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アマルシアという石けん

19 1月
2008年1月19日

ギリシャの生んだ名品のひとつに、アマルシアという石けんがあります。1個10ユーロもするので、今まで買ったことがなかったのですが、抜け毛に効く奇跡の石けんと言われるので試してみる気になりました。ギリシャのおみやげに、オリーブ石けんというのは、山ほど種類があるのですが、このアマルシアはダントツの値段の高さ。だいたい、普通のオリーブ石けんの10倍くらいしますね。

amalthia

だいたい、石けんで髪の毛を洗うのもなあ・・・と半信半疑でしたが、子供を二人産んでから(?)なのか、硬水のせいなのか、栄養面のせいなのか、ケアの怠りのせいなのか、とにかく最近の抜け毛は著しく、このままではハゲてしまうーー!といつも心配していたのです。髪を洗うたびにごっそりと抜け、洗い流すお湯が流れないほど排水溝のネットに抜け毛がたまり・・・そして、ブラッシングの時にもまた抜け・・という感じでした。
さて、購入して中の説明書を読むと、確かに、抜け毛、ふけ、乾燥肌、肌のトラブルに効き、男性のひげそり用にも最適と書いてある。使用法は、1日1回か2回、良く泡立てて髪を洗い、1分くらい泡をそのままでおいておき、良くすすぐだけ。髪の長い人は後でコンディショナーを使用しても良いが、頭皮にはつかないように、髪の先の方だけにする。他のシャンプーとの併用は避ける、と書いてある。そして、5回洗髪すると、効果が目に見えて現れる!と。

そして、5日間、我慢して洗いました。何しろ、これ、なんとも使用感があまりよろしくないのです。超ナチュラルなので良い香りもついてないし、色もなんとなくかわいくないし、体や顔を洗うには問題ないのだけれど、髪を洗うにしては、泡立ちが悪すぎる。一生懸命、お湯で石けんを溶かして泡立てても、やっぱり限界があって、これで汚れが落ちるのかしら・・と半信半疑。でも、頭皮を良くマッサージし、続けること5日間。

するとすると、本当に目に見える効果がありました!だいたい、抜け毛が半分以下に減りました。そして、確かに髪が強くなっている気がする。でも、でも・・・・・この洗い上がり、長い髪の人にはちょっと辛いかも・・・コンディショナーを使用しても、きしむ感じは抜けなくて、サラサラの洗い上がりにはどうしてもならない。なので、今後、使い続けられるかは、まだ分かりませんが、とにかく、効果は実証されました!この石けんは、クレタ島で取れるオリーブと、野生のタマネギのエキスが配合されていて、一切の化学薬品、香料、着色料などを使わない肌に優しく100%自然派なのが売り。思うに、このクレタ島の野生のタマネギのエキスが良いのかな・・・堅いコンクリートを突き破って芽を出した野生のタマネギの写真を見たことがあり、その生命力に驚嘆しました。
男性にはとっても良いおみやげになるかもしれませんね。短髪なら、この洗い上がりも気にならないだろうし、男性は、ほとんどの人は、密かに抜け毛を気にしているのだろうし、頭も体もひげそりも、これ1個でOKとなれば、結構便利かもしれません。

ギリシャ新年のケーキで運試し

11 1月
2008年1月11日

ギリシャの新年の習慣に、ヴァシロピタというケーキの切り分けの儀式があります。家族、会社、組織などのメンバーで、ひとつの丸いケーキを切り分け、中に隠してあったコインが当たった人が、その年のラッキーな人物となります。その切り方にもルールがあって、家族なら、家長が家族の人数分プラス、アギオス・バシリス(ギリシャのサンタクロース)、キリスト様、マリア様、家全体、などの分も加えて等分し(誰の分を入れるかは、家によって違うかもしれません)それぞれのお皿に取り分けて頂くのです。
家で焼く人もいますが、お菓子屋さんには、年末から、新年の年号を書いたケーキがどこでもたくさん売り出されます。だいたい、表面には、雪のように粉砂糖がまぶされています。ケーキではなく、ツレーキという甘いパンのバージョンもあります。(下の写真)

vasilopitta

我が家のコインは、今年は、長女に当たりました。コインというのは、だいたいアルミ箔に包まれた5セント(8円位)のコインです。少ないお年玉ですが・・・(苦笑)、もちろん喜んでいました。
会社などでは、高額の賞金や豪華賞品が当たるところもあるらしいです。新年の運だめし・・といったところでしょうか。

vasilopitta2

切り分けたケーキとラッキーコイン

このケーキのレシピもご紹介しておきます。私の義母のレシピなので、一般のものとはちょっと異なりますが(普通はクルミは入っていない)、おいしいですよ!

カリドピタ(くるみのケーキ)のレシピ
材料:
ベーキングパウダー入り小麦粉: 大きめのマグカップで3杯 500グラム
バター:250グラム
白砂糖:大きめのマグカップで1杯半
卵:5個
エバポレートミルク:410グラム
バニラエッセンス:適量
くるみ:200グラム (砕いた物をマグカップで1杯半)
粉砂糖:適量

その他必要な道具:
直径32センチのアルミの丸い型(深め)
大きめの紙とトレイ(焼いたケーキをのせる)
ハンドミキサー
大きめの深いボール
大きめのマグカップ
茶漉し
楊枝

