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汗と香水

29 6月
2010年6月29日

メキシコも結構暑い日が続いております。 メキシコシティは、暑さ寒さが程よくって、一般家庭でもオフィスでも冷暖房がありません。 太陽がサンサン当たる屋外は、暑くっても、室内や日陰にはいると暑くなく過ごしやすいのです。 ところが地下鉄はすごい!暑い!暑い! 列車に冷房がないのか?と言われそうだが、ないのだ! メキシコシティの常識というのは、今まで、室内は涼しいはずなのだ。冷房なんっていらないのが常識なのだ。

まあ、世界の温暖化にメキシコも遅れを取っていないようで、最近特に地下鉄内の気温はその乗客数に加算してか?上昇、上昇らしい。 扇風機ならぬ、空気循環装置なるものが回ってはいるが、地下鉄に乗ると、この乾燥したメキシコシティで汗がタラタラである。

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メキシコに住んで、今までハンカチの必要性をあまり感じなかった。 その理由1.汗をかかない。      2.トイレには何処でも紙手ふきがある。

だが、最近ハンカチを持ち歩くようにしている。汗がタラタラでる時があるのだ!

先日のニュースによると、もっとも乗降者の多い地下鉄駅の一つイダルゴ駅構内の気温が50度になったと。 で、最近この駅へ行ったら、構内に大型扇風機がいくつも取り付けてあり、それが湯気を上げてる感じ。 単なる扇風機だと、だいたい30度以上もの高温になったら、暑い空気をぐるぐる回していいるに過ぎない装置となるのだ。 そこで、この大型扇風機は、どのようになのか知らないが、水が噴射するようになっているらしい。それで湯気を上げているふうであったのだ。 近づいてみると、確かに涼しい。

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それにしても、冷房のない地下鉄駅で大型扇風機が湯気を立てるとは!

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写真の説明:暑い日、地下鉄駅構内で、水サービス

人が多くいる所は人の体臭というのも臭覚の鋭い人は特に気になるものだと思う。 一般的に日本人など黄色人種は体臭が強くないと言われている。 香水というのは、西洋人など体臭が強い人がその体臭を調和して嫌な臭いから人に快い香りを出す用途で使われるというものだったろう。 体臭の大元は汗か? 大衆の中で汗臭いはやっぱり臭いだ。

まあ、それは兎も角、昔人の私なんぞの世代では、香水なぞ、使うという習慣はなかった。 だが、今は日本の人も結構おしゃれで、またアロマテラピーでも香水使うようになったようだ。 快い香りは確かに快い。

メキシコの人はよく使う。 時には、狭いところで、ぷんぷん鼻につく香水に出っくわす事もあり、しかも、自分好みの匂いでなかったりすると止めて!と叫びたい気分になったりもあるが。 香水は快い微かな香りがよろしい。と思うが。

メキシコ人の人へのプレゼントへのナンバー1、ナンバー2くらいに香水のプレゼントも多い。 で、デパートにはもちろん香水コーナーがあるし、メキシコシティのセントロ ダウンタウンには、香水専門店がずらりと軒を並べている通りがある。 そこでは、自分好みの香水を探して、そして、自分好みの容器に入れてもらって、自分の香水を買うのである。

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香水好きな人、メキシコで香水買ってみる?シャネルだけが香水ではないし。

玄武岩の大岩の景観と先スペイン期の彫刻

20 6月
2010年6月20日

黒曜石の鉱山を訪ねた記事を書いたが、黒曜石は火山岩であるが、また玄武岩も火山岩である。

メキシコの大地は一般的になんとなく荒野の感が多いにあるが、その荒野なる理由はいったい何か?
石、岩の大地、雨が少ないなどの理由が考えられるか?

前回の記事のツバメの地下室の大穴、大洞窟は石灰岩大地の産物。
石灰岩は、海の産物らしい(?)

メキシコの大地は石灰岩や火山の産物の岩石から出来てるようだ。(私見)

火山の産物 玄武岩
その火山の成り行きによって、その玄武岩がきれいな角柱になっているというのがプリスマ・デル・バサルティコス(玄武岩のプリズム)
※前の記事 「山へのルートと魅惑の町その1」

メキシコシティ近郊にもう一つプリスマ・デル・バサルティコスがある。
前の記事で書いたイダルゴ州のものほど有名でなく、まったく観光の人がいないというのが、私にとって魅惑の地であったが。。。
なんせ、こちらは入場料というものも払う必要のない荒野の野っぱらというもの。
それはメキシコシティから北西、メキシコ州のアクルコの田舎町の郊外のラ・コンセプショーンの滝である。

