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ギリシャのオレンジ

10 4月
2007年4月10日

ギリシャの気候は、地中海性気候。夏の間、太陽の恵みを存分に受けて、素晴らしいオレンジが産出されます。オレンジは、オリーブと並んで、とてもギリシャらしいイメージがあります。

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1年中オレンジは売っていますが、輸入物だったり、貯蔵品だったりして、フレッシュなギリシャ産オレンジに出会えるのは、冬の時期です。形はまん丸、色は少し薄めのオレンジ、皮の感触はすべすべで、青空マーケットでは、新鮮な葉っぱや枝つきで売っています。もちろん八百屋さんやスーパーでも。 ギリシャの生オレンジジュースは最高です!

アテネの街では、路上の街路樹として、下のような木を方々で見かけます。でも、この木、普通のオレンジではないんです。食べないでくださいね!普通のオレンジは「ポルトカリ」ですが、これは「ネラジア(ビター・オレンジ)」と呼ばれていて、ギリシャのマーマレードのようなお菓子(グリコ・クタリウ)にされたりはするようですが、生では食べられません。日本名はダイダイで、調べてみると、ポン酢の原料にされたり、皮には薬効もあるみたいです。何年も実が落ちないこともあることから、「代々」と呼ばれるようになったという説もあります。ギリシャの4月、このダイダイの実と白い花が一緒になって、その色のコントラストが綺麗です。この白い花の香りも爽やかで、復活祭の時、教会の飾りつけに使用されたりもします。

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ちょっと試しに一つとって、果肉をなめてみましたが、生では酸っぱくて食べる気しませんね。柿で言うと「渋柿」みたいな感じ・・・。確かに、おいしければ、みんな夜の間に取られて、売られちゃいますよね。だから、これは鑑賞用ということで!

これにまつわる笑い話・・・・昔、義父が子供の頃、北部ギリシャに住んでいた時のこと。ドイツ軍が侵攻してきた時、このネラジアの木をオレンジと勘違いして、何も知らないドイツ人兵士たちが喜び勇んで食べているのを、クスクス笑いながら見ていたのを思い出すと言っていました。

ギリシャの自然派化粧品 コレス(Korres)

10 4月
2007年4月10日

サッカーの貴公子、ベッカム夫妻やカイリー・ミノーグなども愛用しているというギリシャの化粧品「コレス」。まだ設立10年ほどの新しいメーカーですが、ギリシャでは、薬局や主要デパート、空港でのみ販売されている自然派化粧品で、最近海外にも進出し、注目度もアップしています。日本にも、最近進出したようです。従来は、基礎化粧品だけでしたが、最近、メークアップ商品も加わって、ラインナップも充実してきました。

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私はアレルギー体質なので化粧品には気をつけないと、すぐかゆくなったりします。特にギリシャに来てからはジンマシンなども良くでるので、化粧品は要注意なのですが、コレスの製品は、自然派なので安心して使えます。たとえば、プロピレン・グリコールは体に有害な物質なのですが、現在ほとんどの化粧品やヘアケア製品、洗剤にプロピレン・グリコールが使用されています。この物質は、混ざらないはずの水と油をなじませることのできる材料で、保湿剤になるので重宝されているのですが、実は、これは石油の絞りカスからできており、工業用機械洗浄などに使用される体に有害な物質です。分子量が非常に小さいので肌から血管の中まで入り込み、体の中に蓄積されていきます。この物質は、たんぱく質も溶かすので、細胞にも悪影響を与え、アレルギーやガンの原因になると言われています。最近、食べ物の方の添加物には気をつける人も多いですが、肌につけるものも、毎日使うものですから、もっと関心を持っていいと思います。少量でも、毎日、プロピレン・グリコールの入った色んな製品を使い続けていれば、体内蓄積量は無視できないものになりますよね。

でも、コレスの商品にはこの有害なプロピレン・グリコールや鉱物油、シリコンが含まれていないのです!これは画期的なことで、私がコレスを使い始めた理由です。メーカー側も、この物質の有害性を認識しているのでしょう、パッケージには「PROPYLENE GLYCOL FREE」と誇らしげに書いてあります。また、箱に使用有効期限が書いてあるのも安心ですね。クリームは使用感も良いし、パッケージもおしゃれです。

