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マスティックを使用した話題のギリシャ土産

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2008年3月27日

マスティック(ギリシャ語でマスティハ)は、ギリシャのヒオス島でのみ産出されるマスティハという木から取れる貴重な樹液で、殺菌、抗菌作用、様々な病気を治す作用があることから、古代ギリシャ時代から珍重されてきました。ギリシャでは、その卓越した効能のために金と同等に珍重され、その貴重さゆえに、無断で持ち出すと罰せられた時代もあったのです。ギリシャのお土産にも最適、自分用にも試してみてはいかがでしょうか。

氷砂糖の純粋な形で売られていたり、ガムやお菓子などの食品、シャンプー・リンス、歯磨き、石鹸などの日用品や化粧品にマスティックが添加されている商品が色々出回っています。

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毎日新聞では、下記のように、ピロリ菌に効くという記事が取り上げられました。
★抗ピロリ菌作用持つマスティック★
ピロリ菌は、胃の中に生息する細菌で、胃潰瘍(かいよう)、十二指腸潰瘍、胃がんの発生に大きくかかわっています。今日、日本人の40歳以上の人では、約7割がピロリ菌に感染しているといわれています。
最近、「マスティック」という名のギリシャのハーブが、抗ピロリ菌作用をもつことが注目を集めています。マスティックは、ギリシャのヒオス島だけに生えているウルシ科の高木で、その樹液を言います。ヒノキの香りがします。
ギリシャでは5000年も前から、ハーブやスパイスとして日常的に利用されてきました。昔からミイラの保存にも使われ、その殺菌力はよく知られていたのです。
このマスティックを一躍有名にしたのは、98年12月24日号の「ニュー・イングランド・ジャーナル・オブ・メディシン」という医学雑誌に掲載された「マスティックがピロリ菌を殺す」という論文です。英国のバーネット総合病院のフウェズ医師らは、マスティックを薄めた溶液をピロリ菌に加えたところ、ピロリ菌が検出できないほど減少したと報告したのです。
日本でも、静岡県立大学食品栄養化学部微生物学教室の研究者たちが、胃や十二指腸の患部から採取したピロリ菌で同様の効果を確認しました。
さらに、英国のフウェズ医師らは、難治性の胃潰瘍の患者に、1日1グラムのマスティックを2回に分けて、4週間与えたところ、わずか7日間で全患者(6人)の自覚症状が消え、4週間後には、内視鏡検査で8割の人が治ったと報告しています。
このほか、マスティックは「消臭」「歯を白くする」「歯周病を予防する」効果もあります。
(九段クリニック理事長)
(毎日新聞2002年3月14日東京朝刊より抜粋)

アテネでは、このマスティック製品は下記の店で買うことができます(下記以外の店舗もあります)。
ガムなどは、普通のスーパーやキオスク(売店)でも買えます。安いので、大勢に配るのにいいかもしれませんね。ただし、味の方はちょっと癖があるかもしれませんけれど・・・・

「Mastiha shop」
純粋なマスティハの結晶粒、歯磨き、石鹸、ガム、マスティックウォーター(料理用)、オイル、マスティハ入りギリシャの伝統的菓子、ギフト商品、本、オリーブ、オリーブオイル、ジャム、パスタ、チョコレート、ワイン、リキュール、クッキー、ラスク、化粧品(クリーム、シャワージェル、ボディーミルク、シャンプー、コンディショナー、クレンジングなど)
サイト:www.mastihashop.com
住所:Panepistimiou & Kriezotou, 10671 Athens Tel: 210-3632750
アテネ国際空港内 Tel:210-3532969

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「mastic spa」
マスティハ入りの化粧品、メイクアップ用品、ボディケア、ヘアケア、バス用品、男性用化粧品、子供用パーソナルケア用品、マスティックとオリーブオイルなどを組み合わせた商品、石鹸、歯磨きなど
サイト:www.masticspa.com
住所:Iraklitou 1 & Solonos, Kolonaki , Athens Tel: 210-3603413
アテネ国際空港内

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3月25日はギリシャ独立記念日

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2008年3月25日

3月25日はギリシャにとって大変重要な祝日、独立記念日です。

ギリシャ人は、ビザンチン帝国がトルコに滅ぼされてから400年近くも、異民族の占領下で辛酸をなめてきました。その間、自由を愛するギリシャ人は何度も独立のために蜂起しましたが、そのたびに弾圧を受けてきたのです。しかし、遂に、1821年の3月25日、「自由か死か!」「勝利か死か!」という信念のもと、パトラ近郊のアギア・ラブラ修道院にて、パトラ主教のゲルマノスがトルコに対して独立戦争の宣言をし、1830年に待望の独立を成し遂げたのです。このような歴史背景があり、この日は、ギリシャの誇りと愛国心を、国民全体が感じる日でもあります。

この日、ギリシャの主要都市では記念式典が行われ、大規模なパレードが見られます。この式典の練習のためか、ただの移動のためか、数日前には、戦闘機が何機も、ものすごい爆音とともに街中を飛んでいき、知らない人は、戦争でも始まったのかと思いびっくりすることでしょう。
センターのシンタグマ広場(国会議事堂前)からオモニア広場まで、パネピスティミウ通りを行進する独立記念日のパレードは壮観です。

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見物客もすごいですが、こんなにたくさん兵士がいるのだとびっくりします。ギリシャは、今でも男性のみ徴兵制があり、陸、空、海、鼓笛隊などなど、それぞれの制服で隊列を組み、勇ましく行進していきます。中でも観衆からの拍手や歓声が多い人気者は、「チョリアデス」と呼ばれる、スカートのような伝統的な白い衣装に身を包んだ兵隊さん達です。彼らの衛兵交替は、シンタグマの国会議事堂前で日常的(1時間おき)に見られます。

