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憧れのエーゲ海クルーズ(その2)

21 9月
2009年9月21日

前回からの続きです。
3)言葉の問題は?
言語は、私が行った時は日本人スタッフが乗船していましたし、日本語のアナウンスもありました。船内ニュースも日本語版があるので安心です。レストランなどでは、簡単な英語ができれば大丈夫。夜のフルコースの食事の時メニューを選んだり、飲み物を注文する時は、英語は必要です。
寄港地でのオプションは、日本語ツアーはありませんでしたが、英語・フランス語・スペイン語・ギリシャ語、などがありました。

4)船は揺れる?船酔いが心配。
これは、本当に天気次第です。いくら大型船で揺れは少ないと言っても、海が荒れればかなり揺れるそうです。天候が悪いと、予定が遅れたり、危険だという理由で寄港地に上陸できない場合もあるそうです。幸い、私が行った時は、船が動いているのか止まっているのかも、風景を見なければ分からないほど安定していましたが、天候が悪い時に乗った人は、ひどい揺れに耐えられず、最初の寄港地のミコノス(写真下)でクルーズを放棄し、自費でアテネにとんぼ帰りしたそうです。旅にリスクはつきもの・・とはいっても、それは残念ですね。

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5)食事は?
世界各国からの観光客が集まるため、基本的に食事は無国籍。といっても、やはりギリシャらしいものも含まれています。朝と昼はビュッフェ。食べる場所も、2カ所のレストランとプールサイドがあり、なかなか充実しています。

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昼は、プールサイドでハンバーガーやホットドッグ、ピザ、タコス、パスタなど、軽食を楽しめます。昼食が終わったと思ったら、消化もしないうちに(!?)ティータイム。コーヒーやお茶とともに、ケーキやサンドイッチのビュッフェがあるので、ご飯代わりにもなります。
2日目、3日目の夕食はフルコース。前菜、スープ、サラダ、メイン、デザートまで、それぞれ好きなものを選んで注文するコース。ベジタリアンメニューもあります。下の写真は、フルコースを頂くメインレストランです。

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全般的なお味の方は・・・私と旦那だけの意見では、中の上??個人的にちょっと残念だったのは・・・中国人スタッフがたくさん乗務していたのに、中華料理は無し。ビュッフェに1―2品位、中華を入れても良いのになあと思いました。
ちなみに、船内にはアルコールの持ち込みは禁止で、ミネラルウォーターや別オーダーの飲み物代は別料金になります。

6)服装は?ドレスコード(服装の規則)はある?
とてもカジュアルなクルーズなので、ほとんど服装は普段通りでOK。でも、夕食時は、男性は半ズボン不可、レストランは水着禁止、程度の規則はあります。夕食時は、ドレスアップしても浮かないし、かといって、普通の格好でも気後れしない感じ。どちらでも良い雰囲気なので、気が楽でした。下の写真は、ナイトショーの歌に合わせて踊る人たちですが、カジュアルですよね?でも、これは、船によって違うと思うので、ちょっとした正装も1着は持参しておいた方が良いかも知れません。

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7)支払いやチップは?
船内ではお金を持ち歩かないで済むように、最初に船上口座を開きます。実際には、クレジットカードの登録か、現金のディポジット(預け入れ金)を行います。その後は、ルームナンバーだけで船内の会計はすみ、クルーズ最後に部屋に請求書が届きます。これは、このクルーズ会社だけのシステムなのか、他社もそうなのか、分かりませんが・・・ちょっと注意が必要です。請求書に、チップの代金(大人一人当たり、1日8ユーロ)が、あらかじめ含まれているのです。ということは、良くチェックしなければ、自動的に、うちは大人2人の3日間で、48ユーロもチップを払うことになってしまいます。チップというのは、相手から要求される物でもないし、額を指定されるのも変なので、請求書にあらかじめ入っているというシステムに疑問を感じますが、会社側も、チップの額は変更自由、ということは言っています。ということで、チップの額を変更したい人、または、個人的に払いたい人は、このチップ額の変更願(チップ額を0にすることも可能)を書いて提出しないといけないのです。恥ずかしがる必要はありません。ちなみに、うちは、請求書のチップ額を0にし、掃除をしてくれたメイドさんが良い人だったので、その人に個人的に渡しました。このシステムは、個人旅行の人だけのものかもしれません。グループツアーの方は、また、別の規程があるかもしれませんので、そちらに従って下さい。