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こちらの玄武岩の柱は、イダルゴ州のプリスマ・デル・バサルティコスほど角柱が揃っていないが、大きさがもっと大きく、その広さも広大である。
高さは30mほどで、雨季の雨の多い時期には素晴らしい滝をつくるようだ。私達の行ったのはまだ、水量の少ない時期だったが。
また垂直の岩は、ラペル愛好家の絶好の場所らしい。

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野ぱっらに流れる小さな水の流れに放牧の牛が水を飲みにやってきている。

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その小さな水の流れが、ずとーんと玄武岩の大地が裂けて落ちたその垂直の岩に滝となって落ちて行く。

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その裂けてできた玄武岩の谷をみると、野原の大地は大きな大きな玄武岩から出来ているのを想像できる。

そのラ・コンセプショーンの滝の最寄の田舎町、アクルコでは、この玄武岩を使って、一枚岩の彫刻を作るらしい。

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昔の先スペイン期の文化は石の文化であるとも言える。
石の造形、特に神や記念碑、彼らのイデオロジーを石に刻むという。
その材料として玄武岩が使われている。

国立人類学博物館の貴重な展示物の大一枚岩の彫刻は玄武岩のものがほとんどのようだ。

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トラロック像 雨の神、168tの一枚岩。(ティオティワカン文明)

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チャルチルティクエ女神像 大地の水の神(ティオティワカン文明)

アステカの太陽のカレンダー、25t。(アステカ文明)

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ティソック王の戦勝記念碑の円形彫刻(アステカ文明)

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コアトリクエ女神像 神々の母なる神 大地母神 生と死の神(アステカ文明)

コヨルシャウキ女神の円形石彫 月の神(アステカ文明 大神殿博物館蔵)
etc.etc.

そして、2006年にメキシコシティソカロ広場のアステカ大神殿遺跡博物館の前で発見され、今月間もなく公開されるというトゥラテクトリィ(Tlaltecuhtli)女神 大地の神の石彫。
この石彫の公開は楽しみだ。

それら大きな石彫の重さは、トラロックの168tは桁はずれの大きさ重さとしても、ほとんどの物が数十トンというもの。
トラロック像は未完成で、実際には当時の都ティオティワカンに運ばれていないが、運ぶつもりであっただろう事は当然予想される。
当時人力しか運搬方法がなかった時代、あの大きな一枚岩をどのように運んだものか?
数百人もの人がエンコラエンコラ掛け声かけて押して引っ張って、玄武岩の産地から遠路都まで運んだのか?

国立人類学博物館の前にあるトラロック像は、その像が発見された場所メキシコ州のクアトリンチャンから、博物館が作られた年(1964年)、大きなトラクターでやっとの思いをして運んだそうだが。
そして、その日、雨の神、雷の神トラロックが悲しんだのか?怒ったのか?乾季なのに、雨が降り雷が鳴ったそうだ。

ネバード・デ・トルカへのトレッキング

14 6月
2010年6月14日

メキシコシティは標高2230mくらい。富士山の5合目と言ったところ。その周辺の山々は3000~5000級の山。
2つの5000m級のメキシコ第2、第3の山ポポカテペトルとイスタシワトルの山も聳えている。

日本からの登山家もメキシコ第一の山ピコ・デ・オリサバや第3の山イスタシワトルを目指してやってくる。
第二のポポカテペトル山は噴火が活発なため、もう何年も前から、登山が禁止になっている。

登山家達が、メキシコにやってきて、まず足慣らし、高所慣らしに登る山が、メキシコ州にあるメキシコ第4番目に高い山、ネバード・デ・トルカ山(4558M)

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だが、頂上までは兎も角、この火山のカルデラ湖、太陽と月と名づけられた二つの、世界でももっとも高い場所にあるカルデラ湖までは車で登れるのだ。
英語ツアーもあって、そのツアーに参加した。
なんせ、4000M級の山へ簡単に行けちゃうツアーだ。高所で酸素不足になってぜいぜいする事もなく楽勝だ!と思った訳だ。

ところが、この日、そうは行かなかった。
この日はメキシコの祭日で、祭日や休日に、メキシコ人は家でのんびりなんてしないのだ。
みんな出かけるのだ!そこで、山だってラッシュになると言うので、車で登るのが、禁止になっていたのだ。
両側通行が不可能で危険と言う訳だ。平日だったら、車一台すれ違う事もないというのに。