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空には、戦闘機やヘリコプターなどが旋回し、パレードにはジープや戦車なども登場するので、見物の男の子達は大喜びです。

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また、3月25日は、聖母マリアが神の子を身ごもったことを知らされた日「エヴァンゲリスモス(受胎告知)」の祝日でもあります。

どちらにしても、ギリシャでは、3月25日はとっても大切な日で、街中にギリシャの青と白の国旗が誇らしげにはためいています。そして、翌日からギリシャはサマータイムに変わり、日本との時差は7時間から6時間となり、いよいよ、ギリシャらしい太陽の季節の到来となります。

アテネ 国立考古学博物館 

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2008年3月21日

アテネ観光の目玉、国立考古学博物館は、ギリシャの中でも最も重要な文化財の宝庫で、是非、ゆっくりと時間をとって見学してほしいところです。

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展示物は、1階(イソギオ)は彫刻、先史時代、ブロンズ像、エジプトコレクション、壷・陶器その他、2階(ギリシャでは1階と呼ばれる)は壷・陶器その他のコレクションとなっています。地下にはミュージアムショップ、くつろげる中庭もあります。細かい説明はガイドブックに任せますが、時間がない場合は「ミケーネの黄金のマスク」「馬に乗った少年」「ポセイドン像」など、お見逃しなく!歴史の教科書などに載っていた美術品の本物に出会えます。

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古典期の墓碑も、故人の生涯を象徴するような場面が、陰影のあるドラマティックな彫刻で表現されていて素敵です。

中は広いので、クロークに荷物を預けて身軽にどうぞ。写真は、フラッシュなしならば許可されています。ただ、彫刻と同じポーズをとった写真は、美術品に対する冒瀆と見られ、係員に注意されますので控えてくださいね。広々とした前庭には、アウトドアのカフェもリニューアルオープンしましたので、ここで見学後の感慨にふけるのもいいかもしれません。

入場料は結構高いですが、3月までに行かれる方は、冬季は毎日曜日、入場無料になりますのでお得です!その他、下記の日も入場無料になりますので、チェックしてみてくださいね。

国立考古学博物館(NATIONAL ARCHAEOLOGICAL MUSEUM、ギリシャ語では、エスニコ・アルヘオロギコ・ムシオ)
文化省HPからの抜粋:
1)開館時間 :月 13:00-19:30
火~日、祝日 夏季:8:00-19:30、冬季:8:30-15:00
2)休館日: HPには記載されていませんが、1/1、3/25、5/1、復活祭の日曜日(2008年は4/27)、12/25、12/26は休館になると思われます。電話にてお問い合わせ下さい。
4)入場料: 大人 7ユーロ、 EU国以外の学生、65歳以上 3ユーロ
5)入場無料の日:
4月、5月、6月の最初の日曜日、11/1~3/31までの毎日曜日、3/6、4/18,5/18,6/5,9/27,9月最終週末)
6)住所、電話
44 PATISSION ST. ,ATHENS
TEL: 210-8217724
7)行き方:2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 11, 13, 14, 15番のいずれかのトローリーか、Β5, Α6, Β6, Ε6, Α7, Β7, Ε7, Α8, Β8, Α12, Β12, Γ12, Ε12, 022, 035, 046, 060, 200, 224, 605, 608, 622のバスで「POLITECHNION(ポリテクニオン)」下車すぐ

聖灰月曜日(3/10)は凧揚げにフィロパポスの丘へ

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2008年3月10日

今年の聖灰月曜日(カサラ・デフテラ)という祝日は3月10日です。復活祭前の四旬節(メガリ・サラコスティ)という節食期間(動物系の食べ物を控える)の最初の日にあたり、ギリシャでは、この日にはシーフードや、ラガーナという薄べったいゴマつきパンを食べる習慣があります。

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この日は、ギリシャでは凧あげを楽しむ日でもあります。アクロポリス横のフィロパポスの丘やプニクスの丘に行くと、たくさんの人が凧揚げやピクニックに興じる様子が見られます。風が強く、結構上手にあげている人もいて、日本のお正月の凧あげを懐かしく思い出します。ギリシャの凧は、ビニール製で6角形や8角形のものが多く、人気のサッカーチームの名前や、カラフルな模様、鷲の形なども良くみかけます。道ばたで売っているので、旅行者の方でも、腕に自信があれば参加できますよ!

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このフィロパポスの丘(別名ミューズの丘)ですが、凧揚げの日でなくても、アクロポリスの眺めが圧巻なので、絶好のお勧め写真スポットです。以前は、タクシーでも行けたのですが、今は車輌入場が規制されてしまい、徒歩でのぼらないといけないのですが・・・・まあ、10-15分位あれば上れるので、散歩がてら行ってみるのもいいのではないでしょうか。

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緑も濃く、春先には綺麗な花も咲いていて、アテネの雑踏から逃れたい時にもお勧めです。頂上には、ローマ時代にアテネの発展に寄与した貴族、アンティオコス・フィロパポスの墓碑(紀元前115年)も見られます。天気が良ければ、遠くにピレウス港やサロニカ湾に浮かぶ船まで見渡すことができ、清々しい気分になれますよ。また、隣のニンフの丘には、ドーム状の天体・気象観測所が見られます。麓には、「ソクラテスの牢獄」と呼ばれる洞窟のようなものがあって、ここに有名な哲学者のソクラテスが監禁されたという話しもあるのですが・・・真偽のほどは明らかではありません。

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