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スカウ村

25 3月
2007年3月25日

今日はクアラ・ルンプールから離れて、少しネイチャーな話を。

マレーシアはマレー半島の西マレーシアと、インドネシア、ブルネイ、マレーシアの
3カ国があるボルネオ島(インドネシアではカリマンタン島という)の東マレーシア
からなります。

TVでも紹介されているからボルネオ島の事は何度か聞いたことがあるかもしれ
ないですが、ボルネオ島は自然が豊で、ダイビングも有名だけれど、行くチャンス
があったら、行ってみてほしいのがスカウ村です。

このスカウ村はサバ州サンダカン(からゆきさんのお墓がある街)から陸路あるいは、
ボートでキナバタンガン川をのぼってゆきます。

何が面白いか・・・というと、野生の動物に会える村なのです。

サンダカンからはずっと油ヤシ農園が続いていて、このスカウ村近辺にも農園は
あるけれど、川沿いにはロッジやちょっと洒落たリゾートもあり、ジャングル・クルー
ズを楽しみます。

マングローブ・スネーク、サイチョウ(ホーンビル)などの珍しい鳥、天狗ざる、運が
よければオラン・ウータンにも遭遇できるのです。大体、朝早くか、夕方にクルーズに
でるのですが(動物の朝食時間、夕食時間)、動物に出会わなくてもジャング
ルの中の川をボートでいくだけで、ワクワク。

私が初めてこの地に行くことになったのは、NHKのドキュメンタリーの仕事で
2004年でした。計4度この村を訪れているが、上記の動物の他に、
3mくらいあるワニ、イノシシの川渡り、そして野生の象にも遭遇しました。

02_01 ボルネオ象
ボルネオ島にいる象はボルネオ象と呼ばれ、アジア象(インド象)よりも少し小型
で耳も少し小さい象なのです。。象のイメージというと『のんびり、おっとり』という
感じですが、これが意外とアグレッシブなんです。

このスカウ近辺にはオラン・ウータンの生態を調査している場所があり(有料で
入ることができます。)、そこではかなりの確立でオラン・ウータンに会えます。
このオラン・ウータンでさえ、象を怖がり、群れが近づいてくるとどこかへ行ってし
まうそうです。

こちらはボートに乗っているので、どの野生動物にもそんなに近寄れませんが
(一度陸で象に遭遇し、ビビリました・・・)、血気盛んなオスの小象などは
機嫌が悪いと川の直ぐ近くまで来て威嚇してきたりします。

02_02 ボルネオ象川岸
そして、最期に見たのは、夕方川辺に出てきていた群れでした。
30頭以上いたと思います。圧巻でした。この川辺で群れを発見し、近づくと
森のなかからどんどん出てきて・・・。いっしょにいたネイチャー・ガイドさんも興奮
状態でした。象は女系家族で、頭首はメス。オスは成人すると群れを離れ
ます。この象の殆どがメスということになります。

02_03 ボルネオ象 群れ

本当は野生動物というのは、広いジャングルの中で生活しているので、めったに
会えるものではないのです。このスカウ村で野生動物に会えるというのは、ツーリ
ストには感激的なことなんですが、一方でジャングルが開発によって狭くなって
いる、つまり動物達の住む場所がなくなってきている・・・という事を意味します。

エコ・ツーリズムというのは、貧しい村の人たちの生活を支える事、自然をこれ以上
壊さないようにと、そんな野生動物と人間の共存を考える新しいツーリズムでもあ
ります。このスカウ村近辺へ訪れたら、地球温暖化、ホテイアオイなどの外来植物
種などによる自然や生態への影響、そんなことを考えたりする事もできるでしょう。

KLなどの都会での楽しみ、高級リゾートでの癒し、マリン・スポーツ、そしてジャング
ルなど自然の偉大さに触れる体験。マレーシアって面白ですよ!

