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カントナ遺跡

20 9月
2009年9月20日

ティオティワカンやチィチェン イツァーのように、人がわんさと行く遺跡の紹介もいいが、そういう観光地の情報はいっぱいあるから
あえて人がほとんど行かない遺跡の紹介もいいのではないか?と勝手に決めて、カントナ遺跡。

このカントナ遺跡は、実は、過去記事「メキシコシティからの一日の旅 アルチチカ湖」の小旅行の続編である。
つまり、アルチチカ湖とカントナ遺跡はメキシコシティから車をチャーターすれば一日で行ける私のお勧め新コースなのである。
誰も行かないけど。。。。。

アルチチカ湖を出て、めったに車も通らない何もない平原、作物も作られていない平原の(多分ここは雨季真っ盛りには車が通れないだろう)のわずかに通る車が作った道を走りぬけ、多分、道があるから村に着くだろう道を走り抜けると、小さな村に着いた。
その村が、カントナ遺跡に最も近い小さな村。
その村を抜けて、さらに数キロ。カントナ遺跡の標識をみて、そろそろだろうが。。。。と思いつつそれらしきがないので走り抜けると。
やっぱり通り過ごしていた。あとから走ってきたパトカーに聞くと、もっと後ろだよと、わざわざユーターンして先導してくれた。
パトカーも暇なのか?めったにない観光客?に親切。
遺跡の入り口に確かに看板あり、だが、あまりにもカントナ遺跡の文字が小さく、何かごちゃごちゃ書きすぎだよ。
カントナ遺跡だけの文字を大きく書いてよ!

さてさて、前置きが長くなったけれど、カントナ遺跡は、まだまだ、人があまり行かない遺跡であるが、その入場料から推察しても(遺跡はその重要度、見学物の多さによって料金に差がある。カントナ遺跡は5ランク中の3ランクの料金41ペソ、世界遺産のカラクムルや前の記事で取り上げたボナンパックなどと同料金)重要な遺跡であるのだ。

何で重要なのか?と言うと、
メキシコ先スペイン期の都として最大の人口を誇ったであろう都、住居遺跡であるのだ。
今はそのほとんどの住居があった場所は、広い広いシュロとユッカなどしか生えていない原野である。
その大地は多分昔の住居に使われた石の瓦礫がごろごろなのであろうが。
8000に及ぶ住居地区があったと。

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写真の説明:公開されているところはほんの一部であるが、ここを歩いてみてゆくと2時間ほどもかかる。発掘された部分のその向こうは原野。

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写真の説明:道は縦横に作られていた。

そのそれぞれの住居地区は、石の塀に囲まれ、また塀に囲まれたそれぞれの地区地区を結ぶ多くの道が整備され、またその地区ごとに神を祭る祭壇があり、また発見されているだけでもメソアメリカ最大の数の27の球技場を数える。

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写真の説明:27個あるという球技場のうち4個だけ公開されている。この都のあった場所全体が発掘されるとしたら、何個の球技場があったのだろう?

カントナ遺跡の繁栄期は、紀元500~950年。
メソアメリカ最大の力を持ったであろうティオティワカンの繁栄期から衰退期そしてティオティワカンの崩壊後も繁栄する都である。
世界遺産の遺跡ソチカルコなどと同時代に栄えた都でもある。

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写真の説明:アクロポリスのエリート地区には、いくつかのピラミッドがある。

その都の広さは1400haと。
その広さ、人口からの観点から、メソアメリカの都でカントナと比較できるのは、かのメソアメリカ最大の都ティオティワカンのみであろうと。

もちろん、現在発掘公開されている遺跡の部分は、昔の都のほんの一部である。
アクロポロスのピラミッドに登って、なにも遮るもののない360度の広い原野、ここに20万以上の人々の住居が広がった都があった事を想像すると、
1500年~1000年昔の日々の生活をする人々の声がこだまのように聞こえてくる気がした。

