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新パブリック・トイレ

20 7月
2007年7月20日

前に、今年はマレーシア建国50周年、観光年であることを書きました。その観光年に
導入されたいくつかの物の中に「パブリック・トイレ」がありますが、前回書いた時は
実物を見たことがまだありませんでした。

マレーシアの公共トイレはお世辞にもきれいとは言えません。イスラムの人はお尻を洗
うのでいつも床はビチョビチョだし、洋式トイレでも靴で上がって、しゃがんで使用し
たりする人が多いです。←はかなりのテクがいると私個人は思うのですが・・・。
ともかく女性はスクワット状態で使用するか、和式(アジア式)を使わないとなりません。

そして先月街を歩いていた時に、あちこちに新しいパブリック・トイレがあるのを発見。

ブキット・ビンタンのロット10の交差点の所です。どれがトイレか分かりますか?
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これは先日撮った昼間の写真です。
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実は今日このブログの記事を書くために、仕事終了後家に帰って、またブキット・ビン
タンに行きました。

この隣には交番もあるのですが、ドアがメイン・ストリート側にあるところが凄いです。
入ったり出たりが分かってちょっと恥ずかしいですよね・・・。でも、人通りの少ない
所に設置しては、犯罪なんかがあっても大変だし・・・。これじゃいくらなんでも悪い
事はできません。

さて、ドアの横にあるコインを入れるところに20セント硬貨を入れて、中に入ってみ
ました。中に入ると、エレベーターのようにドアの開閉ボタンがついています。鍵がな
いのでちょっと不安になりますが、使用中は外から開かないようです。

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こちらは車いすでも入れるよう広く、手すりもついています。右側の銀色の丸い物はト
イレット・ペーパー・ホールダーなのですが、紙はありませんでした。マレーシアのト
イレではトレペが無いところが殆どなので、必携です。

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手を洗う所は自動です。なかなかハイテクなトイレです。

そして、注意事項。
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「使用最大時間15分」と書いてあります。続きを読むと、「ブザーが鳴った1分後に
ドアが自動的に開きます。」とあります。

お腹の調子が悪い人は入らない方がいいかもしれません・・・。途中でドアが開いたら
外はメイン・ストリートです。ここは1日中車の通りも人通りも多い道です。大変です。

お腹の調子が悪い人は時間制限のない向かいのロット10(ショッピング・センター)
のトイレを使用しましょう(こちらも有料です)。

ここには設置しなくても良かったんじゃないか、と思うのは私だけでしょうか?それと
も交番のおまわりさんの為なのでしょうか?

ちなみに、私はこの写真を撮るためだけに入ったので、使用はしませんでした。
だって、これ凄く面白いと思ったので皆さんに紹介したかったのです。

屋台:チャークイテオ

15 7月
2007年7月15日

今回はマレーシアの人気屋台メニューの一つ、チャークイテオをご紹介。

このクイテオというのは米の粉で作った平麺のことで、カンボジアにもあるようです。
きし麺のような・・・とよく日本人は言いますが、小麦で作るきし麺とは歯ざわり、味
が全然違います。平麺だから『きし麺』に似ているというならば、『フェットチーネ』
と呼んでもよさそうですが、誰もそうは呼びません・・・。イタリア人はクイテオを紹
介する時に『フェットチーネに似ている』と言うんでしょうか・・・。
(きし麺とフェットチーネが似ているというのは少し許せます。)

マレーシアのどこへ行っても、シンガポールでもこの『チャー(炒)クイテオ』は食べ
れますが、ペナンのチャークイテオは有名です。

ペナンはマレーシアの食い倒れの街として有名で、福建出身の人が多いのも特徴で広東
出身の多いKLとはちょっと違う中華料理があります。このクイテオはペナン・スタイ
ルが有名なので、ペナンへ行ったら是非トライしてください。

先日ペナンへ行った時に、「ペナンで一番美味しいチャークイテオ屋はどこ?」と聞い
て、行ったのが行列のできる赤い帽子のおばちゃんの店。
場所は、コムターの方からJalan MacalisterのRed Stone Hotel(旧Agora Hotel)に向か
い、Red Stone Hotelの一つ手前のLorong Selamat を右に折れて少し歩いた所の道の左
側にあります。

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油ハネよけ、煙よけの大きな眼鏡に、この赤い帽子がトレードマーク。

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13時30分に行ったので混む時間だったこともあるけれど、待つこと30分以上。
(マレーシアのランチタイムは通常13:00-14:00)運悪く、私の前の人が持ち
帰りで15パックも注文したのが原因なのですが・・・。