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写真の説明:この日は山も大勢の人で賑わっていた。

ガイドの言うに、「いつもだったら、こんな事はないんだけど、歩いて登るしかない。」
そこで、思ってもいなかったトレッキングとなった。
登り道でなければ、結構歩くのは平気な私だが、参った!参った!なんせ、4000M級だ。ぜいぜい、ぜいぜい。心臓はパクパク。
ちょっと歩いては、立ち止まり、ちょっと歩いては立ち止まり。

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写真の説明:残雪で遊ぶ人たち

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写真の説明:途中まで、馬で登るというサービスもあったんだけど。

他の若い外国人観光客に申し訳ないので、後からゆっくり登るからと断って、遅れを取る。
残雪のある所まで登ったが、もう、いいやの気分。
ダンナが、もう少し上まで行って、帰ってくるよというので、私は高山に生えた枯れ草の上に座り込んで待つ事にした。
ところがである。
風がそよそよ、気持ちいい。それに兎に角疲れた。で、ちょっと横になったら、ウサギと亀のウサギじゃあないけど、寝てしまった。
たいして長く寝たつもりはない。
だが、その間に戻ってきたダンナは私を探したらしいけど、草の中に埋もれて見えなかったらしい。
それと呼んだらしいけど、すっかり寝てしまった私が答えるはずがない。
ダンナが携帯電話をかけたと、すると大分上へ行った娘が携帯に出た。そうなんだ。私のリック、娘が背負ってくれてたんだ。

こんな山の上で携帯が通じた。結構上に携帯用の受信塔があったのだ。メキシコの田舎へ行った時は通じなかったのに。

そんなこんなではぐれて、私は目が覚めてから、いつまでも戻ってこないダンナを呼べど待てども、ダンナは現われない。
1時間以上待っても現われない。下って来た人に尋ねたら、上の方結構危ない所があるよなんて言うし。。。。。
ついに私も未亡人か?という思ったり、いやこんな所で遭難するはずがないと思う気持ちでごちゃごちゃになりながら、兎に角下山の約束が4時半だからと山を下った。
そして、しばらく行くと、途中でダンナが座っているじゃあないか!

後で、娘とダンナに昼寝するなんて信じられない!と散々文句を言われた。
あー、それでも未亡人にならなくってよかった、よかった。

娘たちは、グループにやっぱり遅れて、道を間違えて、苦労したけど、湖まで行けなかったと。
湖まで登った他の人に、どうだった?綺麗だった?と聞いたら、
「もう、必死で登ったけど、景色を楽しむ余裕なんて何もなかったよう!」ですって。

あー、やっぱりこんな高い山へ登るには車がいいなあ。と堕落した私は思った。
今度はやっぱり車で登ろう!

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写真の説明:山の上まで登る人はぐーんと少数。

サン・ルイス・ポトシー州への旅 その2 ソタノ・デ・ラス・ゴロンドリーナス

04 6月
2010年6月4日

ツバメの巣は、我が家の軒先で、毎年渡り鳥のツバメがやってきて巣を作り雛を育てていた。ってあったよね。

ところがここは、ツバメのお宿は深さ512mの大穴 ツバメの地下室(Sótano de las golondrinas)。
うちのダンナが言いました。「エンパイア・ステート・ビルの高さより深いんだぜ!」

これは、大地にぽっかりと自然が空けた大穴である。
そこにツバメの一種であるvencejoやインコが巣を作って住んでいる。
その鳥達が朝には、一斉に飛び立ち、また夕方に巣に戻ってくる。
このツバメが儀式でもしているかのようにいくつもの集団になって、何回も穴を旋回して、そして穴から飛び立ってゆく。
その様子は、何千羽という鳥の群れも驚きだが、なかなかの光景である。

アキスモンの町から行ける大穴は2つある。
ソタノ・デ・ラス・ゴロンドリーナスの他にもう一つ。
深さはソタノ・デ・ラス・ゴロンドリーナスほどではないが、ここは主にインコが住む穴というものでその名もSótano de las guaguas。
グアグアって鳥の鳴き声からきてるんじゃあない?スペイン語でインコの事をguacamayoって言うんだけど。

滝を見た後、午後、そのguaguasの大穴を見に、同じタクシーで行く事になった。
村の子供が案内してくれた。彼らの大事な仕事なのだ。

密林の中の細道を登ったりして穴までゆくのだが、夜行バスでよく眠れていないから、結構これがシンドイ。

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写真の説明:この辺は結構な熱帯雨林の密林である。

インコが巣に戻ってくるのを待つ事、待つ事。

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写真の説明:ソタノ デ グアグアス 直径約60m 深さ 二段で202m+153m