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写真の説明:周りは本当に広い広いシュロとユッカの原野

「夏草や兵どもが夢の跡」かあ?ユッカやシュロの木とかサボテンだけど。。。。

石の瓦礫がゴロゴロといった遺跡であるが、周りの風景もまたいい。

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写真の説明:遠くに火山が見える。

フリーダ カーロ

14 9月
2009年9月14日

知る人ぞ知るメキシコの女流画家フリーダ カーロ。
彼女の人気は2007年の生誕100年をピークに鰻上りに上昇したらしい。
最近は、日本から観光で来る人の中でも、フリーダの博物館へ行きたい、フリーダの絵を是非見たいという人も結構多くなった。

8月末まで、世田谷美術館で、「メキシコ20世紀絵画展」なる展覧会が開かれたそうだが、
フリーダの作品も一点「メダリオンをつけた自画像」が展示された。
それが、メキシコの20世紀の大巨匠の画家達の作品の中で、目玉作品のような感じであったような??

20世紀のメキシコの大巨匠ディエゴ リベラは、フリーダの夫であったのだが、彼自身がフリーダの才能を認め、フリーダの絵を認めていたらしい。
だが、フリーダ自身もフリーダの絵を認めていたディエゴも、今のフリーダの人気にはびっくりしている事だろう。

フリーダの絵をシュールリアリズムの絵と言うが、彼女自身が、「私の絵は私の現実を描いているのだ」と言うように、
フリーダの絵は自画像をはじめ、ほとんどが、自分を描くというもので、自分を凝視して、内からこみ上げてくる感情を絵という形で表しているのだろう。
それは、彼女の身体の苦痛、心、愛や恋への想いなどが籠められているのか。
フリーダの絵が好き、興味があるという人は、そんなフリーダの想いを絵に読み取るのだろう。

彼女の人生、生き方を描いた映画ができ、その生き方、人生に興味や関心を持った人も多く、そこで、フリーダを知り、フリーダの絵が好きになったという人も多いのかもしれない。

メキシコシティへくる機会があり、フリーダの絵を見たい人、フリーダの人生を垣間見てみたいと思う人は、
青い家のフリーダ博物館、ドローレス オルメド美術館、近代美術館へ行こう!

「青い家」という彼女が生まれ育ち人生のほとんどを過ごし、そしてそこで生涯を終えた家がフリーダ博物館になっているので訪れるといい。
彼女の作品の他に、メキシコの民族衣装が好きで絵の中にも描かれているが、彼女の衣装、彼女の身の回りの品々、一生離せなかったコルセット、日記、コレクションの教会への奉納絵、彼女のアトリエ、寝室。
寝室のベットの天井に張られた鏡、寝ながら鏡を見て自分を描いた。そのベットを見ていると、ふっとそこにフリーダがいる気がしてくる。

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写真の説明:フリーダの寝室から庭を眺めた写真。フリーダはベットからこの庭の眺めていたのだろう。

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写真の説明:「1929~1954 フリーダとディエゴがこの家に住んだ」と書かれている。フリーダは1907年に生まれ1954年に亡くなった。

ドローレス オルメド美術館、ここは、フリーダの作品とディエゴ レベラの作品が多く展示されている。
それと、この舘の所有者だったドローレス オルメドの収集品の世界の美術品のコレクションが見られる。
ドローレス オルメド美術館は、昔の荘園の一部で、その広い庭もいい。孔雀がゆったりと羽を広げてみせたり、メキシコ犬の毛のない犬がいたり。
このXoloitzcuintle犬については、過去記事で書いたが、フリーダもこの犬が好きだったのか、青い家で飼っていて、彼女の自画像の中にも現れるが。

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写真の説明:ドローレス オルメド美術館の庭の孔雀。羽を広げて歓迎してくれた。

そして、近代美術館は彼女の一番大きな作品「二人のフリーダ」が見られる。

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写真の説明:近代美術館所蔵 「二人のフリーダ」

近代美術館は、その名のように、近代のメキシコの画家の作品が沢山みられるので、メキシコ絵画に興味がある人は、是非訪ねるといい。
そう、メキシコの絵画に興味があっても、世田谷美術館の「メキシコ20世紀絵画展」を見損なってしまった人もメキシコに来てここを見学してください。

