月別アーカイブ: 3月, 2010

イタリアで極上温泉体験

22 3月
2010年3月22日
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日本ではまだあまり知られていませんが、イタリア人は実は温泉が大好き。
ローマ帝国時代にも盛んに共同浴場が建てられ、今でも大きな遺跡が数多く残されているくらいですから、お風呂好きの歴史は私たち日本人にも匹敵するほどなのです。

私もよく温泉(イタリア語では「テルメ」)に出掛けます。
フィレンツェから車で一時間半くらい南東に行ったところに、街の名前にもテルメが付いた、「ラポラーノ・テルメ」という所があります。
トスカーナ地方には沢山の温泉施設がありますが、最近のお気に入りはここラポラーノ・テルメにある「テルメ・サンジョバンニ」です。

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ここは自然の中にありながら設備がよく整っていて、ちょっとセレブな気分が味わえる豪華な温泉。

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見た目はプールみたいですよね。

そう、現代のイタリアでは、温水プールのような形式が一般的で、入浴者は水着を着て入るものなのです。
でも中身はれっきとした温泉。周囲にはかすかに硫黄の匂いが漂っています。
水面下に沈殿している泥は、カルシウムと重曹成分。
これを肌に塗ってしばらく放置し、よく乾かしてから洗い流すと、余計な油分やニキビを取り除いてツルツル肌にしてくれる効果ありです。
天然の泥パックが、なんと全身使いたい放題!!

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イタリアの温泉は日本に比べて37℃程度とぬるめ。
この日はとても寒い日だったので屋外にはほとんど人がいませんでしたが、ちゃんと屋内プールも用意されています。
水着を着ているので、もちろん男女混浴。
ほとんどの人はバスローブを持参していて、お湯から上がるとさっと体を包んで水気を拭き取ります。

ここで一日中、ダラダラとお湯に浸かって過ごすのがイタリア流・テルメの楽しみ方。
お湯に飽きたら寝椅子に寝ころんで本を読んだり、軽食を食べたり。
暖かい季節になったら庭にある寝椅子やパラソルの下で、太陽を浴びてのんびり昼寝なんかもいいかもしれません。
雄大な景色を見ながら魚のようにぷかぷかお湯に浮かんで、リラックスタイム。あぁ、極楽~。

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水着姿のまま利用できる、ちょっとモダンな雰囲気のバールも併設されています。

私の冬のオススメは、温かいジャスミンティーにリンゴタルト。
イタリアにはこういうゆっくり座ってお茶できるバールが、意外と少ないんですよね。
土曜日は深夜24時まで営業していて、夕食付きのチケットまであるんですよ。

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夕暮れのテラス席。
さて、平日は19時までなのでそろそろ退散の時間です。
日本では考えられないことですが、この温泉では閉館時間になると全部の客を追い出してきっちり鍵を掛けてしまうんです。
ちょっと着替えやシャワーに手間取っていたりすると、すぐに係員がやってきて「もう閉めますよー。早くしてください!」とせかされます。
従業員も、早く帰りたいのがバレバレ(苦笑)
最後に慌ただしくするとせっかくのセレブ気分が台無しなので、閉館前は余裕をもって早めに着替えるのが、極上温泉を楽しむ秘訣です。

TERME SAN GIOVANNI
Tel.0039 0577 724030
www.TERMESANGIOVANNI.IT

父の日のお菓子

17 3月
2010年3月17日
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今年のカルネヴァーレは、「太っちょの火曜日」と呼ばれる2月16日で幕を閉じました。

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もともとキリスト教には、イースター(復活祭)まで肉食を禁じる断食の期間というのがあります。
カルネヴァーレとは、この断食の前にお腹いっぱい肉を食べて、欲望のままに好きなことをしよう!という喜びのお祭り。
ヴェネツィアでよく見られるように仮面を付ける習慣があるのは、どれだけ好き勝手なことをしても恥ずかしくないようにという、配慮だったんですね(汗) 続きを読む →

何でもありのお祭り、カルネヴァーレ

12 3月
2010年3月12日
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2月、イタリアはカルネヴァーレ(謝肉祭・カーニバル)の季節です。
イタリアのカルネヴァーレといえばヴェネツィアが世界的に有名ですが、その他にもこの時期はどの地域でも大小様々なイベントが開かれます。

その中の一つ、フィレンツェから車で一時間半ほどの距離にある小さな街フォイアーノのお祭りに行ってきました。

街の入り口で入場料を払って中に入ると、早速ブラスバンドの演奏とチアリーダーたちがお出迎え。
大人も子供も、思い思いの仮装をしています。 続きを読む →

街にトラムがやって来た!

09 3月
2010年3月9日
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車が大好きなイタリア人。ほんのちょっとの移動にも車を使うので、街はいつでも大渋滞です。
そんな状況を少しでも改善しようと新しく計画されたトラム(路面電車)が、長い長い工事期間を経てようやく開通しました!!
計画が立てられた時から賛否両論あり、もう永遠に終わらないんじゃないかと思われるくらい、長かった工事。
延期に延期を重ねて予定から遅れることはや数年(!?)、フィレンツェ市民は期待と不安と懐疑心でいっぱいになりながらこの日を待ってきました。

待ちくたびれた市民へのせめてものお詫びなのか、最初の一週間はなんとチケット不要、完全無料サービスです。
それならば、とミーハー魂を出して早速トラムに乗ってきました。

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こちらが、私が利用した「ポルタ・プラート」駅。

このあたりはホテルなど観光客向けの施設も多いんですが、中心街までは歩くと少し距離があるところ。
トラムの開通で、宿泊客の駅までの移動がぐっと楽になるはずです。

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き、来た~!!感動の瞬間です。

今回開通したのは、郊外の「スカンディッチ」地区から、サンタ・マリア・ノヴェッラ(フィレンツェ中央)駅を結ぶ路線。
スカンディッチはかつてフィレンツェのベッドタウンとして知られていましたが、最近では大きな市場が開かれたり大型のショッピングセンターができたりして、活気の出てきた地域です。

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無料でトラム体験をしようと駆けつけた市民で、トラムは大混雑!

この日は無料期間最後の土曜日だったので、小さな子供を連れた家族も沢山いました。
みんな待ちに待ったトラムに、興味津々。

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人が乗車する前のトラム内部。
白とブルーを基調にしたシンプルなデザインで、段差が少なく乗り降りが楽です。

切符はバスと共通で、街のタバッキなどで買うことができます。
一回券は1ユーロ20セント、四回券は4ユーロ50セントで、どちらも一度使った券は70分間乗り降り自由です。

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ドアの横に、この黄色い機械が設置されています。
この日はタダなので誰も使っていませんでしたが、買った切符はこの機械の差し込み口に入れて自分で刻印をします。
穴に入れた後、「ジャッ」と機械音がしたら刻印完了。その日の日付と時間が刻まれます。
この作業をうっかり忘れてしまうと、たとえ切符を持っていても罰金の対象となるので要注意!
時々見回りの人がやって来て、ちゃんと刻印された切符を持っているかチェックされます。

この日、終点スカンディッチ駅で折り返したトラムが、停車したまま動かなくなりました。
作業員さんが慌てて修理を始めましたが、結局30分近い遅延に(汗)
それでも特に騒ぐこともなく、「やっぱりねぇ」なんて言いながらのんびり次の発車を待つイタリア人たち。
さすが、バスや電車の遅刻には慣れたものです。

まだまだお試し期間という感じのトラムでしたが、これから状況が落ち着けば、市民や観光客の便利な足になってくれそうです。

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