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エーゲ海 ワンデークルーズ

21 6月
2009年6月21日

日本からギリシャに旅行される方の、大抵のパックツアーに組み込まれているエーゲ海ワンデークルーズ。もちろん、フリーで来ても、こちらのホテルや旅行会社から申し込むことができます。かなり、慌ただしいスケジュールではありますが、「ギリシャに来たら、やっぱり海と島を楽しみたい、でも、時間が・・・」という忙しい旅行者にとっては、便利なクルーズです。

 

朝7時頃、ホテルから送迎バスでピックアップしてもらい、ピレウス港から乗船。周遊する3島は、アテネ近郊のエギナ島、ポロス島、イドラ島。日によって、ルートは変更になることもあります。

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私の行ったツアーは、まず、イドラ島上陸。ピレウスから4時間ほどかかるので、結構、ゆっくりできます。船にもよるのかもしれませんが・・カフェの食べ物はあまり充実していないので、朝ご飯は持ち込みがお勧め。アテネのパン屋さんで好きな物を買い込み、船上で青い海を眺めながら、ゆっくり朝食を取りましょう。船は3階建てで、一番下はソファのある、落ち着いてゆったりした作り。2階は、食事の場所ともなるカジュアルレストラン風。フォリフォリのショップもあります。最上階は、デッキとカフェで、夏ともなると、ずっとはいられないほど日差しは強いですが、風が気持ちよく、景色が楽しめます。これからのシーズンは混みますので、席取りは早めに!窓際の良い席はすぐ埋まります。席取り用の何か置く物(カバンでは、取られると困るので、取られても良いタオルなど)があると便利です。席を立つと、すぐ別の人に座られてしまうので、要注意。島に近づいたら、デッキに出て写真を撮りましょう!遠くから見る島が、だんだん近づいてくると、気持ちもワクワクしてきます。

 

イドラ島は、芸術家が愛してやまない美しい島です。どこをとっても絵になる風景で、映画「島の女」の舞台にもなりました。坂道の階段ばかりで、車が通れないので、移動はロバか徒歩!船主の館などの見所があります。1時間弱の滞在。

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ポロス島は、小さい島ですが、緑豊かで美しい島。海岸沿いのカフェでのんびりするのも素敵。対岸ガラタスのレモンの森からの眺めも見所です。40分ほどの滞在。

 

エギナ島は、アテネから一番近く、日帰りでも充分楽しめる島です。ピスタチオナッツが名産で、やはり、他の物と食べ比べると、違いが分かります!ピスタチオアイスも、是非食べてみて下さい。保存状態の良い遺跡が圧巻のアフェア神殿は必見!有名な聖ネクタリオス教会などの見所や、美しいビーチもあります。なお、アフェア神殿は、オプションで別料金です。1時間半ほどの滞在。

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1島目が終わったところで、船内で昼食。さて、船の食事ですが、食事付きと、食事無しのツアーがあるようですが、私の行った時は、食事付きで、サーモンのサラダ、チキン、デザート、でした。味は・・・あまり期待しないで下さい(笑)。島のタベルナ(食堂)でシーフードを楽しみながらの食事・・・というのも捨てがたいですが、何しろ、時間がないので、食べるだけでタイムアウトになってしまうかもしれません。

 

そして、3島周遊して帰途につくわけですが、最後は、ギリシャダンスと歌のお楽しみ。ギリシャの地方には、その土地の独特な衣装で踊る伝統的なダンスがあるのですが、それのパーフォーマンスは、結構盛り上がります。お客様の中から、飛び入りがあったり、みんなで輪になって踊ったり・・・乗船客の多い国の歌を、サービスで歌ってくれたり。ちなみに日本の歌は、「上を向いて歩こう」と、もう1曲はかなり古い歌らしく、私は知りませんでした。きっと何十年も、同じレパートリーなんでしょうね(苦笑)。

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その後、自由に踊るフリータイム!がありましたが、なぜか、踊っているのは女性ばかり。まあ、こういう時は、楽しんだ者勝ちですね。そして、夕刻、またピレウス港に戻り、バスでホテル(あるいはホテルの近く)まで送ってくれるので安心です。

 

さあ、帽子、サングラス、本、日焼け止め、カメラ、軽食、水、席取り用の小物を忘れずに持って、ギリシャのワンデークルーズへ出掛けましょう!