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写真の説明:近代美術館正面

フリーダ博物館もドローレス オルメド美術館も展示品の写真撮影は禁止されていて、庭のみ写真が撮れる。
近代美術館は、フラッシュなしで写真が撮れる。

やはり、フリーダ好きの人は、是非メキシコへ来たら、実物の絵を鑑賞してみてください。

最近のフリーダ人気で、作品が出張している事が時としてありますが。。。。。。

追記:
フリーダ博物館へは南部地区を回るツゥリブスが通るので、これを利用して、南部を観光するのもいい。

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写真の説明:ツゥリブスのフリーダ博物館前の停留所

ドローレス オルメド美術館へは、地下鉄2号線のタスケーニャ駅からさらにソチミルコ行きの電車に乗り換えてノリア駅下車5分。

近代美術館は、レフォルマ大通り沿い、チャプルテペック公園内でアクセスは簡単。

世界遺産の町 プエブラ

10 9月
2009年9月10日

メキシコシティから一日余裕の日があったら何処へ行くか?
メキシコシティから2時間で行ける世界遺産の町、コロニアル都市プエブラはいかが?

コロニアル都市とは、つまり植民地時代に作られた町である。
コロニアル都市は、銀ラッシュなどによる鉱山都市として当時栄えた町が多い。
または、もともと先住民の住んでいた町を破壊して、その同じ場所にスペイン人の町を作ったというものが多い。
エブラは鉱山都市でも、もともとの先住民の都であった場所でもない。
伝説によると、教会の司教さんが夢を見た、天から天使達が降りて来た場所、そこに町を作ったと。
まあ、それは作り事であるだろうが、昔はPuebla de los Angelesと言ったのだそうだ。
つまり「天使の町」という意味である。
そんな訳で、プエブラの町の中心地、ソカロや、プエブラのカテドラル教会は、天使だらけ。

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写真の説明:プエブラのソカロ広場。広場の天使の噴水

普通コロニアル都市と言うと、当時の支配者達スペイン人好みの都市を作った訳だから、スペイン風の洋風の町である。
そして、カトリックの布教という大名目がある訳だから、めったやたらと教会が多い。
まあ、メキシコの町は、何処も、教会を中心にして作ってあるのだが。

その世界遺産の価値ある旧市街の町並の古い建物は、もちろん洋風であるが、このプエブラの町は、植民地時代からタラベラという陶器の産地であるので、その教会や古い建物は、タラベラ焼きのタイルが貼り込められているのが、他とは違ったコロニアルの町、プエブラの特徴であると言える。

タラベラの陶器が好きな人やお土産を買いたい人は、タラベラの陶器の買い物をしたりもいいだろう。
エル・パリアン民芸品市場や町のあっちこっちの沢山のお店でタラベラ陶器を売っている。
タラベラの陶器の細かい絵付けなど一つ一つが手描きで、手の込んだものである。

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写真の説明:写真左側が民芸品市場 エル・パリアン

プエブラの町は見るべきものが結構あるが、まず欠かせないものはカテドラル教会とサント・ドミンゴ教会のロサリオ礼拝堂。

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写真の説明:プエブラのカテドラル教会 鐘楼の塔が、74m

プエブラのカテドラル教会は、メキシコの多くのカテドラルの中でも最も美しいと言われているし、その双塔の高さが一番高い事、主祭壇の彫刻がマヌエル・トサーという有名な彫刻家兼建築家の素晴らしいものとして知られている。その他オルガン、宗教画などなど見るべきものがいっぱい。

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写真の説明:カテドラル教会内部

サント・ドミンゴ教会のロサリオ礼拝堂は、あっ!と驚く黄金礼拝堂。
礼拝堂が総面、まばゆいばかりの黄金だ!
ロサリオ聖母の被る王冠が、またすごい!ありとあらゆる宝石がちりばめてある王冠。

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写真の説明:ロサリオ礼拝堂 結婚式をしていました。こんな礼拝堂で結婚式をする気分は?

