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ギリシャのクリスマスの風習

10 12月
2007年12月10日

キリスト教国では、クリスマスはどこも盛大に祝われますが、国によって、祝い方や風習、食べ物も様々。クリスマスにつきもののサンタクロースの起源は、聖ニコラウスであるという説が有力とされています。聖ニコラウスは4世紀頃の東ローマ帝国小アジアの司教です。彼の伝説としては、貧しくて娘を嫁に出せない家の窓に金貨を投げ、この金貨のおかげで娘は結婚できたという話や、子供好きで、恵まれない子供たちに食べ物やプレゼントを与えたという伝承、また、嵐にあった船員が祈りを捧げると聖ニコラウスが現れて助けたという伝説もあり、船乗りの守護聖人としても親しまれています。
ギリシャでは、クリスマスは、12/6の聖ニコラウスの日から翌年1/6の「テオファニア(キリストが洗礼を受けたとされる記念日)」まで1ヶ月ほどがシーズンです。サンタクロースは、アギオス・バシリスと呼ばれています。
ギリシャ独特の習慣としては、クリスマスイブの日に子供達がトライアングルを持ち、クリスマスキャロル(カランダ)を歌いに近所の家々を訪問し、訪問を受けた家は、お小遣いをあげるという楽しい風習があります。トライアングルをかきならしながら、クリスマスにちなんだ歌を一生懸命歌う子供の姿はかわいいものです。また、クリスマスの25日から1月6日までの12日間は、「ドデカイメロ」という特別な期間で、大木を切り倒そうとしているカリカンザリと呼ばれるいたずら好きな精霊が、地下から地上へ遊びに出てきて、色々ないたずらをして人々を驚かせたりすると言う言い伝えがあります。夜更かしをしている子を「カリカンザロス(単数形)」だとからかったり、「カリカンザロスにつかまっちゃうよ」と脅かしたりします。

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ギリシャには日本のクリスマスケーキのようなものはありませんが、クリスマスに欠かせないデザートは、メロマカロナというしっとりしたクッキーのようなもの、クラビエデスと呼ばれる、雪のような粉砂糖をまぶした堅めのクッキーがあります。この時期では、どのお菓子屋さんにも、この2種類のお菓子がショーウィンドウに並び、クリスマス気分を盛り上げます。ちなみに、お味は、かなり甘――いですね。

ギリシャのパン

10 12月
2007年12月10日

最近、凝っているのが、早起きして焼きたてのパンを買いに行くことです。寒い冬の朝、ほかほかの焼きたてパンを胸に抱いて帰り、それにバターをつけてたべるのは最高の幸せです。といっても、パンにはオリーブをつけて、オレガノというハーブをかけて食べるのがギリシャ風。料理のスープやサラダのドレッシングをしみこませて食べたり、ギリシャ名産のこってりした蜂蜜をかけて食べるのもおいしいです。一番一般的なパンは、ホリアティコといわれる2種類の小麦を混ぜて作る田舎パン、その他、お花の形をしているマルガリータというパンや、フランスパンのように長いもの、雑穀の混ざった黒パンなどもあります。パンはキリストの体を象徴していたりもして、教会で配られることもあるギリシャではなくてはならない食べ物。パン屋さんの数も、日本と比べて圧倒的に多いです。

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ギリシャのパンは何でもおいしくて好きですが、調理パンのような種類では、スパナコピタと言われるほうれん草のパイ、ティロピタと呼ばれるチーズパイ、クルーリというドーナツ型のゴマパンがおすすめです。ピタと呼ばれるパイは、いろんなフィリングがあり、ハムチーズ、ポロネギ、ホワイトソースのものなどもあり、小腹がすいた時に便利です。一口にスパナコピタといっても、チーズ入りやなしのもの、グルグルと巻いた形の物、三角の物、四角のもの、とバリエーションも豊かです。これは、どこのパンやさんにも売っているし、街角の小さなカフェや、売店でも良く見かけます。中身が結構ずっしりとしているので、1個でもかなり満足感がありますよ。
一方、クルーリというドーナツ型のゴマパンは、アテネっ子の朝食ともいえるパンで、これは、パン屋さんだけでなく、道ばたでうず高く積み上げて売っていることも良くあります。これを、忙しい通学や通勤の途中に買って歩きながら食べているアテネっ子の姿を良く見かけます。このパンは、かめばかむほど味が出る、くせになる味で、飽きがきません。一度、トライしてみて下さいね。