 

 

歴史に残る偉大なギリシャ人

16 6月
2009年6月16日

最近、ギリシャの人気テレビ番組で、「メガリ・エリナス(Big Greeks)」という興味深いシリーズが終了しました。

この番組は、毎週一人、歴史に残る偉大なギリシャ人を取り上げ、その生い立ちや偉功を紹介してきました。そして、最終回には、その偉大なギリシャ人10人の中で、誰がNO.1にふさわしいか、パネルディスカッションで、それぞれの候補の擁護者が、熱い討論を繰り広げていました。その後、電話投票などにより、NO.1が決定されたのです。

 

さて、その最も偉大なギリシャ人10人とは??

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1)カラマンリス (政治家) 現在の首相の叔父。長年に渡り首相、大統領など努め、ギリシャの西欧化政策を推進、経済成長に貢献。

2)アリストテレス (哲学者)プラトンの弟子。アレクサンダー大王の子供時代の家庭教師も務める。

後に、「リュケイオン」という学園設立し、ペリパトス学派と呼ばれた。

3)ベニゼロス (政治家) 1910年首相に就任、自由主義的な近代化政策を推進し、バルカン戦争では優れた外交手腕を発揮。アテネ国際空港の名前にもなっている。

4)カポディストリアス (政治家) ウィーン会議で活躍。ギリシャ独立戦争後、初代大統領に就任、国家統一に努めた。

5)プラトン (哲学者)ソクラテスの弟子。アテネ郊外に「アカデメイア」という学園を設立し、政治家を教育。著書に「国家」「饗宴」など。

6)ペリクリス (政治家)アテナイ帝国の軍事・外交政策、パルテノン神殿造営などで活躍した将軍。

7)パパニコラウ (医者) 婦人科の「PAP TEST」の開発者として、女性医療の向上に貢献。

8)コロコトロニス (政治家)ギリシャ独立戦争の英雄。

9)ソクラテス (哲学者)プラトンの師。著作はなく、プラトンの「対話篇」の主人公として登場し、哲学者としての言葉を残しているが、不明な点が多い。裁判により処刑。

10) アレクサンダー大王 前336~在位のマケドニア王。東方遠征により、インダス河畔まで達する大帝国を実現。

 

日本人になじみの深いのは、歴史の教科書にも登場する哲学者達とアレクサンダー大王、でしょうか。「パップテスト」というのは、女性ならご存じだと思いますが、これが、発明したギリシャ人医師の名前からきていることは、案外知られていないかもしれません。個人的には、オペラの女王「マリア・カラス」が入っていないのが不満でしたが・・・

 

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さて、この10人のギリシャ人、社会への貢献度はいずれも高く、甲乙は付けがたいのですが・・・最終的にNO.1に輝いたのは、「アレクサンダー大王」でした!!東と西の融合が高く評価されているようです。折しも、ギリシャは欧州議会選挙が終わったばかり。選挙前は、道路を閉鎖して選挙活動や政治集会が行われたり、地元に戻って投票する人も多いため、学校まで休みになったり・・と大騒ぎでした。ギリシャ人の政治に対する関心は一般的に高いです。(といっても、今回の投票率は低かったのですが)アレクサンダー大王が選ばれたのは、「強いギリシャ、栄光のギリシャ」へのノスタルジーが現れているのでしょうか。

 

日本でこのような番組をやったら、誰が日本のNO.1になるのでしょう?その時の、国民の価値観が反映されるので、興味深いですね。

 

 

リカヴィトスの丘で楽しむアテネの夜景

12 6月
2009年6月12日

観光に疲れて、ちょっと時間の余裕のある方にお勧めなのがリカヴィトスの丘。アテネの中心にそびえる丘で、頂上に小さな白い教会があるのが目印です。遊歩道もあって徒歩でも上れますが、かなり急なので、ケーブルカーがお勧め。タクシーでも行けますが、断られたり、料金をぼられたりすることが多いので、要注意です。

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コロナキという、おしゃれな店やカフェが建ち並ぶ洗練された地区を散歩しながら抜けて、坂道を丘の中腹まで上ると、ケーブルカーの乗り場があります。頂上まで往復で6ユーロ。結構高いですが・・トンネルの中の急斜面を5分ほど上がって頂上に着くと、アテネの街と遺跡、アテネを取り巻く山(アテネは、実は盆地です)、遠くに海も一望できます。アテネの街は、昼間はあまり綺麗ともいえないので、夕暮れ時から夜景がロマンティックでお勧めです。近代オリンピック発祥の地、現在もアテネマラソンのゴールになるパナシナイコスタジアム、ゼウス神殿、アクロポリスのパルテノン神殿も遠くに見え、夜になるとライトアップされるので幻想的。私が行った日は、調度、海の方で花火が行われており、アクロポリスのバックに花火が見えていたのが素敵でした。

