月別アーカイブ: 4月, 2007

KLのトイレ事情

20 4月
2007年4月20日

KLのトイレの話。ローカルレストランや大衆食堂などで、入りたくない・・・という
酷いトイレ出会ったりもする(これは地方でも一緒)。

公共の精神が成熟しているか・・・というと、まだまだなマレーシアでは「他人の物は
どうでもいい」と思っている人も多いんですよ。

そして、イスラム教徒は紙で拭かずに、お尻を水で洗うので、トイレがビショビショの
ところが多いんですよ。トイレに入ると近くに、水を溜めたバケツがあったり、ホース
のある蛇口があるのはその為。お尻には洗った方が健康的で衛生的だけれど、誰が使っ
たかわからないホースを使うのはどうなんだろう・・・と微妙な感じもします。

お尻を洗うので、洋式のトイレでも便座にしゃがみ利用している人が多く、便座がかな
り汚いところが多い。一応乗らないように・・・と注意書きなどがされていますが、よ
くなってきてはいる物の、まだまだです。

どのみち、しゃがむのは汚い感じがするので、中腰です。和式(アジア式)があれば、
私はそちらを利用しています。

そんなトイレ事情ですが、KLできれいなトイレを少し紹介。

一般にホテルのトイレなどは大丈夫ですが、ショッピングセンターではどうか。

02_01 KLCC nite

大きなショッピングセンターはちゃんとしていますね。有料のところも多いです。KL
CC(ツインタワーがあるショッピングセンター)は、G階、1階は確か有料で、しか
もRM3.00と聞いています。(大体20~30セントくらい。高くても50セント)私
はまだ入ったことがないけれど、「何か特別な事があるわけではない。」と間違えて入っ
てしまった友人が言っていました。

KLCCの他の階のトイレは無料だし、トイレットペーパーもあるし(ないところが多
いので注意してね)、まぁ、キレイです。飲食店も多いのですが、店内にトイレが無い場
合が殆どなので、共有のトイレを利用します。しかし、いつも混んでいるので、私はK
LCCでは館内の伊勢丹のトイレを利用しています。トイレ掃除担当の人が常駐(?)
していて、(ただサボっているようにしか見えませんが)直ぐに入れることが多いので、
ここへ来てしまいます。

ブキット・ビンタンの高級ショッピング・センター、スターヒル。ここのトイレはキレ
イです。もともと人がごった返している事は殆どないので、空いているし。地下のレス
トラン街のトイレは行くとかなりビックリします。

まず、ミントの香りが強く、目がシバシバするほどなのですが、ここはアミューズメント
・パークか?と思うような作り。茶色のレンガの壁で薄暗いのですが、大きな車輪のよ
うな物が真ん中にあり、常駐のハウス・キーパーが手を洗う時にその車輪を回します。
すると、お水がちょろちょろと出てくるシステム。小さなハンドタオルもあります。

チップ用のBOXがあり、それぞれの気持ちをおいていきます。(1リンギとくらいかな。
でも置かない人も多いです。)

このスターヒルのトイレは別の階のトイレもきれいで、安心して入れます。

ミッドバレーのメガモールでは、メトロ・ジャヤというデパートのG階のトイレがきれ
いです。人もあまりいない。

同じくジャスコもトイレにはとっても気を使ってきれいにするようにしていて、しょっ
ちゅう掃除をしていますが、利用者にイスラム系の人が多いでしょう、床が濡れている
事が多いですね。

共有エリアのトイレでは、なんと便座のない、屈んでする(女用立ちション・トイレ?)
細い便器のトイレがあります。これはかなりびっくりします。が、衛生面で考えると合
理的かも。-

G階のトイレで穴場なのが、MPH(本屋)とデリーフランスの間の奥へ行った所。数
は少ないけれど、キレイです。

ざっと、紹介した所は、トイレットペーパーもありますが、普通は有料、トレペ無し、あ
まりキレイじゃない、物を置く所もない・・・のでちょっと心の準備をしてください。
長いパンツをはいている人は裾をロールアップしてから入ったほうがいいな。あと、ソ
ールが薄いサンダルなんかも、ちょっと涙が出そうになることがあるかもしれません。

ホテルを出る前にトイレへ行く、などコントロールして、キレイそうなところに入るよ
うにするといいですよ。

あ、レストランもお洒落なレストランではトイレも気を使っているので、そんなに心配
なくても大丈夫かな。

ロティ・チャナイ

13 4月
2007年4月13日

マレーシアにはママッ・ストール(Mamak Stall)と呼ばれるローカル大衆食堂、屋台が
ある。インド系のモスリムのお店で、ミー・ゴレン(焼きソバ)、ナシ・ゴレン(焼飯)、
インスタント・ヌードル、ナシ・ラマ・・・とローカル料理と紅茶、コーヒーなどの飲
み物もある。ママッでは甘くて濃い、テー・タリッという紅茶を頼む人が多いですねぇ。

