オークランド・シティの楽しみ方 - スカイ・タワーでディナー

05 5月
2011年5月5日
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オークランドはニュージーランドで一番大きな街です。観光の拠点としてオークランドに滞在する人は多いと思いますが、「限られた時間の中で、観光も食事も楽しみたい!」と考える人にお勧めなのがスカイ・タワーでの食事です。

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まずはスカイ・タワーの紹介をしましょう。スカイ・タワーは高さ328mと南半球一の高さを誇り、展望台からは街を一望できます。またシティのどこからでも目にすることができ、道に迷ったときの道しるべに、待ち合わせに、スカイ・タワーはシティのシンボルです。

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展望台だけの見学だけでも十分に楽しめると思いますが、食事をしながらゆっくりと街を眺めるとすごく贅沢な気分になれます。またスカイ・タワーのレストランは1周を約1時間かけてゆっくりと回転してるので、360度の景色を楽しむことができます。

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特にお勧めなのが夕暮れ時(ディナータイム)です。天気が良ければ素敵な夕焼けをゆっくりと眺めることができ、さらに夜景まで楽しめます。

スカイ・タワーには何店舗かレストランが入っていますが、リーズナブルでお勧めなのが「Orbit(オービット)」と言うお店です。食事はアラカルトのメニューとコース料理があります。例えばコース料理だと、NZ$60で前菜・メイン・デザート+コーヒー等がつきます(アルコール等のドリンクは別料金)。前菜・メイン・デザート共に数種類のメニューから選ぶことができます。スカイ・タワーの展望室への入場料だけでもNZ$25(地上220メートルのスカイ・デッキまで行きたい場合は、NZ$28)かかるので、場所と食事内容を考えるとリーズナブルだと思います。 なお、レストランの利用にあたっては、事前の予約が必要となりますのでご注意ください。予約はインターネットで行うことも可能です。

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メイン料理でお勧めしたいのが、ラム肉を使った料理です。ニュージーランドと言えばヒツジを思い浮かべる人が多いと思います。ただラム肉と聞くと独特の臭みから敬遠する人が多いですが、ニュージーランドのラム肉は生後12ヶ月未満で永久門歯の生えていない子羊のことを指します。そのため臭みがなく、柔らかくてとても美味しいので、ぜひ挑戦してもらいたいと思います。

また食事のあとは、展望台に行くこともできます。展望台とエレベーターの床の一部がガラス張りになっているところがあるので、高い場所が苦手でない方はガラスの上に立ってみてください。スリル満点ですよ。 もっとスリルを味わいたい場合は、スカイ・タワーの192mの高さからワイヤーに繋がれた状態で飛び降りて、地上に着陸すると言うスカイ・ジャンプと言うアトラクションがお勧めです。オークランドの思い出に挑戦してみてはいかがでしょうか。

※スカイ・タワーの入場料、レストランのコース内容・料金等については、2011年4月現在の情報で今後変更になる可能性があります

歴史と伝統そして文化:ワンツリーヒルとコーンウォールパーク

29 3月
2011年3月29日
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オークランドは、過去25万年の間に小火山群の爆発と隆起を通して出来上がった起伏に富んだ非常にユニークな地形となっています。 今回お伝えするワンツリーヒルとコーンウォールパークもそのユニークな地形を利用してできたオークランダー達の憩いの場です。 直訳すれば一本木の丘ということになるのでしょうが、それは英語名で、先住民マオリの人々の間では、マウンガキエキエと呼ばれており、「キエキエというつる植物の山」と言う意味だそうです。また別の解釈では、 トタラというニュージーランド特有の木がぽつんと立っているというようなニュアンスで、こちらのほうが英語の名前に近い感じがします。

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現在、その象徴的な木はなく、巷では、親しみをこめてノンツリーヒルなどと呼ばれています。丘の頂上は、その木に替わる石塔のメモリアルがこの公園を特徴付けるものにしています。実はここは、かつては個人の所有だった敷地一体をオークランド市民のために献納したサー ジョン・キャンベルが眠る地でもあるのです。 彼は、オークランド有数の大実業家あり、また街と自然を愛し、公共団体や事業の理事長や責任者を兼任し、実に一時は40もの組織に従事していたこともあると言われています。 彼の、先住民マオリに対する尊敬の念は、石碑の前に立つマオリの戦士に象徴されています。

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頂上からの眺めは、360度のパノラマと言っていいほど見晴らしがよく、オークランドのスカイスクレーパーも一望できます。

