月別アーカイブ: 3月, 2008

皆既月食とメソアメリカ文化の天文学

28 3月
2008年3月28日

2月20日メキシコで皆既月食が見られた。
メキシコ国立大学や国立工科大学やその他、望遠鏡を持っている機関と協力して、100台以上の望遠鏡をソカロ広場に設置して、
何年に一度の皆既月食を、無料で見てください!と。
それで、またまた、長い行列が。。。。

私はもちろん長い行列は苦手ですから、望遠鏡なしに肉眼だけで。
満月で、(そう、月食は満月の時にしか有り得ないとか)その満月が少しずつ欠けてゆく様子は、なかなかですね。雲もかからずよく見られました。
残念ながら、写真はいまいちですが。

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望遠鏡だと、月の光がおちると、土星の輪まで見えたとか。。。。

関係機関の望遠鏡は、もちろん無料で見せてくれたんだけど、
中には、望遠鏡持ってる個人が、ソカロに来て、望遠鏡設置して、一人5~20ペソで有料で見せるという商売した人もあったとか。
あはは、さすが。。。。。抜かりないや。

自分の家の屋根の上で見てもいいんだけど、みんなでワイワイ、ソカロでお祭り気分だ。

ところで過去のメキシコ人は偉大な天文学者であった。

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写真説明 : チィチェン イツアー遺跡の天文台 この窓から天体の観測をした。
また、建物のいろんな線を延長すると、それぞれ太陽や月や金星などの動きの線と一致すると。

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写真説明 : ソチカルコ遺跡の洞窟天文台
洞窟に作られた煙突から太陽の光が直接差し込む日を数えて天文観測をした。

望遠鏡なしで肉眼で何百年いや二千年以上も日々、太陽、月、金星などの天体を観測し続け、天体の周期を測り、
それに基づき、正確な太陽暦を作り、またピラミッドをある日太陽の動きに合わせて作りったり、都全体も宇宙の動きとか何かの線に一致するように都作りをした。

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写真説明 :ティオティワカンの都の線は、月のピラミッドを頂点として、北南への死者の道が15度30分ほど東にずれている。
この軸のずれは何を意味しているのか?考古学者の説はいろいろあるらしいが。
左に見える太陽のピラミッドは、一年の中で、4月30日と8月12日にピラミッドの真後ろから太陽が昇り階段側に沈む。
8月12日はメソアメリカ文化において意味のある日であったのかもしれない。
この文化のカレンダーの紀元は今のカレンダーの紀元前3114年8月12日である。
ティオティワカンのミラミッドだけでなく、マヤのエズナー、ジビルチャルトゥンなどのピラミッドの神殿の真後ろからもこの日太陽が昇る。

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写真説明 :チィチェン イツアー遺跡のククルカン神殿は、春分秋分の日にヘビの胴体が、光と影の形で現れる。
階段や断層などの数は、カレンダーの日や月や世紀の数に合わせてある。

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写真説明 : ウシュマル遺跡の総監の館
この建物の中央の入り口の東に向かう線は明けの明星金星が現れるところ。

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写真説明 : チョルーラ遺跡の世界一の体積を持つと言われる大ピラミッドは今はただの山のように見えるが、
夏至の日に、太陽が、このピラミッドの真後ろから昇る。

それだけでなく、マヤ古文書などによると、古代メキシコ人は、未来に起こり得る日食月食も予測していたと。

彼らの使用してたい太陽暦は、今の暦と同等に正確であった事が分かっている。
今年は閏年であるが、古代メキシコの人々も太陽の観測をする事により、太陽の周期のずれを知り、彼らも暦の修正をしたと。

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写真説明 : ソチカルコ遺跡のケツアルコーアトル神殿のレリーフはカレンダーの修正を行った事を示す。

また、彼らはこの天体、宇宙の主なる太陽、太陽神が存続する事を願い、太陽神が生きながらえるために神に人間の心臓を、人間の命を捧げた。

だが、また、彼らは今光輝く太陽も滅亡する日があると考えた。
国立人類学博物館のアステカ室のど真ん中にある大きな石彫、アステカカレンダー、太陽のカレンダーと言われる彫刻に刻まれている。

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写真説明 : 中央の顔が第五番目の太陽 トナンティウ。

今光り輝く第5番目の太陽、トナンティウは動きの太陽であり、その太陽の時代は2012年12月21日(本によって、23日と書かれている。)
地震と飢餓により終焉すると考えたそうだ。

あー、2012年まであと数年じゃん!
ノストラダムスの予言は無事乗り越えた地球だけど。。。
アステカの世界滅亡の予言はいかに?

