月別アーカイブ: 9月, 2007

アテネ、アレオス・パゴスからの眺望

10 9月
2007年9月10日

ギリシャの誇る世界遺産であるアクロポリスのパルテノン神殿のすぐ横に「アレオス・パゴス」という大きな岩山のような場所があります。アクロポリスは誰でも行きますが、ここは案外、通り過ぎてしまう人が多いのでご紹介します。ここに上ると、眼下に古代アゴラが一望できて気持ちがいいです。
古代アゴラとは、遠い昔、アテネ市民の公的な活動や、商取引の中心だった場所です。ソクラテスやプラトンもそぞろ歩いていたのでしょうか??
特に、春の新緑と花の季節は、遺跡も美しく自然に彩られ、輝きを増して見えます。左方向には、保存状態の良いドーリス式の白いヘファイストス神殿も、美しく映えています。

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紀元前には、ここ「アレオス・パゴス」は法廷として裁判が行われたりしていたそうです。また西暦54年に使徒パウロが伝道に来た時、この丘の上から民衆に教えを説いたと言われています。確かに、ここは演説をするのに絶好の場所ですね。
右方向に見える復元されたアッタロスの回廊は、現在は博物館として使用されています。この回廊は、EU会談の時に使用された場所でもあり、今でも各国首脳の集合写真がそこに飾ってあります。

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ここは観光地だというのに、数年前までちゃんとした階段がありませんでした。岩石を削って作ったような階段はあったのですが、急斜面なのに手すりはないし、階段の表面は風化して斜めになったりでこぼこだったりするし、つるつる滑って危ないので、お年寄りや子供、女性にはちょっと困難だったと思います。私も最初に上った時は、旦那に手を引いてもらい、四つんばいになったりしながら、やっとのことで上りました。過去には滑り落ちて、怪我人も出たのではないかと想像します。上るのも怖いですが、降りる時はもっと怖かったです。せっかく良い展望台なのに、なんともったいないことでしょう!多くの観光客が、上るチャンスを逃していたと思います。ここもオリンピックを機に、やっと階段がつきました。といっても、工事現場のような簡単なものですけど・・・これでもすごい進歩です。安心して上に行けます。まあ、アクロポリスに入れば同じ眺望が見られるのですが、あちらは12ユーロ。ここなら無料で古代アゴラ、アテネ市内を展望できます!

風は強いですが、草の上に座って、古代に思いを馳せながら、ゆっくり夕景を楽しむのもオツですよね。日暮れ時、遺跡と空の色が刻々と変っていく情景を眺めていると、詩人になってしまいそうな気がします。

ギリシャの自然派化粧品 コレス(Korres)

10 9月
2007年9月10日

サッカーの貴公子、ベッカム夫妻やカイリー・ミノーグなども愛用しているというギリシャ産まれの化粧品「コレス」。

まだ設立から10年ちょっとの新しいメーカーですが、ギリシャでは、薬局や主要デパート、空港でのみ販売されている自然派化粧品で、最近海外にも進出し、注目度も急上昇しています。日本にも最近ショップができたようですが、品数も少ないしとても値段が高いようですので、お土産にすると喜ばれるのではないでしょうか。

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従来は、基礎化粧品だけでしたが、最近、メークアップ商品も新発売になり、充実してきています。個人的に愛用しているのは、FLEXIBLE COVERAGE FOUNDATION(のびの良いリキッドファンデーション) とWILD ROSE 24-HOUR MOISTURISER という保湿クリーム。SPF6なので、ちょっとした外出ならこれだけです。ちなみに主人はアフターシェーブバーム(乳液)が大のお気に入り。男性用化粧品も充実しています。

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皆さんは、合成界面活性剤のプロピレン・グリコールってご存知でしょうか?プロピレン・グリコールは体に有害な物質なので避けたいと思っているのですが、容器に小さな字で沢山書いてある成分を目を皿のようにしてチェックすると、ほとんどの化粧品やヘアケア製品、洗剤にプロピレン・グリコールが使用されています。

この物質は、混ざらないはずの水と油をなじませることのできる材料で、保湿剤になるので重宝されているのですが、実は、これは石油の絞りカスからできており、工業用機械洗浄などに使用される体に有害な物質です。分子量が非常に小さいので肌から血管の中まで入り込み、体の中に蓄積されていきます。この物質は、たんぱく質も溶かすので、細胞にも悪影響を与え、アレルギーやガンの原因になると言われています。最近、食べ物の方の添加物には気をつける人も多いですが、肌につけるものも、毎日使うものですから、もっと関心を持っていいと思います。少量でも、毎日、プロピレン・グリコールの入った色んな製品を使い続けていれば、体内蓄積量は無視できないものになりますよね。

でも、コレスの商品にはこの体に有害なプロピレン・グリコールや鉱物油、シリコンが含まれていないのです!これは画期的なことで、私がコレスを使い始めた理由です。メーカー側も、この物質の有害性を認識しているのでしょう、パッケージには「PROPYLENE GLYCOL FREE」と誇らしげに書いてあります。また、箱に使用有効期限が書いてあるのも良心的で安心ですね。使用感も良いし、パッケージもおしゃれな感じで、ギリシャのホテルでもコレスを採用するところも増えています。
シンタグマにある大型デパート「attica」の一階一番奥にはコレスのコーナーがあり、品数が豊富で、薬局では置いていないミニサイズパッケージ商品などもあり、お勧めです。

