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お土産に最適なピューター

24 8月
2010年8月24日

皆さん、錫(スズ)をご存知ですか?

ブリキ缶詰の原料になっていると言えば分かりやすいと思いますが、
一昔前のマレーシアは、スズ生産ではイギリスに続く世界2位の国でした。

スズメッキされた鉄板は錆び難く光沢があり美しく、また防食性があるため、
缶切りが発明されて以来、第二次世界大戦中の保存食の調達に使用される缶詰や、
食器等に加工する需要が世界中であがり、マレーシアのスズは世界中に輸出されました。

マレーシアのスズ採集の歴史は長く、紀元前500年頃から採られていたといわれ、
19世紀に入ってからは、世界の需要が急激に増加し、ヨーロッパ内で採れるスズでは
対応できなかったため、イギリスの植民地であったマレーシアが脚光を浴びたのです。

増える需要に対応するため、鉱山で働く労働者が必要になり、
中国南部の広東省や福建省から大勢の中国人労働者を受け入れたことが、
マレーシアに中国人が渡ってきた由来でもあります。
同じ頃、ゴム園の労働者として南部インドから渡ってきたインド人が加わり、
現在の3大民族が暮らすマレーシアの原型ができたというわけです。

マレーシア国内を飛行機で移動する際に、上空から見ているとジャングル内に突然
池が現れたりするのですが、それらは掘った大穴に水が溜まったスズ鉱山の跡地なのです。
首都クアラルンプール周辺にも、もちろんそういう池は数箇所も存在し、
スズ生産が活発に行われてきたことを物語っています。

1980年代にスズの相場が暴落し、その後マレーシアのスズ生産は衰退して行きました。
今ではスズをメインにしている会社も数社ほどに減り、今現在の最大のスズ生産国は
お隣インドネシアと中国の2国となっています。

そんなマレーシアには現在、質の良いスズ合金製品(ピューター)を提供している、
ロイヤル・セランゴールという世界に誇るブランドがあります。

MR_0802_0201:ロイヤルセランゴール

ピューターのフォトフレームやカトラリー、グラスウェア、テーブルウェアなど
お世話になった人へのギフトとしてマレーシア人にも愛されているブランドです。

その中でも日本人に人気があるのは、ビアマグです。
ピューターのビアマグを冷凍庫でキンキンに冷やして飲むビールは格別という方もいるくらいで、
そのまま冷たさが持続するので、最後まで冷えたビールが飲めるという製品です。
また女性には茶筒が人気で、自分用に購入していく人も沢山いらっしゃいます。

マレーシア国内では大きなショッピングセンター内に店舗がありますので、
そちらでお求めいただけます。
またクアラルンプール郊外にあるロイヤル・セランゴールの工場見学にも訪れることができるので、
美しい製品ができるまでの工程を見てみるのも楽しいかもしれません。

ロイヤル・セランゴール
http://www.royalselangor.co.jp(日本語サイト)
http://www.royalselangor.com(英語サイト)

頑張れ!マレーシア発イングリッシュバンド

20 8月
2010年8月20日

多民族国家のマレーシア。

地上波テレビでは同じテレビ局でも、マレー系、中華系、インド系のアナウンサーがいたりして、
それぞれマレー語、中国語、タミル語、英語のニュース番組などを担当しています。

私がマレーシアに来た20年前は、テレビのチャンネルはたったの2つ。
英語のニュースの後はマレー語の番組だったりと、時間によって言語が変わる番組編成でしたので、
初めて観た時はカルチャーショックを受けたものでした。

現在の地上波チャンネルは6チャンネルに増えましたが、多言語の番組編成は今も変わらず。
ボリウッド映画を放送した後は、中国のバラエティー番組が放送されていたりします。
地上波チャンネルのみの時代は、どの民族もそれらのチャンネルを見て育ってきたので、
民族は違えど、各民族の有名歌手や俳優が国中に知られていました。
「昨日のドラマ面白かったね」なんて話題も次の日の職場で交わされていたであろうと思います。

ところが、衛星放送が開始され、各言語の専門チャンネルができたとたんに、状況が変わっていきました。
例えば、マレー語チャンネルで誕生した超有名なタレントを、中華系やインド系の人は全く知らないのです。
ということは共通の話題が減り、各民族内でしか通じない話題ばかりになり、
マレーシアの芸能界にも壁ができてしまっている状態です。

テレビやラジオを中心に活動をしているミュージシャンも同様に、苦労しています。
もともとマレーシアのマーケットは小さいのにもかかわらず、
その小さいマーケット内の各民族をターゲットにするわけですから、
どんなに活発に活動をしても大きな反応は期待できないのです。

特に苦戦しているのが、英語をメインにしているミュージシャン。
マレーシアでも洋楽は人気がありますが、マレーシア人が歌う英語曲は
あまり受け入れられていない状況です。

前置きが長くなりましたが、そんな困難な状況にもかかわらず、マレーシアで長年頑張っている、
英語をメインにしているバンドに、ポップ・シュヴィット(Pop Shuvit)というミクスチャーバンドがいます。

彼らは、5人組のユニットで、DJ、ドラム、ベースがマレー系、ギターが中華系、ボーカルがインド系の
マレーシア人で構成されており、まさに多民族国家マレーシアを象徴しているバンドなのです。