ところで、2012年のこの予言の日は、天体の太陽とか月とか地球とか星とかがが並ぶ特別の日だとか??

追記 :チィチェン イツアー、ウシュマルの写真は友人からお借りしました。いつも感謝!

モナルカ蝶は、メヒカーナ デル コラソン

22 3月
2008年3月22日

ですって!
なんじゃ、それ?って。
モナルカとは、スペイン語で帝王の意味ですが、これは、ミチュワカン州のサッカーチームの名前でもある、
そのチームの名前は何処から来ているかというと、日本語名はオオカバマダラとい橙色に黒と白の模様の入った蝶の名前なんです。
何故、蝶?と思うかもだが、この蝶、実は有名蝶なんです。
何故有名かと言うと、3000キロ以上も旅する蝶であります。

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バッハ カルフォニア半島の海に鯨が、北から太平洋を下って、冬の間やってきて、そこで、子供を生み育て、また北上してゆくと言うので、
前に、テレビ宣伝に「鯨は誇らしくメキシコ鯨だ!」ってのがあったんだよね。
メキシコの国で生まれた鯨はメキシコ鯨だ!という意味
この宣伝、日本などの捕鯨反対の宣伝だったようだけど?

まあ、それは兎も角、出生地主義のメキシコで生まれたものは皆メキシコ人なんです。
それで、鯨もメキシコで生まれたから誇りを持ってメキシコ鯨なんですよ。

ところが、このモナルカ蝶は、メキシコ生まれではない。
でも、カナダで生まれた蝶は、その親の親の親くらいがやって来たというメキシコへ、自分は来た事のないメキシコへ、
越冬するために長い長い3000キロ以上の旅をしてやってくる。
3000キロ以上の旅は、人間のように、飛行機で一飛びって訳にはもちろんいかないわけで、小さな体の羽で飛んでくる。
3ヶ月くらいかかって。

メキシコのメキシコ州とミチュワカン州の一部の標高3000mくらいのオヤメル(針葉樹)の木の生える森林へ、
必ず同じ場所に、昔々から、先祖代々、同じ場所へやってくるのです。
そんな蝶は、心からのメキシコ蝶だ!って。

8月の末頃、カナダや北部アメリカを出発し、メキシコの地にやって来た蝶は、
メキシコの山で11月くらいから3月の中旬くらいまで、寒い日は木に数珠なりになり、少しでもエネルギー消費を防ぐかのように動かず、
それは、100万匹くらいというのだから、すごい。

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わずかに温度が上がってくると、大地の水を飲むだけで、過ごすというもの。

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この間、もちろん卵は産まない。

冬を無事、命永らえた蝶は3月中旬頃、北に向かって旅立つ。
だが、この蝶は、自分の生まれた目的地には辿り着かない。
旅の途中の幼虫が食べられる餌のある地で卵を産み、そこで9~10ヶ月だった命を絶える。
その子が蛹から蝶になり、親の意思を次ぐように北に向かう。
その子も旅の途中で、そのまた子に親の意思を託して、卵を産み、たった1~2ヶ月の命を終える。
こうして、メキシコに向かった時は一世代で渡っていたのに、北に向かう時は数世代のリレーで渡ってゆくと言うのだ。

旅の目的地の北のカナダで生まれた蝶が、また、ヒイヒイ爺さん婆さんが旅した同じ旅をして、
3000キロ以上をひらひら飛んでヒイヒイ爺さん婆さんが辿り着いたメキシコの同じ地にやって来ると。

この小さな渡り蝶は、何によって、北アメリカ大陸を間違うことなく、目的地にやってくる能力を持っているのか?
小さな生物の不思議を思う。

メキシコ人の心を持ったモナルカ蝶よ!
もう、そろそろ、北へ向かう旅の準備をしているのか?