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火は炭火を使っています。KLでも炭火焼きのチャークイテオはいくつかのお店がやって
いますが、やはり味が全然違うんですよね。火力を『強』に保つため、扇風機が下に置い
てあります(写真では切れているけれど)。その為におばさんのクッキングの姿勢はちょ
っと苦しい感じです・・・。

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チリ、ガーリック、ブラック・ソース、醤油、貝、チャイニーズ・チョリソ、海老、
もやし、ねぎ、クイテオ(麺)が混ざると、ご覧のようになります。
写真の右上の飲み物は『100PLUS』。微炭酸のアイソトニック飲料です。私、好
きなんです。

シンガポールのクイテオはちょっと甘い味がしますが、ペナンは醤油系ですね。

この赤帽子のおばさん、前日17時ごろに前を通り過ぎた時にも同じペースで作っていま
した。1日いったい何皿分作るのでしょうか。それに、重労働ですよね・・・。

さて、肝心のお味の方は、美味しかったですよ!ペナンへ行ったら是非。おばさんのクイ
テオは大きな海老が入っているので、少し高めといってもRM5.50(≒200円)。
屋台はこれじゃなくちゃね!がんばれ、おばちゃん!!

肉骨茶(バクテー)

10 7月
2007年7月10日

マレーシアの華僑の料理で外せないのが、肉骨茶(Bak Kut The)。
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元はクアラ・ルンプールから近いクラン港で、荷物運搬など肉体労働をする人達の朝食
として生まれた福建料理。福建料理といえど、中国本土にこの料理は無く、福建系の人
が始めた料理ということで、マレーシア、シンガポールでしか食べる事が出来ない。

内容は椎茸、エノキ、豚肉、豚の腸や胃などのモツを漢方薬のスープで煮込んだ土鍋料
理。ご飯(ご飯も白ご飯以外に、オイル・ライスと呼ばれる味付けご飯を出すお店もあ
る。)にはスープをかけ、醤油、刻みチリ・バリ(小さな唐辛子、写真の刻んでグリー
ンのヤツ)とガーリックのみじん切りを小皿に入れ、その辛い醤油を肉につけつつ頂く。
写真左の揚げパンみたいなのは、スープに浸して食べる。

中華系の人は肉や魚の骨をテーブルに直に置いたりするので、日本人にはちょっと抵抗
があったりするが、みんながやっているので、あまり気にしないでテーブルに置いても
いい。私はやはり未だに抵抗があるので別のお皿に入れたりしているけれど・・・。

肉骨茶だけを出す専門店が多いが、勿論店によって味も違う。私は濃いスープの肉骨茶
が好き。朝から肉料理??と思うが、朝から体力をつけて肉体労働に励まなくてはいけ
ない人たちには栄養満点の料理なのだ。そういう料理なので、高血圧の人はあまり食べ
過ぎない方がいいらしい。さすがに私も朝食で食べる事はないな・・・。昼か夜。

専門店では店頭に肉やキノコ、油揚げ、豆腐などそれぞれのパーツに分けて煮込んであ
るのでどれが欲しいか指を指して注文したり、ミックスと言って、何人分と注文すれば
OK。

基本は朝食なので老舗は昼間までの営業の所も多いのだけれど、夜にやっているお店も
あるし、今はKLブキット・ビンタンの屋台の並ぶジャラン・アローでも屋台が出てい
る。(屋台のはそれなりの味なんだけれど・・・)

KLでは、インビ通りの新峰肉骨茶が割りと評判がいい。チャイナ・タウンでは美味し
い店はないのでやめた方がいい。肉骨茶発祥の地、クランで有名なのは福建会館の肉骨
茶で、ここは昼間でしかやっていない。クランに続く、旧道のジャラン・クラン・ラマ
の生鮮市場よりKL寄りのところにも肉骨茶屋が並ぶ。

実はこの記事を書いているのはペナンなんだけれど(5月に出張して、また直ぐにペナ
ンに来るとは思わなかったのだけれど・・・)、今日、このペナンでも美味しいお店を
見つけた。

昼間ハイヤーした車の運転手さんお勧めのお店で、ジャラン・マカリスターにあるRed
Stone Hotel(赤石飯店。元Agora Hotel)の真向かいにあるお店。滅茶苦茶美味かっ
た!!写真はそのお店の肉骨茶。やっぱり地元の人は美味しい所を知っている。
この店は夕方6時半ごろからから夜まで営業。

日本人には馴染みやすい味で、連れて行った人で「私これ嫌い・・・」という人にまだ
会った事がないくらいなので、絶対お勧め。

スーパーには肉骨茶のスープに使う漢方セットも売っているので、気に入ったらお土産
に買って帰るのもよし、日本の自宅で料理するのもよし。これは本当にイケルヨ!!