タクシーの運ちゃん、インコの帰宅時間知らなかったと違うか?
今月から夏時間になって、1時間の時差を間違えたって?
そろそろ早帰りのインコ達が帰ってきたようだ。でも、人も結構いっぱいやってきた。

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待ちつかれた我々は、大挙してインコが帰ってくるか?まで待たずに、明日の早朝のツバメに期待して引き上げる事にした。

翌朝、6時出発。
広場で、その車を見るなり、うちのダンナ「大丈夫かいな?車選べないのか?」
順番らしいから、仕方ない。だが、うちのダンナの予想は見事当たって、我々は散々な目に合うのだが。

まだ暗い中、車はそれでも坂道を登ってゆく。
車の運ちゃん、他の話がないのか?自分の話。今の嫁さん、3度目で、娘がいるが、娘と同じ年とか。

まあ、途中までは順調だったが、友達が、寒いから窓を閉めて!っと言った。
前に座っていたうちのダンナが窓を閉めようとしても閉まらない。
そこで、運ちゃんが、窓を閉めるために車を止めた。
降りて窓を閉めてくれたが、さて、エンジンをかけようとしてもかからない。
ボンネットを開けて、あーだこーだ。

皮肉屋のダンナ、「嫁さん新しいのに変えるより、車新しいのに変えたほうがいいよな」
友達「これって、多分60年代の車だよ、きれいにしていたら、博物館だよ」

あー、それにしても、田舎だから、この車でも観光の仕事できるんだ。
これが、お客さん連れてる時だったら、どエライこちゃあ。

何回かはそれでもエンジンかかって、しばらく動いては、また止まって、また、「あーだこーだ、少し前にあそこの部品かえたのに!」
また少し行っては止まって、そしてついに運ちゃんも諦めて。

「あと6キロほどだ。この先に知り合いの家があるからそこで案内頼むから。」
「えー!ティオティワカンの死者の道、2往復すると同じじゃん、その上、登りだし。。。。。、それにツバメさっさと飛んで行っちゃうよ」
「まだまだ、飛んでいかない。大丈夫だ。」

6キロの道を歩くほどの時間の余裕があるのだったら、何故6時なんって時間指定するんだ!
車、故障するの見込んでの時間指定か?と言いたくもなちゃう!

ここまで、来たのに、ここで、見られなかったら、泣くにも無念だから、こうなりゃ歩くしかない。

途中で、知り合いとかの家に声をかけたら、そこのご主人は留守で、8歳の女の子が案内してくれると。
登り道をフーフー。ツバメよ!まだ出るなよ!と祈る気持ちで歩く。
女の子に「まだ?」
女の子「まだ!」

やっと看板のある入り口

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写真の説明:入り口に到着した時、ちょうど夜が明けた。

そこの人「大丈夫だよ。間に合うよ。今卵温めてる時期だから遅く出るよ」
そこから、まだ、今度は車の入らないジャングルの細道を1キロくらい下っていく。
女の子はその途中にあった知り合いの家の庭に履いていたビニールのサンダルをぬいて、放り投げ、裸足で岩場の道を先頭立って歩いてゆく。

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写真の説明:案内してくれた女の子。5人兄弟の4番目とか。

ふう!着いた!念願の大穴。
結構な人が穴の周りで、ツバメのお出かけを待っています。

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命綱をつけてくれて、穴の淵で見れるという商売をしている人もいた。
結構平気という娘もそのサービスしてもらったけど、すぐ怖くって、もう、いいわとやめた。
わたしなんか、もう、穴の淵のずーと後ろで底なんて覗けません。
ツバメさんたちは、上まで飛んでくるんだから、いいや。

しばらくして、ツバメのお出かけが始まった。
集団で、ぐるぐる穴を旋回して、だんだん上へ、そして、そのまま、空の彼方へ一斉に飛んで行く。

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それが何集団も繰り返される。
その間で、インコが時々ノタノタ飛んだりする。サーと飛ぶツバメに比べるとほんとにインコがのろまに見える。

何故か、規則でもあるのか?いつも、どの集団も回転する方向は同じ。
だが、私はよそ見していて見逃してしまったが、一度、鷹なにかにツバメが狙われて、とたんにツバメが急に一斉に逆回転しだしたと。
ツバメの各集団にリーダーがいて号令かけてるのかな?

今の時期は子育ての時期だから、出かけるツバメの数が少ないとの事。
もう一度、ツバメがみんな出かける時期に見に来ようかな?
次回はもっとましな車を頼んで。
それと、今回、いい写真が撮れなかった。次回はもっとましな写真も撮りたいなあ。

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