MR_0802_0101:PSライブ1

MR_0802_0102:PSライブ2
先日ペナンにライブに来ていたポップ・シュヴィット。
悲しいかな、ライブフロアは満員にはなりませんでした。

マレーシア国内での活動は限りがあるのか、彼らは数年前から日本での活動にも力を入れています。
オリコン洋楽チャート10位以内にランクインした経験もあり、日本で多くのファンも獲得していて、
2年に1度は日本でライブを行っています。
今年中に日本先行発売でアルバムも出す予定だと本人達から聞きましたので、
これからますます注目されていくのではと思います。

自分達が日本から世界へとブレークすれば、マレーシアで活動しているイングリッシュミュージシャンたちも
世界中から注目されるきっかけになると、日々活動を続けています。

Pop Shuvit
http://www.myspace.com/popshuvit

フルーツ甘酢漬け

12 8月
2010年8月12日

ペナン島はマレーシア国民の間では、食の町として有名です。
美味しいローカル食を求め、ペナンは気軽に行ける国内旅行先として人気です。
そんな食のペナンらしい、マレーシア国民の間では定番のお土産品を今回はご紹介します。

ジョージタウン中心地のペナンストリートにある
チョウラスタ・マーケット(Chowrasta Market)の1階にお目当てのそれはあります。

MR_0801_0201:甘酢漬け1

カラフルな南国フルーツの甘酢漬けで、マレー語でJeruk(ジェロッ)といいます。
また、英語でPickled Fruits(ピックルドフルーツ)や、
Preserved Fruits(プリザーブドフルーツ)などとも呼ばれています。

シンプルにお酢とお砂糖(時にははちみつ)で漬けてあるフルーツなのですが、
そこは南国マレーシア、一年中収穫できる新鮮なトロピカルフルーツが使われています。

MR_0801_0202:甘酢漬け2

写真の手前にあるオレンジ色の果物はパパイヤ。その後ろにある黄色の果物はマンゴーです。
パパイヤの右隣にある白いものは、Salak(サラッ)と呼ばれるヤシ科サラカヤシ属の果実で、
「JerokといえばSalak」といわれるくらいの定番品です。
英語でSnake Fruitsとも呼ばれ、果皮が蛇皮のようにつやのある模様をしています。
甘酸っぱい風味があり少しくせがありますが、マレーシア人に好かれているフルーツです。

MR_0801_0203:甘酢漬け3

こちらの写真の緑と黄色のフルーツは、Kedondong(クドンドン)またはUmbra(アンブラ)
と呼ばれるフルーツで、果実が卵の形をしているため、和名をタマゴノキ(卵木)といいます。
酸味のあるウルシ科の果実で、熟していない酸っぱいマンゴーのような味で、
酸化防止があるためジュースにして美容健康のためにこちらの女性は良く飲んでいます。
甘酢漬けにすることで酸っぱさが抑えられて食べやすくなっています。

写真のように各種の甘酢漬けをミックスして袋詰めにもしてくれますので、
色々な味を楽しむことができるのが嬉しいですよね。
好きなフルーツ、またはミックスを何袋も買ってお土産にするのがマレーシア流です。

ダイビングスポット一部閉鎖

09 8月
2010年8月9日

MR_0801_0101:ビーチ

マレー半島の東海岸や東マレーシアの島々は、
世界中のダイバーを魅了するダイビングスポットが数多くあります。

サンゴ観賞や熱帯魚と触れ合えるということもあり、
各州に存在するダイビングスポットは常夏という気候も手伝い、一年中賑わっています。

ダイビングやシュノーケリング旅行もマレーシアの観光収入の多くを占めていますが、
多くの旅行者を受けているうちにサンゴの白化現象が問題になり始めました。
地球温暖化も原因のひとつとは言われている最中、マレーシア政府は10月末まで、
一部のダイビングスポットやマリンパークを閉鎖すると先週発表したのです。

今は東海岸並びに東マレーシアのベストシーズン。
マレーシア国内や海外から沢山の観光客が訪れるこの時期にあえて
環境保護のために一部閉鎖を決定した天然資源・環境省海洋公園局の判断には天晴れです。

情報までに、今年の10月31日まで閉鎖される場所は以下の通り。
各島では島全体ではなく島の一部のみが立ち入り禁止となっています。

パハン州ティオマン島周辺
バトゥ・マラン、レンギス島、ソヤ島、トゥモック島、チェベ島。

トレンガヌ州
レダン島、テンゴル島、プルフンティアン島。

ケダ州パヤ島周辺
パヤ島では閉鎖期間中に観光客を一日当たり200人に制限しています。

上記の一部閉鎖になった地域は、6月から7月半ばにサンゴ白化現象を調査した際、
白化が全体の50%~100%で起きている地域だそうです。
この重大な結果を受けて、海洋公園局は一部閉鎖とサンゴ白化現象の対策委員会を設立しました。

エコツーリズムに力を入れているマレーシアですが、
このような現実問題に更に力を入れて環境保護に努めてほしいと思います。
今後もこの素晴らしいマレーシアの自然を、世界中から来る観光客に体験してもらうために。

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