そして、このママッでみんながよく頼むのが、ロティ・チャナイ。これはインドにはな
いらしいよ。マレーシア、シンガポール(シンガポールではロティ・プラタという)に
しかないとか。

朝ごはん、昼ごはん、サパー(ディナーにする人はあまり見かけない)など軽食という
感じでみんながよく食べる、庶民のフード。なんていったって安いし。

小麦粉のドーをこんな↓風に薄く伸ばして、
01_01 ロティ 1

折りたたんで軟らかいパイのようにする。
01_02 ロティ 2

そして、カレー(そのお店によって色々なカレーがあります)をつけて食べるのです。
ロティ・チャナイをウリにしているお店では、ざら目の砂糖をかけたり、ガーリックや
チーズなど工夫していたりもします。

大抵支払は食べ終わったら払う、後払いシステム。

実は、このロティ・チャナイは愛知万博の時に飛ぶように売れたそうで、しかも他の飲
食店とのバランスがあるので、800円(2枚くらいなのかな、きっと)くらいで出てい
たそう。でも、安いと書きましたが、マレーシアでは、なんと80セントから1リンギ
ットくらいなんですよ(35円くらい)。出店した人はひと財産作ったようです。こちら
でもニュースになっていました。

01_03 ロティ 3

ババニョニャ料理

10 4月
2007年4月10日

マレーシアは日本での知名度が今ひとつ低い(悲しいけれどそれは事実)。しかし、誰も
が必ず聞いたことがある地名が『マラッカ』。学校で習うマラッカ海峡はマレー半島とイ
ンドネシアの間の海峡のこと。そしてにょろにょろっとなっている半島がマレー半島で
マラッカはその半島にある。

その昔マラッカは貿易で栄えた所で、中国、ヨーロッパ、アラブといろんな国の人がス
パイスや茶葉などの売買をしていた・・・。

マレーシアには歴史的建築物などがあまり残っていない。熱帯気候の灼熱の太陽、激し
い雨などにより建物の傷みが激しいせいもあるのかもしれないが、植民地時代が長かっ
たせいなのかもしれない。

02_01 オランダ広場500
そんなマレーシアだが、マラッカはオランダ植民地時代の建物なんかが残っている数少
ない歴史的な感じをさせる街。クアラ・ルンプールから車で約2時間の距離にある。

実は、私が興味のあるのはオランダ広場と呼ばれる歴史的建造物のある方でなく、チャ
イナ・タウンと呼ばれる方。

02_02 チャイナ・タウン
ここは道幅のあまりない所にプラナカン・ハウスという間口のあまり広くない長屋が並
んでいる。間口が狭いから・・・と思ったら奥行きは凄くあって、とっても広い。この
チャイナ・タウン側へ行くと、まるでタイム・トリップしたような感覚になる。これば
っかりは行った人にしか分からない。100年くらい前の街だと思うけれど、上流階級
の人が住んでいた区域であるその片鱗を感じる事が出来る。

勿論今でも人は住んでいるし、一部はみやげ物屋など色々できて、ちょっとお洒落っぽ
くなって来ていて、これもまた歩きながら色々物色するのも楽しい。

昔々、中国から一旗揚げようとやってきたビジネスマン(ババと呼ばれる)は、マラッ
カに落ち着き現地のお嫁さん(ニョニャと呼ばれる)をもらった。その間に生まれた子
孫もババ・ニョニャという。

自宅を博物館にして古きよき時代のババニョニャの生活を見せている『ババ・ニョニャ・
ヘリテイジ』もこのチャイナ・タウンにある。なかなか興味深いので、是非足を運んで
もらいたい。家具など本当に素晴らしいし、当時の習慣なども説明してくれる。

02_03 プラナカン 2
このババニョニャは中国スタイルの生活にマレーの習慣がミックされたとてもユニーク
な文化を持つ。この文化は中華系の人が多く住んだシンガポール、マラッカ、そしてペ
ナンに残る。そして、その料理もニョニャ料理といわれ、ローカルの味に中国の味がミ
ックスした正に『愛の子』。私はこの料理だけを食べにマラッカへ行っても構わないくらい、
大ファンなのだ。

02_04 プラナカン レストランx500
写真はチャイナ・タウンにある有名なニョニャ料理のお店プラナカン・ハウス。なんと
ランチしか開いておらず、今でも一家が住み、家族が運営している。正に『家庭料理』
を食べさせる店なのだ。分かるかな?奥で食べている人がいるのが。写真は入り口で撮
ったものなんだけれど、ダイニングは家の真ん中のちょっと手前。同じくらいの奥行き
があの後ろにまだ続く。(チャイナ・タウンのレストランには昼間しかやっていない所も
あるので注意してください。)