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アテネのセンターでコレスを買うなら、シンタグマ横にできたアッティカデパートの一階一番奥にあるコーナーがお勧めです。品揃えも豊富で、他では見られないセットもの、プレゼント付きのものもあります。

誕生日より重要な名前の祝日(オノマスティキ・ヨルティ)

10 4月
2007年4月10日

ギリシャでは、聖人にちなんだ名前が良くつけられます。

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通常、名前は、洗礼の時に、男の子は祖父の名前、女の子は祖母の名前をそのままもらうことになっているので、同じ名前が何代にも渡って継承されることになります。そして、ギリシャでは各聖人を祝う名前の祝日(英語ではネームデー、ギリシャ語ではオノマスティキ・ヨルティ)がたくさんあり、自分の名前と同じ聖人の日は、誕生日よりも重要視されるのです。(祝日といっても休みになるわけではありません。)
親しい人のネームデーは、毎年ちゃんとカレンダーでチェックしておかねばなりません。というのは、この日には、パーティーをしたり、電話で「フロニャ・ポラ(おめでとう!)」と祝う習慣があるからです。ですから、こちらの手帳やカレンダーには、今日はどの聖人のネームデーかというのが書いてあるものが多いです。
今年の4/23は聖ゲオルギオス、通称「ヨルゴス」のネームデーです。英語風にいうと「ジョージ」ですね。ギリシャでは、ヨルゴスは、ヤニス、コスタス、などと並び、男性の名前としてはありふれたものの一つです。石を投げればヨルゴスに当たるという位の確率です!?そういえば、テレビのCMで、サッカースタジアムで誰かが「ヨルゴーーー!」と叫ぶと、10人位、パッと後ろを振り返った・・・というのがありました(笑)。

このネームデーには、祝われる本人が、お菓子を皆に振舞うという習慣があります。だから、会社などでも、ありふれた名前のネームデーには、甘いものが氾濫します。ギリシャのお菓子は、一般的に、日本のものよりもかなり甘いですから、ギリシャ人が太りやすいというのもうなずけますね。

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パスハ(復活祭)の食べ物

10 4月
2007年4月10日

今年のパスハ(復活祭)は4月8日の日曜日。今回は、復活祭にちなんだ食べ物をご紹介しましょう。

ギリシャでは、伝統的に、この日には、マギリッツァという羊の内臓と米のスープ(卵とレモンの味)、羊(アルニ)のグリルと、ココレッツィという羊の内臓を串にグルグル巻きにしてグリルしたものなどを食べます。肉断ち期間も終わり、いよいよ「肉食ライフの復活」です。内臓系を食べるのは、EUではギリシャくらいかもしれませんね。羊肉は苦手な人も多いかもしれません。ちょっと脂っぽい感じですが、案外匂いも気にならないし、肉は柔らかくジューシーで、最高です!ココレッツィは、当たり外れが激しいですが、熱々で「当たり」の場合は、内臓の淡い苦味とコクと滋養がなんともいえずGOODです。

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田舎の方に行くと、のどかな田園地帯の家の裏庭やホテル、食堂などの屋外で羊一頭を串にさしてグルグル回しながらグリルする「羊の丸焼き風景」が見られ、肉の焼けるいい匂いがあたりに広がって、それがとってもパスハらしい光景なのです。できるなら、パスハは、伝統がまだ息づいているどこか田舎に行って過ごしたいものですね。昔は人が手で何時間もグルグル回していたので、大変な重労働でしたが、今は機械に任されていることが多いようです。アテネのような街中では、やはり丸焼きはあまり見られません。この日は食堂も休みのところがほとんどですしね・・・

こちらのシステムでおもしろいのは、タベルナという食堂でも、この日ばかりは近くのパン屋さんのオーブンを借りて、肉を焼いたりするんです。一般の家庭でも、下ごしらえした肉をパン屋さんに預けて焼いてもらう場合もあります。でも、その後焼いたパンは肉くさくなりそう??復活祭の時に食べるパンは、ツレーキというほんのり甘いパンです。この時期は、パンの上に赤く染めたゆで卵が飾ってあったりすることもあります。
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羊肉はかなりヘビーなので、後で胃がもたれることもしょっちゅうです。そんな時は、レモンをギュッと絞ってジュースにして飲むと、消化が早いです。お試しあれ!

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