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ニュージーランドの典型的な牧歌的な風景が街のすぐ近くで体験できるのもこの公園の特色です。 厳密に言うと、ワンツリーヒルと言われる公園とそれに隣接したコーンウォールパークとでこの広大な一大レクリエーションエリアが成り立っています。

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日がまだ長い3月ぐらいまでは、毎週日曜日午後から野外コンサートが開催されており、あまりにも広いので、写真ではまばらな人しか撮影できませんでしたが、かなりの人が思い思いに場所を陣取り気軽なコンサートを楽しんでいました。 中には音楽に合わせて踊っている人もいました。

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とにかく野外が好きなニュージーランド人にとって、この公園も格好のウェディングパーティーの場所となります。 コロニアル風のオープンレストランは、そのパーティーの会場になったり、普段も多くの人で賑わっています。

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ヨーロッパ人が入植する以前のこの地は、先住民マオリの人々の格好の砦であり、5000人ぐらいの部族がそこに生活していたことがあったとか。 ニュージーランドは、移民の国の中で最も、先住民との関係が良好な国のひとつとして数えられますが、サー ジョン・キャンベルの奉仕の精神が伝統文化を重んじるマオリの人々の心に通じ、このワンツリーヒルおよびコーンウォールパークが、オークランドに住む多種多様な文化背景を持つ人々そして、ツーリストまで多くの人々を惹きつける公園として定着するにいたったのではないかと、筆者なりに解釈した次第です。 オークランドの観光には是非、足を伸ばして来て頂きたい場所です。

感性の先進性:マオリの人々のデザインセンス

13 3月
2011年3月13日
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ニュージーランドと聞くと真っ先にイメージするものは、オールブラックスとラグビーでしょうか。それとも、パノラマに展開する美しい大自然と羊の群れに代表される牧歌的な風景でしょうか。 ニュージーランド人にとっても、それらは大きな誇りです。 それにもまして、個人的には、先住民マオリの人々から継承された感性の高い視覚デザインに、目を向けさせられます。今回は、その感性の先進性に触れてみたいと思います。 ニュージーランドを代表する航空会社エアニュージーランドの尾翼を飾るロゴは、コルーと呼ばれる渦巻状のシダの新芽をかたどったデザインで、国民に広く親しまれています。

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コルーは、マオリの言葉で、新生、成長、力、平和を象徴しており、彫刻や刺青のデザインのなどの典型的モチーフとしてマオリアートの随所に見られます。 円のカタチは、永続性をイメージさせ、中のコイル状のカタチは、原点への回帰を表しています。

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マオリの人々のルーツは、ポリネシア系で、有力な説によれば、東南アジアから太平洋の島国に移住し、ニュージーランドへの移動は、西暦900年から1200年代と、名のごとくニュージーランドは人類の歴史上最も新しい新天地となりました。

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今でこそ、交通手段の発達とともに、この広大な太平洋地域も遅くとも一日単位で移動できるようになりましたが、当時、ポリネシアの人々がこの広大な太平洋地域に繰り出した特別な背景があったということは、想像に難しくありません。 そうでなければ、危険を冒して大冒険をする必要はなっかたはずです。 帆船というにはあまりにもシンプルなもので、帆をつけたいかだといったほうが的確な表現といえる乗り物を使って、彼らは新天地を求め続けていたわけです。 これは、私の勝手な所感ですが、オセアニアでラグビーが盛んで非常に剛健な選手たちが育つのも、そういった背景があるのではないかと思うのです。

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彼らの頼みの綱は、先祖に直結する自然を支配する神々でした。 生まれながらに、航海者として育った環境の中で、口頭伝承という手段に頼らざるを得なかった人々は、文字の変わりに、一目でわかる視覚的な文化を作り出したといえるのではないかと推測できます。 写真の首飾り装飾品は、グリーンストーンの天然石や骨などでできており、それぞれの部族の守護神、先祖をあらわし、それによって自部族と他部族の違いが一目でわかるようになっていました。

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新天地を開拓する進取の気勢はコルーが表す彼らの神々に連結した永続性と原点への回帰から育まれたものであることを、当時の人々の唯一の交通手段であるカヌーの先端のモチーフを見て取ることができます。

