ギリシャの島、田舎を満喫できる日帰りの旅。
エギナ島の他に、ポロス島、イドラ島も周遊するワンデークルーズもありますが、とにかく慌ただしいのが玉に瑕。1日、同じ島でゆっくりするのも良いですよ。

ギリシャの春、花のある風景

25 5月
2009年5月25日

ギリシャの春は、美しく、短い季節です。天候は不安定ですが、雨も良く降るので新緑は美しく、野草の種類の多さで有名なこともあり、色とりどりの花を、そこかしこで見かけます。

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復活祭の頃から、市場に出回る花の種類も急に増え始め、アテネでも、少し郊外に行くと、都会とは思えない場所もあるんですよ。5月も中旬に入るともう夏の日差しで、ああ、今年も、大好きな春が終わってしまったと、ちょっと残念です。

マルーシの森と私が呼んでいる場所は、アテネ中心地の北部、1時間もかからないマルーシという閑静な住宅街にありますが、あのアテネの喧噪とはかけ離れた楽園です。ここは、アンドレアス・シグロスという個人から寄贈された広大な自然公園で、遊具などは何もありませんが、オリーブ、モモ、ピスタチオ、ブドウ、松などの木がたくさんある自然豊かな森です。電車のLine1のKAT駅を降りて、KAT病院の横の道を10分も歩くと、キフィシアス通りという大通りに行き当たります。そこを渡った真ん前が入り口なのですが、本当に入っていいのかな?と思うほど地味で、一般公開している場所とはとても思えない(サービスがあまり行き届いていない)ところがギリシャらしいです。でも、中に入ると、こんな風景が・・・!!

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この赤い花(ポピー)はギリシャ語ではパパルーナと呼ばれ、私の大好きな花です。復活祭の頃に咲くことから、「キリストの血」の象徴とも言われ、なるほど、その色は、あまりにも印象的で心を打つ濃い赤色です。それが、ギリシャのシンボルとも言えるオリーブの木の下に群生し、蝶が舞い飛んでいる様は、もう、夢のような世界。息を呑むほどの美しさです。
(「SYGROU ESTATE」182 KIFISSIAS AVE., MAROUSSI TEL:210-8011146)

また、この下の写真の可憐な花たちは、「Veikou Park」という、アテネ市内の公園で咲いていたもの。色とりどりの小さな花が群生し、このままのデザインと色合いで、子供のワンピースを作ったらどんなに可愛いでしょう!でも、花の命は短く、2週間もすると、また全く違う風景になり、草茫々、花は枯れて種になり・・・という移ろいの早さです。

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5月1日はメーデーでギリシャはお休み。ギリシャでは、この日には、野山にでかけて花を摘み、リースを作るという習慣があります。子供も学校に1輪ずつ花を持ち寄り、全員で大きなリースを作ったと喜んでいました。工作では花の冠を作って頭にかぶり、ご満悦。うちの周りには、野山もないし、貴重な花を摘んでしまうのも気がひけるので、花屋で購入した日持ちするカーネーションとスターチスでリースを作りました。これは自己流の方法ですが、輪型の発泡スチロールにたくさん穴をあけて、そこに短く切った花を挿していくだけ。簡単なので子供も大喜び。これを、水をはった大皿の上に浮かせておけば長持ちもするし、真ん中にキャンドルでも浮かせれば、立派なデコレーションになります。普通は、ギリシャでは、バルコニーやドアのところにリースを飾ります。

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先日、公園に行った帰りのタクシーでのハプニング。この時期、美しい野の花を摘んで帰る人が多いのですが、タクシーに相乗りした(ギリシャでは、タクシーの相乗りは当たり前)女性が摘んできた野の花の中に、蜂が潜んでいたらしく、なんと、タクシーの中で蜂がブンブン飛び出して大騒ぎ!窓から出そうとしても、なぜか出てくれず、しまいには私の背中の後ろの方に入って行方不明になってしまいました。後部座席に旦那と子供2人と4人で乗っていたので身動きがとれず、刺されやしないかと冷や汗をかきながら、蜂を刺激しないように、じっとしていましたが、全く、生きた心地がしませんでした・・・途中でやっと出てきて、窓から飛び去ってくれた時は、本当にホッとしましたが・・・これも、ギリシャ、この時期ならではの経験です。

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