月別アーカイブ: 10月, 2010

ワイン好きの聖地、モンタルチーノ

17 10月
2010年10月17日
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天気予報を裏切って見事な秋晴れとなった週末。
以前ここでも紹介した温泉施設、テルメ・サンジョバンニに、今度は泊まりがけで行ってみようということになりました。

南トスカーナ、シエナという街の周辺には、天然の温泉施設が幾つもあります。
昼過ぎに車でフィレンツェを出発し、夜遅くまで温泉に浸かってのんびり。
次の日にはすっかりリフレッシュして、日頃の疲れも吹き飛んでいました。

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ホテルの前の景色はこんな感じ。
南トスカーナでは、クレタ・セネーゼと呼ばれる独特の景色が見られます。
よし、せっかくだから南トスカーナを散策してみよう!
というわけで、なだらかな丘から丘へ、幾つものブドウ畑を抜けてゆっくりと車を走らせているうちに、とある丘状都市に辿り着きました。

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モンタルチーノ、中世の面影を残す小さな街です。
徒歩でもすぐに歩ききってしまうほど小さな街ですが、イタリアワインを少しでも好きな方ならこの街の名前は聞いたことがあるハズ。
そう、世界的にも有名な赤ワイン「ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ」の生産地なのです。

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こちらは、街の中心にあるポポロ広場へと続く坂道です。
時刻はちょうど昼食時。
お腹を空かせた私たちは広場にある一軒のエノテカに飛び込みました。
グゥグゥ鳴り続けるお腹を抱えていても、まずとりあえず注文したのは、もちろん、地元の赤ワインです。

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プリモには、地元のブルネッロワインをたっぷりと使った、シンプルだけど贅沢なリゾットをチョイス。
チーズの香りがワインのコクとぴったり合っていて、とっても美味しい一皿でした。
この後更にこってりした肉料理を食べて、満腹&ほろ酔いになって店を出ました。

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腹ごなしに街を散歩します。
この日はたまたま小さな市が立っていて、手作りのアクセサリーやアンティーク品が路上で売られていました。

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爽やかな秋の天気と赤ワインって、何となく合いますね。
ワインの聖地であるモンタルチーノも、秋の散歩にぴったりの趣ある街でした。

ワインを楽しむもう一つの方法

15 10月
2010年10月15日
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モンタルチーノ散策を楽しんだ後、再び車に乗り込んでブドウ畑の中を進んでいきます。

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この辺りには本当に沢山のブドウ畑があります。
既に収穫が済んでいる畑もあれば、まだたわわな実がなったままのものも。
よく見てみると、ブドウが植わっている列の一番端には、必ずバラの木が一本植えられています。
これは、土に何か良くない変化があった時、バラが先に察知して枯れてくれるため。
ブドウへの被害を少しでも減らすために植えられている、昔からの古い知恵なんだそうです。

景色を楽しんでいると、「ワイン直売します」と書かれた看板を見つけました。

看板に惹かれてあぜ道をどんどん進んでいくと・・・ありました、家族経営の小さなワイン製造所です。

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こちらはモンタルチーノの近くでワイン製造を営んでいるナンネッティ夫妻。
ワインを買いたいんですけど・・・と伺ってみると、「ちょっとあなた!手伝ってよ!」なんて言いながら大忙しで働いている真っ最中でした。

「もう結婚して30年だからね、ずっと冗談ばかり言い合ってふざけてるのさ。だから俺たちが怒鳴り合ってるように見えても、冗談だって思ってくれよ。」とご主人。
怒鳴り合ってるだなんてとんでもない、いつも笑い合ってる仲良し夫婦です。

この写真で二人が触っているのは、ワインの絞りかすです。
この絞りかすはこの後、グラッパというアルコール度の高いお酒に使うために再利用されます。

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こちらが出来たワインの眠る醸造部屋。
ご主人は仕事の手を止めて、自分たちのワインの説明や美味しいワインの飲み方など、様々なことを教えてくれました。

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説明を聞いて、結局私が選んだのは2008年のモンタルチーノ・ロッソ(赤)を一本と、2005年のブルネッロ・ディ・モンタルチーノを一本。

こうやって生産者の顔を知って、話を聞いてから買ったワインは、自分にとってより価値が高いものになる気がします。
もちろん、ブルネッロは有名な高級ワインですから、それだけで価値は高いんですけどね。

何か特別な嬉しいことがあった時、開けたいワインになりました。
きっとこれを飲む時、南トスカーナのブドウ畑や丘のことを思い出すんでしょうね。

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帰り道、美しい夕暮れに遭遇しました。
この夕日を思い出しながらワインを飲む日が、今から楽しみです。

本場のBarでエスプレッソを味わおう

11 10月
2010年10月11日
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イタリアンBarに行ったことはありますか?
日本ではBarと言うとお酒を飲む場所を想像しがちですが、イタリアでBarと書いてあるお店は「バール」と読み、日本のバーよりはカフェテリアに近い性格を持っています。

どんなに小さな村でも、Barだけは絶対にある!
そう言われているくらい、イタリア人にとってBarは絶対に欠かすことのできない存在。

仕事の合間に、散歩の途中に、ふらっと立ち寄って濃くて甘いエスプレッソを飲んで行くというのが、イタリア流カフェの味わい方です。

イタリアではcaffe(カフェ)と言うと、コーヒーではなくエスプレッソのことを指します。
日本でよく飲まれているコーヒーが飲みたい場合は、「caffe Americano(カフェ・アメリカーノ)」と注文しなければなりません。

