月別アーカイブ: 1月, 2010

アテネの若者スポット 「ガジ」エリア

26 1月
2010年1月26日

アテネの若者が集まる場所として、最近、脚光を浴びているのが「ガジ」エリアです。
シンタグマからたったの二駅、地下鉄青ラインの新しい駅「ケラミコス」を降りた場所が再開発され、芝生の片側にはカフェがずらっと並び、反対側にはレストラン等が並んでいます。昼も良いですが、夜はまた違った雰囲気になり、活気が出てくるナイトスポットです。

レストラン「Mamacas」は、ミコノス島にも支店がある、おしゃれなギリシャ料理レストラン。白で統一した店構え、店内の内装もおしゃれです。ビュッフェのように、料理された実物を見て注文できるのも便利で、おつまみ系も充実していますが、メインの肉料理などは、かなり値段は高め。
住所:ペルセフォニス 41、ガジ    TEL:210-3464984
www.mamacas.gr

DSCF5501

その並びにある「BUCHER SHOP」は、肉料理専門店。炭火焼きの肉、ソーセージなど、がっつり肉を堪能したい時にお勧めです。
住所:ペルセフォニス 19、ガジ    TEL:210―3413440

DSCF5508

お隣は、同じ系列のシーフードレストラン「SARDELLES」。素材の味を生かしたシンプルな味付けで、その名の示すとおり、いわし料理や、イカなどがお勧めですが、どれも新鮮でおいしいです。
住所:ペルセフォニス 19、ガジ    TEL:210―3478050
www.sardelles.gr

DSCF5510

このシーフードレストランの斜め前にあるのが、アテネ市の施設である「テフノポリス」と呼ばれるイベントエリア。ここは、1857年からガス工場だったところで、その工場の設備や建物をそのまま残したまま再建され、1999年に、広大な敷地を持つ展示場、イベント会場に生まれ変わりました。「ガジ(ギリシャ語でガスの意味)」という街の名前も、この工場に由来しており、そのガス製造施設である煙突や黒いオブジェ風の建物が、この地区のランドマークにもなっています。

DSCF5516

ここでは、絵や彫刻の展覧会、セミナー、ダンス、ファッションショー、コンサート、映画、講演会、などいつも何かのイベントが行われており、最新の文化・情報発信地として、目が離せません。
また、今後、この敷地の中に、ギリシャが誇るソプラノ歌手「マリア・カラス」の記念博物館もできる予定です。

「テフノポリス」
住所:ピレオス 100、ガジ    tel:210-3460981,210-3461589
http://www.cityofathens.gr/en/node/7520

ギリシャ 新年の様子

12 1月
2010年1月12日

今回は、ギリシャの新年の様子をお伝えします。
日本では、クリスマスが終わると一変してお正月モードになりますが、ギリシャでは、12/25から1/6までがドデカイメロと呼ばれる、クリスマスを祝う期間となっています。

まず、1月1日ですが、まず、子供達の大イベントは、クリスマスプレゼントを開けること!サンタクロースの起源は、聖ニコラウスだという説が主流ですが、それぞれの国によって、呼び方も、祝い方も違うのが興味深いです。ギリシャ版のサンタクロースは、4世紀に生まれ、貧しい人を助け、数々の慈善行為をしたことで知られる聖人「アギオス・バシリス」です。ちなみに、アギオス・バシリスは、一般のサンタのイメージとはちょっと違い、細身で病弱、知性的で、様々な著書も残した博識な聖人でした。

DSCF5746

1月1日が「バシリス」のネームデー(ギリシャの暦には、それぞれの名前を祝う日が決められており、誕生日よりも重要視される)であることから、この日にプレゼントを開けることになっています。うちの娘も、朝一番に起き出し(こういう時だけは早起き!)、ツリーの下にプレゼントを見つけて大喜び。子供達は、クリスマス前に、プレゼントのリクエストを手紙に書いたりして、微笑ましい限り。ずっと、このような夢を持ち続けて欲しいです。