バクテーの話でこんなに長く書けると思わなかった。それだけ私は肉骨茶好きというこ
とだろうか。そうだよな・・・暫く食べないと「食べたい・・・」と思ってしまうほど
だからなぁ・・・(笑)。

あっ、豚肉料理なのでイスラム教徒の人は食べません。イスラム教の人に聞いてもこの
料理の事、店の事は分からないのでアシカラズ・・・。

『マレーシアの金曜日に思う』

01 7月
2007年7月1日

マレーシアはマレー系、中国系、インド系を代表とした多民族国家。マレー系の人はイ
スラム教徒でマレーシアの国教はイスラム教。お隣のインドネシアにも沢山のイスラム
教徒がいるけれど、イスラム教が国教なわけではない。勿論、マレーシアでも個人の信
じる宗教の自由は認められているし、街には仏教寺、キリスト教会もある。

面白いのは、イスラム教が国教であっても、キリスト教のクリスマス、仏教のお釈迦様
の誕生日、ヒンズー教のディパバリなどは祝日になるところ。日本ではそんなこと無い
よね。

イスラム教は国教であることから、モスクの建築は政府の予算が下り、マレーシアには
地方を含めて美しいモスクがいくつもある。

そして、二つの川が合流するその間に出来た写真↓のモスクはクアラ・ルンプールで一
番古いモスク。とってもかわいらしいでしょ?私のお気に入りのモスク。
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この川が合流した地点がクアラ・ルンプール発祥の地でもあるんだ。周りに高いビルが
建ってしまい、何となくポツンと取り残された感じもあるけれど、地元の人にもこのモ
スクが好きという人は多い。

金曜日はイスラム教徒にとっては神聖な曜日。お昼のお祈りに男性はモスクに集まり集
団で祈りを捧げる。
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毎日朝から夜まで1日5回のお祈りをするイスラム教徒ですが(全部しない人もいるけ
れど・・・)、この金曜日のお昼のお祈り(1時25分くらい。時間は日の出、日の入
りの時間で多少変わる。)はモスクへ行くので、昼休みも長くなる。政府系だと12時45
分から14時45分までが昼休みになる。一般の企業ではモスリムの男性は通常の昼休みの
時間より遅くオフィスに戻っても勿論お咎めはない。
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モスク近くでは、車がダブル・パーキング、トリプル・パーキングになっていても駐車
禁止の切符を切られることもないのだ。(警察の人もお祈りをしている・・・というこ
ともあるのだろうか???)

当然、金曜日の昼はアチコチで渋滞が起こってしまう。なので、私を含めイスラム教徒
じゃない人は、金曜日はお祈りの時間を避けて移動したり、モスクのある道を避けたり、
あまり近くにはいかない。

今、とあるテレビ番組のロケハンをしていて、久しぶりに金曜日のモスクの様子を見る
機あった。

『これからお祈りが始まるよ~~』というアザーンがスピーカーから流れ、お祈りの声
を聞く。それは、私達日本人にとってここは異国であり、目の前のこの神聖な儀式は異
文化なんだな・・・と感じる瞬間だ。その美しい声に思わず引き込まれてしまう。

マレーシアに旅行に来て、モスクを見学に行く人もいると思うけれど、リゾートやショ
ッピングに行って人々がお祈りする所に全く会わないこともあると思う。けれどイスラ
ム教徒でなくとも神聖な気持ちになるこの金曜日のお祈りは立ち止まって見る価値があ
る。

内容は全く分からなくても、世界にはいろんな人がいるんだな・・・という事を実感す
ると思う。

マレーシアでは、それぞれの民族がそれぞれの宗教をリスペクトしていて、生活をして
いるとそれを色んな所で感じ、自分もそれを自然と受け入れられるようになってくる。

グローバル化というのは世界の人が欧米化することではなく、異文化を受け入れ、自分
のアイデンティティーや文化に誇りをもって対等化していくことなんだと考えると、マ
レーシアは他の民族に寛容でグローバル化が民衆レベルで着々と進んでいる国なんじゃ
ないかと思ったりする。

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