メキシコシティーでの交通機関の使い方

17 3月
2008年3月17日

外国旅行をする時、人それぞれ、旅行の仕方は違うと思う。
みんなそれぞれ、人が違うように旅行の楽しみ方もいろいろあって当然。
人それぞれ、自分の好きな自分に合った旅行をしたらいいと思う。

ただ、やはり、外国は日本と違うところも多い。まず、言葉の障害もあるかもしれない。
それで、少々臆病になるところもある。
そして、治安とか色々考えると、ついつい自由な個人旅行は、敬遠して、安心して行ける旅行を選ぶという事になる人もいると思う。
それはいい、安心安全旅行というのはとっても大切。

だが、そのツアー旅行でフリーディがあったりしても、公共交通機関を使う事はなかなかできないという人も多いようだ。

メキシコに長く滞在して人でさえ人によっては、地下鉄は危険だと言う人さえいる。
実際、メキシコは車社会で、そう言う人は何十年メキシコに住んでいても、地下鉄に乗った事がない人かもしれない。
だが、車の運転ができず、車もない庶民の私は、何処に行くにも地下鉄とバス、ぺセロという個人バスこれを利用している。

確かに私はメキシコに長いから、旅行者風でなく言葉もわかるから、メキシコ人化して、目立たない。
だから、大丈夫だと思われるだろう。それも確かにある。
だが、町を歩く時、交通機関に乗っている時、私だって私なりの防衛をしている。
何故って、スリは何処にだっている。強盗にだって会わないという保障は何処にもない。
何処へ旅行したって、それは同じだ。

でも、公共交通機関も使って動きたいと言う人のために、メキシコにおける交通機関の使い方をちょっと書いてみよう。
メキシコシティーを安く行動範囲を大きく動くにはなんと言っても地下鉄。
メキシコシティーを縦横に走り、何処まで行っても何度乗り換えても2ペソとは!!
これを利用しないほうはないと思う。

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気をつけなければならないのはまずスリ。
これは公共交通機関を利用するときでも町を歩く時でも常に気をつけなければならない事。
かばんには常に注意をして、前に抱えるように持つ。ズボンの後ろポケットなどに財布を入れない事。
また、財布は大きなお札を入れた財布と小額の小銭の財布を二つ持つのがいい。
沢山お札の入ったお財布を公共の大勢人のいる前で開かない事。狙われます。
スリは気をつけていれば防げます。
ボーとしていない事です。隙がなければ、狙われません。
これは旅行中、何処にいる時でもだが、絶対貴重品の入った荷物は体から離さない。これは絶対必要重要注意事項です。
たとえホテルでも、レストランでも。体から離れ、足元に置いた荷物でも盗まれます。忘れ物も絶対しない。

地下鉄のラッシュ時間はできたら避けた方がいい。あのぎゅうぎゅうの列車にメキシコ人に揉まれて乗車するのは、大変です。
メキシコは車の運転もだが、地下鉄の運転手も乱暴なのが多い。急ブレーキはしょちゅう。
いつでも急ブレーキをかけられてもいい体制を。
地下鉄でアナウンスはほとんどありません。自分の降りる駅を確認している事。
地下鉄の名前は絵でも表示されているから大変わかりやすい。

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さて。旅行者は、旅行者と一目瞭然にわかる。そんな点で狙われやすいという事はある。
カメラなど、町の中でも、ブラブラさせて持って歩かず、写真を撮る時だけかばんから出すようにする事。

あとバス、ぺセロという個人バス。

市バスは数が少ないが地下鉄と同じ2ペソ。停留所で待つ必要あり。前から乗って、お金料金箱に入れる、おつりはないから、きちんと小銭を用意して置くこと。
後ろから降りるのが一応の規則。前から降りる人も結構いるが。ベルがあるから、降りたい停留所に近づいたら押して降りる事を知らせる。

ぺセロは個人バスで、これは何処でも走っているから、そして、どんどん何台でも来るから便利と言えば便利なのだが、
兎に角運転が乱暴だから、気をつける事。
あまり乱暴だったら、数ペソで怪我をしては元も項もありせんから、さっさと降りて別のに乗るのがいい。
これの乗り方も前から乗って行き先を告げお金を運転手に払う。料金は距離によって、2.5ペソ3ペソ、3.5ペソ4ペソとなる。
停留所だけでなく、何処でも手を上げれば止まってくれるのが普通。降り方はバスと同じ。

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ぺセロやバスは行く先が、前に看板で出しているのでそれを確かめて乗る。場所が分からない時など、
乗るとき、自分はここで降りたいから教えてくれるように伝えておく。
ただし、すぐ忘れる人が多いから、時々まだかまだかと言って確認しているとよい。