新年にはポダリコという儀式があり、新年の一番最初に、家の中に足を踏み入れる人が重用視されます。その人がラッキーで良い人なら、新しい1年はその運にあやかって幸福な年になる・・・というような迷信があるのですね。また、ザクロを玄関口で投げて地面に叩きつけ、割る習慣もあります。飛び散る中身の赤い粒々は、豊饒、富などを象徴しています。地方によっては、ザクロと一緒に石を投げることもあり、その時には「石のように強く、ザクロのように豊饒に」と唱えたりします。
また、玄関のドアには、門松ならぬ、大きなたまねぎを飾ったりもします。このたまねぎは、普通の食用の物とは種類が違い、年末になると花屋さんの店先に並びます。土から掘り出しても、葉や根が伸び続けるという強靱な植物で、これも、強い生命力、健康などを象徴している開運グッズなのですね。

DSCF5806

そして、コインが中に隠された、バシロピタ(新年のケーキ)の切り分けも楽しいイベントです。ピタというのは、ケーキやパンを意味し、バシロピタという名前は、ギリシャ版サンタである「アギオス・バシリス」に由来しています。このケーキも年末からパン屋さんやケーキ屋さんに並びますが、家で焼く人も多いです。丸形のどっしりしたケーキの上に、新年の年号(今年なら2010)が書かれており、それを「キリスト様の分、家の分、家族のメンバーの分・・」と家長が順番に切り分けた時に、自分の分の中に隠されたコインが入っていれば、その人に運が訪れると言われています。このバシロピタの切り分けは、家庭だけでなく、会社などでも良く行われます。

DSCF5841

こうしてみると、新年の幸福、繁栄、開運を願う気持ちは、どこの国も同じですね。

そして、1/6は「顕現祭」。キリストがヨルダン川で洗礼を受けたことを記念する重要な祝日で、ギリシャ語では、セオファニア、エピファニア、フォタ、などと呼ばれています。この日は、ギリシャの各地で聖水式が行われ、教会内で浄められた水(聖水)が信徒に配られます。また、ギリシャ正教の聖職者が海、川、池、プール・・・など水のあるところに訪れて儀式を行い、水の中に投げ入れた十字架を、人々が競争して泳いで探します。今年は、娘の通っている水泳教室のプールに行ってきましたが、子供達が一斉にプールに飛び込み、一生懸命に十字架を探す姿は力強く、清々しいものがあります。

DSCF5891

こうして2週間の冬休みも終わり、1/8から、学校は新学期。また、いつもの生活が始まります。

ギリシャ年末の天使の歌声「カランダ」

07 1月
2010年1月7日

ギリシャの年末には、子供達が「カランダ」という歌を歌う習慣があります。「クリスマスのカランダ」は、クリスマス・キャロルのことで、キリストの誕生を祝う喜びの言葉がつづられていて、トライアングルをたたきながら、何度も何度も、延々と同じ節回しで歌うのが特徴的です。
旧約聖書の預言通り、へロデ王の統治時代にキリストは降誕しました。東方の三博士が星の導きによってベツレヘムの馬小屋にたどりつき、マリア様から生まれた救い主、キリストの誕生のお祝いに、黄金・乳香・没薬を捧げたと聖書に書かれています。この場面をモチーフにしたクリスマスの飾りは至る所で見られ、子供が幼稚園で工作を作ったり、このストーリーで演劇をしたり、この時期には欠かせないものとなっています。

DSCF5734

うちの子供達も、そろそろ歌を覚えられる年齢になり、今年はおじいちゃんから「カランダ」のリクエストがありました。孫の成長が一番のクリスマスプレゼントとなると考え、私も必死に練習につきあいましたが、歌詞が古いギリシャ語で難解なため、覚えるのが大変!トライアングルを叩くと歌詞を忘れたり、歌に集中するとトライアングルを忘れたり・・となかなかうまくいきません。節が似通っているのでどこまで歌ったか忘れたり、他の曲と混乱してしまったり。人前で歌うのも勇気がいるようです。