クアラ・ルンプール

20 3月
2007年3月20日

クアラというのは川なんだけれど、海に近い所を言うんだ。ルンプール、混ざるという
言葉から来ているらしい。二つの川の混ざったこの地点がクアラ・ルンプールの地名
の発祥地。

01_01 マスジット
ここクアラ・ルンプール発祥の地には、マスジット・ジャメというKLで一番古いモスク
がある。小さいけれど、かわいらしくて品があって、初めてマレーシアに来た時から
このモスクはずっと気に入っている。

以前は川もこんな風にセメントで補強されていなかったし、周りのビルもそんなに
うっとうしく感じなかったんだけれど・・・。こうやって見ると、ポツン・・・って感じがして
しまうね。大きくて、立派な国立モスクがそんなに遠くない所にあるんだけれど、
こちらはデザインがモダンで私はあまり好きじゃなんだ。

マレーシアの国教はイスラム教。金曜日のイスラムのお祈りの日には、イスラム教徒
はモスクへ行ってお祈りをする。このマスジット・ジャメにも沢山人が集まり、中に入れ
ない人はモスクの外にお祈り用のラグを敷いてメッカに向かって祈る。モスク内じゃな
くとも、コーランやお説教はスピーカーで流れてくるから、外の人も一緒にお祈りがで
きるのだ。金曜日の昼1時半ころこの辺りはすごい人だかりで、これまた見ごたえが
ある。

政府系の窓口は12時15分から2時45分までお休み。結局3時過ぎないと動か
なくて、4時半には終わってしまうので、金曜日はお役所関係に行くのを避けた方が
いい。普通の会社でもイスラム教徒の男性(女性もお祈りの日なんだけど、あんまり
行ってないみたい)は長い昼休みになる。

KLCC(ツインタワーの下のショッピングセンター)は、金曜の午後お祈りが終わった人
たちがぞろぞろと、その近くのモスクからオフィスへ帰るのに通過してゆく。初めてその行列
を見た人は、民族衣装の人も多いので「え?何?何?」と思うかもしれない。

マスジット・ジャメ、国立モスク、シャーラムのブルー・モスク(これも私は好き。)などは、
女性でもローブやトゥドン(スカーフ)を貸してもらい中に入ることが出来る。

イスラム教は偶像崇拝をしないので、教会(キリストやマリア像)、お寺(仏像)とはち
ょっと違う感じ。(像はなくても、昼寝している人なんかに出会ったりするかも。)

偶像崇拝をしない代わりに、コーランの言葉を書き写したり(写経というのかな)、
アラビア文字やそれをモチーフにした模様、幾何学模様が発達していった。それらは
とても素晴らしいアートだったりして、とても興味深いものに出会うことがある。
壁の透かし模様やタイルなど違う文化を感じられると思うよ。

01_02 旧官庁
マスジット・ジャメの直ぐ近くに同じようなレンガ色の建物がある。このスルタン・アブドゥル・
サマド・ビルは旧連邦事務局ビルの建物で、1897年に完成したムーア調レンガ造り
の建物。今は最高裁判所、織物博物館が入っている。(独立記念広場(ムルデカ・
スクウェア)の前。)

アーチ型の窓枠などとても可愛らしい建物で、夜にはライト・アップされ、ディズニー・
ランドのライト・アップを思い出させる感じ。KLの名所のひとつで、私の好きな建物の
ひとつ。

マスジット・ジャメの所を流れる川の左側は、イギリス領だった頃から、政府関係の建物
や邸宅などがあった高級地区でいわゆる旧官庁街。右側は庶民の街として中華系を
中心に栄えていた。(チャイナ・タウンもこの区域)このあたり一体がダウン・タウンにあたる。

ダウン・タウン。私が初めてマレーシアに来た頃は、ツインタワーやKLタワーなどもなく、
ブキット・ビンタンは活気があったけれど(ロット10がオープンした頃)、よく来たのは
この地区。銀行も多くてKLのウォール・ストリートなんて言っていたストリートもある。