02_05 ニョニャ料理
料理は(手前の野菜から右へ)、カンコン・ブラチャン(空芯菜の海老チリペースト炒め)、
イカの天ぷら、チキンのチリ&ジンジャー、チャプ・チョイ(湯葉、キノコなどの炒め物。
精進料理)、真ん中は海老のココナツミルク・パイナップル・カレーといった感じ。
KLにもニョニャ料理をやっているお店はなくはないが、美味しいものを食べれる所は
少ない。

家庭料理なので、より中華寄り、マレー寄りとあるが、とにかくマレーシアに来たら食
して欲しい料理だ。

書きながら、本当に食べたくなってきてしまった・・・。

Restaurant Peranakan
Jalan Tan Cheng Lock, Malacca

イスラム美術館

02 4月
2007年4月2日

クアラ・ルンプールにある国立モスクのすぐ近くに建つ、現代建築の建物にドームがつ
いたちょっと変わった印象の建物。(下の写真ではドームは写っていないけど。)
01_01 イスラム美 外観

これは、98年にオープンしたイスラム美術館。私は美術館や博物館へ行くのがわりと
好きで、どこかへ行くと必ず足を運ぶのだけれど、ここがオープンするまでマレーシア
では何度も足を運んでみたいと思う博物館はなかった。これはマレーシアにある他の博
物館、美術館とは一線を引き、群を抜いて素晴らしいと思う。

ガイドブックにもあまり詳しくは書かれていなが、展示の仕方、温度、管理、イベント、
やっとワールドクラスの物が出来たという印象で、初めて行った時はかなり驚いた。

しかも、『イスラム美術館』というのは世界でもあまりないらしく、中東だけでなく中国
のイスラム・アートを鑑賞することもできる。

入場料は大人12リンギット、子供6リンギット。館内はエアコンの温度が低めなので、
上に羽織るものを持っていったほうがいいと思う。入り口でチケットを買い、一つ上の
階にあがると、美しい白いドームの内側に描かれた模様に圧倒される。

01_02 イスラム美外ドーム
美術館の建物にはイスラム建築を象徴する4つのドームがあり、外観で見えるドームは
青いタイルで模様が美しく描かれている。雨などで今はちょっと汚くなってしまったけ
れど、近々きれいにするらしい。内側(館内)は4つ違うデザイン・色で細かな模様が入
っている。先ほど書いた白いドームとはその一つ。

館内の展示スペースは、全体に空間がかなり贅沢に使われている。

世界の色々なところにある美しいモスクの模型やマレーシアのモスクの模型も見ごたえ
があるし、中東の人が使っていた鎧や宝飾の施された剣や鞘、勿論綺麗にデコレーショ
ンされたコーランも色々な種類がある。トラベル用の小さいものから1ページずつ豪華
な模様の入った重量感のあるものまで。勿論手描き。

イスラム教徒は中国にも意外といるのだけれど、これまたジャウィ(アラビア文字)の
書道掛け軸なんかもある。これはかなり驚く。掛け軸とアラビア文字、想像もした事が
なかった。

ミュージアム・カフェは、昼はアラカルトがなく、中東料理やローカル料理がビュッフ
ェに並ぶ。値段はRM25++(1000円くらい)。そんなに高くないので、内容も贅
沢は言えないが、不味くはない。

ミュージアム・ショップはオリジナルのものは結構リーズナブルだと思うが、他の輸入
物やアクセサリーなどは高めだと思う。しかし見ているだけでも楽しいので、入館料を
払わなくてもミュージアム・ショップには入れらしいので行ってみる価値はあるかも。

01_03 イスラム美ロゴ
壁にうっすら模様が入っているのが写真で分かるかな?これはアラビア文字を変形させ
てマレーシア・イスラム美術館と書いてあるんだそうだ(タイル1枚につきそう書いて
ある)。この模様(?)をあしらったグッズもある。

イスラムは偶像崇拝を禁止しているので、コーランのフレーズを描いたもの、美しいア
ラビア文字、イスラム特有の幾何学模様などが発展していったんだそうだ。私達日本人
には殆どなじみのない文化・美術だけれども、その美しさにすっと引き込まれていくのは、
なぜなんだろうか・・・。

館内は写真撮影が禁止されているので、色々な写真を紹介できないのは残念だけれど、
WEBサイト(http://www.iamm.org.my/gal_permanent.php)に少しコレクションが
出ているので覗いてみて欲しい。

クアラ・ルンプールに来たら是非足を運んでもらいたいお勧めの場所。

Copyright© 2017 マレーシア情報 All Rights Reserved.