月別アーカイブ: 7月, 2010

イタリアで指圧試験!?

12 7月
2010年7月12日
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毎年この時期になると、私が楽しみにしているイベントがあります。
「centro diffusione Shiatsu」という指圧講座の、年度末試験です。

日本発祥のマッサージである指圧、実はイタリアでも人気があります。
私は正式な生徒ではありませんが、生徒やマエストロたちの人柄に惹かれて顔を出すうちに、いつの間にかグループの仲間入りをしていました。

この講座では指圧テクニックの他に東洋医学も学び、一年ごとに進級試験、三年生の卒業試験に合格すると、指圧師として仕事をしても良いことになっています。

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こちらが今年の試験会場。
みんなが緊張する試験だからこそ、街から離れた気持ちのいい場所で、思い切り楽しくやろう!というのが、私たちのマエストロであるブルーノ氏の考えです。

そのため、毎年進級試験は田舎の素敵なアグリツーリズモや仲間の家などを借りて、盛大な昼食会も兼ねて行われます。

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実技の試験が始まりました。
出張指圧をする時に使っているビニールシートやマットレスを敷いて、一人一人マッサージしていきます。

この日は幸い天気が良かったので、木陰に寝転がるのがとっても気持ちいい!
生徒たちが真剣に試験を受けている間、私は卒業生に指圧をしてもらったりして、極楽気分を味わいました。

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口頭試験で東洋医学の知識を確認した後、進級証書の授与です。
今年は卒業する生徒はいませんでしたが、みんな無事に次の学年に進むことができました。

さて、無事進級を果たした生徒たち、「ここからは思いっきり楽しむぞー!」といざメインイベントである昼食会場へ。

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ちょっとブレてますが、このヒゲのおじさんが私たちの指圧マエストロのブルーノ氏。
日本人の師匠についてもう30年以上も、指圧を続けてきた大先生です。
ジョークが大好きでいつも笑っているブルーノのおかげで、指圧講座には自然と楽しい仲間が集まります。

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アグリツーリズモのご主人も一緒になって乾杯して、お腹いっぱい美味しい料理をいただきました。
緊張から解き放たれた生徒たちはますます元気になるし、講師陣や卒業生たちもみんな一緒になって盛り上がります。
誰かが持ってきた巨大ケーキを切り分ける頃には、みんなもうお腹いっぱい。

食後は、「く、苦しい~!もう食べられないよ~!」なんて、指圧マットに倒れ込む人続出です。

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何年も一緒に指圧を学んできた仲間たち。
今では講師や生徒の枠を越えてすっかり仲良しになっています。
腹ごなしをした後は、水着姿になって日焼けをする者、木陰で昼寝する者、踊り出す者、歌い出す者、併設されている施設で馬に乗る者など、みんなリラックスして今日という日を思い切り楽しみました。

来年も、このメンバーでまた集まれたらいいなぁ。
日本とはまた違った雰囲気の指圧を味わった、素敵な一日でした。

フィレンツェで観るワールドカップ

08 7月
2010年7月8日
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イタリアはサッカー大国。
イタリア人が地元サッカーチームを応援する時の熱の入り方には、ちょっと驚かされるものがあります。
男性陣のほとんどはサッカー経験者だし、人が集まれば必ずサッカーの話題が出ると言っても過言ではありません。

さて、そんな国民的スポーツであるサッカーの、更にワールドカップともなれば、イタリア全土が興奮するのも無理はないこと。
私は普段は特にスポーツに興味がなく、地元フィレンツェチームの試合もほとんど見たことがないんですが、このところ周りの熱に影響されてにわかサッカーファンになっています。

もちろん、第一に応援するのは日本!
そして同じくらい気持ちを込めて応援するのが、イタリアです。

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6月14日、日本対カメルーンの試合が無事に日本勝利に終わったことを確かめてから、イタリア戦の観戦に出かけてきました。
左の方に、夕日に映えるダビデ像がわかるでしょうか?
そう、ここは観光地としても有名なピアッツァ・ミケランジェロ。
ワールドカップイタリア戦のために、巨大スクリーンが用意されたと聞いて観に行きました。

