月別アーカイブ: 7月, 2010

ジョージタウン・フェスティバル、ただ今開催中!

15 7月
2010年7月15日

2008年7月7日にペナン島ジョージタウンが、
ユネスコの世界文化遺産に登録されてから、今年で早2年。

今年はペナン観光年ということもあり、7月1日から31日まで、
イベント盛りだくさんのジョージタウン・フェスティバルが開催されています。

MR_0702_0201:フェスティバル看板

ちなみに今年から、7月7日は世界遺産登録記念日ということで、
ペナン州の祝日になりました。
(マレーシアは日本と違い、州ごとの祝日もあります。)
ペナン州に住む私は、今年から祝日が一日増えて嬉しい限りです。

この1ヶ月にも及ぶジョージタウン・フェスティバルですが、
記念日である7月7日のステージイベントをメインに、舞台劇、展示会、
フードフェア、コンサート等、マレーシア人の他に海外からゲストをお招きして、
国際色豊かなイベントとなっています。

イタリアからはハンサムなバリトン歌手のパトリツィオ・ブアンネが
老舗のE&Oホテルでディナーショーをする予定で、
ペナンの女性たちの心を鷲掴みすること間違いなし。

また、日本からは数々の賞を取ったソプラノ歌手の蔵野蘭子さんが
オペラのストリートコンサートをする予定で、
驚くことに、無料で彼女のパフォーマンスを堪能することができるのです!
2日間に及ぶストリートコンサートなので、私もぜひ行こうと思っています。

その他には一般者も参加できる、ジョージタウン・トレジャーハントや、
以前の記事で紹介したブルーマンションで開催される映画上映会など、
ジョージタウンの名所ばかりで開催されるイベントが目白押しです。

7月中にペナンにお越しの方は、せっかくの機会ですのでご興味のある
イベントに参加されると良いでしょう。
また、来年もペナン観光年なので、きっと来年の7月も同じような催しがあると思います。
毎年7月はジョージタウンを楽しむのに最適な月となることでしょう。

詳しいイベントスケジュールはジョージタウン・フェスティバルのホームページでご確認ください。

http://www.georgetownfestival.com

シェイクオマールの墓

14 7月
2010年7月14日

今回は、私自身もつい最近知ったペナン島の名所をご紹介します。

ペナンヒル近くの、アイール・イタム(Air Itam)地区にある、
カンポン・マラユ(Kampung Melayu)というマレー人が多く住む地域にある、
シェイク・オマールの墓です。
イスラム式の墓としては、マレーシア国内でも最大といわれている墓でもあります。

MR_0702_0101:シェイクオマール1

MR_0702_0102:シェイクオマール2

シェイク・オマール・バシール・アルカリディは1800年代にイエメンから
ペナン島に渡ってきたイスラム教徒の移民でした。
シェイク・オマールはイスラム教の伝教師であり、宗教改革論者でもありました。

ジョージタウンのアチーン・ストリートのモスクの責任者として、
イスラムの教えをマレーシア人に伝えてきましたが、
そのカリスマが人を惹きつけ、イスラム教徒の間でリーダー的存在になり、
その当時、ペナンを統治していたイギリス政府にまで信頼される人物となりました。

争いごとが嫌いだったシェイク・オマールは、マレー人たちに争いには参加しないように諭し、
実際に1867年に起こったマレー人同士の暴動に参加したのは、
シェイク・オマールと関係のないマレー人が主だったと伝えられています。

その指導力は、当時のイギリス政府のリーダーであったフランシス・ライト提督からも厚く信頼され、
ライト提督の指示で、1860年にシェイク・オマールのために家を建ててしまったほど。
そのカンポン・マラユに建てられた家で、シェイク・オマールは静かに余生を過ごしました。
そして、1887年にその自宅で生涯を終えました。

その業績を称え、シェイク・オマールの息子であるシェイク・ザカリアが
インドから労働者を呼び寄せ、自宅横の土地に壮大なイスラム式の墓を建てたのです。
息子のシェイク・ザカリアは、父の死後跡を継ぎ、ペナンのイスラムリーダーとして
人々をまとめた人物でもあります。

MR_0702_0103:シェイクオマール3

白亜のイスラム建築のタワー内には、墓が2基あります。
一つはシェイク・オマールのもの、そして隣にあるのは息子であるシェイク・ザカリアの墓です。
今でも地域やモスクの人々に綺麗に管理されており、時折その子孫が墓参りにくるそうです。