でも、イタリアに来たからには是非!本場のエスプレッソを味わってみてください。
小さなデミタスカップにたっぷり砂糖を入れるのが、イタリア流。
一度味わってみるとやみつきになる美味しさです。

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こちらはごく一般的なBarの店内。
コーヒー類だけでなく、お酒の用意ももちろんあります。
どんな注文にも応えられるよう、ありとあらゆる飲み物が揃っている、それがBarの特徴。
パニーノや菓子パンなどの軽食を用意しているお店も多く、朝ご飯や昼ご飯をBarで食べることも多いんですよ。

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これが、Barで食べるイタリア人のごく一般的な朝ご飯、カプチーノと甘いクロワッサンです。
イタリア人のほとんどは、朝食には甘い物を食べます。
日本流に白米に鮭・・・なんて朝食を見たら、きっと仰天されるでしょうね。

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ちなみに、家庭での朝食はエスプレッソにクッキー、冬場なら絞りたてのオレンジジュースなどが一般的なメニューです。
日本ではスーパーに行けば一年中オレンジが手に入りますが、季節商品にこだわるイタリアでは美味しいオレンジは冬にしか買うことができません。
これからの季節、だんだんと新鮮なオレンジが八百屋さんに並び始めます。
朝飲む一杯のフレッシュオレンジジュースは、冬場の大切なビタミン源です。

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日本のカフェテリアと大きく違うことの一つに、基本的にBarでの飲み食いは立ったままカウンターで、というのがあります。
一日に何回もBarへと足を運ぶこともあるイタリア人。
一回の滞在時間は驚くほど短いのです。
エスプレッソをくぃっと飲み干すと、さっと会計を済ませて立ち去っていきます。
そのため、多くの人はカウンターを利用し、椅子に座ることはありません。

椅子に座ると、席料を取るBarも多くあるので注意が必要です。
見極めるポイントは、席までウエイターさんが注文を聞きに来るなら席料あり、すべてセルフサービスなら席料なし、でしょうか。
時々例外もあるので、安く済ませたい時はお店の人に聞いた方が無難です。

この写真のBarはセルフサービスなので、注文した商品をカウンターから自分でテーブルへと運びます。
無料のテーブル席があるお店では、ゆっくりと新聞を読むおじいちゃんの姿が多いのも、イタリアの特徴かな?

イタリア人のソウル・ドリンクとも言えるエスプレッソ。
是非本場のBarで味わってみてください。

スーパー活用術

05 10月
2010年10月5日
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今回は久しぶりに、イタリアでの生活に根ざした現地情報をお届けします。

まずは、スーパーの使い方。
スーパーは現地の食べ物が安く手に入るだけでなく、旅のお土産を探すのにもとっても便利な場所。
団体旅行をしている時でも、ちょっとした空き時間に勇気を出してスーパー探検をしてみると、お土産の質がぐっと上がること間違いなしです。
地元の人の生活もかいま見ることができて、とっても面白いですよ。

日本とは使い方が違うことが幾つかあるので、ポイントだけ押さえておくと現地で買い物をする時にも安心です。

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こちらが、一般的なスーパーの野菜・果物売り場。
生鮮食料品は日本に持って帰ることはできないけれど、レストランでの食事に胃が疲れてしまった時には、少量の果物を買ってホテルの部屋で食べるのがオススメです。

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イタリアのスーパーでは、野菜や果物は基本的に量り売り。
自分で袋に詰めて計量して、レジに持って行かないといけません。

まずは上の写真のような台を見つけて、ビニール袋とビニール手袋をゲットしてください。

野菜を触る時には必ず手袋を着用するというのが、イタリアのスーパーのマナー。
手袋をつけて、ビニール袋に欲しい物を欲しい分だけ入れてください。

袋詰めする時に、値段の横に書いてある商品番号をチェックしておくと、後で計量が簡単です。

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商品を袋に入れたら、この電子秤を探しましょう。
商品を台に載せて、チェックしておいた番号のボタンを押します。
もし番号がわからなかった時には、ボタンに書いてある絵を見てみてください。
ほとんどのスーパーでは、オレンジの計量ならオレンジの絵が描いてあるボタンを押す、というようにわかりやすく表示されています。

ボタンを押すとバーコードと値段が印刷されたシールが出てきます。
そのシールを袋の上に貼って、計量終了。
後はレジでお金を払うだけです。

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野菜・果物コーナー以外は特に日本のスーパーと変わりません。
欲しい商品をかごに入れて、いざレジへ。

レジに着いたらかごの中身を自分で取り出して、ベルトコンベアーの上に並べていきます。
最近は日本のスーパーもレジ袋有料のお店が増えましたが、イタリアのレジ袋はすべて有料。
袋が欲しい場合は”Una busta,per favore”(ウナ・ブスタ・ペルファボーレ)と言って袋をもらいましょう。
もちろん、持参した袋に詰めてもOKですよ。

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そうそう、もし買う物が沢山あってカートを使いたいという場合には、ちょっと注意が必要です。
イタリアのカートには持ち手の所に1ユーロを入れるポケットがついていて、そこにお金を入れて押し込むと鎖が外れて持ち運べるという仕組みになっています。
この1ユーロは、後で返却すると戻ってきますのでご安心を。

これでスーパーで買い物したい時にもバッチリですね!
ちょっとした夜食が欲しい時に、お土産探しに、是非活用してみてください。

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