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ヨーロッパから新天地を求めてきた人々と先住民との関係で最も成功した例といわれるニュージーランド。彼らに共通するものは、自然に宿る精霊の原点、創造者への回帰という発想であり、それが、人種を超えて愛されるコルーのマークによく表されていると考えます。 そのような観点から、ニュージーランドを見つめると、また旅の楽しみが増えるのではないでしょうか。

オークランドバースデーはレガッタでお祝い

24 2月
2011年2月24日
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去る1月31日はオークランドバースデーで、オークランド市民は祝日となりました。 ワイテマタハーバーは、帆の街(シティーオブセイル)にふさわしく、大小さまざまなヨットやボートや船がくりだし、ハウラキガルフに面した公園は、旅行者や家族連れでにぎわいました。 ハイライトとなるレガッタレース171年という最古のスポーツの歴史を誇るそうです。 湾を滑走するヨットや帆船を楽しむには、オークランド市街を対岸に眺めることのできるハウラキガルフ側のデボンポートがお勧めです。

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デボンポート側のヨットクラブは、艶やかさはないものの、やはり歴史を感じさせてくれます。

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ハーバーブリッジを背景に滑走するヨットは実に絵になります。

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実際に海に繰り出すことができなかったのは、残念でしたが、スカイタワーを中心とする高層ビル群とヨットの浮かぶ海のコントラストは、オークランド数ある街の中でも、有数の住みたい市のひとつに数えられるのもうなずけるのではないでしょうか。

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170年前に逆戻りしたような歴史を感じさせてくれる帆船も湾を行ったり来たりしていました。

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写真には収められませんでしたが、オークランドバースデーセレブレーションは、その日だけではなく、週末の土曜日から当日の月曜日まで大小さまざまなイベントで目白押しでした。その中には、ドラゴンボートプレゼンテーションや、消化艇の放水プレゼンテーション、タグボートレースなどハーバーがひとつの広大なスタジアムと化していました。 アウトドア好きだけど、便利さには勝てないという人には、オークランドがたまらなく好きになることでしょう。

オークランドでイチゴ狩り

04 2月
2011年2月4日
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ニュージーランド一都会のオークランド市内から、わずか20分余り国道16号線を西に向かって車を走らせると、もう肥沃な農作地が広がります。そのあたり一帯はクメウと呼ばれ、ワイナリーのブドウ畑、苺農園などが点在するのどかな所です。今回は、そこでの苺狩りをご紹介します。こちらでの苺のシーズンは、一般的にクリスマスから、約1カ月です。この日は、天気は曇りがちでしたが、祝日で、地元のオークランダーで賑わっていました。外観は、日本の田舎のドライブインを彷彿させる何でもない入口で、苺狩りのサインは黒板に白いペンキで書かれたPYO(ピック・ユア・オウン)の看板のみなので、初めて来ると思わず通り過ぎてしまいそうです。

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早速、苺狩りの受付に行くと、素朴なキウィ(ニュージーランド人)のおばさんが、バケツを手渡してくれます。ちなみに、私たちの前の二人のご婦人たちは、すでに二人で4キロぐらいの苺をテイクアウトするところでした。日本で想像する苺狩りは、観光的なイメージがあり、通常入場料がかなり取られると思いますが、ここでは、入場料というよりも、持ち帰り分の1キロNZ5-8ドルを前払いし、1キロを超えた場合、実際の収穫に合わせて追加料金を払う仕組みになっています。もちろん、地元スーパーで苺を買うより断然お得です。

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家族連れが多く、皆思い思いに、ピック用のバケツを持って、苺畑を行ったり来たりしながら、苺狩りを楽しんでいます。採れたての苺をその場で食べるのがやはり、苺狩りの醍醐味です。

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地面に直接作られた畝(うね)に苺が見事に実っている姿は、日本人にとって、とても新鮮ではないでしょうか。

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支給されたバケツに一杯入れると4キロぐらいになるよと、お店のおばさんに言われていたので、なるべく一人1キロに収まるようにとおそるおそる持っていき、秤ではかってもらうと、まだ持ってこれるよ言われ、もう一度引き返したりもしました。楽しく苺狩りを楽しんだ後は、やはり、ここにストロベリーガーデン内のアイスクリームショップで苺アイスで一息入れるのがお決まりのパターンです。

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オークランドは、都市の便利さと自然の豊かさが程良く共存している恵まれた土地柄と言えます。旅行パンフレットお決まりの観光名所だけでなく、地元の人々にとって素朴なアトラクションであっても、旅人にとっては意外な魅力を提供してくれるところ、それがオークランドだと思います。

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