『マレーシアの怪しい精霊世界』

07 7月
2011年7月7日

日本でオレオレ詐欺が後をたたないように、ここでもボモ(霊拝師・祈祷師)による詐欺があとをたたない。 医者に見捨てられた病気になった場合、自分緒力ではどうすることもできない問題に巻き込まれたときに「神頼み」とはよくいったもの。こうした境遇に立たされた人につけこんでだます自称ボモが問題になっている。 でもここマレーシアでは苦境に立たされて、というより、「お金がほしい」続いて「美貌を得たい」「夫(または妻)の愛人から取り返す」と、どちらかというと人間の醜い欲望が強くなった場合にボモだのみをするようだ。

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これほど問題になっている、人がすぐだまされてしまうという背景には、まずマレーシアでは昔から精霊崇拝が高いこと、ボモのいうことをなんでも信じてしまう人が多いことだ。 かれらは人の心の中にうまく入り込んでいく心理戦にたけている、タバコや薬物を利用して神経を麻痺させてしまうやり方もあるらしい。 華人がマレー系ボモに引っかかった場合、言葉のバリアによってうやむやなうちにだまされるといったケースもあるようだ。ターゲットは主に女性。感情的になりやすい女性が一番だまされやすいというわけなんだろうか。 大金をだましとられたというほかにも、「美しさ」や「ある男性」を得たいという願望から、「あなたの中に眠っている美を外に引き出すには私と寝なければいけない」とか言われ簡単にレイプされてしまうケースはこれまた多い。一般人はもとより、ボモや占い師に頼る政治家も多いそうだ。

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ボルネオにいる少数民族などは、祭りで精霊に深い祈りをささげたり、生活用具である布や木彫りの中に表現したり精霊信仰に近いくらしを続けている。   ハントゥ ミニャックという8年に1回のガワイ・ハントゥというおばけ祭りは、8日間つづけられ、村の若者がおばけに扮すると霊が降りてきてくるという。この間に有名な首狩りが行われていたのだ。そして首狩りでもってきた首が、ピョンピョンと跳ね出すハントゥ パラというおばけもいる。   マレーシアのその他のお化けといえば・・・
ハントゥ ジン ・・・森の奥深くにいる巨人で、取り付かれると、アモック(狂心状態)になるという。解いてくれるのは、祈祷師、霊媒師だ。   ハントゥ ティンギ・・・ジャングルの中に住んでいて、たいがい人は音だけでその存在に気がつくという。見える時は3メートル以上のものが見えるという。ハントゥ ポットンパラ・・・高い山から村におりてきて、人に頭痛を与える。祈祷師にはその取り付かれた人の頭がなくなってみえるという。ハントゥ パンジャン・・・人間の形をしているが全身が毛に覆われ、長いという。ハントゥ カッカ・・・黒い鳥のおばけ。ハントゥ サナン・・・ワニのおばけで、川の中に住んでいる。ポンティアナ・・・様々な顔をもっていて、見る人によって違うという。
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一方で、精霊の国マレーシアには「トヨル」という小さな子供のお化けがいるといわれている。 日本の座敷童子のようなもので、トヨルはお財布から少額のお金を盗む。お財布の中身が全部なくなったら、それは泥棒の仕業だけど、一部のちょっとだけなくなったら、それはトヨルの仕業・・・。 地方ではトヨルをこのボモから買うこともできるらしく、買ってくるトヨルは瓶に入っているらしい。買った人の目的はもちろん泥棒だ。夜中にトヨルを放してお金を盗ませるんだって。
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