DSCF5758

でも、一方、子供達にとっては、やりがいもあるのです。「カランダ」は、実は、子供達にとっては、絶好のお小遣い稼ぎのチャンス!色んな家を次々と回って玄関口で「カランダ」を歌うと、大人達はお小遣いをあげることになっているからです。強者は、クリスマスイブの前日から始めたり(反則ですね!)、100ユーロ以上も稼いだりもします。子供に優しいギリシャ人のこと、つい、天使の歌声に、財布の紐がゆるくなるのですね。子供達同士の情報交換もあるらしく、「あの家の人は、お小遣いをはずんでくれる」と聞くと、そこにたくさん押しかけたり(笑)。
ただ、子供だけで知らない家を回るのは危険なので、大人がつきそったり、知人の家だけ回るなど、注意は必要です。

DSCF5741

この「カランダ」ですが、クリスマスイブと、大晦日と、2回歌う習慣があります。大晦日に歌う「新年のカランダ」は、新年を祝い、キリストを祝福し、アギオス・バシリスというギリシャ版のサンタが来る喜びを歌っています。

アテネ中心部のクリスマス風景

05 1月
2010年1月5日

今回は、アテネの中心部で見られる、クリスマスの雰囲気をお伝えしましょう。
去年の年末は、暴動が起こってシンタグマ広場のツリーが放火されたり、街中が破壊されたりしたことが嘘のような、今年は穏やかなクリスマスです。本当に、平和のありがたみを実感します。
家族そろって、のんびり街を散歩できることが、「当たり前ではない」幸せなのだということが、分かりました。

さて、今年のシンタグマのクリスマスツリーは、ちょっと色彩的に地味な印象ですが、本物の樹木からできています。小さいツリーをたくさん集めてつなげ、大きなツリーを作ってあり、噂によると、クリスマス後は、どこかに植林する予定だとか・・・夏の山火事で沢山の木を失ったギリシャなので、エコや自然保護の観点からもとても良い案ですね。

DSCF5577

シンタグマ広場は、また去年のような騒ぎが起こるのを警戒してか、他に何もありませんが、近くの国立庭園には、こんな可愛いクリスマスの家が建っていて、ギリシャのクリスマスにつきものの、カリカンザロスと呼ばれる木の妖精や、サンタにも出会えます。

DSCF5694

入り口で地図をもらい、スタンプを押してもらいながら、お伽の国の森を散歩してみて下さいね。それぞれの家で、子供が顔にボディーペインティングしてもらったり、クリスマスの工作をしたり、サンタの家を訪れてサンタと一緒に写真を撮ったり、願い事を書いてカードを作ったり、クリスマスの劇を見たり・・・と、子供連れの方にはお勧めです。

DSCF5671

この庭園は、昔はギリシャ王室の庭だったところで、世界各国から色々な植物や木が集められており、緑がとても豊か。今では一般開放され、市民の憩いの場となっています。小さい動物園やカメ池、遊具の充実した公園、子供用の図書館、カフェなんかもありますよ。(1/6まで  10:00~17:00)

さて、そのすぐ隣にあるザピオン庭園では、メリーゴーランドが無料で乗れます!白いツリーの両側には、エスキモーの家のようなドームが二つあり、クリスマスの劇や、音楽を楽しむことができます。楽器のドームに入ってみましたが、色んな楽器を子供達が自由に触れられ、音楽と楽器を楽しむイベントが行われています。(1/6まで 10:00~21:00、イベントは、ほぼ30分ごと)

DSCF5711

また、この時期に旅行される方のために、一般のお店などの営業日ですが、下記の日は休みとなります。
12/25(金)、26(土)、27(日)、 1/1(金)、2(土)、3(日)、6(水)休業

Copyright© 2017 ギリシャ情報 All Rights Reserved.