今はちょっと活気がなくなってしまったけれど、それでも、今も古くからある理髪店、
生地屋さん、食堂、雑貨屋などなど、アジアの街という感じがして私は好き。

01_03 ダウンタウン
今でも、私にとってのクアラ・ルンプールはこの地区の事なのです。

マレーシアでホテルを楽しむ

09 3月
2007年3月9日

旅行へ行くと、買い物、観光、渡航費、と結構お金もかかるから、ホテルはソコソコでもいいか・・・と妥協しがちだけど、マレーシアはシンガポールやバンコクに比べて、ホテルが安い。1万8千円くらいから5つ星ホテルにも泊まれるし、Chilloutしてリッチな気分に浸れる。マレーシアへ旅行する楽しみの一つは「ホテルを楽しむ」、でもあるんじゃないかと思う。

02_01 traders ent+KLCC400

でも、タイに比べるとマレーシアのスタッフのサービス精神は落ちることは否めない。5つ星ホテルでもスタッフがモタモタしていたり、分からない事をその場しのぎで答えてしまったり、などホテルマン意識が薄い人たちも多い。そういったことで気持ちよくないこともあるのは確かだ。特に日本人は日本式のサービスに慣れているので、『何これ?』と思う事も多いかもしれない。

ホテル側からすると、「日本人の客はサービス・クオリティにうるさく、細かい。」と。KLIA(KL国際空港)のテナント担当の人もそう言っていたので日本人はサービスに対しての評価は全体に厳しいんだと思う。仕事や取材でホテルへ足を運ぶ事が多い私も『ホテル好き』だけれど辛口だと思う。

一方で、恥ずかしい日本人も多い。企業のトップの人はそうでもないが、中堅の人におおいのだけれど「金を払ってるんだから」とわがまま放題言ったり、自分の立場と上への機嫌取りの狭間にいるからなのかもしれないけれど、リッチなホテルに泊まるって「あんた何か勘違いしてる?」・・・という人をよく見かける。

例えば、ホテルは夕方、ベッドメイキングされているベッド・カバーを外し、いつでも眠れるようにセッティングしなおすのだけれど、それが「セットされてない」と文句を言った人がいた。そういうサービスだから・・・と言えばそうだが、ハウス・キーパーがやって来るのを待って、ただカバーを外してもらうだけのことを見届けるのは時間の無駄だし、怒る労力がもったいない。その方がよっぽど面倒くさい。はっきり言って、そんなこと目くじら立てて怒る事ではない。心の中で減点しておけばいいことではないか。

もう一つ例。ある長期のお客さんで1週間目だかに、「アメニティが追加されてない。」と、ホテルに文句。当然それはホテル側のミスになるけれど、そのお客さん実はミネラル・ウォーターからシャンプー、ソープ、全部持って帰るために毎日そっくりそのまま別の引き出しにキープしていたという。勿論ホテルはそんな事咎めたりしないけれど、帰りの飛行機の荷物の重量の方が心配だ。

毎日もらったっていいんだけど、サービスを受ける側も常識の範囲での行動を取れる紳士淑女でいてもらいたいと思うし、私もそういたいと思っている。文句を言う時は自分の方の話の筋が通っているか(順序だてて手紙を書けるような苦情か)、もう一度考え、そしてマレーシアでは、フロント・デスクにいる人の中でもマネージャー・クラスの人に話をした方がいい。

さて今日は、5つ星ホテルではなく、去年7月にオープンした4つ星ホテルを紹介しようと思う。

KLCC(ツインタワー)の向かい側にあり、オーナーはペトロナス社、マネージメントはシャングリラ系のトレーダーズ・ホテル。

5つ星ホテルのサービスやスタッフのクオリティと比べて4つ星のそれは少し落ちても仕方ない。このホテルは公園、ツインタワーがバッチリ見えるように建っていて、ショッピングセンターのKLCCにもバギーでのシャトルサービスがあり、(公園をプラプラ歩きながらでも10分という距離)便利。しかもまだNEW!