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ご覧の通り、会場には沢山の人!
しかしこの巨大スクリーン、なんとインターネット回線を使用していて、試合開始と共に回線が混み合ってしまったのか、映像が止まったまま何も動かなくなってしまったんです!
そんなぁ~。。。

集まった人たちはがっかりして、ブーイングの嵐です。
私たちはさっさとこの場所に見切りをつけて、アルノ河添いのピアッツァ・ポンジに移動することにしました。
ミケランジェロ広場からならフィレンツェ全体が見渡せて、せっかく素敵なロケーションだったのに、本当に残念!!

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ここにも大きなスクリーンが用意されていると聞いたんですが・・・ピアッツァ・ポンジはすでに満員御礼状態で、人の頭しか見えない。
しょうがない、ここも潔く諦めて次へ向かいます!

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こちら、サンタンブロージョ市場の向かいにある、イベント広場です。
サッカー観戦難民になること約一時間、前半戦が終了したところでようやく落ち着いた場所にたどり着くことができました。

人は多いんですが、スクリーンが二つあることと、試合中も併設されているバールやレストランに移動する人が多いので、何とか観戦することができます。

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子供たちがミニサッカーゲームで遊んでいました。
大きな広場なので、サッカーにあまり興味がない人たちはスクリーン前から離れ、ビール片手にお喋りに花を咲かせたり、ミニゲームで遊んだり。
試合も1-1とまったりぎみだったし、広場全体の雰囲気ものんびりと夏の夜を楽しむような感じでした。

試合の後は応援で火照った体を冷やしながら、ジェラート片手に市内を散歩。
多くのイタリア人にとっては、ワールドカップもこうやって夏の外出を楽しむ一つの口実なのかな?
手に汗握るお祭り騒ぎは、まだしばらく続きます。

大乱闘のフィレンツェ、古式サッカー

02 7月
2010年7月2日
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サン・ジョバンニの祝日のメインイベントは、サンタクローチェ広場で行われるカルチョ・ストーリコ(古式サッカー)でしょう。
行列に参加していた友人が観覧チケットをプレゼントしてくれたので、運良く日陰の特等席で観ることができました。

この日のために広場には砂が運び込まれ、巨大な特設会場が設置されます。

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教会前の客席は、ご覧の通りの満席。
まずは古式サッカーの前に、先ほど街を歩き回っていた中世の衣装を着た人々が集まり、パフォーマンスを行います。

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パフォーマー、全員集合!
こうやって全員が一カ所に集まると、なかなか見応えがあります。
新しい集団が入場するたびにアナウンスで説明が流れ、大歓声があがります。

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旗手たちによる、旗投げのパフォーマンス。
布の部分をキュキュっと手で絞りあげ、器用に上に放り投げてキャッチ!
成功するとまたもや大歓声です。

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ついに、古式サッカーの試合が始まりました。

古式サッカーとは、ローマ時代の軍人のスポーツ。
それぞれに色分けされたフィレンツェの四つの地区、サントスピリト=白、サンタクローチェ=青、サンタマリア・ノヴェッラ=赤、サンジョバンニ=緑、がトーナメント形式で戦います。
通常なら事前に予選が行われ、サンジョバンニの祝日に決勝戦となるはずなんですが、二年前にアクシデントが起きてけが人が出たせいで、今年はサントスピリト地区とサンタクローチェ地区のみの闘いとなりました。

選手たちも、もちろん中世の衣装を着ています。
でもこの古式サッカー、サッカーという言葉から連想されるスポーツとはだいぶ中身が違うんです・・・。

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見てください、この大乱闘っぷり。
古式サッカーは、妨害や乱闘など何でもアリの、サッカーというよりラグビーに近いスポーツ。
古代ローマの軍人たちが戦っていたというのもこれで頷けます。。。