8)寄港地の様子は?
ミコノス島、ロドス島、パトモス島、トルコのクシャダシについては、また、次回以降の記事にアップします。

今回ご紹介したルイス・クルーズ社の他にも、リーズナブルな価格設定のイージー・クルーズ、エーゲ海専門のゴールデン・スター・クルーズなど、別のクルーズ会社もありますので、ギリシャの思い出に、エーゲ海クルーズをご検討されてはいかがでしょうか。

憧れのエーゲ海クルーズ(その1) 

19 9月
2009年9月19日

「エーゲ海」・・・その言葉の放つ魅惑的な響きとイメージは、人を夢と空想の世界へいざないます。紺碧のエーゲ海に浮かぶ島々を回りながら過ごす優雅なクルーズと言えば、一生に一度は経験したいと思う方も多いのではないでしょうか?でも、「値段が高い?船酔いは?食事は?言葉は?ドレスコード(服装)は?」など、色々な疑問や不安もありますよね。

実は、私もギリシャに長く住んでいるのに、なんとなくクルーズというと高すぎて手の届かないイメージがあって敬遠していたのですが、この夏、初めて3泊4日のお手軽クルーズをしてきましたので、皆さんがお持ちではないかと思う疑問について、体験談をご紹介します。私の経験による独断ですが、ご参考になればと思います。

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1)値段は高い?
今回のクルーズは、キプロスのルイス・クルーズ社が運航するもの。ルイス社は、ギリシャのピレウスやイタリアのジェノバなど4港を拠点に、エーゲ海・地中海クルーズを運航し、短期から長期クルーズまで、多彩な日程とコースがあります。私が乗ったクルーズは、ミコノス島、ロドス島、パトモス島、トルコのクシャダシを巡るショートクルーズ。ルイス社保有の客船11隻のうち、今回の船はアクアマリン。フィンランド製23トンの中古船で、最大乗客数は1200名ほど。内装は、華美な豪華客船というイメージはあまりなく、気軽に利用できます。値段は、時期、キャビン(部屋)の広さや場所、種類によってかなり幅があるようですが、我が家は「1家4人が一部屋に眠れれば良い」ということで、窓なし、シャワーとトイレ、二段ベッドとダブルベッド付きの質素なキャビン。床のフリースペースは一畳ほどしかないので、かなりきつい印象ですが、引き出しやクローゼットが充実しているので、スーツケースから物を出して整理整頓すれば大丈夫。この安いキャビン(部屋)なら、クルーズ料金にホテル代、全食事代、交通費、船内アクティビティー代が含まれていると思えば、普通に旅行するのと変わりないような値段です。下の写真は、窓付きツインのキャビンです。

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はじめは基本料金の安さに逆にびっくりした位なのですが、それほど人生は甘くありません。高いのは寄港地のオプショナルツアー。限られた時間で効率良く回るために、かなり高い料金設定で、このオプションのツアーだけで、家族4名で400ユーロ近くかかりました(涙)。これでも、全部のオプションを申し込んだわけではなく、フルで申し込めば、倍くらいかかります。でも、船に乗り遅れる心配はないし、タクシーの値段交渉をしたり、観光名所を探し回ったり迷ったり・・・という時間と労力を考えれば、ガイドの説明もついているし、仕方ないですね。

総合的に見れば、クルーズ会社・旅行時期・オプショナルツアーの選択・キャビンのレベルにもよりますが、3泊で4カ所も行ける効率の良さ、全食事付き、宿泊費、交通費、娯楽費込みと考えれば、値段は、決して高くはないと思います。

2)スケジュールは?退屈?それとも慌ただしい?
金曜日の午前11時に、アテネ市内から30分ほど離れたピレウス港出航で、翌月曜日の早朝に帰還する、下記のような3泊4日の日程。
金曜日 11:00 ピレウス港出航 18:00~22:00 ミコノス島
土曜日 9:30~19:30 ロドス島
日曜日 6:30~10:00 パトモス島   14:00~18:00 トルコ クシャダシ
月曜日 7:00 ピレウス港到着