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頂上にはアギオス・ヨルギオス教会という小さな白い教会やカフェ、レストランもあります。アテネ市内には、白い教会はあまりないので、この教会は、ギリシャのイメージにぴったりかも知れませんね。

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レストランは、有名なシーフードレストラン「ORIZONTES」(TEL:210-7227065)ですが、お値段は高め。夜景が綺麗で、雰囲気が良いので、特別なお食事にお勧め。首相の奥様が何かのパーティーを開いたりする、ちょっとセレブな場所です。

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頂上からちょっとはずれたところには、野外劇場もあります。夏になると、様々な演目がここで催されます。雨の降らないギリシャの夏ならではのイベントですね。コンサートやバレエなど、夜風に吹かれながらの鑑賞は、開放的で、とても楽しい思い出になります。でも、ここでのコンサートは、往き来が不便なのが玉に瑕。帰りは深夜になるので、注意が必要です。

ユーロビジョン・ソング・コンテストとサキス・ルバス

02 6月
2009年6月2日

毎年、この時期に行われるヨーロッパの歌の祭典、「ユーロビジョン・ソング・コンテスト」のファイナルが、今年は5月16日(土)、モスクワで行われました。日本では、あまり知名度がないかもしれませんが、ヨーロッパではかなり大きなイベントで、過去に、アバなどのグループを排出したことでも知られています。イギリスやドイツなどの大国は関心度が低いようですが、大半の国にとっては自国の宣伝に大変有効なので、力も入ります。それもそのはず、優勝した国が、次回の開催国になるからです。政治的に利用されているという批判や、出場国に対する疑問もありますが、今回は54回目、42ヶ国が参加しました。

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予選で20ヶ国に絞られ、ファイナルでは、ノルウェー代表のアレクサンダー・ルイバク(Alexander Rybak)の「Fairytale」が、テレビでの視聴者投票と審査員投票の結果、他を大幅に引き離し、圧倒的な得票数で優勝しました。ちなみに、2位はアイスランド、3位はアゼルバイジャン。(上の写真は、第3位までの面々)ハリーポッター似のキュートな若者がバイオリンを弾きながら歌うその歌は前評判も高く、確かに、耳に残りやすい明るくポップなリズム。今、ギリシャでも、ラジオをつければ、しょっちゅうこの曲が流れてきます。一方、期待されていたギリシャは、残念ながら7位に終わりました。

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このユーロビジョン、今回、ギリシャ代表で参加したのは、ギリシャのキムタク?(と私が勝手に呼んでいるだけですが)「サキス・ルバス」です。彼は、ケルキラ島(コルフ)生まれ、以前は体操選手という経歴もあり、筋肉質の鍛えられた肉体、その跳躍力やバランス感覚を生かした抜群のダンス、また、並はずれた端正な顔立ちとルックスで、1991年のデビュー以来、多くの女性ファンを魅了し続けています。今まで数々のヒットアルバムを出して多くの賞を受賞。海外遠征、他の大御所との共演、映画主演、CM出演など、とにかく、ギリシャの芸能界をいつもにぎわしている大スターです。2004年のアテネオリンピックでは、閉会式で歌と踊りを披露しました。
ギリシャは、2005年のユーロビジョンで見事に優勝したので、2006年の開催国になったのですが、その時はこのサキスが司会進行役を務め、ミーハーな私も、リハーサルを見学に行ったりしたものです。

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実は、今回の彼のユーロビジョン・ソング・コンテスト出場は2回目。1回目は、2004年「Shake it!」というダンスナンバーで、見事に3位に輝きました。そして、今回は「This is our night」という曲で再挑戦、参加各国にも随分プロモーションツアーで周り、もっと上位を狙ったのですが・・・残念ながら、数々の強敵を相手に、7位に終わりました。それでも、42ヶ国中の7位なら、たいしたものですよね。美形故のスキャンダル、アジア女性との噂、など、色々と取りざたされたこともありますが、最近では結婚して女の子の赤ちゃんが生まれ、ちょっと落ち着いてきた感じでしょうか。とにかく、マスコミ露出度が大きいので、ギリシャに来たら、雑誌の表紙や、新聞、ポスター、テレビ、CD屋さんの店先で、彼の顔を見かけるかもしれません。

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