とにかく、喧嘩をふっかけて相手を組み伏せた者の勝ち!?
ボールとはまったく関係がないところでも、いたる所で取っ組み合いをしています。

せっかくの中世の衣装も、砂と汗と血(?)で、グチャグチャのズタボロです。
観客も乱闘を楽しみにしているので、「よし、やっつけろ!」「引き倒せ!」と大興奮!!
私もすっかり楽しくなって、大声で声援を送りました。

今年は、サントスピリトチームの勝利で幕を閉じました。
最後にもう一度、全員が揃ってのパフォーマンスがあって、興奮状態のまま古式サッカーは終了しました。

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6月24日と言えば、日本の皆さんもワールドカップの日本対デンマーク戦で盛り上がったんではないでしょうか?
私も古式サッカーを観戦した後大急ぎで日本の友人たちと合流し、アイリッシュパブで試合を観戦しました。

いやぁ、今思いだしても素晴らしい試合でしたね!
勝利の喜びに浸りながらパブを出ると、サンジョバンニのお祭りのフィナーレを飾る、花火が夜空を彩っていました。

フィレンツェの人々にとって、毎年22時頃から始まるこの花火は、お祭りを締めくくる大事なもの。
私にとっては、日本の勝利を一緒に祝ってもらっているような気がして、更に嬉しい気持ちになれる花火でした。

サンジョバンニの花火を見たら、長く暑いイタリアの夏の始まりです。

一年に一度の大イベント、守護聖人の祭り

01 7月
2010年7月1日
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6月24日、毎年この日はフィレンツェで守護聖人のお祭りが開催されます。

イタリアの各都市には、それぞれ守護聖人と言われる聖人がいます。
フィレンツェは、サン・ジョバンニ・バッティスタ。
暦の上でサン・ジョバンニの日とされている6月24日はフィレンツェでは祝日になっていて、盛大なお祭りが開かれるのです。
(イタリアの祝日には、国全体の祝日と、各都市によって日付けの異なる祝日の二種類があるんですよ。)

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この日は、中世の衣装を着た人々による大規模なパレードが街中を練り歩きます。
友人が兵士の一人として参加するというので、様子を見に行ってきました。

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午後16時すぎ。
上の写真の大きな扉の中が、パレードをする人たちの事務所です。
特別に中を見せてもらうと、そこはフィレンツェの歴史の宝庫!!
過去にパレードの運営をしていた人たちの記録や、旗、写真などが壁一面に張られていました。

この日はワールドカップのイタリア戦も行われていたので、バーのテレビ画面を観に集まった人も一緒になって、大混雑!!

パレードはこの事務所がある、Palazzo di parte guelfa(グエルファの建物)前から出発して、街中を練り歩きます。

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リプブリカ広場に行列がやってきました。
こちらは中世の楽隊かな?
勢いよく音楽を奏でながら行進してきます。

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こちらは、「マドンナ」たち。
この行列の中で唯一の女性集団です。
「いいなぁ、私もこんな衣装着てみたい。」と漏らしたところ、「この役はフィレンツェ中の女性がやりたがるから、採用されるのは難関なんだよ。それに滅多に新しい募集が出ないんだ。」とのこと。
一度この役に抜擢されると、みんな止めたくないので、ずっと同じメンバーのまま何年も続いていくんだそう。
いつの日か次の募集が出た時には、応募してみようかな?

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こちらは、この後行われる古式サッカーの選手団です。
彼らには群衆の中から「頑張れよ!」と力強い応援の声がかかります。

行列はフィレンツェ旧市街をゆっくりと歩いた後、サンタ・クローチェ教会前の古式サッカーの会場で終点になります。
大興奮の古式サッカーの模様は、次のレポートで!

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