1)冬で温度が低い時は、前日からバターと卵を室温に出しておく。くるみをミキサーで細かく砕いておく。
2)バターを型の内側(底と側面にも)にまんべんなく塗る。
3)小麦粉を適量、型の中に入れ、まわしながら底面、側面にまぶす。(くっつき防止のため)たたきながら、余分な粉は捨てる。
4)卵5個を白身と黄身に分け、白身の方を泡立ててメレンゲを作る。
5)バター(240グラム)、砂糖、黄身(5個分)を順に深めのボールに入れ、ハンドミキサーで良く攪拌する。材料が回りに飛ばないように、ミキサーは最初はゆっくりと弱で初め、だんだん強くする。
6)バニラエッセンスを入れる。
7)エバボレートミルクを入れる。
8)ベーキングパウダー入りの小麦粉を入れる。
9)砕いたくるみを入れる。
10)メレンゲを入れ、ハンドミキサーで最初はゆっくり、次第に強く攪拌する。
11)型に出来上がった生地を全部入れ、外側から型をたたきながら、生地を型になじませる。
12)上下の火で、真ん中の段、200度のオーブンで焼く。
13)35分位したら火を下からだけにする。表面が焦げてきたら下の段に移す。(焦げてこなければそのままで良い。)
14)時々、楊枝をさして、中の生地の焼け具合を見る。中の生地が楊枝につかなくなったら中まで焼けているので火を止める。
義母のオーブンの場合、55分焼いて火を消し、15分中で休ませた。
15)オーブンから出したら、型を外側からたたいてケーキを型からはがし、テーブルの上にあらかじめ敷いておいた大きな紙の上に逆さに出す。
16)少し冷まし、それをトレーの上に上向きに戻す。
17)粉砂糖を茶漉しの中に入れ、振りながら、少しづつケーキの表面にかける。
18)コインを入れる場合は、ケーキの下に、アルミ箔に包んだコインを隠す。

ギリシャ クリスマスのお菓子

10 1月
2008年1月10日

どこの国にも、クリスマス特有のお菓子というものがあると思いますが、ここギリシャも例外ではありません。日本のようなクリスマスケーキというのはないですが、代表的なお菓子が2種類あります。

melomakarona

一つ目は、メロマカロナというお菓子で、はちみつ、くるみ、アーモンド、オレンジの皮、シナモンなどが入った、しっとりしたクッキーです。かなり甘く、どっしりとした食べ応えがあります。

もう一つは、クラビエデスというクッキーで、上に白い粉砂糖をたっぷりかけるのが特徴で、これが雪のようでとってもクリスマスらしいお菓子です。崩れやすく、食べるときに粉砂糖とクッキーの粉が散乱するのがちょっと厄介ですが・・・おいしいです。どちらも、結構日持ちがするので、この時期たくさん作って家に常備してあったり、クリスマスの時期のパーティーには、山積みに飾られていたりします。どちらのクッキーもカロリーが高いので、食べ過ぎには要注意です!

kourabiedes

以下にクラビエデスのレシピを紹介します。
アーモンド粉 500g、バター 500g、小麦粉 600g、ブランデー 200g、卵黄 2個、粉砂糖 700g、シナモン 少々

1.バターを白っぽくなるまで良くホイップする。
2.粉砂糖200gとバター200gを混ぜ、卵黄、シナモン、ブランデーも加えて混ぜる。
3.小麦粉をすこしずつ混ぜ、アーモンド粉も混ぜ合わせ、厚さ1センチくらいの楕円形か円形の形にする。
4.180度のオーブンで15分位焼く。
5.熱いうちに粉砂糖をかける。

ギリシャの主顕現祭

07 1月
2008年1月7日

1/6は「テオファニア(テオは神、ファニアは顕れるを意味する)」「エピファニア」「フォタ(光を意味する)」 と呼ばれる、ギリシャでは重要な宗教上の祝日でした。日本語では、「主顕現祭」と訳されます。この日は、キリストがヨルダン川で、イオアニス(洗礼者ヨハネ、使徒ヨハネとは別人)に洗礼を受けたことを記念する日なので、ギリシャ各地で水を清める儀式が行われます。

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教会内の儀式

アテネ近郊ではピレウス港が有名です。テレビでは地方の儀式の様子を写していましたが、とても地方色豊かな楽しいお祭りです。海や川やプールに十字架を投げ入れ、それを若者が一斉に争奪しに行く行事は壮観です。この時期は、水も凍るように冷たいので、心臓麻痺を起こす人も出るくらいです。でも、十字架を見事射止めた人には幸運が訪れるというので、皆必死に頑張って泳いでいます。

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見事十字架を見つけたラッキーな若者

地方のお祭りでおもしろかったのは、カリカンザロスと呼ばれる、クリスマスの時期に地下から這い出してきて夜中にいたずらをする妖精(鬼?)達に扮した人が、村の人々を脅かしたり、笑わせたりするお祭りです。彼らもまた地下の世界に戻ってしまうのですね。ギリシャでは、夜更かしをして遊んでいる子供をカリカンザロスと呼んでからかったりします。子供でない私も、夜更かしをしていると、旦那にそう言われてからかわれたものです。
さて、このテオファニアの日には、教会で大規模なミサが行われ、清められた聖水が振舞われます。これを人々はペットボトルにつめて家に持ち帰り、飲んだり、家中にまいたりしてお清めをするのです。この聖水はギリシャ語で「アギアスモス」と呼ばれ、バジリコの葉で清められるそうです。
でも、こんな容器の蛇口からジャーっと汲むんですよ。
Photo: theofania3 聖水の入った容器

家に帰って、本来ならオリーブの枝を濡らして水をまいて清めるようですが、我が家は簡易法でスプレー容器に入れてシュッシュッと各部屋にまいたり、「アギアスモース!」と言って娘たちに振り掛けたり・・・長女には大好評で、「もっとアギアスモースってやってやって!」とせがまれました。「教会のお水、おいしい」とも言っていました。この聖水は、神のご加護があるので、腐らないと言われています。

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