ツインタワーに隣接するマンダリン・オリエンタル(5つ星)はとても良いホテルだけれど、ツインタワーと近すぎて全景は見えないのだ。その点、トレーダーズ・ホテルはパーク・ビューは勿論、シティ・ビューも悪くない。眺めでいえばこちらに軍配があがる。

02_02 traders pool 400
プールのある33階はルーフトップSky Barになっていて、広くはないけれど、夜景はかなり期待できそうだ。(まだ夜は行ったことがないけど。)

02_03 traders front desk
エントランス、フロント・デスク(5階)、廊下、レストランなどは今流行のアーバン・テイストだけれど、部屋はスタンダードでも比較的ゆったりしていて、色はブラウンなどの落ち着いた感じ。(個人的に私はアーバンっぽいインテリアの部屋はあまり好きじゃない。)

02_04 traders suite living
写真はあるスイートのリビングルーム。スイートでも2.2万円くらいから泊まれる。(代理店なんかを通して予約したらもっと安いはず)。アメニティも割りと充実している。5つ星ホテルの部屋と比べても遜色は無いと思う。

02_05 traders st room
写真はスタンダード・ルーム(このホテルではデラックス・ルームと呼んでいる)。こちらも5つ星ホテルと比べて遜色はない。

02_06 traders st bath
スタンダード・ルームのバスルームはちょっと狭いが、シャワーブースがバスタブの横にあって、そのままバスタブに行けるのはいいと思う。(バスタブとシャワー・ブースが離れていると床が濡れるし、滑ることもあるからね。)

クラブ・フロアのファシリティ、ベネフィットはスタンダード・ルームの料金に約3500円追加すると使える。しかもインターネット使用料込み。それで、1.4万円くらいなら安い。コストパフォーマンスがいいホテルだと思う。日本人スタッフがフロントにいるのも心強いね。

KLタワー

03 3月
2007年3月3日

KLのランドマークと言えば、ツインタワー。下はショッピングセンター(KLCC)になっているけど、ビル自体はオフィスビルのため中には容易に入れない。ツインタワーを結ぶスカイブリッジは無料で入場できるけど、1日の入場者数・時間を規制していて、朝から無料の入場料を入手するために並ばなくてはならない。で、行ってみると・・・、どうって事はない。

KLタワーはツインタワーからさほど離れていない位置にある通信塔で、ツインタワーから歩くとちょっとあるけれど、夕方の渋滞の時間などは歩いた方が早い。

01_01 KLタワー
このKLタワーは世界で4番目に高い(421m)通信塔で、標高92mの丘の上に立っているのでツインタワーよりも高い。

01_02 KLタワー周り
タワーの下から見える周りの風景はこんな感じ。

勿論有料だけれど、塔の上は展望台になっている。日本語のオーディオ・ガイドもあり、KL市内真ん中に立っているだけあって、ぐるりと市内を見渡せるのはなかなかいい。

あまり朝早く行くと、夜明けが遅いし湿度の高いマレーシアでは空にモヤが掛かっている事が多い。11時以降に行くのがいいかと思う。インドネシアの煙害でヘイズの空になっていることもあるが、3月の今の季節は空気も比較的クリアーなので、いい風景が見られると思う。KLのサンセットはきれいなので私はその時間をお勧めしたい。(19時ごろかな。)

またこのKLタワーは回転展望レストランがあるので、そこでディナーにするのもいいかもしれない。確かビュッフェ・スタイルだったと思う。

KLタワーでは、タワー駆け上がり大会、スカイダイビング大会などのイベントもあり、日本のTVでもNEWSなどで紹介された事がある。

先日ちょっと用事があって、久しぶりに敷地内に入ったら、こんなアクティビティーもあった。

01_03 KLタワー、ロープ
そんなに高い所が出発地点でははないけど、割と長いケーブルなので、スリリングだと思うよ!

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