宮廷画家の展覧会

11 2月
2011年2月11日
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フィレンツェ中心街、ドゥオモからも歩いて3分ほどの場所に、パラッツォ・ストロッツィ(ストロッツィ宮殿)があります。
かつてはフィレンツェの有力貴族だったストロッツィ家の住居で、現在は様々な催し物や展覧会などに使われています。
昨年9月からこのストロッツィ宮殿で開かれていた「ブロンヅィーノ展」に行ってきました。

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こちらが入り口。
会期の最後の一週間は夜も23時まで会館しているというので、平日夜に行ってみたのですが・・・長蛇の列。
もっと早くに観に来て居ればゆっくり観られたんでしょうけど、みんな考えることは同じ。
終了ギリギリになって飛び込む私のような人が多いので、この時期はどの時間も大混雑なんだそうです。

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オーディオガイドを借りようと思って列に並んでいると、貸し出し所で働いていたのはちょうどこの展覧会を薦めてくれた友人でした。
「オーディオガイド借りるの?あ、でもちょっと待って。あと5分したら私たちの仲間がガイドをして、詳しい説明付きで展覧会を回ることになってるのよ。予約制なんだけど、特別に入れてあげる!」
とのこと。
さすがコネの国、イタリア。
イタリアで持つべきものは、やはり友!
ガイドはイタリア語のみですが、やっぱり機械が一方的に喋るのを聞くよりも、人間がゆっくりと説明してくれた方が面白いに決まってます。
イヤホンを受け取って、ツアーの参加者に混ぜてもらうことにしました。

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こちらは併設されていた写真展のパンフレットです。
展覧会の中は写真撮影禁止だったので、今回はいい写真がなくてごめんなさい。

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展覧会の写真は撮れませんでしたが、その代わりに展覧会の後散歩した、夜のフィレンツェの写真です。

さて、ブロンヅィーノという名前は日本ではあまり有名ではありませんが、メディチ家の宮廷画家として活躍したと言えば、「ひょっとしてあの絵・・・」と思い当たる人もいるかもしれませんね。
かつてフィレンツェを支配した強力な一族、メディチ家。
ブロンヅィーノは彼らの面影を今に残す、沢山の肖像画を描きました。

ブロンヅィーノの本名はちょっとややこしい、アーニョロ・ディ・コジモ・ディ・マリアーノ・トーリと言います。
どれが名前だか名字だかよくわからくなりそうですが・・・ブロンヅィーノというあだ名は、彼の髪の色が青銅(ブロンゾ)だったからなんだそうです。

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展覧会は彼の師匠であるポントルモの作品などもあり、師弟の絵を見比べることもできるようになっています。
未公開だった作品や、フランスのルーブル美術館から取り寄せた作品などもあり、かなり見応えのある大規模な展示でした。

中でもため息が出そうになるのは、チケットにも印刷されていたメディチ家のお后様「エレオノーラ」の肖像画。
ここで描かれた彼女のドレスの精巧さ、美しさは、とても400年以上の時が経過しているとは信じられないほどです。
この絵に描かれたドレスがあまりにも素晴らしかったため、後日「エレノオーラはこの服を着て埋葬された」など様々な憶測と伝説を呼んだのだとか。

今回私が参加したのは、お喋り上手のガイド共に館内を回る、1時間半ほどのツアーでした。
イタリアでガイドと一緒に美術館を回ったのはこれが初めてでしたが、これなら予約してでも参加する価値があるなぁと納得です。

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