3日間で4カ所も寄港するので、はっきり言うとかなり慌ただしく、優雅にゆっくりしている暇はありません(笑)。というか、数ある選択をあれもこれも・・とこなそうとすると、大変です。何かを諦める気があれば、もちろんゆっくりできますが・・・3度の食事の他に、ティータイム、様々な船内イベント(ギリシャ語講座、ギリシャダンス体験(下の写真)、ゲーム、料理実演、ナイトショーなど)、夜のスナックタイムまであるのです。

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船内にはプールやカジノ、サウナやマッサージ(別料金)、エステ(別料金)、ショップ、インターネットコーナー(別料金)、子供のプレイルームもありますし、ミコノス島やパトモス島には、ボートに乗り換えてのピストン輸送とういうこともあり、順番待ちの時間もかかります。毎日配られる船内ニュースで、スケジュールや注意事項を確認しておくのは必須。避難訓練、重要事項の説明会があったり、下船手順やイベント情報、寄港地のガイド的説明や地図・・・など、ちゃんと目を通しておかないと、痛い目に遭います。ちなみに、オプションを申し込まなかった我が家の旦那と子供は、早朝寄港地パトモス島へのボートの最終乗船時間を確認しなかったために、島に上陸できませんでした・・・・
私はといえば、夜まで体力が続かず疲れ果て、見たかったナイトショーを見逃しました(涙)。そして、プールサイドで優雅に読書でもしようと持って行った本など、一文字も読みませんでした(笑)。

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(次回に続く)

海水浴はギリシャの健康法

11 9月
2009年9月11日

ギリシャの夏は、まだまだ続きます。学校の新学期が9月中旬ということもあって、夏休みモードも長いです。
3ヶ月もある夏休み。でも、日中は公園など暑すぎて行けないし、家にこもりきりでも息が詰まるし・・・アテネ市内に住んでいると、子供を遊ばせるには海に行くしかない感じです。
でも、我が家は車がないので、子供2人を連れて海水浴に行くのはかなり大変。そんな我が家の救世主は・・・・地元の旅行会社が夏限定で運行させる、海水浴用のビーチ直行バス。毎日運行、朝便と夕方便がある日もあり、往復6ユーロで、片道1時間程度のアテネ近郊ビーチに連れて行ってくれ、3時間のフリータイムの後、また同じバスで帰還。電話一本の予約で家の近くで拾ってくれるし、席取りの心配もなく、時間の遅れもなく、快適楽々。海風に吹かれて、昼から飲んでも大丈夫ですしね(笑)。

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でも、このバスを利用し始めてちょっと不思議に思ったのは・・・なぜか、利用者は高齢者ばかり・・・それも、お婆さんが多い・・・日本では、海水浴というと若者(&青春!)という華やいだイメージがあった私には意外でした。子供連れの外国人の私は、完全に浮いた存在です。なぜ??と思って聞いてみたら、ギリシャでは、海水浴は「様々な病気の治療法、健康法、長寿法」だからと聞いて、納得!!そういえば義父母も、足腰が痛いといって医者に行くと、「一夏40回、海に行くこと!」と言われたそうで、義母などは、海が好きでもないのに、「義務」としてイヤイヤ行っていたのを思い出しました(苦笑)。子供も、夏、海水浴をたくさんさせると、その冬は風邪を引かないと言われます。これは、きれいな海に囲まれたギリシャならではのセラピーですよね。汚染された海に囲まれた日本ではあり得ない・・・

そういうわけで、ギリシャのビーチには、よぼよぼのお爺さんとかお婆さんも良く見かけます。そして、波にプカプカ浮いているのです。皆さん、健康のために来ていたんですね・・・ギリシャにとって、海は本当に大切な、かけがえのない宝です。紺碧の海に惹かれて観光客が集まり、経済を助け、国民の病まで治してくれるとは、なんと偉大な母なる海でしょう!