ご興味のある方はぜひ訪れてみてください。

The Mausoleum of Sheikh Omar Basheer
Jalan Kampung Melayu,
Air Itam, Penang

ワールドカップ観戦

12 7月
2010年7月12日

今月から始まっているサッカーのワールドカップ。
今大会こそ日本が大健闘してくれるのか、ドキドキの展開になっていますね。
(注:日本VSデンマーク戦の前にこの記事を書いています)

サッカー発祥の地であるイギリスの植民地であったマレーシアではもちろん、
サッカーは国民的スポーツです。
ちなみに、サッカー(Soccer)はアメリカ英語で、
マレーシアではイギリス英語であるフットボール(Football)と呼ばれています。

衛星放送のスポーツパッケージでは、試合中のコマーシャルは無しで全試合を生放送しています。
しかも、大会開催期間中はワールドカップ専用チャンネルを増設するほどの熱の入れよう。
マレーシア人のフットボールに注ぐ情熱はとても熱いのです。

ですが、残念なことに、マレーシアは一度もワールドカップに出場したことがありません。
現在のマレーシアのFIFAランキングは146位。
今までも、1993年の75位が最高ランキングとなっている、
ワールドカップ出場にはまだまだ及ばない国なのですが、
このマレーシア人の、自分の国が出場していなくても大盛り上がりする
フットボール好きには呆れてしまうほどです。

そしてフットボール好きの男性に特に人気なのは、
パブや24時間営業のコーヒーショップなどでするパブリックビューイング。
イスラム教徒はお酒が飲めませんので、健全にコーヒーや紅茶などを飲みつつ
大勢でお店の大画面テレビを少年のように夢中になって観ています。

今回私が驚いたのは、24時間営業のファストフード店でも、
パブリックビューイングをしていることです。
夜中の試合も、バーガーを食べながらエアコンの効いているレストラン内で
きっと盛り上がっているのでしょう。

MR_0701_0201:WC1

MR_0701_0202:WC2

夜中まで盛り上がるため、次の日の職場では寝不足のためにあくびをしてばかりの男性が多く、
そしてその奥様方は、毎日旦那の帰りが遅いと職場で愚痴ったりするのが
マレーシアではワールドカップ期間中よく見られる光景です。

この調子でいくと、将来万が一マレーシアがワールドカップ出場になった際は、
本当に国中が1ヶ月間お祭り騒ぎになり兼ねないのでは…と懸念している私です。

イスラム博物館

09 7月
2010年7月9日

以前の記事でご紹介した、アルメニアン・ストリートにあるもう一つの観光名所、
ペナンイスラム博物館(Penang Islamic Museum)を今回はご紹介します。

 

MR_0701_0101:博物館1

小さな博物館ですが、一階と二階のスペースをうまく使い、
ペナンでのイスラム文化の歴史を紹介しています。

その他、ペナンのイスラム文化発展に深く関わってきた人物の紹介や、
イスラムのインテリアデザイン、装飾物などの展示があります。
ここでは中東のイスラム文化とは異なる、マレーシア、特にペナンでの
イスラム文化を知ることができ、興味深いものがあります。

そして驚くことに、この博物館の建物自体も長い長い歴史のある建物なのです。

MR_0701_0102:博物館2

博物館の建物は、サイード・アルアタス・マンションと呼ばれ、
建てられてから100年以上も経っている歴史あるお屋敷です。

インドネシアはアチェから渡ってきたサイード・モハマッド・アルアタスは
スパイスのビジネスを成功させ、マレーシアのロイヤルファミリーを
妻に迎えるほどの富と名声を得ました。

その後の1870年代に、アチェとオランダが戦った際、
サイードは自分が築いた財産から武器を買い、アチェ側をサポートしていました。
そして、このお屋敷はアチェ側のリーダーが密会し、作戦会議を行っていたと言われている場所なのです。

サイード亡き後は廃墟となり、ペナン州政府が所有しており、1930年代から1960年代までは、
インド人コミュニティーのリサイクルセンターとして使用されてきました。

1990年代に入り、再度廃墟となっていた建物を、道路建設計画のために取り壊すことになったのですが、
ペナン文化を守る団体が異議を政府に申し立て、取り壊し計画はなくなり、
寄付金や政府補助金によって修復が行われ、博物館として生まれ変わったのです。

歴史ある建物で学ぶイスラム文化、趣がありますよね。
訪れた際はぜひ建物にも注目してみてください。

ペナンイスラム博物館(Penang Islamic Museum)
No.128, Armenian Street, 10200, Penang, Malaysia
Tel:04-262-0172
開館時間:毎日午前9時~午後5時半
休館日:毎週火曜日
入館料:大人RM3.00(約85円)・子供RM1.00
ホームページ:www.penangislamicmuseum.net

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