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 フリーダ カーロ生誕100年とディエゴ リベラ 死後50年の年

19 4月
2007年4月19日

今年2007年は、フリーダとディエゴの年という事だそうで、メキシコシティーではいろいろイベントが計画されているし、
なんか、フリーダ ディエゴ、ファンもどっと増えたという感じで、関係博物館美術館の観覧者も多くなった気がする。

フリーダは、映画にもなったりして、世界的に知名度もあがったし、彼女の情熱の人生は、人を魅惑するようだし、彼女の作品は、とみに最近価格が上がっているとか。

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地下鉄の駅や図書館、大学の博物館などでもフリーダとディエゴ関連展示が3月頃から始まった。
特に、フリーダ ファンに絶対見逃せないのが、6月から始まる国立芸術院でのフリーダ展。

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フリーダの作品は、そのほとんどが個人収集家の手にあるとの事だが、公共機関や個人収集のその作品を100以上集めるとの事。
フリーダの作品を実際に、これほど多く見られるチャンスは、今までも、今後も、そうないだろうと思われる。

それで、フリーダ ファンがいらしゃったら、是非、この機会にメキシコシティーへおいでください!

ディエゴの壁画は、メキシコのソカロ近辺だけでも、相当数見られる。興味のある人は、一日かけて見て歩いては?

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ついでに、アステカの遺跡博物館 テンプル マジョール博物館の隣のPalacio de Autonomia Universitariaの博物館に今、行方不明になってしまった中国に贈ったというディエゴの「戦争の悪夢、平和の夢」という作品の下絵が展示されている。
写真を撮ったのだが、フラッシュが使えないのと、絵が鉛筆の絵と言った感じで、ピンぼけ状態でお見せするほどのものでないのが残念です。

フリーダを大変可愛がった、彼女のお父さん ギジェルモ カーロは、ポリフィリオ大統領時代の政府お抱えの写真家だったが、今年のフリーダイベントという事もあってかどうか?は、知らないが、今、彼の写真展を、サン カルロス博物館でやっている。

また、現在国立芸術院で、フリーダとディエゴの建築に関しての展示会が行われている。フリーダの青い家、2人のアトリエの家、また、ディエゴのアトリエとなったアナワカリの建物などについての展示である。

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メキシコ銀行は、2009年に、今の500ペソのお札のサラゴッサ将軍に代えて、ディエゴとフリーダのお札を発行すると発表した。

キリストの受難の再現劇

15 4月
2007年4月15日

イスター、 メキシコでは、セマーナ サンタと言うが、これは、多くの人にとって、ゴールデン ウイークで、一年の中で重要なバケーションである。
だが、また一方、大変カトリック信者の多いメキシコでは、敬虔な信者が、キリストの受難を想い起こし、改めて、キリストを信仰する時でもある。

さて、メキシコシティーのイスタパラパ地区の星の丘という場所で毎年行われる(今年で164年目だそうだが)キリストの受難再現のイベントは、今年も140万の人が集まったと。

私も、この原稿のためにも、今年こそは行こうと思っていたが、(28年もメキシコに住みながら、一度も行ってない、いつも、みんなに行くな!大変だからと言われ続けて。)当日、お腹の調子を崩し、トイレの心配をするだけでも、大変だろうと思い、今年も断念した。

新聞によると、最前列の特等席は、4000ペソ(4万円)だったと。テレビでも、ほとんどの人は、人ごみの中で劇は見れずに、設置されたメガテレビを見るくらいだとの事で、大変な人出と。

この星の丘という場所で、このキリスト受難の再現のイベントが行われるようになったのは、それなりの理由があったのかもしれない。
この丘は、古い昔から、人々の信仰の場所であった。
最近の研究で、この丘に、ティオティオワカン時代(紀元前2,3世紀~紀元後7世紀)の月のピラミッドと同じくらいの大きさのティオティオワカン文化のピラミッドがあると。(未発掘)
また、アステカ帝国時代には、この場所で、世紀の祝い、新しい火の祭り事が、52年ごとに行われていた場所で、それは、全ての火が消され、そして、新しい世紀の訪れとともに、ここで新しい火がおこされ、その火種がすべての町の人々に与えられるという。