あと、市交通機関としてインスルヘンテス通りを走るのはメトロバス。
これは、カードを買って金をカードにチャージしないといけない。カードを通して中にはいる。

タクシーはいっぱい走っているが、あまり流しのタクシーはお勧めではない。
特に夜は絶対乗らない事。
運もあるが、善良な運転手かどうか、そのタクシーが海賊タクシーかの判断は難しい。

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写真説明 :タクシーのナンバープレイト、これをチェックするのもひとつの方法。

安心なタクシーはホテルの観光タクシー、これは他のタクシーに比べて料金はちょっと高いが安心。
料金表がホテルの入り口などに貼ってある。確認をしてゆくとよい。
一応観光タクシーの名前ををつけているから英語も通じるはず?

あと、ラジオタクシー、スペイン語が分からないと呼べないが、数分で来てくれる。
電話番号は、56349912
夜などにレストランなどに行って帰りにタクシーを呼びたい時などレストランの人に頼んで呼んでもらうといい。

もしもし万が一、強盗に会ったら、金より命と思う事。
もし、ホテルに滞在であったら、ホテルのセフティーボックスを利用し必要のない大金はあまり持ち歩かない事。
私は、メキシコ在住30年になろうとしているが、幸い一度も強盗には出会った事はない。
だが、これも運と思う。
夜遅くは、やはり公共交通機関は使わないで、ラジオタクシーを使っています。

もしメキシコにいらっしゃたら、是非、楽しいいい旅をしてくださいね。

メキシコにも、おこしのお菓子がある!ただし、アマラントの。

14 3月
2008年3月14日

メキシコでアマラントのお菓子を見た時、これって日本のお菓子そっくりだ!
って思う人は私ばかりではないはず。

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日本のおこしは粟とか米とかでできていると思うが、
メキシコのそっくりおこしはアマラントを蜜で固めて作る。

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ではアマラントとは?
スペイン語辞書をひくと、ハゲイトウ、アマランサスとある。

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えっ!ハゲイトウの種を食べるの?って。そう、日本で知るハテイトウと同じ種類なのかは定かではない。
ネットで検索してみるとやっぱりメキシコのアマラントと同じようだ。
ネットによると原産は熱帯アジアとあるが、メキシコだって原産地であると言いたい。
紀元前7000年も昔から種を食料としていた事が分かっているのだから。

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写真説明 :アマラントの種を取る様子

アマラントの種を蜜で固めたお菓子、日本のおこしそっくりのお菓子の事をAlegriaと言う。
つまり、「喜び」のお菓子である。ベートーベンとはちょっと違うけど、そう何ともいい名ではないか?
先スペイン期の文化で、アマラントは不死のシンボルと考えられたと。
そして、ハゲイトウの花言葉もなんと、「不老不死」だと!あーなんと縁起のいい花言葉だ。

そう、不死のシンボルとはアマラントの栄養は抜群のところから来ているのかも。
特に、カルショウムとカロリーが多いと。

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私のように、そろそろ、骨が衰えてきたものには、薬なぞ飲むよりいいだろう。
私は、外出して、昼ごはんも食べる暇のない時は、道でお菓子などを売っている人から、アレグリアのお菓子を、ひとつ買って食べる。
それで、ついつい昼ごはんを食べずに過ごしてしまうという。
3~5ペソで昼飯ぬいて。。。。。。。。

毎年この時期、メキシコシティーの南の地区で、アマラント祭りがあるというので、行ってみた。

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メキシコシティーの南部は、大都会メキシコシティーで唯一農業をまたやっている地区でもある。

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写真説明 :これはアマラント祭りにあった写真を写したものであるが、アマラント畑の様子。

アマラントを使った食べ物は、アレグリアのお菓子だけだと思ったらとんでもない、さすが、9000年も食料にしているメキシコである。
アマラント水、アマラントアトレの飲み物、パン、ビスケット、パイ、ピザ、タマレス、コンフレクス風グラノラと、いろいろ使えるんじゃん。

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写真説明:アマラントで作られたアトレと言う飲み物。

アマラント祭りで、アマラントアトレを飲み、アマレントビスケットを食べ さらに、私も、今度は、アマラントでいろいろ作ってみようと、
アマラント沢山買い、またアレグリアのお菓子やらタマレスやらアマラント粉やら色々ついつい買い込んでしまった。

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