黄金とも宝石とも縁がない私からみると、教会って金持ちだなあ!と変なところで感心したり。。。。。
見るはタダだから、お見逃しありませんように。ただし、教会は昼食タイムの午後1時~4時くらいに閉まりますのでご注意。

その他好みで色んな博物館を覗いて見たらいいだろう。
昔の修道院が博物館になっているものも多い。昔の修道女の生活が知れる。

考古学や芸術が好きな人は、アンパロ博物館は絶対お勧め。

プエブラの町にも、ツゥリブスが走っているから、これを利用してプエブラの町を一回りして見てもいいだろう。

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写真の説明:プエブラ市内を回るツゥリブス(観光バス)

そして昼ごはんは、かの有名なプエブラのモーレ料理はいかが?
甘辛のお味だが、食べつけると美味しい!んだ。
ただし、お腹の弱い人にはお勧めしません。美味しいんだけど。。。。

いまどき(9月の独立記念日の頃)だと、やはり有名な季節料理、チレス・エン・ノガーレスがお勧め。
メキシコの緑・白・赤のメキシコの旗の色。
大きな唐辛子(緑)の中に乾燥フルーツ、肉などがいっぱい詰め込まれ、上に胡桃入りクリーム(白)とさらにその上に赤い石榴の実(赤)がパラパラ。
これも、ちょっと甘辛だけど。美味しい!

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写真の説明:チレス・エン・ノガーレスの料理

プエブラ、世界遺産の町、見て、食べて、買って、充実の一日が過ごせるでしょう。

ツゥリブスで市内観光やティオティワカンのピラミッドへ

02 9月
2009年9月2日

ツゥリブスとはTURIBUSと書く。 ブスと、言われると、女の人はいい気持ちがしないかも?だが、スペイン語のブスの意味はバス。

自分で、自由にメキシコシティを観光しようとする時、さて、交通機関は何を使おうか? このツゥリブスがお勧め。

 

これは、観光バスで、市内観光で見たい場所が網羅されたルートを走る。 嬉しいのが、イヤホンで日本語の説明も聞かれる。 降りたいところの停留所で降りて、そこを見たら、次やってくるバスにまた乗って次の目的地に行けばいい。

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写真の説明:停留所の標識

バスは大体30~40分間隔で、次のバスが来るから実に便利。 一日乗りほうだいで、料金が、セントロ=レフォルマ ルートで平日だったら、100ペソ。週末や祭日で110ペソ。(2009年8月現在) 南部ルートが、平日125ペソ。週末料金145ペソ。 なんせ、安心して乗れるし、二階建てバスで、二階席の青空席に乗ると、高い位置から、メキシコシティの町の様子が、見えて、なんかそれだけで、メキシコを見た気分。

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ずーと同じバスに乗っていたら、一回りするのが、セントロルートで約3時間くらい。南部ルートが約3時間半。 それで、朝9時から夜8時まで。 一日券だけでなく、2日、3日券などもあり、それは、もっとお得だけど、まあ、2日も3日も乗る必要もないだろうけど。 ルートの何処の停留所から出発してもいいので、泊まっているホテルに近いところから出発。予約も必要なし、バスの中で切符を買う。

このセントロルートと南部ルートをそれぞれ一日乗って、興味のある観光ポイントの市内観光をすれば、もう、メキシコシティ観光は充分。 そして、もう一日は、ティオティワカン行きのツゥリブスでピラミッドへ。 料金は、550ペソ。(2009年8月現在) 市内の停留所は、アウディトリオ(9:00)、独立記念塔、ソカロ(9:45)。

ピラミッドへ行くのも、公共バスを使って行くのは、大変時間のロスも多いし、言葉の問題もあるだろう。 ツゥリブスは安心、ガイド付きでお勧め。

ツゥリブスの案内紙がホテルに置いてあるので、もらってルートなど確認してみよう。

セントロコース最近夜間コースも営業と。21:00~1:00。 メキシコシティの夜も楽しんでみる?

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