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まあ、イスタパラパのキリスト受難再現のイベントだけでなく、メキシコでは、それぞれの教会の地区、地区で、彼等のキリスト受難の様子を再現して、人々の信仰心を新たにする。
地区の道を、十字架を担ぐ人を中心に地区の人々がみんなで行列しながら、練り歩く、地区の、あちらこちらの場所で、キリストの受難に思いを馳せる神父の説教を聴き、また、行列がゆく。

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また、教会のミサも、この日は、特別に多くの人が参加して、キリストの受難を思い、キリストへの信仰を新たにする。

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*追記
このイスタパラパのイベントを、世界遺産に申請しようとの事。

先スペイン期時代からの伝統医学?!

12 4月
2007年4月12日

西洋文化とともに西洋医学も、入ってきたのであろうが、メキシコの先スペイン期時代の医学は、クランデロ(祈祷師)と言われる人によってなされた。
その祈祷師は、もちろん薬草の知識をもつ人で、人々の病気治療をやった。しかし同時に、病気の原因は、魔がつくと言う考えの元に体を清めるという儀式も行う人である。

メキシコシティーのソカロ広場に行くと、その祈祷師なる人が、香を焚き、体を清めるという商売をしている。
(人々は、もちろん、病気になったら、西洋医学である病院に行くであろうが、同時にまた、祈祷師に体を清めてもらうという行為も今なおする人々も結構、多いのである。)

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メキシコの先スペイン期時代の薬草の知識、所謂、漢方の知識は、今なお、人々の生活の中で、生きている。
市場などでも、必ずあるのが、薬草茶などのお店。その薬草茶の種類は、たくさんで、これは、何に効く、これは、何に効くと色々ある。
実際、多くの人が、そのお茶を、飲むという事で、病気治療のひとつにしている。

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田舎の先住民の間では、彼等も、また、カトリック信者であるが、特に、祖先伝来の宗教兼祈祷が普通に行われているようだ。
写真は、チャパス州のマヤ薬草博物館の祈祷の様子の展示

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また、そこでは色んな薬草の薬や、薬草茶も売っていた。

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私は、ちょっと持病の薬草茶を買ってみた。どうかな?効くかな?

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たぶん、昔ながらの伝統医学が、普通に生活の中で生かされているのだと思う。

2人のノグチ

05 4月
2007年4月5日

メキシコに関わった二人のノグチがいました。 それは、野口英世とイサム ノグチである。

野口英世は、よく知られた人で、昔、子供の頃読んだ英雄伝の本にもあったりでよく知られていると思う。 あっ!お札でもありましたね。知られている訳だ。

メキシコとの関わりは、1919年末から1920年にかけて半年ほど、メキシコのメリダのオーラン病院へ、黄熱病の研究にやってきた。 メリダは、世界遺産のウシュマルやチィチェン イツアー遺跡の玄関になるユカタン州の州都である。

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当時、熱帯の病気、黄熱病で苦しむ人を救ったという訳で、今でも、ドクトル ノグチは、メリダの人々に感謝され、その日本から贈られた銅像がオーラン病院の門の前に立っている。

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もう一人のノグチ。 イサム ノグチは、知る人ぞ知る彫刻家である。

イサム ノグチの立体壁画の作品がメキシコのダウン タウンのごちゃごちゃした市場の中にある。 だが、残念な事に、あまり知られていない。 私も新聞記事で知って、訪ねた。

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イサム ノグチの名は、最近の映画などですっかり世界に知られるようになった画家フリーダ カーロの恋人の一人として、言われたりするが。   イサム ノグチは、日本人を父に持つ日系アメリカ人である。

2人のノグチは、メキシコの地にその足跡を残している。 そして、2人とも、その人生は、波乱の人生であったろうが、また、歴史に残る業績を残した人である。

 

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