アテネ、シンタグマ広場近くのチョコレート店

10 12月
2007年12月10日

今日は、シンタグマ広場からすぐの同じ通り(シンタグマ広場から見て右側横のKar.Servias通り)に近接して並ぶ3件のチョコレート屋さんをご紹介します。どれも甲乙つけがたく、ずらりと並ぶ宝石のようなチョコレートを目の前にすると、うーん、皆おいしそうで決められない!どこもだいたい、計り売りなので、決めかねたら、箱の大きさを選んで、それに適当に色々入れてもらうこともできます。アテネにしてはお値段は高めですが、空港でありきたりのチョコを買うよりも気がきいていて喜ばれると思いますよ。夏季は休業したり(暑過ぎて溶けてしまいますからね)、種類が少なくなってしまうところもあるので、冬期のお土産に最適です。

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(アテネのへそ、シンタグマ広場)

1.「ル・ショコラ」 Kar.Servias 3, Syntagma (tel:210-3252054)シンタグマからすぐの道路の左側にあり、併設のお土産屋さん「MATSOUKA」とともに、日曜日や夜遅くでも開いているのが便利。味見もさせてくれますよ!
2.「レオニダス」 黄色い看板に英雄レオニダスの横顔が目印。上記の「ル・ショコラ」を通り過ぎたちょっと奥にあります。ベルギーチョコですが、創設がギリシャ人の「レオニダス」という人です。プラリニ入りチョコや、ホワイトチョコ、オレンジ入りチョコがおいしいです。私の母は、お土産はこれだけでいいというほどのファンになってしまい、我が家にも常備してあるチョコです!アテネの空港にも箱詰めされたものが売っています。日本にも店舗がありますが、ものすごく高いので、現地買いがお勧め。

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(レオニダスのチョコ、写真は別店舗内)

3.「アリストクラティコン」有名人のリピーターも多いと聞くこの老舗は、上記の「レオニダス」のすぐ横にあります。高級感漂う赤い看板が目印。何でもおいしいですが、プルーン入りのチョコレートが特にお勧めです。オリンピックの時、JOCの人に教えてあげたら、とても喜んでくれました!秋限定の大粒マロングラッセも有名です。

アテネのクリスマス

10 12月
2007年12月10日

カレンダーの残りも少なくなると、アテネの街もだんだんクリスマスの話題が出てきます。
お店のウィンドウにもサンタやツリー関係のウキウキする飾りつけがなされ、シンタグマ広場、ザピオン庭園などのアテネの中心部、道路わきなど、去年は、とっても美しい光まばゆいデコレーションで楽しめました。今年はどうなるのか、また楽しみです。
日本では、12月25日を過ぎると、あっという間にクリスマスモードからお正月モードになってしいますよね。その変わり身の早さはすごいと思います。一方ギリシャでは、1/6まではクリスマスモードで、街の飾りつけやイベントなども継続しています。ギリシャでは、サンタクロースは、貧しい人たちに施しをした昔の聖人「アイ・バシリス(古代名 聖バシレイオス)」とも呼ばれ、親しまれています。

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(シンタグマ広場の去年のクリスマスツリー)

クリスマスのことを「Xmas」と良く書きますが、このXが何のことだかご存知ですか?
これは、ギリシャ語でキリストを意味する「ΧΡΙΣΤΟΣ(フリストス)」の頭文字です。新約聖書も、ギリシャ語で書かれていたんですよ。「X’mas」と書かれることもありますが、これは間違いです。ちなみに英語の「Christmas」は、キリスト(Christ)のミサ(mas)を意味しています。

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(去年シンタグマ広場にあった写真スポット )

クリスマスはキリストの誕生した日として知られていますが、実は、聖書の中のイエス誕生の物語では、キリストの誕生がいつなのかは書かれていないそうです。太陽神が信仰されていた頃の古い暦では、冬至の頃の12月25日が「光の生まれる日」とされていたので、その日をキリスト生誕の日としたとのことです。ギリシャでは、クリスマスよりも春の復活祭(パスハ)の方が盛大にお祝いされます。この時期にギリシャに来られる方は、寒いのが玉にきずですが、青い海と空と遺跡・・といったギリシャの当たり前のイメージとは違った、地元のクリスマスの華やいだ雰囲気を味わうことができると思います。

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