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余談ですが、良く行くビーチの周りには、産地直送の八百屋さんがトラックで来ており、この時期の我が家の楽しみは、産直のイチジクを買って帰ること。イチジクは8月限定の果物で、本当においしくて栄養があるのでお勧めです。なんと、このイチジクの初物が出た時、まだ値段は高かったのですが、喜びいさんで買ってビーチの椅子においておいたら・・・なんと・・・盗まれました(涙)。ショック!!他に、お財布などもあったのに、なぜかイチジクだけが盗まれ、初物イチジクの貴重さを思い知らされました。(海水浴の帰りだと、もう売り切れていることが多いので、先に買っておいたのでした。)
そのイチジクの季節も、もうすぐ終わり。でも、生でなくても、乾燥イチジクも滋味あふれておいしく、ギリシャ土産としてもお勧めです!

ギリシャ 滞在型のバカンス

04 9月
2009年9月4日

夏休み、日本人の方の休暇は、せいぜい10日位でしょうか。2週間もとると、周囲の目も気になるかもしれませんね。

ギリシャでは、大人の夏休みは、だいたい2週間から1ヶ月位。学校は、なんと宿題もなしで3ヶ月もお休みなので、子供はのびのびです。自営業、自由業の人など、8月一杯は休業のことも多く、別荘(かなりの人が別荘を持っています!)に行ったり、田舎に帰ったり、島に長期旅行に行ったり、近場でちょこちょこ海に行ったり・・とそれぞれの過ごし方で、夏を楽しみます。

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我が家の場合は、小さい子供連れなので、一カ所で長期滞在。ギリシャでは、ファミリー向けの大型ホテルが充実しています。クレタ島にあるカリメーラ・クリティ ホテルは、クレタ島北東部のSissiという場所にあります。日本人はほとんど見かけず、イギリス、ドイツ、北欧などのヨーロッパ諸国から家族連れがたくさん訪れ、リピーターも多いです。

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コテージのような建物が点在するビレッジになっており、プライベートビーチ、いくつもの屋外プール、室内プール、子供用プールと保育施設、自転車の貸し出し、サッカー場、テニスコート、パターゴルフ、卓球場、ビリヤード場、野外映画館、ジャズやクラシックのミニコンサートやイベント、ディスコ、ギリシャダンスの夕べ、レストラン・バー、洞窟カフェなど、ホテルの敷地内で、家族全員が安心して楽しめるようになっています。

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朝も夜も充実のビュッフェで、夜はビュッフェの他に日替わりのメイン料理が選べます。ハイビスカスや南国の花が咲き乱れ、手入れの行き届いた庭がとても居心地の良い空間を作っています。

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特に、子供用のプールと施設が充実しているのがファミリーにはありがたいところ。子供の面倒を見てくれるスタッフが常駐していて、プールだけでなく、隣の公園で遊んだり、三輪車に乗ったり、ゲームをしたり、子供用ビデオを見たり、お絵かきをしたり、ポップコーンや綿飴をもらって頬張ったり、ボディーペインティングをしてもらったり、子供同士が友達になったり・・・と、飽きることがありません。

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「Kalimera Kriti Hotel and Village Resort」
72400 Sissi – Lassithi – Crete Greece
Tel: +30 28410 69000
HP: http://www.kalimerakriti.gr

ペロポネソス半島にあるオリンピアンビレッジホテルも、かなり広大な敷地を持った、似たようなファミリー向けホテル施設です。こちらは、自分のコテージの真ん前にプライベートプールがあるような部屋も多く、スパやエステのメニューも充実しています。小さいですが、ウォータースライダーのような施設もあり、子供も大喜び。近くにある、オリンピアの遺跡も見所です。

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「Aldemar Olympian Village」
Skafidia 271 00, Ilia, Greece
Tel.: +30 26210 82 000 & 54 640 Fax: +30 26210 54 647
HP:http://www.aldemarhotels.com/EN_West-Peloponnese-Olympian-Village_Welcome.html

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バカンスとは、フランス語で「空白」という意味もあるらしいですが、このようなホテルでの長期滞在は、まさに心を空っぽにできる貴重な時間です。寝坊して、ゆっくり朝食をとって、海やプールでプカプカ浮いて、プールサイドでいつも読めない本を読んで、昼寝をして、子供と戯れて、夕暮れの海辺を散歩して、おいしい食事とワインを楽しんで、デザートもたっぷり食べて・・・日頃のストレスを洗い流す良い機会です。

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