ギリシャ神話とクノッソスの迷宮

10 9月
2007年9月10日

ギリシャ神話を読んだことがありますか?個性的な神様と興味深い逸話がおもしろく、西欧文化の基礎にもなっています。普通の人は、このお話をただの作り話として読むと思いますが、ギリシャ神話を歴史の記述として読んだ人がいます。

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ギリシャ最大の島、クレタ島で有名な遺跡は、ミノア文明(紀元前2600年~1100年)の華、クノッソス宮殿です。この遺跡の発見は、イギリス人の考古学者アーサー・エヴァンスによるもので、入り口には彼の銅像が立っています。現在残っているものは、ほとんどが修復、再建されたものですが、彼が、ギリシャ神話の記述を信じ、その夢を掘り当てたといってもいい非常に興味深い場所です。シュリーマンがホメロスの叙事詩を実在したことだと信じて、トロイやミケーネの遺跡を発掘したのと同じように、夢やロマン、想像力、信念の偉大さ、大切さを実感します。

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さて、アーサー・エヴァンスを触発したギリシャ神話の記述とは・・・・?

ギリシャ神話の中では、最高神ゼウスはクレタ島の洞窟で育てられたと書かれています。確かに、クレタには3000もの洞窟があり、私の泊まったホテルでも、自然の洞窟がカフェとして利用されていました。クノッソス宮殿の説明をするためには、このゼウス神の話から・・ゼウス神が小アジアの国の王女エウロペ(ヨーロッパの語源ともなった)をさらってクレタ島に連れ帰り、その間に生まれたのがミノス王です。紀元前18~16世紀に絶頂に達したクレタ島のミノア文明は、この王の名前に由来しています。クノッソス宮殿は中が迷路のようになっていて、一度入ると出口を見つけるのが難しいため、迷宮とも呼ばれています。これは、ギリシャ神話によれば、発明家ダイダロスの設計で、ミノス王とその妻パシパエの子で、頭が牛で体が人間のミノタウロスという怪物が閉じ込められていたところだとか。ミノス王はミノタウロスの食料として、アテネから9年毎に生け贄(7人の少年、7人の少女)を送らせることとしたそうですが、3度目の生け贄にアテネの英雄テセウスが志願して迷宮に侵入し、ミノタウロスを倒したのです。脱出不可能と言われた迷宮は、ミノス王の娘であり、テセウスと恋に落ちたアリアドネからもらった糸玉によって脱出することができたそうです。

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そういう背景を知って見ると、遺跡見学もより楽しいものです。遺跡の詳細説明はガイドブックにまかせるとして。。遺跡は、中庭を中心に、西翼と東翼に分かれていて、迷宮と呼ばれるだけあって、内部も相当入り組んでいます。今から何千年も前のミノア期の様子を現したフレスコ画、儀式の行われた場所や倉庫や劇場などの生活の場、トイレや飲み水などの上下水道システム、など、とても興味深いところです。

ギリシャ、ヴリヤグメニのビーチでリゾート気分

07 9月
2007年9月7日

アテネから1時間弱で行けるビーチで、前回は御手軽なアリモスビーチを紹介しましたが、今回はちょっと足をのばしてヴリヤグメニビーチのご紹介です。

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アテネの西側の海岸を走るポシドノス通りを車で1時間弱南下すると、高級リゾートホテルなども点在する風向明媚なヴリヤグメニに着きます。こちらは、ビーチに入るや否や、青空の下に、芝生の緑とギリシャのイメージそのままの紺碧の海、白いパラソルが目に飛び込んできて、アテネの喧騒から見たら別世界、心もウキウキしてきます。ビーチもとても広く開放感があってのびのびできます。水の透明度もとても高く、遠浅で海底の砂や魚が良く見えます。ギリシャでは、海水浴は健康法としても重要で、どのお医者さんも推奨しています。日本と違うのは、お年寄りが本当にたくさん海水浴を楽しんでいることです。別にバカンスというわけでもなく、日常的な健康法です。一夏に40回海水浴をすると、海のミネラルの効用で、その冬は風邪も引かず元気に過ごせるし、腰痛や足の痛みなどにも効くとのことで、日本の温泉治療みたいな感じも受けます。現に、リムニヴリヤグメニというところでは、温泉治療をやる場所(湖)があって、そこは、老人であふれています。

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アテネ中心部からはアカデミアから出る高速バス(E22)でも行けます。(ディマルヒオ停留所下車すぐ)正式名はアクティ ブリヤグメニス で、入場料は4ユーロ、ビーチパラソルやシートは中で自由に使用できます。
ヴリヤグメニには、Astir Palace Hotelという、VIPが良く滞在するすばらしいリゾートホテルがあり、そのホテル付属のプライベートビーチもビジターとして入場することもできます。こちらは高級ホテルのサービスが行き届いているので快適ですが、もちろん入場料は高いです。でも、ちょっとセレブ気分を味わうには良いかもしれませんね。

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